2010年12月31日金曜日

かくも無数の悲鳴

河出文庫「NOVA 2---書き下ろし日本SFコレクション」に神林長平の新作短編が載っているので購入したぞ。



乾杯、北方。



アンソロジー第二弾のメンバーは、東浩紀、恩田陸、神林長平、倉田タカシ、小路幸也、新城カズマ、曽根圭介、田辺青蛙、津原泰水、西崎憲、法月綸太郎、宮部みゆき、の十二名。
とりあえず神林さんの「かくも無数の悲鳴」だけ読み終わり。
いやー今年末は神林新作でシメとなりましたな。
「場末の星の酒場にて、人類の希望はおれに託された。日本SF界の巨匠が世界の扉を開く」とキャッチコピーがつけられています。
拳銃片手に追っ手から逃げ続ける名も無き男が主人公。
追いかけられている組織名に広域宇宙警察や無限追跡刑事機構とかあってニヤリング。お馴染みの通訳ガジェット:リンガフランカーも記述がある。神林ファンとしては嬉しいところ。
あ、猫っぽい奴も出ます。

話自体はいつもの神林節なのだが、次のステージを予感させるような仕上がりとなっている。
ほとんど抽象論になっているのでこういう感じのSFがダメな人には面白くないかもだが、自分はなかなかに楽しめたというか短いしすでに2、3回読み返した。
主人公は匋冥と似たようなアイデンティティを持ち、審判役の男はおそらく作者:神林自身をモデルにしているのではあるまいかと思われる。
最近もまだまだ頻出している多世界解釈SFに対する爽快なる反撃の一手にもなりうる短編かもしれんですね。
もう大御所なのに常にSFの最前線で考え闘っている感があってまだまだ頼もしい限り。
当然「フムン」健在ですよ!

年末大晦日に良い作品を読めました、うまい酒が飲めそうです。
それでは皆様、酔いお年を。
乾杯。

2010年12月30日木曜日

パンツは気にするな

仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE(なげぇよ)を観てきた。



おまえの罪を北方。



あー・・・まぁ子供映画としてはこんなもんじゃないっすかね。
仮面ライダースカルの映画として観れば良かったと思いますよ。
吉川晃司はカッコイイなあ。
Wも背景だったけどそこはスカルとの関連性で子供時代の主人公とか出てきてちゃんと必然性が感じられるのだけれど、オーズの話はあまり感心させないシナリオで中途半端だしもうホント脇役もいいとこ。
辛いものがありんした。
パンツシーンは腐女子向け?
タジャドルコンボが初お目見え、なんか孔雀だからか羽が。Wもエクストリームでは羽生えてたし今後羽が定番化するのかな。
なんかアポロガイストに似てる顔立ちのタジャドル、タカの意匠がショッカーマークのオマージュだからってのもあんだろうね。
そういえばディケイドでのラスボス、最高に迷惑な奴ことアポロガイストさんですが、イタミン役でもある役者の川原和久さんは北九州市出身ってことを知ってちょっと驚いた。

生誕40周年として2011年4月1日公開予定の映画「オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー」はどうでしょうね。
仮面ライダー1号も主演、ということらしいんですがさて。

http://www.all-rider.jp/

一応観に行く方向でしょうか。

2010年12月29日水曜日

惜しむ前にすべきこと

JAXA(宇宙航空研究開発機構)の広報施設、東京・丸の内にある商業施設「丸の内オアゾ」2階の「JAXA i」が2010年12月28日、閉館。



津田です。



そんな施設もあったらあったで行かないくせになくなるとなると惜しむとはいやはや。
なくなるにもそれなりの理由があり、それは必然といってよいと思う。
それでなくとも無限に金があるでなし、科学分野の仕分けについて個人的には否定的だが、JAXA iの廃止は結果的に関心を高めることとなり、良かったと思う。
一時的な盛り上がりではなく、関心が無くなればどんなにあなたがそれを好きでも無くなってしまうことがあるのだ、大切に思うものであれば自ら立ち上がってなにかをなさなければ消えてしまうこともありうるのだということを身をもって示してくれた、そう考えればJAXA iも浮かばれようもの。

科学そのものは非常に重要だ。
だが、それにも増して、その必要性重要性を声を大にして訴えることが、本当に必要なのだ。

2010年12月28日火曜日

大江戸ER

日曜劇場で「JIN-仁-」が仁の章・人の章として全話ディレクターズカット版二夜連続一挙放送でやってて、ついつい見入ってしまいました。



上舞です。



去年話題のドラマだったんですね、全然知りませんでしたよ。
基本的には医療ドラマなんだけど、タイムスリップSFモノとしてもいいんじゃないかな。バックトゥザフューチャーやターミネーター的な楽しみ方もできるかも。
原作は漫画なんだね、作者は六三四の剣の人。名前から女性かとも思ったけど男性作家さん。
にしては主人公:南方センセと龍馬さんはイチャつき過ぎのような気がいたしますことよ。
にしてもこのドラマ、よくオトコが男泣きに泣くなぁ。
ソレ系のヒト達にはたまんないんじゃないのかな。
あと龍馬役の人が私から見てすっごくハマってて、これまで見てきた龍馬役の中ではイメージにぴったりぜよ。
どっかで見たなと思ったら軌道エレベーター恋愛ドラマ「10年先も君に恋して」の未来からタイムスリップしてくる人じゃん。時間旅行に縁がありますね。
他には金八先生が緒方洪庵やってる。

タイムスリップものにしては(躊躇する場面もちゃんとあるものの)かなり積極的に未来をより良いものにと変えていこうとする主人公で、珍しいんじゃなかろうか。
例によってネタバレ気にしない私なんで漫画の結末は調べてみたんだけど、ドラマ版は結構変更がされてあるようですな。
医療SFとしては<メド・シップ>シリーズとかも好きなんで、来春の完結編はちょっと楽しみですよ。

2010年12月27日月曜日

ガラスの地球を救え!

のためだけに河出文庫の「NOVA 1---書き下ろし日本SFコレクション」を買ったよ。



津田です。



ま他にも伊藤計劃、円城塔、北野 勇作、小林泰三、斉藤直子、田中哲弥、田中啓文、飛浩隆、藤田雅矢、牧野修、山本弘とかなりメジャーどころが顔をそろえているので、これを機会に新たな作者を開拓するのもいいかと思ってね。

とりあえず田中啓文の「ガラスの地球を救え!」だけはジックリ読んだ。
イイハナシダナー。
普通、田中啓文の作風だと徐々に興味をそそられるよう読者に期待させながら読ませておいて、最後の一文でぐったり脱力させるような一種落語(っていうか駄洒落)オチみたいな感じでシメられるのだが、今作は最初っからしょうもない出だしでなんだかなぁって気分になる。
しかし。
今年のヤマト映画を観賞した後で読むと、最後の感動はひとしおであろうよ。
田中啓文で泣かせられるなんて思ってもみませんでした。

最後の一文、あれが効いたな。

読後、他のいろんなSF作品をももっと読みたくなる、そんな稀有な良作短編であります。

2010年12月26日日曜日

だからイオリア

コミュニケーション能力が最も不足しているお前がそもそもの元凶。



上舞です。



「劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-」のDVD見たけどさ、00としては普通でしたね可も無く不可も無く。
映画としてはB級、ガンダムとしてはお粗末に過ぎる。ロボットアニメとしての出来栄えにも疑問が多い。劇中劇もただお寒いだけ。
一言で言うと何一つとして“説得力が無い”んだよね、少なくとも私には感じられない。

地球外生命体と戦うガンダムってーと公式ではないものの漫画で「機動戦士VS伝説巨神 逆襲のギガンティス」とか「Gの影忍」とかあるけど、突出した突拍子の無さ加減は逆に好感が持てるほどであり、よほど“ガンダム”に対する情熱を感じさせる(好き嫌いは別として)。
00はコレで一応の完結をみたわけだが、なんともお粗末な結果となり残念至極。良くなる要素も秘めていただけになんともはや。

比較して「劇場版 マクロスF 虚空歌姫〜イツワリノウタヒメ〜」も観たんだが、こちらは格段に面白かった。
マクロスとして格段にアップグレードしつつ王道的に歴史を進めている。
時代に即しつつ良いものは失っていない良心的な作品で非常に好感が持てるところだ。
次作「劇場版 マクロスF 恋離飛翼〜サヨナラノツバサ〜」にも期待できようというもの。

全機、突撃ラブハート!

2010年12月25日土曜日

メリー・インスマス!

あれ?



津田です。



原子力発電所の近くで新版アーカム・ホラー完全日本語版、も遊ぶ予定だったんだけどコマを切り取って説明書読むだけで終わった(残念!)。
でもなかなか興味深かったですよ。
以前のアーカムホラーとは全くの別物といっていいほどのバージョンアップを遂げている今作ではあるが、雰囲気はそんなに変わっていないと思う。
しかしコマの数が多かったりキャラクターのパラメーターを変更できたりと要素が多くなっているので、ボードもでかいし下準備にかなり時間をとられるのではなかろうか。その時間も楽しいんだけどね。
あと恐怖マーカー、マジ恐怖。

さてこのゲーム、探索者たちによる協力型のボードゲームですが、俺はこれはテーブルトークRPGの一種であると考えている。
キャラクターが自由に作れないがそれがRPGに大切な要素だろうか。
マスターが存在しないがそれがRPGに必須要素だろうか。
シナリオクリアが絶望的に難しく探索者たちはひとりまたひとりと無残にリタイアしてゆくのだがそんなのはRPGではないか?

このテーブルトークRPGは、死を恐怖し絶望的に滅亡してゆくプレイヤーの役割を楽しむためのゲームであるのだ。
どれだけドラマチックに(あるいはあっけなく無駄に)死んでいったり恐怖に自我を失ってゆく、その事を楽しむゲームなのだ。

プレイヤーがバッタバッタ死んでいくテーブルトークRPGがあってもいい。自由とはそういうことだ。

もーろびとー こぞーりーてー しゅはーきまーせりー(邪神)

2010年12月24日金曜日

我々は決して屈辱を忘れない種族だ

観てきたで!ヤマト!



なにもかもみな懐かしい北方



山崎貴監督にひとこと言いたい、

よくやってくれましたよ!!(キムタク以外)

ガンガンネタバレでいくよー

2010年12月23日木曜日

冒険でしょでしょ(はやぶさ君の)

わーいプレゼントに「はやぶさ」セットもらったよー!!。



ハッピーバースデイ北方



その中にカードゲーム「はやぶさ君の冒険」があって、これは購入を検討していたので嬉しいかぎりです。
公式 http://www.one-draw.jp/hayabusa/top.html

内容物はカード80枚・サイコロ1個・プレイシート1枚・ルールブック1枚。
1~4人用で、この手のゲームにしては本当に珍しく、プレイヤー同士が競わない特異なルールになっています。
プレイヤー同士の勝ち負けではなく、はやぶさを地球に無事帰還させれば全員が勝ち、できなければ全員が負けという「協力ゲーム」なのです。
ソロプレイも可能なのですが、ここはやはり人数をそろえてやった方が楽しめそうですねぇ。
難易度設定も5種類あるので、末永く楽しむことが出来るでしょう。
カードに使用されているイラストを見てるだけでも泣けてくる素晴らしいコンセプトのとてもよいカードゲームだと思います。

評判がよければ、拡張セット「回想」「帰還」「最後の挨拶」「事件簿」と出したいと洒落で製作者、わかってるよなぁニヤリ。
早く遊んでみたいものです。

2010年12月22日水曜日

SANTA TRACK

NORADは今年も変わらずサンタ追跡するようですね。
http://www.noradsanta.org/ja/howtrack.html



津田です。



ところでソリを引く八頭トナカイ、先頭からダッシャー・ダンサー(♀)・プランサー(♀)・ヴィクセン(♀)・ドゥンダー・ブリッツェン・キューピッド・コメット は頭にガンダムをつけるだけでたちまちカッコイイMSになりそうなネーミングでいいですよね。
ルドルフは当然一番先頭でトランザムしてます(オイオイ)、赤いから三倍速いですよ?

日本でサンタは最初、三太九郎として紹介されたらしいですが、コレは北行した源九郎義経が年一度帰ってくるという伝説からであるとする嘘を今思いついた。赤鼻トナカイコスプレ武蔵坊弁慶をなぜか柴田亜美作画で思い浮かべてしまい吹き出すことよ。
まぁ民俗学的に年の瀬に来訪する年神としての役割が「なまはげ」に類似してると指摘されるよりは夢があっていいかな(ありません)。

んでいい加減このオヤジにもみんな飽きたと思うので、来年からはロシアの冬将軍(NHKキャラ)ことジェド・マロースをフィーチャーしてみるのはどうかな。
てのは口実でその孫娘のスネグーラチカ(雪娘、雪姫)を萌えキャラ化してロシアへの防波堤にしようぜ。
ロシア民話において雪で作られ命を吹き込まれた少女として登場。白く輝く美しい髪の娘で、縁取りのついた青と白の毛皮(外套、帽子、マフ)を身につけているらしい。
うーんなんか類似キャラがいたようなとおもったら、東北電力のエココだったよ。

寒うござんす(寒太郎)。

2010年12月21日火曜日

赤月ハ雲上ニアリ

地上、北九州カラハ、ソノ姿見エズ



津田です。



今日の夕刻からは皆既月食、しかも赤銅色に妖しくとなれば期待していたのであるが、全国的に天候には恵まれなかったようで残念至極。
まぁ見えぬ月を思うもまた一興也やと思わん。
皆既月食の際、月は完全にその明るさを失うわけでは無く前述した赤銅色と呼ばれる鈍い赤色になるようなんだが、これは大気層があるため。
太陽光線がわずかに屈折し、青い光は大気中で散乱、残りの赤い光が月に届くらしい、つうか俺らんの目に届くってわけね。
理屈はそうだとはわかってはいるものの、赤い禍々しき月は戦慄を感じさせずにはいないものであることよ。
あと、ふっと見た月が異様に大きく見えたときに感ずる総毛立つ感覚は目を離すのが困難なほどであることよ。
太古、月は今より近くにありという事実を改めて思い起こさせるからであるからなのであろうか。

月は神林SFでも重要な位置を占めている。
あぁ、来年は卯年だなぁ。

2010年12月20日月曜日

スカイウォーカー

六本木ヒルズの森アーツセンター52Fでやってるスカイプラネタリウムというものを見てきた。
一週間前に。



上舞です。



スカイ プラネタリウム~一千光年の宇宙を旅する~
http://www.sky-planetarium.com/

まぁ詳細は興味あらばリンク先でどぞう。ウリであるリアル3Dウォークスルー型プラネタリウムはかなり良かったですよ。
この方面に興味あれば一度は思いつくであろう方式ではあるんだが、実際正確に作るのは難しい代物だと思う。これ、スペースワールドには是非とも欲しいな。
いやー良かったですよ、じっくりと拝見いたしました。
CGの奴はスペースワールドで操作(プレステ2コントローラーで)もさせてもらったことのあるタイプだったと思う。
ショップもあってミニプラネタとかも売ってたんだけど、JAXAの缶バッジシリーズを見つけてKO☆U☆FU☆N!
おそらく事業仕分けで近々閉館になるJAXAiとかで売っているであろうお土産じゃないのかな?
「はやぶさ」とか「あかつき」とか結構種類があって迷いましたことよ。
あと星の王子様ミュージアムのグッズもなぜか置いてあって、ウワバミのミニぬいぐるみは中にちゃんと象まで入っていて驚愕。ミュージアムに行った際には是非とも購入しようと思った次第。

その後、天候は生憎の雨というか小嵐で優れなかったものの展望ラウンジからぼんやり霞む東京タワーなどを眺めつつ
「フフフ・・・首都、消失」
とか思ったりして満喫しました(ちょっと冷えたけどな)。

今回は駆け足気味でしたが、またゆっくり遊びにゆきたいものです(スカイツリーとかにも)。

2010年12月19日日曜日

ナントカってなんだ

僕が目になろう(腐った感じの)



上舞です。



年明け早々、2日(日)からリバーウォーク北九州4・5Fで、
「世界の絵本作家展 III 絵本の世界へ旅しよう」
が開催されるようです。
レオ・レオニくらいは超メジャーなんで知ってますが、詳しくはないんだよね。
特別展示としてサンテグジュペリ自筆『星の王子さま』挿絵原画とかあるらしいぞ。
国内外人気絵本作家11人を取りそろえるようなんだが、そのなかに「リタとナントカ」という作品があってなんじゃそらと思い調べると、フランスの比較的新しい(2006年)作品のようで、NHK教育でもアニメが早朝に放送中らしい、全然知らんかった。
原題は「Rita et Machin」(リタエマシャン)。フランス語でもナントカさんのナントカという意味らしいマシャン。
基本線画にポイントとして赤を配した色使いはオシャレといえばオシャレか。
ナントカは片目の周りに赤いブチがある犬なんで、海老蔵って売り出せば売れるかも(オイコラ)。
・リタとナントカ 公式:http://www.rita-machin.jp/index.html

他にも「どろんこハリー」(イーストウッドではない)とか「アレクサンダとぜんまいねずみ」(ロボット人情モノ風味)とかのぬいぐるみの販売もあるもよう。

そういえば最近の日本政治情勢を見るにつけ、俺が目になろういやまて私が自分がという感じであり、「ぼくら ダメに なろう」という国民性もあり、明日は儚い浮世のことを憂うのであった。

ぐったり 

2010年12月18日土曜日

涼宮ハルヒの焼失

バーニング!



北方多聞の点滅



映画「涼宮ハルヒの消失」がDVD化されたらしく、ちらっと見る機会に恵まれましたよ。
以前から長門の消失だよななんて話がちらほら聞こえてきていましたが、あぁ、ね。
ハルヒはTVアニメは見たし、小説もむかしメイト店員に何冊か借りて読んだ気はする。
ハレハレを踊った記憶もある。
予備知識は普通にあるので、この映画は結構楽しめたし、実際良く出来ていると思う。
何度も観にいったファンが多いと聞いていたけど、なるほど信者ならさもありなん。
あれ、なんかPランド展のことが頭を過ぎったが気のせい。
まぁ自分でももう一回くらいは見てもいいかなと思うし、ファンなら納得の映画だったんじゃなかろうか。

しかし小説の方はいろいろあって進んでいないような話しも聞く。
いつの時代もシリーズものを終わらせきらない作者はいるものなのであろうが、ラノベ枠の場合また出版社などの思惑なども絡んできていそうで、あぁラノベってアニメの企画書みたいなものなのかもとか思ったりもした。
そのラノベは作者1人だけの創作物ではなく、アメコミのような分業体制に近いところへ移行しているのかもね。よくわからんけど。
コンテンツを引っ張りすぎてダメにしちゃうって商業主義はよく批判されもするけど、誰にも相手にされず忘れ去られていかれるよりはよほど幸せなことなのかもしれませんね。

引き際ってのが一番難しいのだろうけれども。

2010年12月17日金曜日

ブロークン・フラワーズ

能力の対価は寿命



北方の契約者



九月末に出てたDARKER THAN BLACK -漆黒の花-第3巻をようやく買って読んだ。
岩原裕二の漫画はほとんどスクリーントーンを使用していないんでなんか味があっていいんですよね。
ほんとはちまちま買っていくより連載が終了してから一気に読みたい方なんだけど、それなりに気になっているということであろう。
そのうちTVオリジナルもこの作者で描いて欲しいところだが。

そういえば「DARKER THAN BLACK -黒の契約者-」のDVDが近いうち“書庫”へラインナップされるようなんで、全話鑑賞会とかどうですかね光子企画さん。
つうかそろそろ第3期とか映画化とか次の展開はまだかなぁダーカー。

花が枯れる前に、
星が落ちる前に。

2010年12月16日木曜日

Night on THE VISITOR

ウィリアム・シャトナー主演・監督の変なDVDがワゴンセールで売ってるというので原子力発電所の近くの町で買ってきた。



コンタクトよりメガネ派北方。



最初ウィリアム・シャトナーの小説でもある電脳麻薬ハンターの映像作品「サイバー・ドラック/テクフォー」(1994年)かなーと思ってたんだが違った。
「ザ・コンタクト」って作品が件の映画なんだけど・・・実に怪しい。
シャトナーの吹き替えが矢島正明なのが救いといえば救い。
パッケージを開けてビックリ、解説書の類は全く無く、パッケージの写真が青一色で印刷されてるDVD板が一枚収まったきり。
パッケージ構図もセーガンのコンタクトを意識してないという方が難しい感じだし、怪しげに映っているエイリアンと思われる造形物は本編には出てきません。原題もコンタクトじゃなく“THE VISITOR”だしさ。日本語版スタッフの悪ノリなのかな。

さて無いよう内容だが、懐かしい80年代テイスト満載のかったるい進行ながらそれなりに楽しめるけど、コレ、2002年製作なのよね。逆オーパーツなのか。

あらすじ
難病に冒され残り半年の命と告げられた少女とそのボーイフレンドが、傷心の旅の途中に訪れた「グルーム・レイク」。しかし、そこはロズウェル、エリア51と並ぶUFO目撃多発地帯だった。
んでシャトナーはそこの政府施設秘密基地の司令官といった役どころ。
実際は事件に巻き込まれたカップルが主人公といったつくりなんだけどね。

以下はネタバレになるけど誰も見ないよね。
グルーム・レイクには本当にUFOが墜落しててその残骸を調査解析、飛行できるように再建造している政府機関があり、実際に飛行テストも繰り返されていたんだけど、さらにそこの司令官(シャトナー)と科学者の一部は異星人(知性体)とのコンタクトにも実は成功してたんだよね。
この弱っている異星人をUFOで宇宙に帰す為の作戦を遂行していたのがシャトナーってわけ。

まぁよくある話でありどこからどう見ても立派なB級映画なんだけど、騒動に巻き込まれて異星人と接触、対話(笑)することになる不治の病に冒された少女、彼女が異星人の意識を通して宇宙の真理を悟り、死への恐怖を克服、受け入れていくというくだりは大変良かったと思う。
普通ここは未知のテクノロジーとか神秘パッワーとかで病気が治ったりするもんだけど、さすがはカーク船長ことウィリアム・シャトナーであろうか。スタトレっぽい感じだ。
死を肯定的に受け入れるって演出はこういう映画ではなかなか見られないと思うので感心した。

ウィリアム・シャトナー主演といえば「暴走パニック超特急」(原題:DISASTER ON THE COASTLINER)をまた見てみたいなぁ。

2010年12月15日水曜日

コーヒー&シガレッツ

宇宙犬作戦、録画してるけど視聴出来てないなー(11話まで見てる)



冬雨煙る北方



心霊探偵 八雲、おとめ妖怪 ざくろ、海月姫 ~くらげひめ~、パンティ&ストッキングも録画してはいるけど途中で見るの止まってる。
前二つはもう見なくていいかも。
スーパーロボット大戦OG、バクマン。はもう見るのあきらめた。

○観てる
・STAR DRIVER 輝きのタクト:綺羅星ッ!つまらんなぁ。
・百花繚乱 サムライガールズ:お色気モノながら描写に見るべき点があり釘宮分も補充可能。シリアスっぽい展開になりなかなか魅せる。将と士のチュウ忠について考えさせられる。
・神のみぞ知るセカイ:意外と面白い。OPが良いアニメは面白い法則が当てはまる感じか。パートナーの悪魔っ子が飛ぶ時、効果音がラムちゃんっぽくて懐かしい感じ(サンデーだからか?)。
・屍鬼:いよいよクライマックス、原作本も読まねば。
・それでも町は廻っている:新房監督と相性が良かったと思う。土曜日って感じ。
・とある魔術の禁書目録II:なんかテンポ悪い、とまでは言わないけどレールガンに比べ散漫な印象。

○観終わり
・俺の妹がこんなに可愛いわけがない:8話OPで本当にまさかのザ☆アニメージ「超銀河伝説バイソン」と「アトランジャー」(青島文化教材社)のアニメーションを目の当たりに出来ただけでも見続けてて良かったと思った。架空のアニメが現実になるって凄いな。感動した。
・侵略!イカ娘:OPもだがエンディングが良かった。なんかアカシモモカを思い起こさせる曲調であった。日曜日が終わるなあって感じ。侵略について考えさせられた(中国、ロシア、北朝鮮情勢きな臭い時節がら)。
・アイアンマン:良質の大人向けアニメと言って良い。コブラとかそんな系譜も感じさせた。理想的な日米関係とは、と考えさせられるものがあった。
・刀語:前述

一度溜めこんじゃうと消化するの大変。

2010年12月14日火曜日

fool for the galaxy

※訂正※フレデリック・ポールとデイヴィッド・ブリンは監修じゃなくて、バックグラウンドストーリーに参加したか、あるいは単に参考にされたものらしいです。
原文では「Story background inspired by」と書かれているそうです。

レース・フォー・ザ・ギャラクシー (日本語版)を遊んできたよー原子力発電所の近くで。



津田です。



オリジナルは2007年アメリカで発売、翌年アラカルト・カードゲーム賞1位、国際ゲーマーズ賞ノミネート、ゴールデンギーク賞ベストカードゲームなど高い評価を得ているカードゲームのようです。
2~4人用、12歳以上、30~60分。
なんだけどコレ結構ルールがたくさんあって、手順をしっかり覚えて、どんなカードがあるのかの把握が必要なので大変なのですよ。
だがっ、二回目くらいから断然面白くなる。
なんかちょっと麻雀に似てる気がする。
配牌(カード)がマズイと苦戦するが、自分の星間勢力を拡大してゆくこの醍醐味はSF者にはたまらない。
勝敗は最終的に自分の勢力範囲が大きく豊かな星間国家を築いた方が勝ちになるのだが、基本プレイでは他者を直接的に攻撃したり邪魔したりする事はほぼ無いといっていいので、今回のプレイではこんな風に勢力を拡大できたでーという一種育てゲーかシムシティのような楽しみ方も可能となる。
まぁ麻雀のように配牌が悪いと思うように勢力拡大は難しいのだが、慣れていくと似たようなコマンドも状況によって使い分けることが重要であることがわかってくる。
カードに情報が凝縮されているので、アイコンの意味が把握できていないうちは確認作業に忙殺されてしまいそうなんだけど、もっと慣れてくればくるだけ面白さも増してゆきそうである。

フレデリック・ポールとデイヴィッド・ブリンが監修しているだけあってSF度満点なこのカードゲーム。
非常にお勧めなのではあるが、対戦相手の確保の難易度が高いともいえるカードゲームなのではないだろうか。

ギャラクシーファイッ!!

2010年12月13日月曜日

ゴースト・ドッグ

ちぇりお!



未然形変体北方



アニメ「刀語」も一年をかけてようやく終了しましたね。
この物語の敵役忍者集団の名前がかつての先輩の名前なんでなんだかこうアレだったんだけどそういえば葉隠を名乗るお方もいらっしゃった。
忍びの里だったのかな(不忍)。

この物語、いってみりゃオレの考えたサムライスピリッツ、でだいたいあってると思う。
原作小説は特に今後読まないと思うけど、アニメ作品としては新しい試みもあり、総じて好評価したい。
一年間非常に楽しませてもらった。
ノリは少年漫画、擬似時代剣劇モノとしてまた歴史改変モノとしての側面も備えている。
原作はライトノベルのくくりながらアニメとして見た場合、最近無い感じのキャラデザ、月一で一時間番組という構成、一部特徴的な音楽など感心するところも多かった。
あくまでも“刀”が主人公であった、という点も魅かれたポイントであるかな。
あととがめが短髪になったのを見た時点に近い時期、相方が似たような感じに髪を切っていたので不安に思ったことを憶えておる(物語の結末は知っていたので)。

また時代劇アニメなんて少ないから擬似的なそれでも貴重だったといえるんじゃないかな。
でも少し前には「さらい屋五葉」もあったしお色気アニメながらホビージャパン原作の「百花繚乱 サムライガールズ」もやってる。
アニメは今、時代劇ブームなのか。

そのうち「バイオレンス・ジェネラル ジ・アニメーション」とか出てきたらどうしよう。
成敗!

2010年12月12日日曜日

Guns N' Memories 8

※訂正※
グロック19→グロック23
グロック17を小型化したグロック19の.40S&W弾仕様がグロック23である(実銃の話)。
一連のシリーズ化が始まった時期で、一番新しく出たコンパクト型のグロックを購入されていたようです。バリエーション豊かに発売されていたのですねMGC。

M・G・C!! M・G・C!!



津田です。



原子力発電所の近くで今では珍しいMGCのグロック19(ガスブローバック)を見てきたよ。
遊戯銃(トイガン)メーカーのMGC (ModelGuns Corporation)といえば造語”モデルガン”の出所であり、昔の日本映画の小道具として協力MGCとエンドロールで見たことがあるかもしれない。
が、今では製造自体はしておらず、販売店舗もNEW MGC福岡店のみであるらしい。
時の流れよ。

さて、実際見てきたのはガスブローバックの黎明後期の作、グロック19であった。
実銃は国連で保安要員用拳銃として使用されているほか、日本人の手にも充分馴染む大きさであるためSAT(特殊急襲部隊)でも採用されている、とも言われているらしい(秘密)。

触ってきたのは完動品で非常に状態の良いものであった。
まず目に付くのがおそらくヘビーウエイト樹脂製であろうスライド。質感の違うフレームとのコントラストはシックで好感が持てる。実銃のフレームがポリマー樹脂、スライドが金属という点を考慮しているのか。

現行のガスブローバックと違い、ホールドオープンすると内部機構が見えてしまうのは残念だが、安定したブローバック機構すら存在しなかった当時としては致し方ないところか。
しかし今では当たり前だが、リアルサイズでBB弾弾倉とガスタンクを内蔵したマガジンとかは画期的であったのだろう。
射撃感はキックバック(反動)が非常に強く感じられた。これは後日調べたところアフターシュート(ブローバック開始後にBB弾が発射される)方式を採用していたためだと判明。なるほど近距離ではあったが着弾がわずかに下にずれる傾向があるなと感じたのはこのためであったか。
まだホップアップシステムの概念すらなかったろう時代であり、実戦性能は言わずもがなであろうが、モデルガン的な楽しみも出来うるブローバックガンの先駆けのひとつであったのだろうと思う。
味わい深いモデルである。大切にしていただきたく思います。

そういえばまだガスやBB弾も、ノンフロンやバイオBBなんか夢にも思わない、地球に優しくない製品ばかりでしたなー。

2010年12月11日土曜日

ミステリー・トレイン

うぉーチラッとだけど静岡ガンダム見られたでー(行きも帰りも)。



ビュワーン北方系



乗ったのはN700系(のはず)。
静岡駅にタミヤの広告看板があってちょっと興奮した。
新幹線乗るのも久しぶり、走行中に車内をぶらついたんだけどすっごく速さを実感できるよね。
なんかこう地面効果でダウンフォースの発生を体感してる気分になる(気のせい)。
そのスピードもさることながら、静かで安定した走行性能は誕生して現在に到るまで、夢の超特急の冠を守り続けているといっていい。
九州新幹線・鹿児島ルートは来年3月12日に開業、「さくら」「みずほ」に使用される予定なのはN700系7000番台である。
そういえば宮崎にあったリニア実験線を石原某が品の無い発言で山梨に持って行きやがって。某規制問題のことも然り、このような人に政治を任せている都民の良識を疑わざるを得ないところだ。

それはともかく、次世代高速鉄道は磁気浮上式と言われて久しいが、エアロトレイン(車両に取り付けた翼によって地面効果により浮上走行する鉄道車両)方式なども研究が進められているようで、まだまだ鉄道は健在ですよ。
飛行機や高速バスなどとの競合が激化している中ではあるが、地上を走行する最上の乗物として今後とも未来を志す乗り物であって欲しいですね。

2010年12月10日金曜日

リミッツ・オブ・コントロール

人智の及ばない範囲もある。



機体整備のため北方



つうかんじで久々のスターフライヤーで超楽しみ!とか思ってたら、
あ・れ?
まさかの欠航。

天候良好なのに何故だと思いきや機体整備のためらしい。
確かに3~4機しか持ってないんじゃこんなことも致し方なかろうが、なんとも間の悪い話である。何号機が不調なんだろう。

なんで急遽JALに振り替え、三時間の遅れと相成った。最後尾に乗るのは珍しいかもです。
スタフラに比べてJALは年季が入った機体だなぁ。雨中着陸怖いですよ。

しかし考えてみるにこういう大量輸送が常時滞りなく行なわれているというのは、普段は意識しないが一昔前ならなんともSFの世界ですよ。
宇宙大怪獣ドゴラで東京からとり急ぎ五市合併と政令指定都市化間もない北九州へ向かうシーンでは、なんと夜行を使ってて思わず吹き出した記憶があります。
いやはやのんびりした時代でありましたなぁ。

んでなんとかたどり着いて待ち合わせという段階で、なんと今度は先方の列車がJI☆N☆SI☆Nですよ。
首都圏では珍しくないとはいえ、なんとも今回は交通機関には恵まれない旅になりそうでした。
帰りのスターフライヤーでも天候が優れず、前半かなりの揺れがあったんで内心穏やかではありませんでしたよ。

雨中飛行は大変だなぁ。

2010年12月9日木曜日

ドォーモお騒がせ

ゴッドハンドUTKB君から「ウルトラマンゼロのエキストラに出てない?」とメール来て焦った。



津田です。



以前の日記→http://kitaqsf.blogspot.com/2010/07/blog-post_24.html

つうことでなぜばれるし。
俺はすっかり忘れてて番組見るの忘れちゃってたんだけど、後日仕事場の忘年会で見ましたよ!って人が何人か・・・おぅ。
変装(仮装、扮装か)してたのになぜわかるのだ。

映画観に行こうか迷ってたんだけど、行かざるを得まいなぁ。

http://blog.ultramanzero.com/?p=1182

2010年12月8日水曜日

あーその失敗って30年くらい前に流行ってたよね。30年くらい前に見たわ

あかつき・・・ここぞというときにビビりやがって!



津田です。



金星周回軌道投入失敗のニュースは残念だけど、僅かに六年後に再チャレンジの希望が残されてはいるようですね。
しかし「はやぶさ」の一回目の小惑星イトカワへのタッチダウン時といい、機器センサーが過敏なのかそういうプログラムのせいなのか、危険と判断してすぐ中止してしまうところはなんとも日本人気質らしいというかなんというか。
まぁその慎重さが結果的には救いと希望になってくれればという想いである。

でも歴史を振り返ってみれば米ソ宇宙開発競争華やかりし時でも、惑星周回軌道への人工衛星投入なんて失敗の連続、二桁の失敗を経てようやくなし得て獲得した技術なんだから、雲泥の差の予算とたかが一回の失敗(火星探査機のぞみ)くらいの経験値で成功されては正直たまったもんじゃねぇよとは思うだろう。

幸い「はやぶさ」のあまりのドラマチックさがまだ印象に深く残っているので、世間の風当たりもそんなに厳しくない様子。
金星より近い軌道を回るので太陽からの様々な影響が懸念されるらしいが、宇宙帆船イカロスで影を作って影響を少なくしようとかいうそれなんてヤシマ作戦?なことを考える作家さんもいるようで、今後ともまだまだ目を離せない宇宙のドラマであるのだ。

2010年12月7日火曜日

NASAもいいけどYAMATOもね

先週の12月3日はNASAがやらかしてくれました。ネット住民は発表前までみんなお祭り状態だったらしいですよ。
あのNASAが宇宙生命学上に関する発表の予告までしたんですからね。
期待するなというのは無理でしょ。何をやってくれたかはここでも参考にしてね。

http://www.youtube.com/watch?v=g-_kH5nvPhU



木里です。



実写「宇宙戦艦ヤマト」を観ました。この映画を観たからには書かずにはいられまい。ということでレビューします。
ちょっとだけネタバレかも

2010年12月6日月曜日

人鳥大将

今年の日本SF大賞は「ペンギン・ハイウェイ」と「日本SF精神史」だペン(語尾)。



津田です。



第31回日本SF大賞(日本SF作家クラブ主催)が6日に発表、大賞には

・森見登美彦:小説「ペンギン・ハイウェイ」(角川書店)
・長山靖生:評論「日本SF精神史」(河出書房新社)

が選ばれたようです。
副賞は各100万円。
あとともに今年亡くなった作家:柴野拓美さん、翻訳家:浅倉久志さんに特別賞が贈られたとのこと。

森見登美彦の四畳半神話大系はアニメが面白かったな(小説読んでない)。
OP曲がとてもいい感じでカラオケでも歌いやすい。

関係ないけどアニメ刀語は残りあと一話、真庭忍軍の真庭人鳥も死んじゃいましたね。

2010年12月5日日曜日

行動の一端

アレクサンダー・ジョーンズが誰だったか思い出せないと光子企画さんが言ってたのでググってみたけど該当人物らしいのがなかなか見当たらず。
結果、アレグザンダー・ジョーンズが正解。
ポール・アンダースン&ゴードン・R・ディクスンのホーカ・シリーズの主要登場人物:アレグザンダー・ブレスウェイト・ジョーンズ(アレックス)は世界連邦共和国外務省文化振興局星間調査部隊に所属する少尉であったが退役の後、惑星トーカの全権大使に任命される。



津田です。



まぁ例によって読んでないんだが天野さんが表紙描いてたんで書店では何度も手に取ったことはあった(買うた止めた音頭)。
テディ・ベアのような異星人が地球文化の真似っこをするっていう設定だったと思うが、スタートレックにも似たようなエピソードがある。
TV邦題「宇宙犯罪シンジケート」がそれだ。
「艦隊の誓い(未開惑星には干渉してはいけないなどという誓約)」が出来る前、2168年に宇宙船ホライズンが訪れていた惑星シグマ・イオタ2号星(小説ではデイナ・イオティア系第二惑星)に<二十年代におけるシカゴのギャングたち>という1993年発行の本を置いてきていたため、模倣性の強い惑星住人が完全なギャング文化を形成していたというお話。
このエピソード中にカークが車を運転するシーンがあるのだが、当然酷い運転で同乗したスポックも警戒するほどだ。
新しい映画「スター・トレック」で幼少のカークが見せた運転技術はなんだったんだぜ?

それにしてもエピソードのオリジナルタイトルであり会話中にも頻出する“A Piece of the Action”は慣用句として「分け前」という意味があるようなのだが、斎藤<ボケネコ>伯好先生は「行動の一端」と訳されておられる。
小説をちゃんと読めばもちろん誤訳などではなく、効果として翻訳してあることは一目瞭然。
心憎い翻訳であろう。

追記としては後年、「スタートレック:エンタープライズ」(TVシリーズ)において、貨物船ホライズン(2102年就役)が出てくるのだが、船室にはしっかり「シカゴ・ギャング」というタイトルの本が置いてるのが確認できるらしい。

ところで小説ではカットされてるんだが、マッコイが惑星に通信機を忘れてきたというラストのオチがある。
その時、通信機の構造は我々の装備の基本をなすものですとかなんとかスポックが言っていたのが印象的だったけど、現在の携帯電話文化を顧みるに、スタトレ恐るべしといったところであろうか。

スポック:「ああ、なるほど―<本>ですね」
カーク:「そうよ、おめえのいう通りさ、スポコ」

2010年12月4日土曜日

デッドマン

日本は屍鬼の美しい国です。



津田です。



アニメ「屍鬼」も佳境に入ってますね。
つうわけで原作も読んでみようかなと思い糟屋さんに借りたんだがハードカバー上下巻で超重たい。
コレで杭が打てそうですよ。

屍鬼は1994年(松本サリン事件の年だね)の夏と年代が設定されていますが、舞台となった外場村は特にモデルは設定されていないようですね。
今だ土葬の風習の残るトコって日本にあるのかな。

カインとアベルも重要なモチーフのひとつとなっているようだけど、アベルの方が起き上がりってことかな。カインはその後鋳造によって生計を立てたらしいし。
血とはすなわち金のメタファーと見ることなんて目新しいことではないのだけれど、なるほどなあって思うところもあることよ。
アニメでは医者が血液サンプルでいろいろ科学的に調べる場面があるけど、ソマチット(オカルト)とかも参考にしたのかも。

津山30人殺し事件とかに行き当たっていやーな感じになってきたので、とりあえずぼちぼち読み進めていくことにするかな。

2010年12月3日金曜日

ダウン・バイ・ロー

ダウンビロウ・ステーションとは関係ありません。



上舞です。



糟屋さんから借りっぱなしだった漫画「さらい屋五葉」を読み終わり。

アニメの方を先に見終わっていて、原作も読みたいなあと思ってたんですが、うむ、どちらも面白うございましたよ。
アニメの方は登場人物を減らし、簡潔ながら原作のテイストを殺さずに上手くまとめあげていると思う。猫がかわいいしな。
原作は漫画ならではの間の取り方で味わい深く、さすがはと思わせるところなのではあるが、食いもんが美味そうじゃねぇ点と剣戟描写が残念なところは時代劇としてはマイナスであろうか。

あとこの漫画に限らず時代劇モノで“時間”とか“最優先”とか江戸当時言葉として使われていたのかなあと思うんだけど、確か銭形平次が気絶した若い娘を抱えながら「かわいそうに、よほどショックだったんだな」とか言ってて吹き出した記憶があるので別にまぁいいか。

時代劇から特撮は始まったので、SFともなにかと縁深いものよ。

もうふらふらですよ

2010年12月2日木曜日

最近バイクに起こった三つの出来事

一つ:走行中にブレーキランプカバーが外れる
二つ:横断歩道をバイクを押しながら歩いていたら轢かれそうになる
三つ:カーブで後輪のチェーンが外れる



リカバリー北方



なんとか三つともリカバリーして事なきを得たが、今後より一層気をつけないと。
それはそうとアニメは最近あまり見られてないのではあるが録画はしてるんでぼちぼち見ないとね。
でもオーズだけは毎回ちゃんと見てる、おもしろいねぇ。

で、食玩のライドベンダーが出てるよって情報を得てコンビニをあちこち探し回ったんだけどアフターカーニバル、ガタキリバとかしか残ってねぇ。
ツイてないなぁと思ってたら光子企画さんが入手してくれましたよ!ありがとう!!
パトラ(神姫)を乗せている写真が丁度良さげだったんでやっぱり欲しかったんだよね。
パーシカとかにはちょっと小さめだけど十分乗れるサイズ、楽しい。

タトバとガタキリバも買ったんだけど、いやー最近の食玩良く出来てるね。
オーズで特徴的な三段組み替えの再現に留まらず、股関節部と膝関節部の可動が凄い。
特に膝関節は二重関節なのはもちろん、僅かに逆関節気味になっていることで、力強い立ち姿の再現が可能となっている。キレイなS字立ちが出来るのだ。
組み換えギミックのためもあり胸部腰部の可動は無いが、胸を張った凛々しいポーズが良く決まる。
ネジ穴が肩裏の二箇所しか露出していない点も地味だが凄い、さすが進化し続けるバンダイ、恐るべし。

ともかく入手できて良かったライドベンダー、光子企画さんに感謝ですよ。
自販機モードも超楽しい。

2010年12月1日水曜日

パーマネント・バケーション

三年目の浮世ですの。



葉山ですわ。



というわけで、北九州SF研究会では投稿記事を募集することにいたしました。
でも知り合い限定の企画ですのよ。

募集要項
・SFに関連した記事(当方が判断)でタイトルもつけてください
・役職名(入会希望者のみ)とお名前(もちろんフィクションで)
・採用されなくても泣かない(恨まない)

以上、要項を満たした記事を知り合いの現会員のメールアドレス宛、もしくはへお送りくださいまし。
精査のうえ、掲載いたしますわ。

入会希望者以外の方からの投稿は、お便りというかたちで処理させていただきますの。
では、素晴らしい投稿をお待ちしておりますわよ。

2010年11月30日火曜日

サイエンスフィクション・ザン・パラダイス

つうわけで一応、二年目も終わろうとしているわけですが



北九州SF研究会



北方:「まぁ実際よくやった、ここらで止めてもいいような気がしてるけど」

津田:「糟屋さんには、無理して毎日更新する必要は無いんじゃないかってヒドイこと言われるしな」

上舞:「しかし当初、なんとなくの気持ちではあったが、三年くらいは続けたいねと思ってた手前、あと一年くらいはこの体制でいいような気もするんだよね」

葉山:「SFっぽさが減っているように思われるのですけれど・・・」

北方:「あーあれだ、宴会とか合宿とかイベントが足りないんじゃないかな。あと読書会とか」

津田:「無茶いわんでください、不毛ですよ。でもまぁ読書量を増やす事については賛成です」

上舞:「読書メーターサボってゴメン、意外と面倒なんよね、アレ。つうか“書庫”や糟屋さんから借りてるのを読まないとサ」

葉山:「人からのお勧めはなかなか手をつけにくいものでしてよ。自分でも購入しなくてはと思い「這いよれ!ニャル子さん」を入手いたしましたわ」

北方・津田・上舞:(なぜ・・・今更そのチョイスなんだ)

北方:「軽めのとこからのリハビリもいいかもしれんよな、確かアニメ化もされるし」

上舞:「そんなことよりヤマトを観にいかなければ、ネタバレすんなよ(自分はするくせに)」

津田:「あ、「あかつき」がそろそろ金星入りですよ、楽しみですね」

葉山:「快適な部室が欲しいですわ」

北方・津田・上舞:「無理言うなっっっ!」

2010年11月29日月曜日

ふしぎなカプセル

カプセルの中には微粒子が少数 カプセルをたたくと微粒子は数百個



津田です。



小惑星イトカワの微粒子回収に成功した探査機「はやぶさ」のカプセル開封を進めているJAXA(宇宙航空研究開発機構)は29日、回収容器をひっくり返して側面をたたいたら新たに数百個の微粒子が出てきたと発表。
おいおい、冗談のようだな。

容器内部は複雑な構造をしているため当初採取作業は難航。
極細の針で微粒子を一粒ずつつまみ出したり、採取専用ヘラを特注したり、骨の折れる顕微鏡ごしの細かい作業が続いてきたが、「きわめて原始的」(JAXA談)なやり方が意外にもうまくいったもよう。
会見でJAXAの向井利典技術参与は、「最初からやっていれば、すぐにたくさん見つかったかも」と苦笑。

微粒子の大きさは1/100~1/10mm程度、イトカワから回収したとみられる岩石質のものも当然含まれているという。
回収容器に二つある小部屋の片側の作業が終わり、もう一方の小部屋にとりかかる前に担当者が最後に念のため容器をひっくり返し工具でたたいてみたところ、予想を超える数の微粒子が出てきたとのこと。

開封前には、開けた直後にこうした「自由落下法」を試す計画を立てていたらしいけど、目視では空っぽだったためやらなかったんだと。
やっとけよそこは最初に!

あれだ、一方ロシアは鉛筆を使った、の逸話を思い出しましたが、ま結果的にたくさん出てきたわけだし、笑い話で良かった良かった。

2010年11月28日日曜日

Paradise

楽園を超えて



北方多聞



ここは蓬莱の国である。
パラダイスといってもいい。
しかしながら最高なところからは常に追い払われるのが人の定め。
失楽園であるな。
なぁおまえ、楽園ちゅうとこはそんなに甘いもんやおまへんのや。もっとまじめにやれー(そこは天国)
酒は美味いし、ねぇちゃん(二次元)はキレイらしい。

いやしかしまてよ、今いるところよりも造物主の創造を絶する新しい文明(アニメ)、新しい生命(萌え)が上天に待ち受けていたらどうしよう。

というわけでSFである。
なぁおまえ、まだそんな事ばかりやってんのでっか。ほなら出てゆけー(そこは天国(あまくには刀工))

驚異を!

2010年11月27日土曜日

One Year Later

一年は短い、一年は長い。時の流れは相対的なものである。



上舞惣一



一年後に逢いましょう。
そういって二度と再び合間見えないこともあれば、年がら年中顔をつき合わせているということもある。
先のことは未知の世界だが、予想し方向性を導くことは可能だ。
それにはまず今やりたいことをやる、後悔しないように今すぐ実行するということも肝要だ。
だから自然と後悔などしない人生を歩むことにはなるのではあるが、確かに今途切れてもそれはそれで満足だろうと予想できる。

なので。
今後は死んでも後悔するような生き方をしようと思う。
一年後、とても後悔するように、まだなにもやっていないと後悔するように、行こう。
変化を望む行き方ではなく、変化させる生き方で遊んでやろうと思う、可能な限りは。

渇望を!

2010年11月26日金曜日

The New World

ま、なんか新しいことやりたいねと思って始めたブログももう少しで二年目か。



津田真間



SF、サイエンスフィクションはやっぱり新しさが命だとは思ってるんだけど、如何せん昔話が多くなっちゃうこともあり難しいところ。
なかなか新しい作家さんを開拓するのも骨が折れる。読書家の人は凄いなと思う。
なんで科学的なネタを拾ってきては駄文にしているんだけど、ちょっと忙しいととたんにペースが落ちてきちゃう。
所詮身内だけで毎日やろうってのが結構な無茶ぶりだったかもなんだが、日記もまともにつけたことなかった身としてはよくやったよなと自画自賛。

それでもやはり新しい世界は見出しにくくなっているのは確か。
だが、新世界はきっとまだある。
それは常に見えぬものを見て聞けぬものを聞き、触れられないものをも実感しようとする心意気であるのだ。
その心持ちさえ思い出せれば、センス・オブ・ワンダーを今一度、何度でも体感可能だろう。

未来を!

2010年11月25日木曜日

ショパンと蜂蜜

ポーランドってポーの(イカ略)


津田です。



ポーランドの至宝展は人が多くてゆっくり見られませんでしたねー(棒読み)。

さて、ショパンの手の彫像とかも展示されてましたがアートラウンジに特別開設されていたミュージアムショップではショパンのCD付きの図録やショパンの胸像、関連本なども売られていてショパンの曲も延々と流されていましたよ。
ついショパ~ン3世とかいう単語が頭を過ぎったが気のせい。

んで、よく知らないゲームのことを話題にするのもなんだと思うけど、ちょっと面白そうなんで取り上げてみよう。
『トラスティベル 〜ショパンの夢〜』というXbox 360専用として2007年6月14日に発売されたロールプレイングゲームがそれだ。
その後、新要素が追加され『トラスティベル 〜ショパンの夢〜 ルプリーズ』として2008年9月18日にプレイステーション3へ移植、発売されたんだけどプレイできる環境にはないなぁ。
歴史上実在した人物、しかも作曲家でピアニストを主人公、題材としているというコンピュータRPG史上稀にみる異色作だといっていいんじゃないかな。

http://www.bandainamcogames.co.jp/cs/list/trustybell_ps3/


キャラクターデザインは結構好み。ナレーションは森本レオだって。

あらすじ(wikiより)

物語は1849年10月17日の深夜、ショパンが病に見舞われ床に伏せ、彼の見た最期の「夢」から始まる。彼の意識は現実世界を離れ、ファンタジーの世界へと降り立つ。この世界では、夢の世界(ショパンにとっては現実世界)で病に侵されている者は魔法の力を授かることが出来、ショパンもまた魔法の力を授かった。
しかし、ショパンはこの世界が自分の夢であると気づいており、すべてが幻で、偽物であると認めていた。そんな時、ショパンは一組の少年少女と出会った。


 テーマ的にもなかなか面白そうでしょ。

そうそう、ショップでは針葉樹蜂蜜という珍しげなアイテムを売っていたので買ってみた。
関係ないけど野口五郎の歌で針葉樹ってのがあると聞くがさすがに知らない西日射すアートラウンジのひとこま。

2010年11月24日水曜日

Guns N' Memories 7

イリーの二号ピストルくらいはないと話になるまいよ。



エンフィールド北方



モデルガン編2

まぁマグナムが銃の名前ではないのと同じように、イリーはELEYという弾薬製造会社の弾丸の名前なのだよワトソン君。
というわけでワトソンの銃としてよく紹介されているエンフィールドNo.2 Mk.Iであるが、諸研究によりその銃はウェブリー&スコット社のイーリー社の弾薬を使うNo.2という2インチの銃身を持つ拳銃ではないかと推測されているらしい。

とはいえ、エンフィールド・リボルバーはその中折れ式という特異な形状もあって人気が高く、ラピュタのムスカ大佐が使用していたり紅の豚やハウルの動く城にも登場、新しいところでは黒執事なんかにも出てたらしく、いわゆるイギリス系の古い拳銃の代名詞的存在と言っても過言ではない、日本では。

なんで自分もマルシン製組み立てキットのヘビーウエイト製のを購入、純正木製グリップ(チェッカリングが無いタイプ)に変更してありクラッシックムード漂う一品となっている。
一度も発火させたこと無いけどな。

中折れ式(トップブレイク)の特徴としてはリボルバーにしては素早いリロード(排莢・装填)が可能といったことが挙げられるが、如何せんオートマチック式に敵うはずもなく、良くも悪くも伝統主義的保守的傾向が強いイギリスならではなのかなぁと思わせる。

同じくマルシン製では、坂本竜馬愛用の高杉晋作から贈呈されたS&Wモデル2アーミー 33口径(寺田屋事件の際に火を噴いた)が有名であり、製作したことはあるが所有してはいない。

2010年11月23日火曜日

電車でD(oujin)

北九州線とは、かつて西日本鉄道(西鉄)が福岡県北九州市内で運行していた軌道路線の総称であり「北九州」線と名乗るが、この名称は西鉄成立時(1942年)からのものであり、沿線の自治体「北九州市」(1963年成立)よりも歴史が古い。
北九州線が旧門司市・小倉市・戸畑市・八幡市といった北九州市の母体となった各自治体を結んでいたことで、沿線が一つの一大都市として発展し、北九州市成立への基礎を築いた。
(wikiより)



上舞です。



1992年(平成4年)10月25日、北九州本線の一部(砂津 - 黒崎駅前間)いわゆる小倉と黒崎間を結んでいた路面電車が廃止されたんだが、この年の夏、全国でも類を見ない路面電車内を貸し切っての同人誌即売会が開催されたことを知るものは今となっては少ないだろうと思う。
廃止が決定してたって事もあるんだろうが、よくもまぁこんな無茶ぶりが実現できたもんだと思う。
まだわりかしおおらかな時代でもあったのであろうか。

「光画急行in北九州」と名付けられたこの企画、実際には売り手さんは片手に余るほどだったように記憶しているが、なんたってこういう無茶っぷりは評価したいところ。
なかなか楽しかったように記憶している。こんなに長く路面電車に乗ったこともなかったしな。
途中、貸し切りと知らずに信号停車中の列車に乗り込んでこようとしたおばあちゃんが、怪訝そうな様子で電車を見送ってたんだったっけか。

遠い夏の日の陽炎のような思い出。

 


2010年11月22日月曜日

老醜の時

TV邦題「死の宇宙病」
宇宙には未知の病気がたくさんあって恐ろしいなあ。



津田です。



「The deadly years」はメインクルーが急速に老化していくという現象に見舞われるなか、同船していたストッカー准将との指揮権に絡んだ審査会やカークの元カノ、ウォレス内分泌学者との関係、ロミュラン中立宙域に近いという地理的要因も加わって、かなり緊張感あふれるシナリオとなっている。

なかでも、誰にでも訪れる「老化」という重いテーマを取り扱っただけあって、クルーの年老いてゆくメーキャップと演技は必見。
あとチェコフのキャラクターの性格付けが事件解決への伏線となってる。
しかしこの痛々しくも心苦しい感じは、実際後年の映画で再体験することになるのだから、スタートレックってものの歴史をひしひしと感じずにはいられないよな。
このエピソードでカーク船長が34歳だってことが披露されたんだっけか。

小説ではカークがどうしても解けない命題を五つ挙げてるんだけど

・なぜこの宇宙が創造されたのか
・どうしてわれわれは自分が知っていると思いこんでいるにすぎないことを信じられるのか
・絶対的な正義とか不正義とかいうものがこの世にあるのか
・美というものの本質は何か
・フェルマーの最終定理の証明は何か


このうちフェルマーのは解かれちゃいましたよね、時代だなあ。

カーク「なにもかも、いずれわれわれが年をとる日まで憶えておかなければならぬ貴重な体験だったというわけだ……もちろん、まだだいぶ、間があるがね。え、そうだろう?」

2010年11月21日日曜日

トーキング・ライツ

スキューバは体験で一回しかやったことないけど、なかなかいいもんですよ。



上舞です。



でもまぁ水中に潜るってだけで緊張するわけであり、慣れてるヒトにとって見ればホラ簡単でしょってことが初心者にはすっごく敷居が高いわけで、出来るヒトには出来ないヒトの感覚が逆にわかんないんだろうなってことは、自動車運転教習の時にも思った。

で、いきなりハンドシグナルってのも上手く出来るわけがなく、自分の意志が相手に伝わらないってのは非常に由々しき事態なわけですよ。一歩間違うと死んじゃうし。
水中では電波が減衰しやすいらしく、お手軽な水中通信機器はありそうでなかったようなんですが、日本が世界に先駆けて開発した「水中可視光通信技術」ってのを先日TVで見ておおっと思ったことですよ。

ダイバーは手に特殊な水中ライト、頭には小型スピーカーを装備。
フルフェイス型水中マスクの中で普通に口を動かしてしゃべると、水中では使いにくい電波の代わりにLEDの光が高速に点滅、様々な信号を伝播。光は相手側の受光部で受け止められスピーカーに信号が送られる。水中では鼓膜が使えないため小型スピーカーは骨伝導式のものを使用。

水中で会話する装置として音波や超音波を使ったものがあったようだが、1対1で会話が出来ないなど実用性からは遠かったようです。
可視光通信ではライトと受光部が向き合っている限り、ダイバー同士が1対1で会話したり、1人が同時に複数の人に喋ることも可能。
グラスボートなどを使うと、ダイバーが船上にいる人に情報を伝達することも可能だ。
機器開発は座間味村第3セクター(21ざまみ)や県内のIT企業のほか、慶応大学など産学が連携して去年から行っているものらしい(経済産業省の地域イノベーション創出研究開発事業)。
想定価格はワンセット10万円で、来年夏の商品化を目指しているようだよ。

沖縄の自然とITの融合で生まれた新しい技術「水中可視光通信技術」。

とどけけ!ひかりでわたしたちの歌を!(なぜ・・・アイマス調で言う?)

2010年11月20日土曜日

Guns N' Memories 6

The single killer



浪漫北方



モデルガン編

MGCローマンはMGC(日本の遊戯銃メーカー)が1975年に発売したABS樹脂製モデルガンである。
モデルはコルト社のLAWMAN MK3 357Magnum、回転式拳銃であり日本人にも馴染み深い形状のためか、プロップガンとして「あぶない刑事」「太陽にほえろ!」「西部警察」などの番組に登場したという経緯を持つ。

自分が所有するのはHW(ヘビーウエイト)樹脂(プラスチックに金属粉を混ぜて重量を増加させたもの)製の組み立てキットのニューローマン2インチ、エキストラクターロッドシュラウド有りのタイプだ。
後年、SRHW(スーパーリアルヘビーウエイト)として再販された時はその磁石が着くし錆びるとまで言われた金属粉混入率の高さから規制がかかったんだっけかな、まぁそのぶんモロいんで実弾発射など出来ようも無いんだが外見は判断材料になるんだからいたしかたのないところではあろうか。
あとグリップをマルベリーフィールドの木製に変更してあり、経年による質感はかなりいい。

さて、戦闘武装集団MK-Ⅲメンバーズも年を経て結婚という段階に到るものが既に大半。
んで、結婚式の催し物の一貫としてMK-Ⅲでは披露宴会場を占拠、祝儀や料理・酒類を強奪のうえ、モテない我々にも女性を紹介しろと要求する、といった小芝居を毎回やってたんだけど、そのとき花婿の反撃の際、ボスに止めを射す銃としてローマンが使用されていた、だいたい前半の公演では。

前回公演ではメンテ不足もあり突入時に未発火という不手際を起こしてしまったが、幸い他の銃を借りていたため多少のタイムラグでその場を乗り切れた。
しかしながら近年、既婚者が大半という突撃部隊なんでもうシナリオ変更が必要だろって言われてることもあり、すでにローマンのsingle killerとしての役割も終わったなあという感慨である。

組み立てキットってやはり愛着がわくもんなんであるよ。
今もあるのかな。

2010年11月19日金曜日

地球滅亡まであと何日?

やったーヤマトくじでクリアファイル当たったよー!



無限に広がる大北方



ミンティアや一本満足バーを買いつつくじを引いてたんだけど、ステッカーシート、付せんメモセットに続きようやく(その後ボックスティッシュも)。
でもクリアファイルはもう一種類あるんでもう少し引いてみるかな。

実写映画がもうすぐ公開ってことで色々関連イベントがあってるようですが、先日映画館に置いてあった千羽ヤマト折り紙企画は九州地区限定だったのね。大和が沈んでる地だからかな。
超合金魂 GX-57 宇宙戦艦ヤマトも発売されるそうで、あれ?以前出てなかったかなと思ったんだが、「ビッグスケール ポピニカ魂 BPX-01 宇宙戦艦ヤマト」と勘違いしてたよ。
このアイテムも北九州にしてはかなり売れた記憶があるが、2001年発売ってことだからもう既に10年も前のことなんだな。感慨深いことよ。
完全新規造形でのリニューアル、2010年11月下旬発売予定で価格は23100円(税込)、対象15才~となってるけど30才以上の間違いだと思うよ。
出すたびに「これが最高のヤマト」ってのはお約束、ヤマトらしい。
おっ、参考出展ながらアンドロメダまで2月に予定されているのか。

しかしまぁ先日、所有の船『YAMATO』から転落、死亡した西崎義展プロデューサーが実写版ヤマトを目にすることはなくなりましたが、多分追悼がテロップで流れそうな予感。
良くも悪くも“プロデューサー”って職種を世に知らしめた存在であったことは間違いのないところであろうか。アイマスだったらどんなプロデューサーになってたんだろ、西崎P。
お悔やみ申し上げます。

さて、地球滅亡といえば2012年人類滅亡説がタイムリーであろうが、マヤ文明の暦が元ネタのこの説、アセンションやフォトンベルト、はたまた最近の流行りではオリオン座ベテルギウスの超新星爆発に伴うガンマ線バーストが来るとか話題に事欠かない。
ベテルギウスの件は「宇宙のステルヴィア」っぽいぞ。
マヤ暦云々は眉唾だとしてもユカタン半島付近には実際に隕石落下跡があり、恐竜絶滅の直接的原因になったとされる説が有力なのは確か。
遊星爆弾をイメージするなって方が無理だわな。
そうそうこれって兵器としての効用だけでなく、テラフォーミングならぬガミラスフォーミングなのよね。

そういえば暴れん坊将軍で「江戸壊滅の危機!すい星激突の恐怖」という伝説の回があるそうです。
時代劇は特撮だなぁ。

2010年11月18日木曜日

ほんとのことだけしりたいよ

外国為替証拠金取引じゃありません。



津田です。



だいぶん疲れが溜まってきたのでアニソンで回復を図るよ。

蒼い巨人といえば巨神ゴーグですが、元祖ロボットである鉄人28号だって好きさ。
その流れで「超電動ロボ 鉄人28号FX」もすごく好きだったなぁ。
双葉を見てたわけじゃありません(声はNHKBSのななみちゃん(サイズ的な意味で共通点ががが))。
いろいろ評価は分かれている作品のようですが、正当な続編ということで旧鉄人との夢の饗宴だってあるし俺は面白かったと思うがなあ。
FXのデザインもかっこよく、現代でも通じるレベルだと思う。
MGでとはいわんからプラモで出して欲しい。いや超合金魂でなら期待できるか。

鉄人なんで武器を持たないことは言うまでもないが、強い、強いぜ超電動パンチ(キックも)。
見た目もマッシブで、最近のヒョロいロボなんて目じゃない。
操縦も銃型のコントローラー:グリッドランサーでアップデート。
キャリアーからくるっと回転して出てくるとこはパトレイバーとかのさきがけだし、飛行メカ17号との合体シーンには誘導ビームが出てたりもする。
各国にロボット(鉄人)が配備されているって設定も今でこそ新しい。
内部メカが見える演出だって熱いぜ!
FXのデザイン的には肩の辺りとか、なんといっても角が無くたってカッコイイ頭部かな。
胸のシンボルマークもイカすぜ。
あとライバル機のブラックオックスは可変機で、ダブル主役機といっても過言ではないほど。
だが・・・主役の声は気にするな。
あ、正太郎パパンは田中秀幸ね。
余談だがメカニックデザインの村田護郎さんは北九州市出身。

無限機関 - Eternal Engine : 村田護郎 - Goro Murata http://gorobo.jp/



21世紀。
ロボット工学は飛躍的な進歩を遂げた。
悪のゾーン総統はこれを利用し、巨大ロボット使って人類に宣戦布告をしたのである。

だが、正義を守る伝説のヒーローが、今ここに立ち上がった。
超電動システムを組み込まれたスーパーロボット。
その名は鉄人28号FX!
The Iron Hero Twenty Eight Future X
超電動パワー・オン!!

2010年11月17日水曜日

Guns N' Memories 5

隠匿携帯妖精



北方さん・18



そういえば「エルフ・17」って好きだったな。

ガスガン編2

見本市に行った際、東京マルイブースで試射したのがきっかけで購入したのが、「グロック26」。
「トリガープルが素直ですね」って褒められたよ(お世辞)。

実銃界に衝撃を与えたグロック・シリーズはポリマーフレーム拳銃の代表格であるが、破裏拳とは関係ない。
いわゆるプラスチック製のこの銃は表面上はトイガン化しやすいらしく各社ラインナップしているわけだが、ホンモノのグロックは反動吸収の為に質感の柔らかいプラスチック素材を用いてる。
しかしほとんどのトイガンの主要な材質はABS樹脂やヘビーウェイト樹脂なんで、フレームが実銃よりも硬い、というなんとも面白い現象が見受けられる。

そういえば日本のトイガンの方が実物の銃よりキレイで値段も高いって話を聞いたことがある。
まぁリアルなトイガン、なんて他国ではありえない商品なんだろうから、ここら辺もガラパゴス化ってことになるんかいな。
精巧な玩具銃が許容されているうちは、平和な国だと思っていい。

さて、グロック社の代名詞、グロック17は別に17歳女子高生が開発したというわけではなく、かようにグロック26も妙齢の女性FBI職員携帯用に作られたというわけではない。
コンシールドキャリーピストル、隠匿携帯用銃器として非常にコンパクトかつ9mmパラベラム10+1発を発射可能というパワフルさを併せ持つ実銃に劣らず、ガスブローバックガンとして高レベルに完成されたメカニズムと価格を両立させた、現在の眼で見ても最強のサイドアームと言っても過言ではないこのグロック26。
うん、優秀すぎて書くこと無い。
ネタ的には面白みも何も無いトイガンなんだけど、そこがメーカー:東京マルイの恐ろしさ。
遊戯銃メーカーのバンダイって感じだ。
ラジコンを扱ってたということもあり、いち早く電動エアーガンを実用レベルまで推し進め、電動ハンドガンをも開発。
そのアフターサービス体制も他社遊戯銃メーカーとは一線を画していた。
撃って安心、売って安心の信頼ブランド東京マルイ。
そういえばBB弾発射機構搭載のラジコン戦車は飛ぶように売れたなぁ(戦車なのに)。

で、今なにやってんのかなーと思ったら、電動ecoスクーターなんぞを作っててビックリした。
モビルフォース ガンガルとかでパチモン商売してたメーカーからは隔世の感である。

この「グロック26」以降、エアーガンは購入していない。

2010年11月16日火曜日

おみやげ、たくさん

小惑星イトカワから1500個も!



津田です。



見事地球帰還を果たした小惑星探査機「はやぶさ」が持ち帰ったサンプルカプセルから見つかったイトカワ由来と思われる微粒子は、大きさ0.001~0.01mm前後。
電子顕微鏡調査の結果、大半がイトカワの岩石と同じような成分であり、「微粒子はイトカワのもの」と結論したようだ。

月より遠い天体の表面から試料を持ち帰ることに成功したのは、人類史上初の快挙。
つうか「月の石」以来なのか。
太陽系の成り立ちをひもとく重要な成果として、全世界から注目されているとのこと。
いっぱいあるから少しはわけてあげてもよろしくてよ、って感じか(チガウカ)。

一部の粒子からは地球にない結晶構造の物質も見つかったらしいんで、まだまだ「はやぶさ」さんの成果からはまだまだ目が離せないところ!

ミノフスキー粒子とかガンダリウム合金とかもここからですよ!(間違い)

2010年11月15日月曜日

バベルへの旅

話しがまとまらない会議のことをバベルに例えるようだけれど、なかなかに皮肉なタイトルであるととるか、それでもそれに向き合う前向きな姿勢ととらえるかはひとそれぞれである。


上舞です。



TV版邦題「惑星オリオンの侵略」は異星人がたくさん出てきて楽しいエピソードであると共に、スポックの家族間のホームドラマとしての側面も持ち合わせており、TNGの雰囲気を感じさせるエピソードでもある。
ヴァルカンの挨拶である、人差し指と中指、薬指と小指をくっつけてV字を形作る超有名なアレの初出であると思われる。
当時のトレッキーたちによって考案され、各々の指がヴァルカン哲学の意思を表示しているといわれており、小指はIDIC(無限の多様性による無限の調和)、薬指はノーム(全ての意)、中指は感情を克服した論理優越の信条、親指は個性の尊敬である、とされてるようだけどホントかにゃー。
決してメイドのMの形ではありませんよ。

2267年、惑星コリードの連邦加盟を承認するかどうかをめぐり、小惑星バーベル(TV版)で開催された星間会議の出席者は、アンドリア、テラライト、ヴァルカンなど32名の大使を含む140人の連邦代表。
かくしてエンタープライズ号で二週間をかけての会議場バベルへの旅路で、事件が起こらないわけはないのであった。

スポックが子供時代、セーラットという肥ったテディ・ベアのようなお気に入りの動物をかわいがっていた(ただし6インチの牙を持つ)という話や、小説版ではジェフリー管の名称が早くも登場していたり興味深い。
ちなみにジェフリー・チューブってのは宇宙艦内の作業用連絡通路のことなんだけど、船かなんかで本当にある専門用語かと思ってたら、初代エンタープライズ号をデザインした美術監督マット・ジェフリーズの名に由来するって知った時にはたまげた。

サレック大使の手術や正体不明の高速船の攻撃、カーク船長も刺されたりするしかなりの緊張感をもったエピソードなんだけど、最後はなんだかほのぼの。いつもは言うことを聞かない2人をベッドに寝かしつけてご満悦のマッコイも見られるよ。

しかしヴァルカン人、というかサレックとスポックの父子関係ってなんだか海原雄山と山岡士郎の関係を思い起こさせるとこもあるな。

TNGの「英雄症候群」で再演するサレックは老いて病魔に犯された姿での登場となるんだけど、長年続いてきたシリーズならではの重みっていうものが感じられますよね。

スポック「感情的なんですね、彼女は?」
サレック「(アマンダは)いつもこうなのさ」
スポック「本当ですか?なぜ結婚なさったのです?」
サレック「その当時はね、そうするのが論理的と思ったもんでね」

2010年11月14日日曜日

Guns N' Memories 4

いきなりくるなよデリンジャー



いくぞ若さの北方



ガスガン編

ガスガンは連射性が高い、ということは当然のようにBB弾代もかさむしガス代だってバカにならない。
そんなわけで敬遠していたんだが、レミントン・ダブルデリンジャーは買った。
当時カナマル商事とマルシン工業が出していて、どっちにしようか悩んだような記憶がある。
マルシンの方はホップアップバレル搭載等のマイナーチェンジを経て、さらには8mmBB弾仕様のものも発売され、人気のロングセラー商品となっているようだ。
ここまで書けばわかるように、自分はカナマルの製品をチョイス。マイナー志向なのか。

どちらの製品もブレイク・オープン(中折れ)はできないし上下のバレル(銃身)から弾が発射されるわけではなく、上部バレルがマガジンになっており下部バレルが銃口になっている。
マルシンのやつは多少見栄えは悪いがしっかりした蓋付きのマガジン構造、カナマルのは頭からパチパチ押し込んでのまたかよって思うだろうが自重落下の給弾方式。今時こんな給弾方法はさすがに絶滅してると思うんだが、よくまぁそんな銃ばかり選んで買っていたものよ。
そういえば光子企画さんとこでマルシン製のデリンジャー(シルバー)を見たな。

時代だなぁって思うのが説明書の他に組立方と「かんたんなチューンナップ方法」が書かれたペラ紙が付属していること。
トリガープルを軽くするためにハンマー下部やシアを削れとか、ノズルの戻りが悪ければバリを削れとか平気で書いてある。ガス漏れ時はタンクを新品に替えろとか。
サイト調整もリアかフロントを削ったり盛ったりしろという指示、トッテモカンタンデスネ。

この頃から自分の中ではエアーガンからモデルガンへの指向性も見えてきていて、モデルガンでデリンジャー欲しいなとは今でも時々思うことよ。

この銃もまだ手元にあるが、箱の中に怪しげなプラスチック片が落ちてるんで、壊れているのかもしれない。

2010年11月13日土曜日

魂の充足

古代エジプトでは人はアクト(質料)とカー(形相)とバー(魂)から成っており、プラトンはカーの概念をイデアと訳した。



津田です。



近代哲学的に考えると意識対象(アクト)と意識内容(カー)と意識作用(バー)、物理学的に考えれば物質(アクト)とエントロピー(カー)とエネルギー(バー)に該当すると思われる。
人間が死んでもミイラとして保存すれば、形相であるカーは肉体とともにこの世に残り、バーはあの世に行く。
物理学的に言うならば魂の不滅とは、エネルギー保存則にしたがっていると考えられないこともない。

肉体が完全に滅びてしまえば存在本質のカーだけが残るのであるが、バー(エネルギー)が無ければエントロピーは増大してゆくばかりなので最終的には熱的死を迎えざるを得ない。
そこで考えられたのがご存知肉体保存技術、ミイラである。

そしてこの考え方はヒトそのものだけでなく、ヒトがつくりだす社会という現象にも当てはまるものなのかもしれない。
例えばピラミッドなどの建造物は、エジプト王朝そのもののミイラだとする考え方もあり、なるほどなぁと感心したりする。

魂がどこかへ還ったとしても、依り代たるなんらかの形があれば、バーが永遠の命を携え戻ってきた時には復活するということなのかもしれませんね。
文書や、葬儀を描いた多くの壁画などで、バー(魂)を表現するために使われたヒエログリフは、人間の頭を持ち、鳥(通常、ハヤブサ)の身体をもつ形となっているようです。

我々が知る「はやぶさ」も、永遠の命を得たといっても過言ではないのかもしれませんね、人類が滅びないかぎりは。

2010年11月12日金曜日

Guns N' Memories 3

Ride on Shooting Star



散弾銃のように北方



予算の都合もあってなかなか長物と呼ばれる重火器に手を出すことが出来なかったのではあるが、唯一購入したのがKHC(啓弊社)「マーベリックM88」である。
ガスガンが隆盛を極め、電動ガンも飛ぶ鳥落とす勢いだったこの次期に、なぜエアコッキング式しかもショットガンだったのか。

その理由はまずはなんとなく近未来銃っぽい外観にある。
フランス陸軍で採用、現在も配備されているFA-MASを代表とするグリップと引き金より後方に弾倉や機関部を配置するブルパップと呼ばれる方式を採用したショットガンであるモスバーグM500。
この散弾銃にポリマー部品を多用した外装を付け、キャリングハンドルやコッキングにも使用するフォアグリップも装着されており、作動はオーソドックスなポンプアクションであるにもかかわらず一見してショットガンには見えない。
全然違うけどパルスライフルのような印象も。

さてそのエアーガンとしての性能だが、ショットガンと言うからには散弾してほしいよね、でも飛距離も欲しい。
そんなわがままな貴方の要求をかなえるべく、マーベリックにはバレル(銃身)が4本あります。
4本の独立したバレルとチャンバーを持つなんてかなりユニークな商品で、この発想は後に東京マルイのSPAS12に受け継がれるもののこちらは3バレル。面攻撃が可能で有効なエアーガンの草分け的存在であったことは間違いない(多分)。

さらにまたか!と思われるかもしれないが、東京マルイがショットシェル式のマガジン(装弾数30発)を採用してリアルさを演出したのとは逆に、KHCでは大胆にもキャリングハンドル部分をまるごと弾倉に。
自由落下方式で上部からBB弾をジャラジャラ流し込むタイプで給弾も楽な上に装弾数約240発という正に弾切れ知らず。
相変わらずこの方式だとうるさいんだけどね。

まだホップアップバレルは採用されていなかった(後に改良品も出たっけか?)けど、いうならば長物のエアーガンを4丁まとめたような仕組みである。
当然のようにコッキングが硬くて重い。非力な自分ならいざ知らず、当時のレビューとかでもスプリングカットの改造とかあったようなんでほんとに重かったんだろう。
あと操作音がデカイ、迫力満点であるが壊れそうで最初はビックリする。
撃つ方がそうなんで、狙われた方はたまらんだろうな。
基本的にモナカ構造だったと思うけど、ライブなグリップセイフティや金属製バレルジャケット、コッキングの際にチャンバーが開くギミックもあり、毛色が変わってはいるけれどなかなか優秀なモデルではなかっただろうか(モノにしては低価格だったし)。

前二つの銃は残念ながら破損してしまって手元に無いんだけれど、こいつだけはまだあるな(壊れてるけど)。

2010年11月11日木曜日

赤ちゃんも宇宙補給機で

HTV(宇宙ステーション補給機)の愛称が決まりましたね。



津田です。



スペースコロニー在住の家庭で子供から赤ちゃんはどこから来るのって聞かれ、「こうのとり」が運んで来るんだよって答えたり、お前は軌道エレベーターの端で破棄されていた宇宙船の冷凍睡眠カプセルから拾ってきたんだよって言われトラウマを植えつけられる子供たちが続出する未来が待ち遠しいですよね。

JAXA(宇宙航空研究開発機構)は11月11日、ISS(国際宇宙ステーション)へ補給物資を運ぶHTV(宇宙ステーション補給機)の愛称を「こうのとり」(KOUNOTORI)に決定と発表。
こうのとり2号機は来年1月20日にH-IIBロケットで打ち上げられる予定。

コウノトリが住み着いた家には幸福が訪れるとか、赤ちゃんや幸せなど大切なものを運んでくるという言い伝えがヨーロッパにあり、日本にもそのイメージが伝わって久しい。
「ISSへ重要な物資を運ぶHTVのミッション内容を的確に表している」として、有効応募総数17026件のうち217人が提案した「こうのとり」に決めたとか。

商標などに使用されている名称は除外されたらしいので、イスカンダルへ行って放射能除去装置コスモクリーナーDを運んできたヤマトは除外されますね(別に応募したわけじゃないけど)。

そういえば九州石油のガソリンスタンドのブランド名はSTORKで、コウノトリの看板が掲げられていましたな。

2010年11月10日水曜日

俺の妹が額縁の中の少女に似ているわけがない

ポーランドってポーの一族が住んでいる国ですか?



上舞です。



ポーランドといえばレムですよね。
あぁ身体は休息状態なのに脳は覚醒に近い状態で活動しているそれはレム睡眠。
ドリームハンター、それは麗夢。

スタニスワフ・レムといえば「ソラリスの陽のもとに」とか「宇宙創世期ロボットの旅」、「泰平ヨン」シリーズや古くは「金星応答なし」ですか。金星が脚光を浴びている昨今、読み直すにはいい機会かもしれませんな。
東欧などのSFとかももっと紹介されるといいのにね。

あとポーランドの著名人はSFに近しそうなところで、地動説のコペルニクス、放射能のマリ・キュリー、エスペラント創案者ザメンホフ、ダンス・オブ・ヴァンパイアのロマン・ポランスキーとかでしょうか。ピアノの詩人ショパ~ン(ルパン風のノリで)も。

というわけで「ポーランドの至宝展 レンブラントと珠玉の王室コレクション」が北九州市立美術館分館にていよいよ開幕ですね。

ぐったり。

2010年11月9日火曜日

Guns N' Memories 2

サラ・コナー?



ハードボーラー北方



映画「ターミネーター」は当時何故か戦闘武装集団MK-Ⅲに海賊版ビデオが回ってきてて、大音量の場面になると音割れが酷かったんだが、その映像のインパクトは絶大であり、当然のように充実していた銃器関連の話題も頻出した。
中でも特に印象深いのが「AMTハードボーラー ロングスライド」。
ビデオパッケージでシュワちゃんが手にしてるので覚えがある人も多いと思う。
ステンレスシルバーロングスライドオートマチック・レーザーサイトモデルは当然のように自分の心も捉え、以後オートマチックの嗜好はロングスライドになった。
トライガンとかヘルシングの人とかもここらへんが源流なんかもね。

さて、このハードボーラー。
実銃はAMT(アルカディア・マシン・アンド・ツール)社が、ガバメントモデルとしては初の全ステンレス製として製作。
エアーガンとしてはチヨダ(千代田?)というメーカーがマークスマンガバメントという名称で、確か競技用(謎)として製作。マガジンが無く上部から一発づつ詰める方式で、ツヅミ弾仕様からBB弾仕様へと変更があったんじゃなかったかな。
で、やはりというかなんというかターミネーターモデルも製作されたのだが、いやはやコレがまたなんとも形状が似てないなんてもんじゃなく別銃。シルバーじゃなくて普通に黒だし。
ぱっと見はいいんだけどね。
まぁここまで書けばわかるように買いましたよ、これ。

操作方法もすっごく独特、ボルトアクション方式に似ているといえば似ている。
まずトリガーを引く(弾は出ない)。
何を言っているのかわからねーと思うが(以下略)。
トリガーを引いた状態でハンマー(撃鉄)に当たる部分をちょっと押してやると側面のサムセイフティが外れ、後方にポンプが入っているシリンダー部が飛び出す。
トリガーから指を離し、シリンダー部分を引いてさらに前方に押し込んでやるとロックがかかり撃てる状態になる、という機構。
当時としてはスプリングが強めだったのかかなりパワーがあったように記憶してるが、思い出補正かもしれない。
安い粗悪な軽いBB弾を使ってたんで(知識も財源も乏しかった)飛距離につれて弾道が浮き上がっていたことを思い出すが、この現象が現在定番となっているホップアップシステムへと繋がっていったんだろうな。

さて、そんなめんどくさいハードボーラーでも慣れればかなり連射が効くようになるもの。でもいったい弾倉はどこに?
そうです、ターミネーターではレーザーサイトとしてマウントされていたスコープ部分が全部弾入れなのです。
一応スコープ中央には鏡面加工された細い筒が配置されていて、ミラースコープとか言われてたような気もするんだけど怪しいもんだ。
給弾は自由落下方式、銃を動かすたびにジャラジャラ音がするのでうるさいんだけど、100発以上は装弾可能だったんで1ゲームで弾切れを起こすことだけは無かった。
いわゆる映画やドラマやアニメのようなフィクションでありがちな無限弾倉銃かってくらい撃ちまくることが可能だったわけだ。

今では本物のハードボーラーの方に違和感を感じるくらい、と言うと言いすぎなんだけど、実に印象深いエアーガンではありました。
最近この銃の雰囲気を感じたのがエアーガンではないトイガンなんだけど、ディエンドライバー。
変わったモノ好きなところは、変わらないなぁ。

2010年11月8日月曜日

Guns N' Memories 1

Steel Child O' Mine



MK-Ⅲメンバーズ北方



むかし。
サバイバルゲームが流行り始めていた頃、自分も銃に興味を持ち始める年代であった。
モデルガンが規制を受け、代わりにエアーガンが台等してきていた時代。
ツヅミ弾からBB弾へシフトしていった時期でもあるのだが、「マルゼン」の組み立て式エアーガン「S&W M59」もその一つであり、自分が最初に購入したトイガンであった。

当時自分の父は、たとえおもちゃとはいえ銃などの人殺しの道具を子供が持ったり戦争アニメ(ガンダムとか)を見たりするのははいかがなものかという考えを持っていて、購入にいたるまでには一悶着あったことが記憶の隅に残っているのだが、そんな父と人をバッタバッタ切り殺す時代劇や銃で殺人する西部劇なんか見てても特に言及は無く、矛盾を感じつつも可笑しかった事をも記憶している。

さて。
ABS樹脂(強化プラスチック)用接着剤などを使用し意外に強いバネの力に翻弄されつつ(非力)苦戦して作り上げたS&W M59。
持ってみると自分の手にはグリップが大きすぎ非常に操作し辛かったうえ、形状からスライドをロックするまで押し込むのに大変な苦労を要した(非力)。
操作は、カートリッジ(薬莢)の先端にBB弾を詰め、マガジン(弾倉)に装填。デフォルトでオープンしているスライドを押し込んでコッキング(空気を圧縮)。
トリガー(引き金)は二段引きになっていて、一段引くと弾丸が発射、深く引くとバネの力でスライドがブローバック(後退)、カートリッジが排莢される(ライブカートアクション)という現代のエアーガンには無いギミックを搭載していた。
カートリッジが勢い良く飛んでいく様はトイガンにしてはなかなかかっこよく思えるのだが、如何せん紛失という恐怖感が子供心にはあり、野外では特に思い切っては遊べなかったものよ。
そういえばカートキャッチャーってのもあったなぁ。
ライブカートアクションはその後廃れ、ショットガン弾倉やリボルバー(回転弾倉)式拳銃の一部にその名残を留めるだけとなってしまった。

実銃の世界では弾丸そのものの進化が銃の形状を誘導進化させてきたのであるが、トイガンにおいては6mmのプラスチック小球「BB弾」が今も代わらずエアーガンの弾としては100%に近いシェアを占める。
このBB弾の実用化を行ったメーカー「マルゼン」はのちに8mmBB弾なども開発、堅牢な作りで良質なエアーガンを作り続けているようだ。

2010年11月7日日曜日

牙狼ってなんGARO

見所は胸元、二の腕、太もも・・・だけではありません。



津田です。



日本初の全編フルデジタル3D映画「牙狼〈GARO〉 ~RED REQUIEM~」を観たよ。

雨宮慶太作品はゼイラムを見てるくらい(未来忍者も見てるかもしれん)なんだけど、その独特の造形感は特撮界では広く浸透していると思われる。
実は『牙狼〈GARO〉』が元々TVシリーズだったってことは全然知らなかったんですが、全く問題なくストーリーを楽しめるように製作されていることは実に良心的配慮といえよう。
昨今、一見さんお断りな作品も多く見受けられる中、好感が持てる。
ただ物語は実にオーソドックスで単純明快、ひねりもなにもない完全ヒーローアクション映画だ。
なのですんなり映像だけを楽しめるし、ただひたすら主人公鋼牙のかっこよさを堪能すればよい。
こんなに硬派な主役も今時珍しいので逆に新鮮かもしれない。
白コートでの活劇は実に絵になるし剣戟もしっかりしている。
クレジットタイトルはアニメとかではありそうな演出なんだけど、実写ではなかなか見ないか。一歩間違うとギャグなんだけど大真面目に淡々とこなしてるのが単純ながらも凄いと思った。
よくまぁ長きに渡り自分のカッコイイヒーロー像はこうなんだぜ、と臆面もなく映像化できるよな、清々しさすら感じる。

CGと実写の境目を意識することもなく、見やすいフォーカスに編集した3D表現に努めているということもあってほとんど目の負担にならない3Dであった(個人差があります)。
ただサブタイトルであるRED REQUIEMの意味はよくわからなかった。

しかしシルバーアクセ風の使い魔、魔導輪ザルバ(声:影山ヒロノブ)の存在が端的に示すように、いわゆるDQN系の人々にもおそらくは受けが良かったんじゃないかと思う。
実はその手の人々ってこういうオタク系趣味を潜在的に持っているんだと思うのよね。相反するという主張もあろうが、系統は違えど同族嫌悪に近しいんではあるまいか。
もちろん全ての人がそうだといっているわけじゃなく、ね。

ともあれ、想像以上に見所の多い良質な映画であったことは間違いないと思う。
世間的にも好評価であるようだし。
TV版も見てみたいね。
パンフと付属の御札とGAROチェンジングカード(いわゆる3Dホログラム)。
提供:光子企画

2010年11月6日土曜日

響嵐だが酒場はないアル

どっちだ。



上舞です。



去年も行ったんだけど、今年も「ひびきの響嵐祭」に足を伸ばしてきたよ。
北九州市立大学国際環境工学部ひびきのキャンパスの学生で立ち上げた大学祭らしいけど、北九州市若松区西部にある北九州学術研究都市全体のイベントでもあるのかな。
まぁその名に恥じないデカい大学ですよ・・・いや北方キャンパスがショボいだけか。
理系大学(の集合体)らしく、研究成果が目に見えるということもあってすごく見ごたえがあって面白い。
建築系のとこでは建築模型やユニークな課題工作物などの展示はもちろん、一年時の課題の一つでデッサンやテーマを与えられて描かれた絵が分散展示してあったんだけど、この絵のレベルがむちゃくちゃ高いと感じて感心してみていたら、外国人教授がやってきて、上手い学生を中心に置いてるんだよって話しかけられた。
なかなかに話し好きの教授で実に興味深くお話を伺うことができましたよ。

明日日曜にあるらしいんで見れないけど、日本人初宇宙飛行士の秋山豊寛と2009年に宇宙游エイしたエイ型ロボット開発者の山本郁夫教授の宇宙トークLIVEショーとか、ロボット・デモンストレーションもある。
読み聞かせブック・リーダ・ロボット「二宮くん」もいて、服を着せられたり外観がバージョンアップしていた。
また先着順ながらブルースクリーンを使用した本格合成写真をタダで撮ってくれるとこもあって、もちろん体験してみた。背景はやっぱり銀河で!

エコ企画も、ひびきのキャンパスオリジナルエコ容器のリサイクル活動を実施しており、北九大と比べレベルが段違いに上だ。もうこっちが本家でいいんじゃないかな。

惑星サーキットラリーという各展示ポイントを周らせるための企画はまぁ景品を含めてまぁしょぼいっちゃしょぼいんだが、実は構内の各施設にも見所は多くあって新しい発見もあり、知るきっかけを作ってくれる有意義な企画だなと感心した。

自分たちのしていることを楽しんでもらえるように表現し伝える。
大学祭、かくありたいものよ。

←エイ型ロボット
迷い込んだいい感じの施設。撮影に使えそうなポイント満載、ロケしたい。
  
   

2010年11月5日金曜日

イスカンダルの味がした

無限に広がる大宇宙くらいは流れて欲しいものだね。



はるばるのぞむ北方。



映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」の公開に先駆け、ファミマとampmでキャンペーンくじをやってた。
アサヒとの提携みたいなんでミンティア派の自分は2個買えば引けるんでとりあえず一回。
まぁくじは等価交換じゃないし。
景品はクリアファイル2種とサイコロボックスティッシュ、付箋紙&メモセット、シールセットだったかな。
クリアファイルはデザインが良かったので欲しかったが次に行った時にはもうくじ自体が完売だった。
一週間ごとに景品が変わるとも聞いているんでまた機会があれば引いてみようかな。

あと他にタイアップ商品として、まろやかでコクのある乳性飲料、
  第3艦橋が沈殿する場合が…
そして毒々しい青々と美しい色合いの蒸しパン、まさかのメロンソーダ風味。
 結構美味しいよ、イスカンダル。

所変わって、映画館ではポップ看板も展示。ヤマト折り紙なるものも配布中だった。
  
↑3Dに見える看板。まぁホントに飛び出してるわけだが。折り紙は基本、鶴の折り方なんだけど意外と難しかった。
 
完成図。ヤマトに見えんこともないよな。

というわけでなにかと盛り上がってるようなそうでないようなよくわからないんですが、もうすぐ後悔航海公開ですね実写版ヤマト!

2010年11月4日木曜日

夢の途中

希望という名の重い荷物を君は軽々ときっと持ち上げて笑顔見せるだろう、
パワードスーツで。



津田です。



ただ心の片隅にでも小さくメモしたつもりが字が汚くて解読不能な今日この頃、皆様イカがお過ごしでゲソ。

なにごとにも後片付けはある。
ひとまず企画自体は終了したものの、

アンケートにご協力いただいたOBの皆様へ、記念誌「北九大SF研30年の企み」を送付する仕事が残っているわけで。
近日中には何とか作業を
終了させたいと前向きに検討いたしますので、末永くお待ちいただきますよう、
よろしくお願いいたします。
むぎゅう。

2010年11月3日水曜日

北九大SF研30年の企み 最終日

われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはどこへ行くのか―



津田真間



・SF研の歴史:記念誌巻末付録の年表と表紙絵ギャラリーを拡大印刷したものをホワイトボードに掲示。IさんからSF研未所持の会誌や資料の提供がありました。貴重な資料をご提供いただきまして、誠にありがとうございます。大切に封印保管させていただきます。

・頒布物:レコード、在庫終了。漫画などもほぼ頒布終了。

・映像展示:午前中は客足がなく、ミニパトを見た(あ、途中までだったよ)。
また自主制作映像は基本的に予告編というつくりなので、閲覧いただいた方に「どの作品の本編を観たいですか?」というアンケートも取りました。
「流浪の銀星ガウリス」(変身ヒーローもの)6票
「Shadow Fase」(特殊超能力バトルアクションもの)5票
「Piling Solt」(不条理コメディ)4票
まぁ変身ヒーローものなのに変身してないからねぇ。

○ご来場のOBの皆様

・初日に引き続き、Iさん、ぐちさん、糟屋さん、何度ものご来場、ありがとうございます。

・連絡会代表、片山長官(Shadow Fase:役名)。

・アニメ店員、S.Fさん。

・神社からはSさんと、今年から北九州在住となったKさん。

・シティマラソン福岡2010で走ってきた、載穣京(Shadow Fase:役名)さん。

・市内からはまだまだ最近OBになったばかりの、Mさん。

・すぐ仕事があるにもかかわらず駆けつけてくれた、Nくん。

最後に30年分の会誌、SF研ノート、企画ノート、名簿や写真、落書き帳などをダンボール2箱分に詰めて梵字テープにて封印、倉庫に保管いたしましたことをご報告いたします。
(お願い・・・積荷は全て燃やして!)

本当にたくさんのOBの方々、また一般ご来場者に恵まれ、ささやかではありましたが当企画を楽しんでいただけたのではないかと思います。
「北九大SF研30年の企み」にご参加いただきました皆様、本当にありがとうございました。お疲れ様です。
最後になりましたが、共同企画ブランドである光子企画:黒衣の女(Shadow Fase:役名)こと光原玲さんに、ありがとう。



北九大にはSF研究会が、存在する

2010年11月2日火曜日

北九大SF研30年の企み 3日目

申し訳ございません、このような展示で。
30年・・・ですか、SF研らしい。
私はSFのおかげで真っ当な人間になれた。今度は私がSFを救ってあげよう。
聞くところによるとお前もSFの力を手に入れたらしいね、試してあげよう、お前のSF力を。
どうした?SFしないのか?
いい企画だ 感動的だな だが無意味だ
後悔するぞ、SF研を倒さなかったことを。



上舞惣一



・SF研の歴史:時代と共に整然としてくる様子を会誌を年代順に並べ直すことで表現、完成形へ。

・頒布物:SFマガジンとニュートン、配布終了。

・映像展示:ヒマなんでアサルトガールズと東映TV映画予告編集を見た。

○ご来場のOBの皆様

・市内からゲルマンTくんと黒沢アキラ(Shadow Fase:役名)くん、おおっ期せずしてポストマンがそろった。

さすがに3日目の平日ともなると出足も少なかったのですが、なかなか会う機会の少ない方々にもご来場いただけました。
あとSF研とは直接関係ないのですが映像作品「Piling Solt」の主演女優(北九大生)にご来場いただけました。ありがとうございます。
また頒布物をダンボール一箱分抱えて持って帰られたご来場者様がいらっしゃいました。


他人にとってはガラクタかもしれないものが、人によっては「お宝」になるかもしれない

2010年11月1日月曜日

北九大SF研30年の企み 2日目

11月はたそがれの後



葉山はな



・SF研の歴史:重複して展示してある会誌を間引きましたわ。徐々に整理されてゆく様子を表現いたしましたの。

・頒布物:現役生らが過去会誌やレコードなどを持ってゆきましたわ。そうそう、1/1ハロを持っていってテント企画のディスプレイに早速使ってくれてましたわよ。

・映像展示:自主製作映像の他にファイアボールなども拝見いたしました。

○ご来場のOBの皆様

・昨日に引き続きガウリス(ガウリス:役名)さんとメインクーン様(ガウリス:役名)。

・埼玉からゼルビス(ガウリス:役名)くんとナミ(ガウリス:役名)さん。なんとチーム・ガウリス勢ぞろいですの。

・静岡からUくん、静岡版1/1ガンダムの写真などを拝見いたしましたわ。

・ぐちさん、主に留守番をお願いいたしました。

また九工大生の方も見えられましたの。学外会員について尋ねられたのですけれど、現役生の公式回答では現在は募集していない旨をお伝えいたしました。
九工大のSF研はすでになくなってしまったのでしょうか。

まったくの平日にもかかわらず展示場に足をお運びいただきまして、誠にありがとうございます。

2010年10月31日日曜日

北九大SF研30年の企み 初日

TREK or TREK



北方多聞



光子企画Presents「北九大SF研30年の企み」の協賛として北九大大学祭教室企画に出展。

・SF研の歴史:コの字型にブースを設け30年分の会誌を分散配置することでSF研の混沌状況を示した。また記念誌「北九大SF研30年の企み」も展示。

・頒布物:現SF研会誌「VISION」最新号配布。過去会誌および定期購読誌「SFマガジン」と「科学雑誌 Newton」、漫画、SFサントラなどのレコードの展示と無料配布。

・映像展示:自主制作映像「流浪の銀星ガウリス」「Shadow Fase」「Piling Solt」を3回に分けて上映。また「さよならジュピター」特典映像(メイキング)なども。

○ご来場のOBの皆様

・この企画の発端となった同人誌「大学SF研の今までとこれから」を購入、見せていただきました、神奈川から明神さんと鹿児島からガウリスさん。

・公認のOB現役相互連絡会から、会計ぐちさん。

・市内からTさん(差し入れありがとうございました)とOさん。

・最古参のOBの方のうちのひとりで貴重な情報の提供をいただきました、Iさん。

・福岡からわざわざ重くてかさばる書籍をたくさんお貸しいただきました、糟屋さん。

・今月ご結婚されるR(Shadow Fase:役名)くんと、つかさ(Shadow Fase:役名)さん。「Shadow Fase」にご出演いただいたさいには共同技も披露されていました。

・市内からOBになったばかりのN(H)さん。ご記帳いただくのを失念しておりました、申し訳ございません!

また現役のSF研部員にも数多くご来場いただき、過去会誌などをお持ちいただきました。
小雨がちの寒い天候の中、予想より多くの一般来場者にもお越しいただくことができました。

ご来展の皆様、ありがとうございます。

2010年10月30日土曜日

エイリアン・や・ないと?(博多弁風に)

スペース・ハロウィーン in スペースドームへ行ってみたよ。



津田です。



スペースワールド初の試みとして9/18、19、10/9、10、30、31の6日間限定で、スペースドームを中心とした一区画に限り18:00-22:00までをハロウィン仕様で楽しめるという企画。
遊具は惑星アクアが稼動しているのみ。食事所は流星軒というラーメン屋がエイリアンラーメン(エイリアンの目の形の焼き型が付いたチャーシュー入り)を出し、呼び込みがエイリアンという趣向。
カフェは店名が魔女っ子カフェになり魔女のコスプレをした店員がおり、メニューもゾンビライス・魔女の瞳(パスタ)・練成ショコラと凝った物となる。
屋台や占い、晴れていれば望遠鏡2台での惑星(木星見た)や月の観測も楽しめるスターウオッチングなどの野外施設。
もちろん様々なエイリアン(風?)の仮装をしたスタッフもわりと多めでノリも良く、子供たちをはじめお客さんたちの反応も非常に楽しげで、全体としてはまずまず頑張った感はある催し物であったといえようか。

だが、ポップステラで行なわれていたcross fmプロデュースの見世物小屋的な代物ははっきりいってクソつまらんかった
もはや詐欺といってもいいレベル。いや詐欺師に失礼、ホント酷い出し物だったんでゲンナリだった。

メインのスタッフ誘導型ウォークスルー式お化け屋敷「エイリアン・ザ・ナイト」ですが、設定・内容・アクターの演技などは詰めの甘いところも見受けられるものの、比較的楽しめるものであった。
しかし案内スタッフの一部に教育が行き届いていないのか元々想定していなかったのか、整理券配布の案内や行列の誘導などでの不備不手際が目立った。
せっかく面白そうな企画をやるんだから万全を期して欲しいものである。
間違ってもスタッフ(オヤジ)の口からいやー初めての試みなんでーなんて言い訳の発言は聞きたくないし、初めてだからこそなおさらしっかりやってもらいたいものである。
大学祭の出し物じゃねぇんだからさ。

ともあれ、アクターのレベルはそれなりに良いものだと思うんで、経営陣のトップがもっと頑張れ。
ハウステンボスのようにな。
本来の理想の宇宙テーマパークの名に恥じない発展に期待したい。

  

2010年10月29日金曜日

ギンギラ太陽’s FACTORY in福岡PARCOに行ってきたぜ

日程的に強行軍だったが行ってよかったパルパルパルパル。



北方来訪者。



史上最大の流通大戦争前夜祭!?と称されたこの展示会は、「飛び出す!天神大図鑑」「かぶりモノのぞき小屋」「かぶりモノ記念撮影コーナー」「秘蔵映像ミニシアター」「大塚秘宝館」など盛りだくさんで非常に楽しかった。
中でもやはりかぶりものを実際にかぶってみられたのと、その構造を間近に観察できたのは収穫だったと思う。
あとWEBエントリーキャンペーンのアンケートに答えるため実際に福岡パルコをグルッと回ってみたんだが、こういう試みは大変有意義だと感じられた。主催者:大塚ムネトさんが福岡市民文化活動功労賞を受賞するのもよくわかる話だ。
当然次回公演も観にいきたいのだが先行予約時は丁度仕事中なので、糟屋さんに代理でご予約願うこととしよう、よろしくお願いいたしますよ。

ご存知、西鉄バス。十数年モノってことは本物のバスより寿命長いんじゃなかろうか。サングラス着用のためのスリットが存在するのに感心した。
  

↓かぶりモノのぞき小屋の中にエンタープライズ号発見!!KO・U・FU・N☆
 なんとタイ・ファイターも。どこで出たんだ?

←小さくてわかりにくいが等身大より大きめのPOPがずらり大集合。

左から二番目のIMSマンの存在感が光る。

右手前にはバス乗り場かぶり場があるのがわかるだろうか。

この日はキャストも登場して大いに盛り上がりましたよ。

そしてグッズ販売も充実、名台詞が多数書き込まれたトイレットペーパーは買っとくべきだったか。
クリアファイルとガシャポンの缶バッジ。レアっぽいパルコ版バス天使が出て嬉しい。
  
西鉄バス天使ストラップ。
 結構大きいよ。

次回公演も楽しみです。