2010年3月13日土曜日

体死と年少青在実非

東京都青少年育成条例改正案は太陽の季節を規制したいということらしい(誤読)。



津田です。



ネズミを駆除したいから地球破壊爆弾を持ち出してくるようなもんだと思うので、規制したい人々はもっと考えればいいのに。

もしかしたら問題提起の意味合いが強いのかもしれないけれど。

アレは凄い流行語になっていると思うし。

「ある程度は縛ってもらいたい」とかいうような需要もあるだろうし、大いに議論すればいいと思う。

本当にそれ無しではいられない人は例え違法行為とわかっていても絶対するしな。

直接命に関わると思われる道路交通法違反の現状なんかみたいになっちゃうとしても遺憾だし。

100km/hで走って良い公道は現時点で日本に無いので、それ以上の速度を出すことが可能な一般車両は製造すべきではない。

コンピューター制御が出来る今でこそ可能であるのだから、メーカーはそうすべき。

でもやっぱり人の命より効率のほうが優先だと思っている人が多数のでそうはならない。

人は作りたいものを作ってしまうものなのだ。

児童風ポルノ漫画家の作品の影響を受けてその作家の孫が性犯罪を犯しましたと証言する事態になる場合、なかなか興味深いフィクションになりそう。

ただこの不況下でもエロとか著作権ガン無視な同人とかで大きな金額が動いてりゃ、目に付けば893の大親分の国家が黙っちゃいないのは想像に難くないわけで、規制するということは特権もあるということであり、見逃すから金払え⇒罰金みたいな。

かように集団組織に対抗する為には集団組織でみたいな恐ろしさが醸されるのであり、その中で日和見る蝙蝠のような存在は弱者であり救済か無視の方向でお願いしたいのだが大抵やっつけられる運命なのはフィクションを見るより明らか。

ニュートラルを保つのは難しいのですよメガテンとかオウガバトルとか。


「人体の不思議展 山口展」というのがお隣の下関で開催らしいが、これにも「「人体の不思議展」に疑問をもつ会」など倫理問題を掲げ反対者もいると聞く。

現代のミイラ技術との一面もあるプラスティネーション技術。

「おくりびと」の思いや臓器移植問題など様々な相反する対立を経て、対話をもってうんたらかんたら。

物質の本質は揺らぎがどうのこうの。

2010年3月12日金曜日

猫はSFに含まれますか?

300匹くらいなら含まれるんじゃないかな。



CAT北方。



ちょっと前のニュースで「エジプトで猫の姿の女神発掘 プトレマイオス朝で初」という記事があったんだが、バステトじゃなくてどうみても普通の猫フィギュアですよね。

というわけでホラー系漫画家の猫漫画「伊藤潤二の猫日記よん&むー」を借りて読んだが面白かった。

楳図かずおとか読んでみたい作品(「わたしは真悟」とか)は多いんだけど家に置いておきたくない感じなのでなかなか読む機会は少なく、損をしているかなぁとも思う。

SF関係者にも猫好きはいてキャラクターとしてもピート、ク・メル、ガミッチ、アプロ(猫じゃねぇ)、果ては秋山瑞人「猫の地球儀」なんて猫しか出ないにゃー。

ヴォネガット「猫のゆりかご」は猫あまり関係ない。

無論、犬SFだって沢山ある、と思う。

ハーラン・エリスン「少年と犬」、山田正紀「宇宙犬ビーグル号の冒険」とかすぐ思い出すが他にはスプリンガーとかフレンダー、デカマスターや押井守とかかな。


では、本名:にゃるらとほてっぷ、通称“にゃる”の動画をご覧に入れましょう。


猫は優秀な侵略者なので十二分に気をつけましょうねこ。

2010年3月11日木曜日

け:珪素となるも生命となれ

現実的にはその存在は疑問視されている珪素生物。

シリコン生命とも呼ばれ、地球上の炭素を中心として構成されている生命に対して、細胞基質に珪素を持つ生命体である。

珪素も炭素と同族で原子価が四つであり多様な結合が可能であることに注目して、置き換えたら『生命のようなもの』が出来るんじゃね?というSF的観点から結構人気の空想科学生物のひとつである、地味だけど。

このように、少しでも似ている箇所があれば本質が全く異なるものにでさえ、なんとなく親しみを覚えてしまうこと。

ゲシュタルトとして知覚したいんかもね。



津田です。



宇宙大作戦のホルタが有名ですな。

マッコイの「私は医者だ!石屋ではない」という有名なセルフもここからだった。

原点はアシモフの「もの言う石」のシリコニーだろう。

あと川又千秋の「宇宙船∞(メビウス)号の冒険」のシリコニア・カウンタマス。数を延々と数えるだけの生物だったと記憶。

忘れちゃならないのがNHKアニメ「ジーンダイバー」のドライ6を始めとするエウロパ人たち。

エビみたいで美味しそうとても紳士的かつ有能な赤いヤツ。

現在では派生して、コンピューターから生まれた知性体やロボをこう呼んでる場合も多いと聞く。

今後、どのような新しい形態の生命が現れてくるのか、楽しみであります。


そう、胸にシリコンを宿したとされる生命体には遭遇したことはないが現存するらしいとか(都市伝説)。

2010年3月10日水曜日

可能性、のけ者

てなわけでHGUC-101 ガンダムユニコーン (ユニコーンモード)を組んでみた。



「お前を相応しい乗り手と判断すれば、《ユニコーン》は、無二の力を与える。『ラプラスの箱』への道も開くだろう」「・・・ラブプラスの箱?(DSのことかな)」バナージ・北方




パッケージ絵風に↓

HGUCのシリーズが始まった時にナンバリングの001に笑ったものだがここまで来た今は違う笑いへと変わる。

キットはパーツ分割が多く、組むとその密な感に驚かされる。

大変さはあるがその分満足感も大きい。

設計の不満点は少なく、惜しむらくはビームサーベル柄部にせっかく穴があるのだから、握り手の平に凸部が欲しかったくらい。

肘関節がひねりに弱いので注意か。

加工は定番のアンテナシャープ化、フロントアーマー分割、あと膝関節ストッパー部をニッパーで切り落とした。

可動派には意味のないストッパーだろうが、関節部の見栄えと強度を優先ということか。

カメラアイとバズーカセンサーがシールだが、カメラアイは設定ではブルーなんでメタリックブルーで塗り直してもよかったがあまり見えないのでそのまま。

あとシール余白で前後サブカメラを貼る。

デストロイモードを考慮して赤系でのスミ入れも考えたが普通にグレーで。

一部銀を流したら良い感じだったので、全身銀を流すと引き締まるかも。

つま先青パーツのヒケが目立つので処理。

白一色なんで盾裏や腰アーマー裏は塗るとアクセントになる。


バズーカは差し替えで伸縮。色変えで表現。

ではご覧に入れよう、ユニコーンのその可能性とやらを!


ラストシューティング風↓        SEED風↓


ライダーキック風↓           Gガン風↓

たかがミク一つ、ガンダムで押し出してやる!風

というよりミクゲットだぜと喜ぶユニコーンさん。

ユニコーンさんマジイケメン過ぎて生きるのが幸い。


というわけでユニコーンは乙女(処女)が好き。そう思いましたね。

はぁと


2010年3月9日火曜日

飛んでけロケット発信

発進できるのも遠い日の花火ではないのか。



津田です。



誰も考えつかない事をするのが大好きなんですねわかります。

なつのロケット団、北海道にて小型ロケット打ち上げを計画す。

北海道宇宙科学技術創成センター(HASTIC)は3月9日、小型ロケット開発促進のため「火薬を推進薬として使用しない」小型ロケットを対象に、打ち上げサービス業務の受託を開始すると発表。

あの元ライブドア社長:堀江貴文が所有するSNS株式会社が今年内にも委託、打ち上げ計画があることを明らかにしたようです。

SNS社は2003年に設立、アルコール(エタノール)と液体酸素の組合せを推進剤とする小型液体ロケットを開発。

現在では第三号ロケットエンジン(500kgf級)の開発も開始しているとか。

ホリエモン曰く、作ってるのはV2ロケットのコピーでコンセプトは低コスト&シンプル、らしい。 

あさりよしとおや笹本祐一とロケット作ってますって言ってたことあったけど、ついに公になって本格的な活動が目に見える形になってきたようです。

感情的になんか好きではないホリエモンだけど、認めざるを得ないし応援せざるを得ないところだろう。

  

SNS株式会社公式ブログ http://snskk.com/

なつのロケット団のロゴというかマスコットキャラはやっぱりというか、あさりよしとお。

協力企業及びスタッフもすごいな。

株式会社植松電機(北海道赤平市)
株式会社ペットワークス(東京都渋谷区)
牧野機械設計(北海道札幌市)
あさりよしとお(漫画家)
笹本祐一(SF作家)
小林伸光(イラストレーター)
松浦晋也(ジャーナリスト)
野田篤司
水城徹
工藤祐介(筑波大)

たいしたもんだぜタカフミ。


それに引き換えセルカン、てめぇはダメだ。

今日はミクの日ですが(ミク違いですが)、スペースワールドで見た「宇宙エレベータ 科学者の夢みる未来」の監修者として名を連ねているせいで、軌道エレベーターの評判が落ちるぜ。

いっそ野尻さん監修で初音さん主演の新しい軌道エレベーター布教啓蒙アニメをですね以下略。

2010年3月8日月曜日

沈黙のフライばい(博多弁で)

いや北九州ではあまり使われない語尾ですが。



津田です。



というわけで日本が世界に誇るハード宇宙SF作家である野尻抱介『沈黙のフライバイ』を“書庫”から借りて読んだよ。

素敵表紙なので皆も「カバーはいらないです」とエコを気取って買おう(まず俺がそうしろ)。

短編集なのですがその豊富な科学知識に裏づけされた空間的飛躍の先にはいつも宇宙を見上げる憧れの眼差しがあることを感じずにはいられないだろう。

全国の小中学校の図書室に完備すべき。こども手当てとかで。

科学っぽいことに惹かれるけど理解力に乏しい俺みたいなのでも非常に解り易いビジョンを提供してくれる文章表現力がさりげなく巧い。

相当な頭の良さに加えて上品な慎みのある感性の中にも、しっかりとした情熱をも感じさせる作風は、読者に自然と科学を理解したいと思わせる誘導灯にも似ている。


まぁ、なんだか読むと頭が良くなったような気がしてくるから不思議だ(幻覚です)。

また、自分にもなんかできることをやってみたいなぁ(しないんだけど)と思わせたりもしますよ。

急激な熱狂ってのはないんだけれど、じわじわと底上げされてくるような感動がある。

オススメです。

こうなってくると他作品が気になりますな。

2010年3月7日日曜日

ま:マッドなサイエンスは尽きず

かつてSFで猛威を振るったマッドサイエンティストたちは、ちゃんとした科学者の権威の裏返し的なパロディとして存在していたのであるが、現実世界は小説より奇なりと申しましょうか、マッドなんて修飾するまでもなく既知外のことを大真面目に研究する科学者は大なり小なりマッドサイエンティストなのであることが判明していく久しい。(イグノーベル賞とか参照)

科学の危険性の擬人化でもあったマッドサイエンティスト。

狂った(ってしまった)科学者はいても狂った科学は存在しないと言われていたものだけれど、「マッド・サイエンス入門」(堀晃)が功を奏してか、かつてありえなかったマッドサイエンス的なものまで後を絶たない。

科学自体が狂気を取り込んでしまったのですね。

このことから、単独であったマッドサイエンティストはその姿を消したが、制御された狂気は集団個々中に潜み尽きず、俯瞰的にはマッドが認識されづらくなっているということ。



MAD北方。



好奇心は一種の暴力と考えれば、制御された科学的知的好奇心というものはスポーツみたいなものかな。



狂った~科学には~青空は~似合わない~。

沸き立つ黒雲、轟く雷鳴でこそ。


ちょっと読んでみたい⇒図解アリエナイ理科ノ教科書 http://www.b-geeks.com/28g/ari1.html