2010年7月17日土曜日

フルメタル・アミューズメントパーク

エム・アイ・シー・ケー・イー・ワイ エム・オー・ユー・エス・イー



キャプテン・スペース・北方



楽しみにしていたギンギラ太陽’sの公演「遊園地3兄弟の大冒険」に行ってきました。

体調を崩していたと聞く主宰の大塚ムネトさんも元気に回復されたようでなにより。
会場前には再びガシャポンマシンが!新缶バッジのようなので後で回さなければと思いつつ西鉄ホールへin。

開演前写真撮影大会での盛り上がりはいつもどおり楽しいカオス空間へ、しかし東京地方公演の時は西鉄ヤクザバス軍団ってネタは通じたのか。
そして安産祈願は恒例となりつつあるのか。
会場の様子は以下。


「はやかけん」や「ニモカ」と一緒に撮影する人が出てきてたなー(自分も)。
 ←横向き

安産祈願に集合するバス軍団↑。タクシーに負けない強い子になるようですがどうなのか(笑)
相変わらずダンディなムネトさんカッコイイ。

今回は本編前にミニ作品「男ビルの一生」が上演されました。
地元を代表する男ビル「岩田屋」の物語。九州初のターミナルデパートを作った「男ビル」の、顔で笑って背中で泣いた一世一代の物語!
これが前菜とかもうお腹一杯過ぎる。イイハナシダナー。
幕間にはつなぎとして新キャラ福岡PARCO地下の天神かっぱ。

思わず閉演後に見にいったよ。


さて本編。

2010年7月16日金曜日

石に宿りて

福岡市博物館特別展示 世界遺産「アンコールワット展」アジアの大地に咲いた神々の宇宙 を見てきましたよ。



上舞です。



カンボジア版ヒンドゥー教、仏教の石像展示が中心で、おなじみシヴァ、ビシュヌ、ブラフマーとかガルダ、ナーガなど迫力の石像がたくさんでかなり楽しいですよ。
あとハリハラ神という右半身がシヴァ、左半身がヴィシュヌの合体神像もあって現役仮面ライダーみたい。
\シヴァッ!/ \ヴィシュウヌゥー!/ 俺たちは二神で一神の以下略。

仏像の中には螺髪の中にも仏像が彫られたものもあってコンプリートフォームの原形がこんなところにとか、ヴィシュヌ神の化身ナラシンハを見てはヴィシュヌ神のフォームチェンジは10種類もあったなとか、そもそもシヴァは世界の破壊者だしマハーカーラとも呼ばれ世界を破壊するときに恐ろしい黒い姿で現れるんだったとか、厳かな空間が一気に仮面ライダーフィギュア展示会に。
まぁナンディン(牛:シヴァの乗物)やガルダやナーガなど乗物の石像もあるしライダーというのもあながち間違いではない。
あと神妃であるパールヴァティーやアプサラちゃん(キャラ有り)などのお色気フィギュアにも勝る、三島由紀夫もハァハァして思わず戯曲を書いちゃった「鎮座する閻魔大王ヤマ天」のお尻とか見所満載であった。
そういえば「論理上は最強」のスペックを誇るブラフマーさんもいましたがここでもやっぱり人気ないようですなぁ。

真面目な話をすれば、一時は内戦によって隔絶されていたアンコールワット遺跡群は、上智大学教授らによる調査発掘で再び日の目を見るようになったのですが、上智大学学長:石澤良昭はカンボジア現地学生などを人材育成することに力を注ぎ、「カンボジア人による、カンボジア人のための、カンボジアの遺跡保存修復」を国際協力の哲学として、バックアップにこそ尽力したという点に最も感銘を受けました。
カンボジア人研修生自身の手によって近年「バンデアイ・クデイ遺跡」が発掘され、アンコール王朝の歴史を塗り替えた世紀の大発見となったことを、学長が我が事のように本当に嬉しそうに語るのが印象的でした。

カンボジアといえば日本のコマツ「対人地雷除去機D85MS」も活躍していますね。
トミカミニカーのラインナップに加わった時、販売個数に応じて復興支援活動に寄付されるキャンペーンに当会としても極微少の協力を行ないました(ミニカー買っただけ)。
「ナーガをおさえ込むガルダ」像からゼーガペインを思い起こすことだってできます。
世界には憎しみの連鎖のみが渦巻いているように見えることもあるけれど、平和なリンクだってある。
少しはそのように感じたとしてもバチは当たらないんじゃないかな。

2010年7月15日木曜日

とある作家の完全書法<エクリチュール>

イタロ・カルヴィーノ「むずかしい愛」(岩波文庫)を読み終わったぜ。



ある北方の冒険



この12編からなる短編集はけっしてSFというわけではないのであるが、サイエンスを人文科学にまで広げてよいものであるならば、まさしく科学的な考察を持ったフィクションということでSFの範疇で読むことは読者たる自分の勝手なのであって、イタロ・カルヴィーノとは現代小説を描きつつもいや精緻に描写してあればこそ、逆説的に幻想感がいや増す特異な作家であるということもできるだろう。

「ある~の冒険」と定型された主人公は、兵士、悪党、海水浴客、会社員、写真家、旅行家、読者、近視男、妻、夫婦、詩人、スキーヤーとてんでばらばらであり、それぞれの日常のありふれた情景を綴っているにすぎない。
ちょっとしたなにげない出来事なのだが、冒険といえるだけの非日常性はなく、ただ彼らにとっては淡々と進んでいく日常の断片が切り取られているだけの短編である。
しかしその日常の断章こそが“冒険”なのであり、切り取られているからこその完全性を有する物語足りえるのだ。
愛の不在を書くことで愛を描き、小説としての物語形式を逸脱しようと試みることで完全なる小説の可能性を追求した作家イタロ・カルヴィーノ、その存在こそが“ある作家の冒険”であり一言も語られていないこの物語こそがあたかも13番目の物語としてたちあらわれてくるのだ。

カルヴィーノ作品にはまだまだ未読のものがあるので、次の本が楽しみです。

「百科事典であり、図書館であるような生に拮抗する一冊の書物」を夢見、一作ごとに異なる語り口で数々のエクリチュールを駆使して物語を描いた作家。
様々な<世界>をめぐり、その瞳はなにを視る。

2010年7月14日水曜日

A long time ago,in a galaxy for,for away...

印象的な出だしの音楽と共にタイトルとこれまでの粗筋がスクリーンを流れていく。
これから始まる壮大な宇宙絵巻の一端からその壮大な歴史叙事詩は我々を魅了し続けてきた。



上舞です。



2010年7月17日(土)午後8:00から映画「スター・ウォーズ」シリーズがNHK-BShiにて6夜連続で、全作一挙放送ですよ。
全作HDマスター&5.1chサラウンドによる、世界初エピソード順での放送が今回のウリでしょうか。
以下放送予定。

・17日(土)午後8:00~ エピソード1 ファントム・メナス
・18日(日)午後8:00~ エピソード2 クローンの攻撃
      午後10:30~ 劇場版 スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ
・19日(月)午後8:00~ エピソード3 シスの復讐
・20日(火)午後8:00~ エピソード4 新たなる希望
・21日(水)午後8:00~ エピソード5 帝国の逆襲
・22日(木)午後8:00~ エピソード6 ジェダイの帰還

あと番外編ですが以前も紹介した「スター・ウォーズ」のパロディ満載のコメディ映画

・19日(月)午後10:25~ ファンボーイズ

も要チェック!(ウィリアム・シャトナーも出るようだしね!)

詳細は→http://www.nhk.or.jp/starwars/index.htmlで。

同HPの「関連番組動画公開中」のタブでは「THIS IS "MY STAR WARS"」 という有名人によるミニ鑑賞ガイドがあるんだけど、その中には今をときめくSF作家冲方丁(一人だけ読み仮名付き)先生も予定されているので楽しみ。

しかしキャラクター人気投票もやってるんだが1次締め切り(6月15日24時まで)の投票総数は1359票って相当少なくないですか。
好評につき期間延長で明日15日(火)(←しかも曜日間違ってるし)まで、となってたんで私も投票しておきましたよ。
当然、ベイダー卿に。
スター・ウォーズってのはやっぱりダース・ベイダーの一代記だろうと思うわけです。

BS見られねぇって人もGIFアニメでおさらいはどうかな。よく出来てる。
Star Wars - A New Hope
Star Wars - The Empire Strikes Back
Star Wars - Return Of The Jedi

今年の夏は記録的猛暑になりそうですが、フォースと共にあらんことを(暑中見舞い)。

May the Force be with you.

2010年7月13日火曜日

明るい未来に就職希望だわ

「この映画怖いね」と君が言ったから7月13日はオカルト記念日(日本では)
1974年7月13日、「エクソシスト」が日本で初公開されたことに由来、らしい。



津田です。



ちなみに今年は8月が13日の金曜日ですが、蒸し暑い中皆様いかがオカルトでしょうか。
学研ムー監修「世紀末オカルト学院」が面白すぎて楽しみです。
主人公:神代マヤをはじめキャラクターみな表情豊かで、しかもよく動く動く。
作画も安定してきれいだし。
またなんといってもマヤも父であり私立ヴァルトシュタイン学院通称「オカルト学院」学長の声が矢島“カーク船長”正明ってところがたまらない。
テンション上がりまくりですよ。
オープニング曲からしてタイトルが「フライングヒューマノイド」、怪しさ大爆発でモスマンらしきものも出るよ。
エンディングも珍しく少女の実写写真を使用して幻想的な雰囲気をかもし出している。
次回予告時にはBGMとして物語時の年代である1999年当時に流行った歌をキャラクターに歌わせているという演出。
一話目はLOVEマシーン(モー娘)、二話目はBE TOGETHER(鈴木あみ版)、次は何か楽しみだにゃー。

オカルトとは「隠されたもの」を意味するラテン語。五感では感じ得ない知識ですら探求することが可能な人間とはホント素晴らしい生き物だなぁと思いますよ。
世界の謎と不思議に挑戦する「世紀末オカルト学院」、今後とも目が話せませんな。
「オカルトなんて大ッ嫌い!!!」




【訃報】近年の作風は疑似科学に傾きつつあるともいわれていた、日本でも星雲賞3度受賞の人気を誇るハードSF作家:ジェイムズ・P・ホーガンが、2010年7月12日アイルランド自宅にて69歳で逝去。
第一作『星を継ぐもの』はあまりにも有名。
2009年春、東京創元社 文庫創刊50周年の際に、ホーガンから寄せられたメッセージを一部引用。

「人類には、自らがそう望みさえすれば、よりよい未来を前向きに作り出す知識と能力があります。そして最近の短期的な不安と困難の時代にあって、SFはきっと、そうした真実を思い起こさせるために、より重要な役割をはたすでしょう。」

心よりお悔やみ申し上げます。   -北九州SF研究会一同-

2010年7月12日月曜日

雨中太作戦

雨続きですね。



津田です。



日曜日はR・マツリのおかげか天気が奇跡的にもって助かった。
んで現地で仕事してるとセキレイ(多分)が2羽つかず離れず寄ってきて鳴くので、人懐っこい鳥だなぁと思いつつははぁつまりこれは葦牙となった俺もついにハーレムアニメの主人公となり右派右派ウハウハの日々を過ごすことになるのかなぁ〜Pure Engagement〜とか感慨にふけっていたが、なんのことはない「そこには巣がある。邪魔だ、どかないと怪我するぜ」と威嚇されていただけだった。
雛に何度も餌を運ぶ様子を見つつ一方では巣から落ちて死んでしまった雀の雛を見るというなんとも無常であるなぁと思いつつ仕事中なので無情に徹するしかないのであった。

閑話休題。
さて雨の降りしきるSFといえばもうブレードランナーが真っ先に思い浮かぶのはテンプレなんだけど、梅雨時期の雨のバス停を見てるとなんだか夢幻戦士ヴァリスを思い出すよ。そんなシーンあったっけ(ていうかゲームやった記憶が無いんだが)。
あとミステリでは雨の殺人者とか。

でも今日はレイ・ブラッドベリ「火星年代記」の一編「優しく雨ぞ降りしきる」の映像化作品。
旧ソ連(ウズベキスタン)のアニメーション版です。

There Will Come Soft Rains


当然ロシア語ナレーションですが、英語字幕も簡単なんでわかりやすいかと。
オルゴールが奏でる合衆国国歌。レコードからはフランク・シナトラの「The Moon was Yellow」。
恐ろしくも物悲しい名作かと。

6月のニュースでジョン・デイビスが「火星年代記」の映画化権を獲得、20世紀フォックス製作で映画化される可能性が出てきたという話題もありましたね。
「ハヤカワ文庫SF」が8月で創刊40周年を迎えるにあたり、「SyncFuture 夏のSFフェア」が開催されますが、ブラッドベリによる新たな序文と2短篇が加わった「火星年代記〈新版〉」もそろそろ書店に並んでいる頃ではないでしょうか。
再び名作を手に取る良い機会かもしれません。

そしてもうひとつ。


待ってましたの「宇宙犬作戦」です!
順次ネット公開かどうかはわかりませんが、とりあえずエピソード00からは期待できそうな感じ。
MM9も面白そうなんで北九州でも放送しないかなぁ。

雨中もフロンティア。



追記:masaitanoさんから「(宇宙犬作戦は)TVQで7月19日から放送です!」との情報が。ありがとうございます!

2010年7月11日日曜日

最近宇宙ってどうよ?

「はやぶさ」の興奮冷めやらぬ昨今ですが、他の探査機とかの調子はどうだい。



上舞です。




・金星探査機「あかつき」
搭載した観測機器の点検を兼ねて「去りゆく地球」を撮影した「あかつき」ですが、これは打ち上げが正確で軌道修正がいらなかったからという賜物。
探査機が打ち上げ直後に観測機器を動かすことは異例らしい。
金星に着くまで山場はもうありません、とか言っときながら、世界初セラミックスラスターで軌道制御に成功。
新規開発の窒化珪素(Si3N4)製セラミックスラスターは金属製に比べて軽くて丈夫、耐火性に優れるのかな。
セラミックスラスターの軌道上での噴射はぶっつけ本番、なにそれこわい。
このエンジンは主に金星周回軌道投入の際の逆噴射に使われ、今回の実証によりほぼ計画通りの軌道制御が行われたんで一安心ですが。
次回の軌道制御は11月上旬頃。
金星最接近および金星周回軌道投入は12月7日予定。

あかつき特設サイト
あかつき特設サイト
そういえば雷のイオンエンジン、光のソーラーセイル、炎のセラミックスラスターとか誰か書いてあってファンタジーのなにかのようで笑った。


・小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS(イカロス)」
「あかつき」と一緒に打ち上げられた世界初の宇宙ヨット「イカロス」も順調に飛行中。
「あかつき」を追いかけるように金星に向かっており、ソーラーセイル完全展開、分離カメラ2機による自分撮りにも成功。
6月9日にはついに太陽光圧による光子加速を確認!
太陽光圧による推力は1.12mN(ミリニュートン)、想定通りの光圧を達成。
(1.12mNは、地球上で0.114gの物体にかかる重力にほぼ等しい)
これにより名実ともイカロスは太陽系空間を「ソーラーセイリング」していることになり、宇宙ヨットとして名に恥じない性能を発揮しているということですよ。
「イカロス」は重さ310kg、帆は約14m四方。
帆を広げてから1ヶ月間に得た加速量は、静止状態から秒速10mへの変化に相当。
地球から1800万km離れ、金星の方向へ向かっているとのこと。

~翼を広げて~IKAROS専門チャンネル
http://www.jspec.jaxa.jp/ikaros_channel/


・小惑星探査機「はやぶさ」
サンプルコンテナ開封、カプセル内に入ってたなんらかの微粒子を回収、記録作業を開始したと発表。
これまで確認された微粒子のほか、より小さな微粒子数十個があることも確認。
いずれも小惑星の物質かどうかは不明。
イトカワのオミヤゲが含まれているとよいのですが。

あと7月末から8月にかけてカプセルの一部を、「はやぶさ」がつくられた神奈川県相模原市の市立博物館を手始めに、東京や茨城で一般公開。
公開するのは、外側の耐熱シールドやパラシュート、その他の部品など。
当然だが小惑星「イトカワ」の微粒子が入っている可能性がある密閉容器は現在、分析中のため公開されない。
以下日程。
○7/30、31 相模原市立博物館(神奈川県相模原市中央区)午前9時半~午後5時
○8/2~6  宇宙機構筑波宇宙センター(茨城県つくば市)午前10時~午後5時
○8/15~19 丸の内オアゾ1階「○○(おお)広場」(東京都千代田区)時間未定


・準天頂衛星初号機「みちびき」
H-IIAロケット18号機(H-IIA・F18)による打上げを8月2日に予定したようだけど延期。
続報待ちですな。
なんでも「みちびき」搭載の海外メーカから購入しているリアクションホイールに懸念事項が確認されたとか。
この部品、はやぶさでも問題になってたあれかな。国産品だと高価だからだろうけど、いい部品使ってあげたいだろうなぁ。
あと、「導きし者たち ~みちびきプロジェクトコラム~」のロゴがなんちゃらクエストみたい。
みちびき特設サイト


・ISS
プログレス補給船38PとISS間の通信不良により一時延期されてたドッキングは無事成功。ちょっとヒヤリでしたか。


・日本実験棟「きぼう」
継続実施中の、
宇宙環境計測ミッション、オゾン層を破壊する大気微量成分の観測、全天のX線天体の監視、「きぼう」船内の宇宙放射線計測に加え、
○マランゴニ実験:マランゴニ対流における時空間構造に関する研究
○Biorhythm実験:長期宇宙飛行時における心臓自律神経活動に関する研究
○2次元ナノテンプレート実験:微小重力環境を利用した2次元ナノテンプレートの作製
○Hair実験:長期宇宙滞在宇宙飛行士の毛髪分析による医学生物学的影響に関する研究
などが7月中に行なわれます。
・・・なんだかわからんが、とにかくすごいな!

宇宙実験で広がる未来への可能性~「きぼう」日本実験棟での実験の成果~
http://www.jaxa.jp/article/special/experiment/index_j.html


・彗星探査機「ロゼッタ」
彗星探査機「ロゼッタ」は10日、小惑星ルテティアへのフライバイに成功した、とESA(欧州宇宙機関(European Space Agency))が発表。
小惑星の地球への衝突回避に寄与すると期待されている。
ロゼッタ搭載の撮像システム「オシリス」は、ルテティアのクレーターなど詳細をとらえた400を越える画像を撮影。
ロゼッタは2014年、地球から6億7500km離れたチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に着陸機を投下する予定。
惑星も存在していなかった約45億年前の太陽系誕生当時にまで起源をさかのぼる小惑星や彗星の謎の解明を目指しているらしい。

以下、小惑星に近づいてみた。

○探査機ガリレオによるフライバイ観測→ガスプラ(1991年)、イダとダクティル(1993年)

○NEARシューメーカーによるフライバイ観測→マティルド(1997年)
NEARシューメーカーによるランデブー観測→エロス(2000〜2001年)※軟着陸

○カッシーニによる遠距離フライバイ観測→マサースキー(2000年)

○「はやぶさ」によるランデブー観測→イトカワ(2005年)※着陸後離脱→イトカワのお土産があるか分析中

○ニュー・ホライズンズによる遠距離フライバイ観測→APL(2006年)

○ロゼッタによるフライバイ観測→シュテインス(2008年)
ロゼッタによるフライバイ観測→ルテティア(2010年)

○予定:ドーンによるフライバイ観測→ベスタとケレス(2011年、2015年)

NEARシューメーカーが着陸寸前に最後に撮影した小惑星エロスの写真を題材に、野尻抱介さんが短編小説『轍の先にあるもの』を書かれています。
ハヤカワの「沈黙のフライバイ」に収録されている名作なんで未読の方は是非。

ロゼッタの時もツイッター上でハァハァしてたようなんで、またなんか書いてくださいよ先生。