火星人!
津田です。
というわけでレイ・ブラッドベリ「火星年代記〔新版〕」を読み終えたり。
んでせっかくだから“書庫”よりNV分類の旧版も借りぐらし。
外されているのは全26篇中15番目の「空のあなたへの道」一篇。これはニグロとかくろんぼ野郎という表現が出てくることからわかるように、黒人が火星に移住しようとする時の一人の白人の醜い様子を描いたもの。
代わりに入れられた2篇は「岸」と「とかくするうちに」の間に入れられた宗教に関するエピソード「火の玉」。
「火星年代記」は13の短篇をさらに短い詩的散文でつないだ連鎖小説とでもいうべき様式をとっているので、前述二つの短い文の間への挿入は前後の文脈にもそっており、なるほどここにはこの話が入ってしかるべきだなぁと感じさせる。
後半の「鞄屋」にちょっと出てくるペリグリン神父のひととなりもここでわかるし、なにより火星人の一部がどのようになったかの顛末が明確に語られているのはこの回だけだからだ。
超重要エピソード。
もう一篇は「空のあなたへの道」の場所に上書きされたかたちで「荒野」。
「荒野」は五月、「空の~」は六月のエピソードとされているんで削らなくてもとは思うけど、わりと似たようなテイストの話なんで差し替えたのかな。
二人の女性が火星出立前夜の地球での想いを綴ったもの。
さて、〔新版〕には作者による新たな前書き「火星のどこかにグリーン・タウン エジプトのどこかに火星」が挿入されておりそこでも言及されているのだが、科学技術に則った短篇は「優しく雨ぞ降りしきる」だけである。
つまりこの空想的年代記の短篇ひとつひとつはファンタジーであり純粋に神話なのだ。
しかしこの綴織の幻想的な横糸を部分から全体に眺めていくことで、隠された縦糸を垣間見ることができたとき、まごうことなきサイエンス・フィクションの様相を呈してくるのである。
まさに“定本”版「火星年代記」であります。
ハヤカワ・SF・シリーズでの“新訳”版が1963年、1976年にハヤカワ文庫NVに収録といつの時代にも読者に親しまれ楽しむことが今後とも確約されている名作『火星年代記』。
懐かしいという人もこれからという人も手にとって、あの赤い星を見上げてみるのもよいのではないでしょうか。
2010年9月4日土曜日
2010年9月3日金曜日
金星応答あり
「あかつき」も「イカロス」もよくしゃべる(ツイッターで)。
上舞です。
金星探査機「あかつき(PLANET-C)」は順調に安定航行中で、非常に優秀な探査機ですね。そういえば先日3年目を迎えた初音ミク(イラスト)も乗ってることだし御神体効果もあるのか。
小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS」も同様に元気一杯。このソーラーセイルが完全に実証できたあかつきには、2010年代後半に計画されている木星探査機への応用も予定されているようで、宇宙大航海時代の幕開けといっていいのではないでしょうか。
金星には欧州宇宙機関 (ESA)のビーナス・エクスプレスが先んじて周回軌道に乗っており、まだ運用中。
金星は身近な惑星の一つですが、アメリカより旧ソ連の方がご熱心だったような感じ。
非常にゆっくりとした逆行自転している例外的な惑星、まぁルシファー様だからな。
宇宙関連では、
・「はやぶさ」カプセル等の展示協力機関を公募
http://www.jaxa.jp/press/2010/09/20100901_hayabusa_j.html
・宇宙ステーション補給機(HTV)愛称募集
https://ssl.tksc.jaxa.jp/iss/htv_nickname.php
・みちびき/H-IIAロケット18号機の打ち上げ
http://www.jaxa.jp/countdown/f18/index_j.html
・8月31日、内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられた観測ロケットS-520-25号機による導電テザー伸展実験。
これはエレクトロダイナミックテザー(EDT)の基礎実験と微小重力環境下におけるテザーを用いたロボットの姿勢制御を行なったもので、長さ300mの導電性テープテザー(テープ状のひも)を80秒の高速で伸ばすことに成功。テザーへの通電は確認できなかったもののこの技術は将来的に「宇宙エレベーター」へと繋がるものです。
そうそう宇宙エレベーター恋愛ドラマ、NHKドラマ10「10年先も君に恋して」が始まってますが見逃した方は再放送もありますんで興味があれば是非。
第1回「未来からの恋人」再放送
BShi:9月3日(金)18:00~
総合:9月4日(土)17:00~
※4日の総合での放送は、北海道、東北、九州地域の方は別番組になります。
ここ九州じゃんorz。BS見られる方は是非。
9月12日(日)「宇宙の日」に向けてか、何かと盛り上がる感じでいいですよね。
「宇宙の日」ホームページ: http://www.jsforum.or.jp/event/spaceday/
しかし「宇宙へ行った種」の捜索を打ち切って謝罪も無いNASAには愛の天罰、落とさせて頂きます!
ヴィーナス・ラブ・ミー・チェーン!
上舞です。
金星探査機「あかつき(PLANET-C)」は順調に安定航行中で、非常に優秀な探査機ですね。そういえば先日3年目を迎えた初音ミク(イラスト)も乗ってることだし御神体効果もあるのか。
小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS」も同様に元気一杯。このソーラーセイルが完全に実証できたあかつきには、2010年代後半に計画されている木星探査機への応用も予定されているようで、宇宙大航海時代の幕開けといっていいのではないでしょうか。
金星には欧州宇宙機関 (ESA)のビーナス・エクスプレスが先んじて周回軌道に乗っており、まだ運用中。
金星は身近な惑星の一つですが、アメリカより旧ソ連の方がご熱心だったような感じ。
非常にゆっくりとした逆行自転している例外的な惑星、まぁルシファー様だからな。
宇宙関連では、
・「はやぶさ」カプセル等の展示協力機関を公募
http://www.jaxa.jp/press/2010/09/20100901_hayabusa_j.html
・宇宙ステーション補給機(HTV)愛称募集
https://ssl.tksc.jaxa.jp/iss/htv_nickname.php
・みちびき/H-IIAロケット18号機の打ち上げ
http://www.jaxa.jp/countdown/f18/index_j.html
・8月31日、内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられた観測ロケットS-520-25号機による導電テザー伸展実験。
これはエレクトロダイナミックテザー(EDT)の基礎実験と微小重力環境下におけるテザーを用いたロボットの姿勢制御を行なったもので、長さ300mの導電性テープテザー(テープ状のひも)を80秒の高速で伸ばすことに成功。テザーへの通電は確認できなかったもののこの技術は将来的に「宇宙エレベーター」へと繋がるものです。
そうそう宇宙エレベーター恋愛ドラマ、NHKドラマ10「10年先も君に恋して」が始まってますが見逃した方は再放送もありますんで興味があれば是非。
第1回「未来からの恋人」再放送
BShi:9月3日(金)18:00~
総合:9月4日(土)17:00~
※4日の総合での放送は、北海道、東北、九州地域の方は別番組になります。
ここ九州じゃんorz。BS見られる方は是非。
9月12日(日)「宇宙の日」に向けてか、何かと盛り上がる感じでいいですよね。
「宇宙の日」ホームページ: http://www.jsforum.or.jp/event/spaceday/
しかし「宇宙へ行った種」の捜索を打ち切って謝罪も無いNASAには愛の天罰、落とさせて頂きます!
ヴィーナス・ラブ・ミー・チェーン!
2010年9月2日木曜日
SFといえば3Dだが
もうちょっとマシーネンな展示をしてクリーガー。
S.A.F.S北方。
北九州イノベーションギャラリーで開催中の「立体の夢 3D大集合展」に行ったわけだが、これまでのイノベの企画展が良かっただけに、正直物足りないというか夏期長期休暇中にこの程度の展示ではちょっと評価が下がらざるを得ないところである。
これまであった小冊子は無く一つ折りの解説用紙、散漫で量の少ない展示、ほとんどない解説、3D技術のショールームや家電売り場のようにも感じられ(しかも有料の)、企業色もなんかやたら鼻に付く感じ。
「美食を芸術の域まで高める条件は、それは唯一、人の心を感動させることだ。そして人の心を感動させることが出来るのは人の心だけなのだ。材料や技術だけではダメだ。」
海原雄山の言葉を考えてみるがいい。
しかし3D映像技術だけは堪能できた。まぁ進化してるよね。
でも空間投影モノ(レイア姫で有名なアレ)はひとつも無かったし触れられてもいなかった。
そういえばホログラフィック原理と呼ばれる理論によれば、重力のない2次元空間は重力のある3次元空間と完全に同等だと考えられている。ホログラムから生まれる立体映像のように、重力を含む3次元の世界は2次元空間の物理から生じているという見方だ。
このホログラフィック宇宙論はSF的にもかなり魅力的なアイディアですよね。
オカルトっぽいけどな。
3次元映像の提示には大きく2つのアプローチがあって、今回の展示は3次元ディスプレイ方式のみ。
もう一つはヘッドマウントディスプレイ (HMD)という方式で、読んで字のごとく頭部装着型。電脳コイルのアレといえばわかりやすいか。
任天堂バーチャルボーイはマウントはしないけどこのタイプ。
同社ファミコン3Dシステムは、ゴーグルの液晶シャッターと画面映像が同期して高速に点滅、左右独立した映像を見せることで立体視を可能としたシャッター方式。
そして満を持して登場するニンテンドー3DSには、ワイド3D液晶ディスプレイに視差バリア方式を採用。裸眼での3D映像を可能とするようだ。
対応ソフトこそ無かったもののニンテンドーゲームキューブにも3Dディスプレイ対応回路が組み込まれており、その執念には恐れ入る。
今展示でも裸眼での3D映像を見ることができたがCG映像であったことを考えるに、リアル映像動画での裸眼3Dはまだ難しいのかもね。
おまけ:ソニーの裸眼立体視ディスプレイ動画。走るリサガスがかわいかったんで。
S.A.F.S北方。
北九州イノベーションギャラリーで開催中の「立体の夢 3D大集合展」に行ったわけだが、これまでのイノベの企画展が良かっただけに、正直物足りないというか夏期長期休暇中にこの程度の展示ではちょっと評価が下がらざるを得ないところである。
これまであった小冊子は無く一つ折りの解説用紙、散漫で量の少ない展示、ほとんどない解説、3D技術のショールームや家電売り場のようにも感じられ(しかも有料の)、企業色もなんかやたら鼻に付く感じ。
「美食を芸術の域まで高める条件は、それは唯一、人の心を感動させることだ。そして人の心を感動させることが出来るのは人の心だけなのだ。材料や技術だけではダメだ。」
海原雄山の言葉を考えてみるがいい。
しかし3D映像技術だけは堪能できた。まぁ進化してるよね。
でも空間投影モノ(レイア姫で有名なアレ)はひとつも無かったし触れられてもいなかった。
そういえばホログラフィック原理と呼ばれる理論によれば、重力のない2次元空間は重力のある3次元空間と完全に同等だと考えられている。ホログラムから生まれる立体映像のように、重力を含む3次元の世界は2次元空間の物理から生じているという見方だ。
このホログラフィック宇宙論はSF的にもかなり魅力的なアイディアですよね。
オカルトっぽいけどな。
3次元映像の提示には大きく2つのアプローチがあって、今回の展示は3次元ディスプレイ方式のみ。
もう一つはヘッドマウントディスプレイ (HMD)という方式で、読んで字のごとく頭部装着型。電脳コイルのアレといえばわかりやすいか。
任天堂バーチャルボーイはマウントはしないけどこのタイプ。
同社ファミコン3Dシステムは、ゴーグルの液晶シャッターと画面映像が同期して高速に点滅、左右独立した映像を見せることで立体視を可能としたシャッター方式。
そして満を持して登場するニンテンドー3DSには、ワイド3D液晶ディスプレイに視差バリア方式を採用。裸眼での3D映像を可能とするようだ。
対応ソフトこそ無かったもののニンテンドーゲームキューブにも3Dディスプレイ対応回路が組み込まれており、その執念には恐れ入る。
今展示でも裸眼での3D映像を見ることができたがCG映像であったことを考えるに、リアル映像動画での裸眼3Dはまだ難しいのかもね。
おまけ:ソニーの裸眼立体視ディスプレイ動画。走るリサガスがかわいかったんで。
2010年9月1日水曜日
ゾーヤ・ブレイク(zoya break)disk2
第二部 夢を見る石
マインドナビゲーターへようこそ
葉山ですの。
テイチクレコードから出ていたゲームブック形式のCDドラマで、物語が分岐点になるとサーチ機能の早送りボタンを指示された回数押して次のパラグラフに移動する仕組みですわ。
ストーリー:1920年、イツァーク・ボールマン博士が4歳になる孫娘ゾーヤのテレポート実験を試み、失敗したことが発端で、この事件を“ゾーヤ・ブレイク”といいますの。
物理的転送は失敗したものの、ゾーヤの意識体(アストラル体)だけがいくつもの時空に飛び散ってしまったといわれていますわ。
前回は実験が行なわれた「マンフレットの館」でゾーヤを探しましたが、今回はテレポート実験の転送先として予定されていた日本のZという町が舞台。
その町の名前は白い目をした王の名にちなんだもので、東西に川が流れていて、町の北東には聖地があるのだそうです。
そしてそのその町には不思議な音のする石が5つあるというのです。
その石を手に取るとなんともいえない切なく懐かしい気持ちになり、枕元にその石を置いて寝ると7たび同じ美しい夢を見ることが出来る。
その夢の中では美しい少女が歌を歌っているといわれていますわ。
ゾーヤの意識はその七つの石に宿りこの町に眠っており、この5つの<夢を見る石>を探してこの町を散策するのが目的なんですの。
マンフレットの館でメイドをしていたイルミー・バンドゥ・ヘイディン(坂東衣留美)の孫娘、クリスティーナが一応主役ということになるみたいですけれど、幻想的なその町並みは、軽快な曲、神秘的なメロディとあいまって、癒し系リラクゼーションCDといった感じですわ。
前作あったゲームオーバーは無いので気楽にプレイ可能なんですけど、より多くの石を発見するルートをたどらないと真のエンディングには到着しないようになっているので、最低限のゲーム性は確保されているのでしょうか。
終盤、軽い心理テストのようなものもあるのは当時の流行りといったところ。
リーフレットのキーワードとして白いフェンスの心理研究所、みかん色の路面電車、ポプラ並木、道路の中央に残された樫の木、元伯爵家洋館の郷土資料館など。
時々訪れたくなる幻惑の町。
あなたはそこにゾーヤの姿を捕らえることが出来るでしょうか。
disk3:ゾーヤの記憶へ続く
マインドナビゲーターへようこそ
葉山ですの。
テイチクレコードから出ていたゲームブック形式のCDドラマで、物語が分岐点になるとサーチ機能の早送りボタンを指示された回数押して次のパラグラフに移動する仕組みですわ。
ストーリー:1920年、イツァーク・ボールマン博士が4歳になる孫娘ゾーヤのテレポート実験を試み、失敗したことが発端で、この事件を“ゾーヤ・ブレイク”といいますの。
物理的転送は失敗したものの、ゾーヤの意識体(アストラル体)だけがいくつもの時空に飛び散ってしまったといわれていますわ。
前回は実験が行なわれた「マンフレットの館」でゾーヤを探しましたが、今回はテレポート実験の転送先として予定されていた日本のZという町が舞台。
その町の名前は白い目をした王の名にちなんだもので、東西に川が流れていて、町の北東には聖地があるのだそうです。
そしてそのその町には不思議な音のする石が5つあるというのです。
その石を手に取るとなんともいえない切なく懐かしい気持ちになり、枕元にその石を置いて寝ると7たび同じ美しい夢を見ることが出来る。
その夢の中では美しい少女が歌を歌っているといわれていますわ。
ゾーヤの意識はその七つの石に宿りこの町に眠っており、この5つの<夢を見る石>を探してこの町を散策するのが目的なんですの。
マンフレットの館でメイドをしていたイルミー・バンドゥ・ヘイディン(坂東衣留美)の孫娘、クリスティーナが一応主役ということになるみたいですけれど、幻想的なその町並みは、軽快な曲、神秘的なメロディとあいまって、癒し系リラクゼーションCDといった感じですわ。
前作あったゲームオーバーは無いので気楽にプレイ可能なんですけど、より多くの石を発見するルートをたどらないと真のエンディングには到着しないようになっているので、最低限のゲーム性は確保されているのでしょうか。
終盤、軽い心理テストのようなものもあるのは当時の流行りといったところ。
リーフレットのキーワードとして白いフェンスの心理研究所、みかん色の路面電車、ポプラ並木、道路の中央に残された樫の木、元伯爵家洋館の郷土資料館など。
時々訪れたくなる幻惑の町。
あなたはそこにゾーヤの姿を捕らえることが出来るでしょうか。
disk3:ゾーヤの記憶へ続く
2010年8月31日火曜日
あっちはザターン?こっちがタイタンV?
泣いたり笑ったり出来なくしてやる!
津田です。
スペースワールドは今年で20周年だそうですよ。
夏期は今日までウォーターパーク ミューナもオープンしているのでまずは水上訓練。
去年は怖くて滑れなかった8mのふわふわスライダーにも挑戦、目をつぶってしまいました(テヘ)。
いい感じで身体が温まったところで隣にある急加速ロケットスタートで発進後約2.5秒で最高時速約130kmに到達、最大傾斜角89度、最頂部約65mのザターンへ。
ザターンは、宇宙病GNS(Genki Naqnaru Syokogun)の治療・予防装置。
「いやだ!おれは感染しちゃいないんだー」という叫びもむなしく荒療治。
このマシンは富士急ハイランドにあるドドンパのダウングレード版とはいえ、なぜか乗る前の緊張感が半端ない恐ろしい装置。
この手のマシンは正直怖くて慣れないのだが、しかし乗り方には対策もある。
それは“乗る”ではなくて“操縦している”という気概を持つことだ。これはMSのカタパルトデッキであると思い込めばどうということはない。
ぎゃーっ!!!この軟弱者っ(ぱしっ)。
タイタンVは、宇宙平和実現のため新たな人類(Vタイプ)を増やすべく開発された人類進化専用機。
走行中に隠された3つのキーワードを認識するというミッションだ。
眼鏡はお預かりします。えっ。めがねめがね(見えるかーっ)。
事故が起こった事でも知られる別の意味でも恐ろしいマシン。
しかも3分間と長い。まてっ、ジュネーヴ条約で拷問は禁止・・・イヤぁーっ!!!(悲しいけどこれ絶叫マシンなのよね)。
ヴィーナスGPは、銀河系最大のスペースレースである「ギャラクシーレース」の地球代表パイロットを選出するためのマシン。
今は亡き「コースターの神様」と呼ばれたドイツのマイスター、アントン・シュワルツコフ設計のこのマシンには、実物大立像ディスカバリーの周囲をめぐる直径23mループやレール傾斜95度のブーメラン走行、地表限界面に接地疾走するコースが待ち受けているに違いない。
前二つに比べると比較的エレガントなマシンといえるかもしれないが、ノリのいいメンバーと同乗するとスピードが上がるらしい。
ここまでくると随分慣れてくるものの、やはり登場前の緊張感と恐怖感は絶対なくならないのであった。
ブギウギスペースコースターとか穏やかな顔して「後ろ向きコースター」とか未知の恐怖が待ち受けているので気が抜けない。子供向けコースターのクリッパーはほんと天国。
今回は乗れなかったがスペースドーム内室内型ローラーコースター、ブラックホールスクランブルは実はそんなに苦手じゃないんだよなぁ、不思議。
とまぁ今回はコースター系アトラクを中心に体感してきたわけだが、夏なんで水系三種(アドベンチャークルーズ・ファンファンクルーズ・惑星アクア)やエイリアンパニックとお化け屋敷、ギャラクシーシアターの銀河鉄道999モノとかにも。
999はCG映画で地球温暖化(またか)テーマといいつつ話は非常に散漫、正直ハズレだと思ったが、小惑星イトカワと小惑星探査機「はやぶさ」さんがゲスト出演だったのでなんとなく満足。
そうそう、なんか魚に足の角質を食べてもらう体験もやってみた。
なんてーの、すごいくすぐったいっていうか面白い、さかなかわいい。
ゾンビに集団で襲われる感もあり、これはダメな人には一種ホラー体験だよなー。
また、何度も言っているように全国有名テーマパークと比較してもスペースワールドのショーはレベルが高い。一度は見てみることをオススメしておく。
一時は経営も危うかったスペースワールド、理想のキャプテン・スペースワールド像にはまだまだ遠いですが、少しずつでも宇宙体験テーマパークとして盛り上がっていって欲しいものです。
(絶叫系は増やさないでくださいお願いします)
スペースワールド:秋のイベント情報
http://www.spaceworld.co.jp/events/2010autumn/
エイリアン・ザ・ナイトや既に恒例コスプレイベント など。「宇宙の日」ふれあい月間イベントは「はやぶさ」をテーマに映画上映も予定されているようなので要注目ですね。
津田です。
スペースワールドは今年で20周年だそうですよ。
夏期は今日までウォーターパーク ミューナもオープンしているのでまずは水上訓練。
去年は怖くて滑れなかった8mのふわふわスライダーにも挑戦、目をつぶってしまいました(テヘ)。
いい感じで身体が温まったところで隣にある急加速ロケットスタートで発進後約2.5秒で最高時速約130kmに到達、最大傾斜角89度、最頂部約65mのザターンへ。
ザターンは、宇宙病GNS(Genki Naqnaru Syokogun)の治療・予防装置。
「いやだ!おれは感染しちゃいないんだー」という叫びもむなしく荒療治。
このマシンは富士急ハイランドにあるドドンパのダウングレード版とはいえ、なぜか乗る前の緊張感が半端ない恐ろしい装置。
この手のマシンは正直怖くて慣れないのだが、しかし乗り方には対策もある。
それは“乗る”ではなくて“操縦している”という気概を持つことだ。これはMSのカタパルトデッキであると思い込めばどうということはない。
ぎゃーっ!!!この軟弱者っ(ぱしっ)。
タイタンVは、宇宙平和実現のため新たな人類(Vタイプ)を増やすべく開発された人類進化専用機。
走行中に隠された3つのキーワードを認識するというミッションだ。
眼鏡はお預かりします。えっ。めがねめがね(見えるかーっ)。
事故が起こった事でも知られる別の意味でも恐ろしいマシン。
しかも3分間と長い。まてっ、ジュネーヴ条約で拷問は禁止・・・イヤぁーっ!!!(悲しいけどこれ絶叫マシンなのよね)。
ヴィーナスGPは、銀河系最大のスペースレースである「ギャラクシーレース」の地球代表パイロットを選出するためのマシン。
今は亡き「コースターの神様」と呼ばれたドイツのマイスター、アントン・シュワルツコフ設計のこのマシンには、実物大立像ディスカバリーの周囲をめぐる直径23mループやレール傾斜95度のブーメラン走行、地表限界面に接地疾走するコースが待ち受けているに違いない。
前二つに比べると比較的エレガントなマシンといえるかもしれないが、ノリのいいメンバーと同乗するとスピードが上がるらしい。
ここまでくると随分慣れてくるものの、やはり登場前の緊張感と恐怖感は絶対なくならないのであった。
ブギウギスペースコースターとか穏やかな顔して「後ろ向きコースター」とか未知の恐怖が待ち受けているので気が抜けない。子供向けコースターのクリッパーはほんと天国。
今回は乗れなかったがスペースドーム内室内型ローラーコースター、ブラックホールスクランブルは実はそんなに苦手じゃないんだよなぁ、不思議。
とまぁ今回はコースター系アトラクを中心に体感してきたわけだが、夏なんで水系三種(アドベンチャークルーズ・ファンファンクルーズ・惑星アクア)やエイリアンパニックとお化け屋敷、ギャラクシーシアターの銀河鉄道999モノとかにも。
999はCG映画で地球温暖化(またか)テーマといいつつ話は非常に散漫、正直ハズレだと思ったが、小惑星イトカワと小惑星探査機「はやぶさ」さんがゲスト出演だったのでなんとなく満足。
そうそう、なんか魚に足の角質を食べてもらう体験もやってみた。
なんてーの、すごいくすぐったいっていうか面白い、さかなかわいい。
ゾンビに集団で襲われる感もあり、これはダメな人には一種ホラー体験だよなー。
また、何度も言っているように全国有名テーマパークと比較してもスペースワールドのショーはレベルが高い。一度は見てみることをオススメしておく。
一時は経営も危うかったスペースワールド、理想のキャプテン・スペースワールド像にはまだまだ遠いですが、少しずつでも宇宙体験テーマパークとして盛り上がっていって欲しいものです。
(絶叫系は増やさないでくださいお願いします)
スペースワールド:秋のイベント情報
http://www.spaceworld.co.jp/events/2010autumn/
エイリアン・ザ・ナイトや既に恒例コスプレイベント など。「宇宙の日」ふれあい月間イベントは「はやぶさ」をテーマに映画上映も予定されているようなので要注目ですね。
2010年8月30日月曜日
リッパッパールンパッパ かーみがりー2
神の悪意に中てられるとは、俺もまだまだ青臭いですね。
津田です。
苦戦しましたが山田正紀「神狩り2 リッパー」をようやっと読み終わり。
半分をちょっと越えた辺りから俄然乗れるようになってきて、後半の怒涛の展開はちょっぴり駆け足過ぎるようにも感じるけれど、その圧倒される筆圧にただただ唖然。
全作は言語学や哲学からのSF的な考察がうかがえたのですが、今回は大脳生理学、心理学、神学、キリスト教学、聖書学などよりたくさんのアイディアが満載、クオリアも重要なキーワードの一つとして出てきます。
なんとなく伊藤計劃「虐殺器官」を髣髴とさせる感もある。
またスターウォーズネタなど笑い所もある。google先生もちらっと出てきて時代だなあと思ったり。
しかし前作、NASAとか火星が出てたし今回の“リッパー”って赤なんだしてっきりそっち方面にも行くのかと思ってたんだけど全く出てこなかったなぁ、残念。
凄まじい(神の)悪意や憎悪の毒気にかなりぐったりなんで、ちょっと人には薦め難い作品なんだけど、俺は読む意義があったなと感じましたよ。
最近夕焼けも多いし夜もなんとなく赤黒いんで“リッパー”怖い。
あ、まんま天使出てくるんでお好きな人はドウゾ。
山田正紀さんは最近ツイッターではご無沙汰なんで健康状態的にもちょっと心配になっちゃいますよ(ページに行ってみたらリストのとこが666になっててびびった)。
津田です。
苦戦しましたが山田正紀「神狩り2 リッパー」をようやっと読み終わり。
半分をちょっと越えた辺りから俄然乗れるようになってきて、後半の怒涛の展開はちょっぴり駆け足過ぎるようにも感じるけれど、その圧倒される筆圧にただただ唖然。
全作は言語学や哲学からのSF的な考察がうかがえたのですが、今回は大脳生理学、心理学、神学、キリスト教学、聖書学などよりたくさんのアイディアが満載、クオリアも重要なキーワードの一つとして出てきます。
なんとなく伊藤計劃「虐殺器官」を髣髴とさせる感もある。
またスターウォーズネタなど笑い所もある。google先生もちらっと出てきて時代だなあと思ったり。
しかし前作、NASAとか火星が出てたし今回の“リッパー”って赤なんだしてっきりそっち方面にも行くのかと思ってたんだけど全く出てこなかったなぁ、残念。
凄まじい(神の)悪意や憎悪の毒気にかなりぐったりなんで、ちょっと人には薦め難い作品なんだけど、俺は読む意義があったなと感じましたよ。
最近夕焼けも多いし夜もなんとなく赤黒いんで“リッパー”怖い。
あ、まんま天使出てくるんでお好きな人はドウゾ。
山田正紀さんは最近ツイッターではご無沙汰なんで健康状態的にもちょっと心配になっちゃいますよ(ページに行ってみたらリストのとこが666になっててびびった)。
2010年8月29日日曜日
だいたいわかりましたよ
おまえはディケイドかー(オダギリジョー)
北方の捜査官。
さて、今期は珍しくドラマなんぞも見てる。
で熱海の捜査官。うーん自分にはキャラ的に面白いんだけど、ミステリとしてはどうなのかな。今のところ謎が謎を呼ぶ展開なんでなんとも。コメディとしては好きな感じなんだけどね。
MM9と宇宙犬作戦は安定して面白いね。共に30分番組なんで気楽に見られていい。
この三作品にいえるのはキャスティングが非常に話に合っていて、違和感無く入り込めるところか。
突出したところは無いけど成熟の味わいがあると感じた。
仮面ライダーOOO(オーズ)も見た感じ配役はいいみたいなんで見ようかな。
アニメは、続編モノでストライクウィッチーズ2と戦国BASARA弐、初見ほどのインパクトにはやはり欠けるけど見せ所はきっちり魅せてくれる。
アンデッド系の学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD、屍鬼はとりあえずストーリーの先が気になるんで追ってる。
ヒーローモノ:HEROMAN、時代劇調ファンタジー:刀語、ラブコメ:アマガミSSはそれぞれにジャンルモノとして時代に合わせたアップデート版であり良作。あ、ナンセンスギャグ:みつどもえもか。
世紀末オカルト学院:一番楽しみにしているものの、いつコケるか毎回ハラハラでもある。このまましっかり完結して欲しいものですが、さて。あとJKが頼りになりすぎだろ子安。
オカルトだけどほっとけない!
北方の捜査官。
さて、今期は珍しくドラマなんぞも見てる。
で熱海の捜査官。うーん自分にはキャラ的に面白いんだけど、ミステリとしてはどうなのかな。今のところ謎が謎を呼ぶ展開なんでなんとも。コメディとしては好きな感じなんだけどね。
MM9と宇宙犬作戦は安定して面白いね。共に30分番組なんで気楽に見られていい。
この三作品にいえるのはキャスティングが非常に話に合っていて、違和感無く入り込めるところか。
突出したところは無いけど成熟の味わいがあると感じた。
仮面ライダーOOO(オーズ)も見た感じ配役はいいみたいなんで見ようかな。
アニメは、続編モノでストライクウィッチーズ2と戦国BASARA弐、初見ほどのインパクトにはやはり欠けるけど見せ所はきっちり魅せてくれる。
アンデッド系の学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD、屍鬼はとりあえずストーリーの先が気になるんで追ってる。
ヒーローモノ:HEROMAN、時代劇調ファンタジー:刀語、ラブコメ:アマガミSSはそれぞれにジャンルモノとして時代に合わせたアップデート版であり良作。あ、ナンセンスギャグ:みつどもえもか。
世紀末オカルト学院:一番楽しみにしているものの、いつコケるか毎回ハラハラでもある。このまましっかり完結して欲しいものですが、さて。あとJKが頼りになりすぎだろ子安。
オカルトだけどほっとけない!
登録:
投稿 (Atom)