地上、北九州カラハ、ソノ姿見エズ
津田です。
今日の夕刻からは皆既月食、しかも赤銅色に妖しくとなれば期待していたのであるが、全国的に天候には恵まれなかったようで残念至極。
まぁ見えぬ月を思うもまた一興也やと思わん。
皆既月食の際、月は完全にその明るさを失うわけでは無く前述した赤銅色と呼ばれる鈍い赤色になるようなんだが、これは大気層があるため。
太陽光線がわずかに屈折し、青い光は大気中で散乱、残りの赤い光が月に届くらしい、つうか俺らんの目に届くってわけね。
理屈はそうだとはわかってはいるものの、赤い禍々しき月は戦慄を感じさせずにはいないものであることよ。
あと、ふっと見た月が異様に大きく見えたときに感ずる総毛立つ感覚は目を離すのが困難なほどであることよ。
太古、月は今より近くにありという事実を改めて思い起こさせるからであるからなのであろうか。
月は神林SFでも重要な位置を占めている。
あぁ、来年は卯年だなぁ。