The single killer
浪漫北方
モデルガン編
MGCローマンはMGC(日本の遊戯銃メーカー)が1975年に発売したABS樹脂製モデルガンである。
モデルはコルト社のLAWMAN MK3 357Magnum、回転式拳銃であり日本人にも馴染み深い形状のためか、プロップガンとして「あぶない刑事」「太陽にほえろ!」「西部警察」などの番組に登場したという経緯を持つ。
自分が所有するのはHW(ヘビーウエイト)樹脂(プラスチックに金属粉を混ぜて重量を増加させたもの)製の組み立てキットのニューローマン2インチ、エキストラクターロッドシュラウド有りのタイプだ。
後年、SRHW(スーパーリアルヘビーウエイト)として再販された時はその磁石が着くし錆びるとまで言われた金属粉混入率の高さから規制がかかったんだっけかな、まぁそのぶんモロいんで実弾発射など出来ようも無いんだが外見は判断材料になるんだからいたしかたのないところではあろうか。
あとグリップをマルベリーフィールドの木製に変更してあり、経年による質感はかなりいい。
さて、戦闘武装集団MK-Ⅲメンバーズも年を経て結婚という段階に到るものが既に大半。
んで、結婚式の催し物の一貫としてMK-Ⅲでは披露宴会場を占拠、祝儀や料理・酒類を強奪のうえ、モテない我々にも女性を紹介しろと要求する、といった小芝居を毎回やってたんだけど、そのとき花婿の反撃の際、ボスに止めを射す銃としてローマンが使用されていた、だいたい前半の公演では。
前回公演ではメンテ不足もあり突入時に未発火という不手際を起こしてしまったが、幸い他の銃を借りていたため多少のタイムラグでその場を乗り切れた。
しかしながら近年、既婚者が大半という突撃部隊なんでもうシナリオ変更が必要だろって言われてることもあり、すでにローマンのsingle killerとしての役割も終わったなあという感慨である。
組み立てキットってやはり愛着がわくもんなんであるよ。
今もあるのかな。