2009年2月14日土曜日

ヴァン・アレン帯で


くると思っただろう。


上舞です。



ロバート・シルヴァーバーグの

マジプール三部作。

SF執筆からの引退を宣言して五年後の1980年に発表されたファンタジー。

ハヤカワSFから出てたけどね。


シルヴァーバーグは凄い多作家で小説工場とも呼ばれていたそうです。

原稿が書けなくなった時の体験談として「あるとき15分ばかり書けなかったことがある」と語ったというから凄まじい。

ジュブナイルとして学校の図書室とかにあったSFのシリーズ物のうちのひとつ「第四惑星の反乱」は、シルヴァーバーグの処女長編だったんですね。


・ヴァレンタイン卿の城(1981年ローカス賞ファンタジー部門)


・マジプール年代記


・<教皇>ヴァレンタイン


マジプール年代記は短編集的な形式になっています。


巨大惑星マジプールに人類が植民して幾星霜、

<教皇><皇帝><聖母><夢の王>からなる四権分立のような制度で平和を保っていた。

しかし新皇帝即位には恐るべき陰謀が・・・

といった趣。筋立ては王道ですな。

ヴァレンタインは旅芸人一座に加わり旅をしていくんですが、ジャグリングをするんですよね。

あの玉投げの芸はジャグリングというんだ~と知ったのはこの本でした。


シルヴァーバーグさんは日本SF大会でお見かけしたのですが、

赤ら顔の好々爺といった風体で、

まだまだお元気そうなご様子。

そういえばサインももらいましたよ。

(忘れるなよ)



この本はいつかネタにしようと持ち続けていたのですが、

今日このような形でお披露目できることはとても喜ばしい限りであると存じます。

・・・なんか、スミマセン。

2009年2月13日金曜日

百年に一度の

で良かったよね。十年ごとにやって来られたのでは大変だ。

誇張表現が流行るのは中国のお家芸だと思ったのですが、日本も近いですかね。



津田です。


百年と一口に言ってもいったいどれぐらいの体感時間なのか。

遠いようだったり近いようだったり、身近なようで実は全然わからないものです。


淀川長治、太宰治、松本清張が生まれたのが百年前。

「松本清張記念館」がある北九州市では生誕100年を記念して様々なイベントが催されることと思います。

また、伊藤博文が暗殺された年でもあるんですね。


北九州イノベーションギャラリーでは 「アンドリュー・ワット コレクション 100年前の未来想像図展」という企画展示が3月8日(日)まで開催されています。

期間中に是非とも足を運びたいと思います。

同時開催の「20世紀の予言」というのも実に面白そう。


ここ北九州イノベーションギャラリーのライブラリーは主に産業技術とデザインの分野に特化した図書(古書、新刊書)、雑誌を収集・公開していて、小規模ながら実にまとまりのある施設。

この分野に興味のある方にはお勧めです。

自分ももう少し近ければ通いたい場所です。君もイノベイターだ!

百年後の世界・・・百年前の人はきっと素晴らしい世界を夢見てちょっぴり悔しい思いをしたのではないでしょうか。

自分も、自らはそこに至れないのだとして悔しいなぁと思うくらいの百年後の世界を、夢見ることをまだ忘れてはいません。



13日の金曜日だけれど(なんと来月もだけれど(11月もだ))



北九州イノベーションギャラリー
http://www.kigs.jp/kigs/index.php

2009年2月12日木曜日

ぶつかるのは転校生

くらいで十分ですよ。

そしてなぜか同じクラスになり先生が「ん?お前ら知り合いか」とかいって席が隣になるパターン。



上舞です。



アメリカの携帯電話用通信衛星「イリジウム」が10日、同軌道上で制御不能状態にあったロシアの衛星と衝突事故を起こした。

軌道周回衛星同士が衝突事故を起こすのは、宇宙開発史上で初の出来事らしい。

1957年10月スプートニク打上げからとして、半世紀は衝突しなかったのか。

でも軌道物体同士の、いわゆるスペースデブリ(宇宙ゴミ)との衝突は3例くらいは報告されているようです。

この件が4例目ってことでしょう。

イリジウム衛星:1997年にモトローラによって打上げられた重量500kgの小型衛星。

ロシア通信衛星コスモス2251:ロシア衛星に関して現在詳しい情報は明らかにされていないらしい。

1993年に打上げられた重量1tの大型衛星で、衝突時には既に制御不能状態に陥っていた模様。

NASAでは現在、高度780kmの低軌道上での衝突事故で生じたスペースデブリが、他の衛星や国際宇宙ステーションに与える影響度を調査中。

当面、すぐになんらかの影響を及ぼす可能性はないとしている、とのこと。

それでも約600個近くのデブリが発生したと見られているようです。


すぐさま『プラネテス』(幸村誠)を思い出すでしょうが、この作品群にはなぜだか機会を逃していて全然手付かずなんですよね~。

漫画もアニメも観たいぞ。


日本スペースガード協会のURLを貼っておきます。
http://www.spaceguard.or.jp/ja/index.html

2009年2月11日水曜日

異能の足跡

地図、みんな好きですよね(だからみんな禁止)。


津田です。



グーグルアースも順調にバージョンが上がっているようだし、ネットマップの便利さ、ナビゲーションシステムの普及などお世話になってることしきりです。

今日のグーグルトップページには伊能忠敬さんが測量に歩いていてびっくりでした。



北九州のリバーウォーク14Fには「ゼンリン地図の資料館」というものがあります。

ちょっと敷居が高い感じですが入館料は安いし(百円)眺めは良いしほとんど人もいない貸切状態なので、ゆっくりしていってね!!!ってかんじです。

伊能中図(原寸複製)がどーんと床一面に展示してある(ルーペ付き台車を転がすのは一人だとちょっと躊躇するが)のをはじめ、昔の北九州の地図とかオルテリウスの『アジア図』、シャトランの『日本図』など貴重な資料を見ることが出来ます。


地図は物語においても特に重要なアイテムとして様々な作品に登場しますが、ファンタジーは特にですかね。

シミュレーションゲームやボードゲームの盤面、RPGでのマッピング、将棋やチェスや囲碁の盤面だって地図の一種だともいえるでしょう。

SFにおいてはやはりジュール・ヴェルヌの旅行記もの!

冒頭に提示されるノーチラス号の軌跡とかはもう読む前から期待感を高めずにはいられないでしょう。

あ、いかん。「征服者ロビュール」借りっぱなしで途中までしか読んでないスミマセンスミマセン。

アルバトロス号はわざわざ<あほうどり号>と訳さない方がかっこいいのになぁ。



あと地図で印象深いのは「巨神ゴーグ」のオウストラル新島の地図ですよ!

馬の鞍とか興奮させすぐる。

漫画では「マップス」なんて星図そのものがテーマでしたよね。



・・・え、地図ですか?

方向にあわせて回しますよ常識的に考えて。





http://www.zenrin.co.jp/mapgallery/index.html

2009年2月10日火曜日

たまごは割ってみなければ

その中に何が入っているのかわからないものだよ



じゃあ非破壊検査でお願いします、津田です。


「天使のたまご」観ました。

押井守監督だけあって、しっかり眠くなりますが雰囲気の良い美術性の高い作品だと思いました。

天野喜孝さんの繊細な人物がよく動いているので驚きます。



人知を超える神のような力ある概念またこれらが滅びる概念は、ちょうど恐竜の絶滅に似ており、悪魔的な竜(ドラゴン)のモチーフであるとともに、恐竜が進化したところの鳥類のイメージとは天空に存在するものすなわち天使や神の概念に類するものである。

つまり悪魔とは恐竜、力ある繁栄者のことであり、対し大地を明け渡し新しい大空へと生存の場を変えた恐竜が進化した鳥類の翼こそ、象徴的に神や天使のモチーフになるのは当然のことなのだよ!!!

焼き鳥大好きだし。でも麻雀でヤキトリは勘弁な。


でも好きな焼き鳥は豚バラ。



「天たま」(そんな名のゲームもあったな)観て思ったんですがもしかして、

人類って神の黒歴史ですか?

不法投棄はやめていただきたいものです。

レッツ、リサイクル!(エコオチだとッ?)

2009年2月9日月曜日

終わりなき旅へ

九州の鉄道も浪漫ですよ。

北方~。

「社歌」ってCDにJR九州社歌「浪漫鉄道」が入っているんですね。

多分いろんな動画サイトにあると思うんで一度は聞いておいて欲しいです。


きっと旅に出たくなること請け合い。

収録曲でちょっと聞いてみたい社歌を抜粋↓。CD買おうかな。

・共生のハーモニー:キヤノン(東京混声合唱団)
・浪漫鉄道:九州旅客鉄道株式会社(JR九州)(ハイ・ファイ・セット)
・ひかりを超えて:シャープ株式会社(ハイ・ファイ・セット)
・地球にひとつの:シャープ株式会社(ハイ・ファイ・セット)
・夢直行便:大同生命保険株式会社
・宇宙へのドア:株式会社デンソー(井上あずみ)
・「社歌」2007:株式会社日本ブレイク工業(萬Z(量産型))
・北の大地:北海道旅客鉄道株式会社(JR北海道)(ダークダックス)


そういえばそろそろ去年のトレインピックの記念品が届くころかな銀賞だけど(2月中旬頃か)。

写真はスタンプ手帳と参加賞の「つばめ」ストラップ。


松本清張とか松本零士とかなにかと鉄道には縁のある北九州ですが、鉄道をメインに扱ったSFってのもめったにありませんよね。

「銀河鉄道999」「仮面ライダー電王」「海底超特急マリン・エクスプレス」ぐらいか。

宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を全天周プラネタリウムで映像化した作品は短いながらも素晴らしい出来栄えでした。

自分は宗像ユリックスで二回ほど観ましたが、2009年は福岡では福岡県青少年科学館だけで上映のようです。



神林長平「永久帰還装置」に、出発点に戻らない旅は単なる移動であり、帰ってくることも旅のひとつの目的だ、という趣旨の記述がありました。


まだまだ旅の途中。

乗り遅れても、乗り過ごしても。

さぁ時刻表を出して、

新しい列車が来るところだ。



http://www.gingatetudounoyoru.com/

2009年2月8日日曜日

なぜ~は~なのか

という形式がなぜ最近は流行っているのか。


北方なのだが。


ガンダム00はやっぱりおかしいですよカテジナさん。

せっかくの良い食材が台無しになってる感がすごくして、

なんだか悲しげで残念だ。

今日は陽気で暖かかっただけに、

寒いなぁ。



機動戦士ガンダムOOの制作陣に対して言いたいことは






「この、ドへたくそ!!!」



以上、