2010年11月22日月曜日

老醜の時

TV邦題「死の宇宙病」
宇宙には未知の病気がたくさんあって恐ろしいなあ。



津田です。



「The deadly years」はメインクルーが急速に老化していくという現象に見舞われるなか、同船していたストッカー准将との指揮権に絡んだ審査会やカークの元カノ、ウォレス内分泌学者との関係、ロミュラン中立宙域に近いという地理的要因も加わって、かなり緊張感あふれるシナリオとなっている。

なかでも、誰にでも訪れる「老化」という重いテーマを取り扱っただけあって、クルーの年老いてゆくメーキャップと演技は必見。
あとチェコフのキャラクターの性格付けが事件解決への伏線となってる。
しかしこの痛々しくも心苦しい感じは、実際後年の映画で再体験することになるのだから、スタートレックってものの歴史をひしひしと感じずにはいられないよな。
このエピソードでカーク船長が34歳だってことが披露されたんだっけか。

小説ではカークがどうしても解けない命題を五つ挙げてるんだけど

・なぜこの宇宙が創造されたのか
・どうしてわれわれは自分が知っていると思いこんでいるにすぎないことを信じられるのか
・絶対的な正義とか不正義とかいうものがこの世にあるのか
・美というものの本質は何か
・フェルマーの最終定理の証明は何か


このうちフェルマーのは解かれちゃいましたよね、時代だなあ。

カーク「なにもかも、いずれわれわれが年をとる日まで憶えておかなければならぬ貴重な体験だったというわけだ……もちろん、まだだいぶ、間があるがね。え、そうだろう?」