2009年3月28日土曜日

冴返る 小倉城下に ロボさくら


タイトル:北方多聞


ロボティクスTOWN小倉レポート その1

ロボティクスTOWN小倉とBQ食KINGというまぁ「さくらまつり」の一連のイベントに行ってきました。



津田です。


寒い・・・ほんとに寒い一日でした。

雨が降らないだけまだましだったのか。

食のイベントの方は並ぶ並ぶ。

でも麺バーガーは食べたいと思っていたので食べられて良かった。

なかなか美味でしたが、欲を言えばもう少し麺自体に味があると引き締まるのではと感じました。

あと作っている人がメイドガイでした・・・なぜなんだぜ?


で、会場の大芝生広場の外周部では、あの『セグウェイ』の試乗会があっていたので乗ってきました!




















白と黒の色違いが二台ありましたよ。

動力は二基のモーター。8時間充電で40kmくらい走行するそうです。

時速は最高20kmくらい出るそうな。もちろんリミッターで制限は可能。


○試乗

最初こそなぜかまっすぐ進まなかったものの、1分も経たないうちに完璧に乗りこなせた!

凄いぜセグウェイ!

こんな簡単で快適に誰でも乗れる乗り物も他にはないんじゃあ。

それに戦車以外で超信地旋回出来る乗り物ってこれぐらいなのでは。

ジャイロ搭載のコンピューター制御で安定性は抜群です。

スケートなんかでよくあるつんのめりや足だけ持っていかれて転んじゃうっていう心配がまるでありません。


バイクとは多少異なる感覚なものの、これは大型化すればおそらくライドバックそのものな操縦感覚なのではなかろうか。

小型化してセパレートにすれば安全な人間ローラーダッシュ機構も夢じゃないって感じですよ。

批判的な目で見られがちなセグウェイだとは思いますが、使う場所や用途によってはかなり有用な乗り物だと感じました。

トヨタ自動車もセグウェイと似たコンセプトで速度を6kmに落としたウィングレットという歩行者支援走行ロボットを2008年8月1日に発表したそうですが、先陣を切ったセグウェイはやはり評価に値するものであったといえましょう。

この機構を応用すれば、もっと安全で快適な車椅子などが考えられそうです。


明日は動くASIMOを見に行く予定!楽しみです。


その2に続く

2009年3月27日金曜日

誰が、ザ・ミュールなのか

ガンダムOOについて考える


上舞です。



イオリア・シュヘンベルグの計画について

彼は何らかの未来を予見し、現状のままではその未来に至ったとき、人類にとって非常に不都合だと考えたのだろうと思われます。

「人間を信じぬ理想主義者」とも形容されているらしい彼のとった方法は、発見したものや発明した技術のほとんどを隠蔽し来るべき時が来るまでに発展保持、歴史の裏で人類の統合を促すと共に新技術の使用にふさわしい人間の革新を試みた、といったところでしょうか。


いうなればソレスタルビーイングは第一ファウンデーションでありイオリアはハリ・セルダンというところ。

計画がスムーズに行った場合、つまり人類がソレスタルビーイングの圧力により統合し、戦争根絶実行部隊プトレマイオスチームを討った後ですが、革新した人類にご褒美として数々のテクノロジーを託そうと考えていたのではないでしょうか。

そのときに技術などを手渡す段取りをつけ、来るべき対話存在と対峙するための警告を与える仲介者がイノベートであると考えられ、すなわちこれが第二ファウンデーションといえるのだと思います。

イオリアは第一段階の成就にもっともこだわったようですが、やはりここで最大のトラブルが発生します。

仲介者となるべきイノベーター:リボンズの反乱です。

すなわち第二ファウンデーションであるべき存在の彼がザ・ミュールの役どころも担ってしまったのです。

まぁ混乱するよな。

リボンズはソレスタルビーイングの監視者の一人アレハンドロを抱きこみ、新たに三人のガンダムマイスターを製造(リボンズの細胞から作られたとされる)。

第一段階の計画進行を速め、プトレマイオスチームを確実に殲滅するように働きかけます。

このことから、戦争根絶などというありえないようなダミー計画でしたが、実は着実に成果をあげていたのでは?と考えることも出来そうです。

ガンダムチームほんとは優秀だったのか(笑)。

イノベーターは本来ヴェーダの人類観察用端末であり、リボンズは出来損ないで廃棄処分寸前だったという設定のようです。



さて、イオリア計画の評価はどうなのでしょうか。

これとは真逆なことを行い、同じように人類を混乱に陥れた人物がいます。

木星圏で地球由来以外の生命体痕跡を発見し、自分自身は遺伝子操作によって生まれた超人類コーディネーターだよ~と全てを白日の下にさらしだしたガンダムSEEDの登場人物、ジョージ・グレンです。

結果、SEEDの世界ではその後コーディネーターが増加、著しい技術発展があるものの、従来の人類との激しい対立を繰り返す歴史に彩られてゆくのです。




SEEDとOO、俯瞰してみると、新しい技術や発見に対して人間はどのような対応をとるのか、そしてそれは世界にどのような影響を与えてゆくのか。


そのふたつの正反対な事例を物語構造的なところから考察してゆくことも可能なのではないでしょうか。

建設的な意見も述べてみました。

2009年3月26日木曜日

アキレスは未来を走る

アキレス:「亀なんてもう目じゃないっスよ!」


エクストリーマーズ北方。



新ジャンルですよアキレスすげぇ。

http://www.junior-shoes.com/

(音楽が鳴るので注意)



なにこの

すごい

SF設定


と思ったら制作はあのGONZOだよ、なるほど。

良くも悪くもチャレンジャーだよな、そのスタンスは実に素晴らしいと思います。


観た事あるGONZO作品:青の6号、戦闘妖精雪風、カレイドスター、ぼくらの、ドルアーガの塔~the Aegis of URUK~&~the Sword of URUK~、ストライクウィッチーズ、鉄のラインバレルとか。


あと巌窟王、ブレイブ ストーリー、ロミオ×ジュリエットは観たい気もするぞ。

今春からのシャングリ・ラはどうなんですかね。

2009年3月25日水曜日

偉大なる失敗

春は別れの季節、


というわけでもないんですが日本SF映画においていろんな意味で、記念碑的な作品「さよならジュピター」について。



津田です。




今思えば当時よく観に行きましたよ、保護者同伴で。

いろいろ批評されている映画ではありますが、全くそのとおりである映画なんですが。

俺にとっては意義のある作品です。


今、予告動画を見たんですが・・・思い出補正がかなりかかっていたことは認めざるを得ません。

近く本編を観返したいんですが、怖いですねある意味そこらのホラー映画より。

しかしながら当時は無知だからこそなのか、本当に素直に凄いな!と感じ入ったものです。

小松左京さんその人の熱量があの頃の俺には伝わっていたのだろうなぁと、思えるのです。

小説ももちろん読みましたが、こちらは文句なく今でもお勧めできるものだと覚えています(がちょっと心配、読み直そう)。



映画の失敗をなんとなく思うままに列挙してみますと、


・小松左京さんはSF映画製作に関しては手馴れてなかった。

・製作者サイドだけには解っているものの、観客を理解させようというというところまでには至らなかった。

・ノウハウがないまま特撮技術(SFX)にこだわったため、労多くして結果が伴わなかった。

・SF映画に対する出演者の演技や演出の未熟さ。

・未来が舞台にもかかわらず古臭い日常や、現代とほぼ変化のない風俗描写。

・壮大なストーリーがダイジェスト版になってしまっていること。

などがあげられるでしょうか。


しかしふと思い至ったのですが、これらの批評と伴う感情は、次回最終回らしいガンダム00を見ていて感じるそれと、なぜか近しいものに感じられるのです。


このことは本編を観終わった後にでも改めて考えてみたいところ。


日付のない墓標に参るのは、まだずいぶん先のことになりそうです。

2009年3月24日火曜日

からっぽの星

時代をゼロから始めよう


上舞です。


今日セブンに行ったらミンティア新製品と一緒にクウガのデフォルメフィギュアがあったんで、つい購入してしまいましたよ。

ディケイドのクウガこと小野寺ユウスケも結構カワイイので気に入っています。

当初は五代雄介=クウガのイメージが払拭出来なかったんで否定しまくりでしたが(笑)。

ま、まぁ細けぇことは気にするな!

ちなみに石ノ森章太郎さんの本名が小野寺なんですってね~。


で、このパッケージの蓋に「バンダイ エコアクション」なるものがあったのでホームページを覗いてみました。

http://www.bandai.co.jp/kids/eco/

まぁエコについてのページなんだが、何のために、なぜ?ということは当たり前すぎるのかあまり謳われませんかね、最近では。

環境問題を考えることというのは、人間のより豊かで贅沢で素晴らしい暮らしを永遠に続けるために、続けたいというエゴのためにエコるのであって、別に地球に優しくするためや自然を守るためではないということを忘れてはならないと思います。

結果的にそうなるのであって、別に自然は守って欲しいなんて一言も言ってはいないのです。

自然を守る、また自然を破壊する、なんて地球上にいる限り人類には不可能でしょう。

なぜなら人類=地球自然環境であるからなのです。

つまり現在普及しているエコロジーとは、単に『自傷行為はやめようぜ』といっているに過ぎないのです。

人間に(人類に)とって都合の良い環境を守る、この活動こそがエコロジーなのです。

そこをしっかり押さえておかないと、自虐感に基づいたおかしな思想になってしまうのです。


「特撮ヒーロー番組とは子供達に正義の心を教える教育番組に外ならない」とは宮内洋さんのポリシーだそうですが、

だから最終的に自虐的なヒーローは少なくとも日本にはいてほしくない、という希望を私は持っています。


現在様々に行われている素晴らしい『人間の生存に不可欠な環境を守る』活動の数々を、私は賞賛し協力に励むと共に、その考え方の根源はいったいどこにあるのかということを、常に考え忘れないようにいたいものです。





2009年3月23日月曜日

光子企画プレゼンツ

武装神姫布服! そのいち


北方紳士。


武装神姫とは、2036年に流行り普及しているフィギュア・ロボ。という設定で玩具自体が原作というスタイルで展開されているホビーである。

1/1模型設定で、先行アイディア作品としてはプラレス3四郎とかエンジェリックレイヤーとか。

模型原作って珍しいかなぁと思ったけどアトランジャー(アオシマ)とかもそうか・・・な?


で、神姫。

秋葉原のアゾンで売られているという1/12サイズのデスクトップコスチュームシリーズが神姫服としてぴったりらしいのですがそこはそれ地方紳士の悲しさ。

く、悔しくなんかないんだからね!



しかしそんな自分のもとに光の企画が・・・


やったー!光子企画さんありがと~!

というわけでさっそく夢魔悪魔型ライトアーマー ヴァローナにモデルをお願いしました。



お約束として名前も考えましたよ、以後『V・パーシカ』と名乗るがよい。

じゃん!

白の上下が眩しいね。

アウタスキン、玉兎の白を思わせる感じですがやはり布服、

柔らかい質感です。

可動もあまり妨げないし。

光子企画さんとこにはモデルとして、パーシカと対になる機体、

天使コマンド型ウェルクストラに行ってもらっています。

ウェルクストラを強化合宿に連れて行ったかいがあったというもの。



だが、ここからが本番。

パーシカよ、ツイン(テール)ドライブをシンクロさせ、真の姿を現すのだ!


『トランザm!!!』


なにいッ!! 「スクール水着タイプ」だとッ!!!



パーシカ:『似合ってるかな?』

パーシカ:『あんまりじろじろ見ないでよね!』
 パーシカ:『マスターのエッチ!』



・・・こ、これは・・・危険すぎる気ががが

MMS NAKED FLESH TYPE-NAVYBLUEとは比較にならん破壊力だな。

しかし光子企画様、なんという凄まじきフォームを。

心、洗われましてございます。

Photon Planningバンザーイ!バンザーイ!

いやほんと、

「体操をする服」の神姫布服はネットで見かけたことがあったが、

「水泳をする服(スク水)」の布服は初めて見るよ。

感服つかまつる。


V・パーシカ:『ちょっと耐久性に問題があるんだけどね~』



  

そうなのか?









  

 

『そうなの』
なんという夢魔型!

2009年3月22日日曜日

訃報:伊藤計劃さん逝去

北方です。



佐藤哲也さんの日記、3月22日の記述より。

(http://home.att.ne.jp/iota/aloysius/someone/days/days0903)


伊藤計劃(いとうけいかく)

1974年東京都生まれ。武蔵野美術大学卒。作家。webディレクター。

ブログ 伊藤計劃:第弐位相(http://d.hatena.ne.jp/Projectitoh/)

著書

虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)2007/06発売

ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)2008/12発売


ちょうど昨夜、友人がハーモニーの本を見せてくれて、今度虐殺器官と共に借りる予定だっただけに驚いたとともに非常に残念に思います。


謹んでお悔やみ申し上げます。

北方、上舞、津田