2009年10月10日土曜日

つ:ツングースカ火を灯す

火ってレベルじゃねぇぞ。




ロ・ロ・ロ・ロシアン北方。



ロシア帝国領中央シベリア、エニセイ川の支流ポドカメンナヤ・ツングースカ川の上流上空において1908年6月30日に起こった天体爆発は、ツングースカ大爆発(ツングースカ事件)と呼ばれている。

1946年にロシアSF作家アレクサンドル・カザンツェフが「爆発は墜落した異星人宇宙船搭載の核爆弾によるもの」という内容の小説「爆発」を発表。

これを受けトムスク大学研究員などを中心とした総合自主探検隊が結成、現地で残留放射能測定を行うも検出されず、カザンツェフの説は否定された。

このことから、とりあえず怪しいところには探検隊とか探索チームとか浪漫に火が灯るよね。

類:「ツチノコに賞金かける」



ところでロシアといえば今度シネマカフェコンスで「ロシア革命アニメーション」があるのでいく予定。

異文化の知られざる作品に触れてきたいと思いますよ。

自分の世界がいかに狭いかを再認識しに。

2009年10月9日金曜日

夏の戦争

SFじゃなかった・・・

※注※ 「これはSFじゃない」という表現はなにかとNGだろうという指摘も受けたので、津田にとってはSF要素は感じ取れなかったし、作品の宣伝などにもSFという表現は見る限りされていなかった」と表現を追記しておきます。

大家族のドタバタコメディだったよ。

上舞惣一



津田です。



まぁなんというかSFとは書かれてないもんね。

勘違いしてスミマセン。

でも普通に、面白くなかったですよ、この映画。

「時をかける少女」で青空が印象的なイメージでしたが今回は青臭さが際立っていたと思います、悪い意味で。


ばあちゃん萌えで観ればいいんだろうけど全然凄さがない。

電脳コイルのばあちゃんはビジュアル的に嫌いだが魅力的だった。

シャングリ・ラのばあちゃんは多少説得力に欠けたがそれでもアノ作中では好感が持てる方だった。



描き方はいくらもあっただろうに「サマーウォーズ」のばあちゃんは現場を混乱させてるようにしか感じられない。

肝心要の萌えキャラがこの有様だ。

またこの作中では混乱の原因の責任の所在を曖昧にする。悪人を描かない。

人工知能ハッキング(クラッキング)プログラム製作者は作っただけで責任は無いというスタンス。

主人公はわけのわからん迷惑メールに自覚無く返信(セキュリティ意識の低さ)、結果混乱原因の一要因となるが、解答は間違ってたし他にも解答者はいるんだしでセーフ。


奮戦する家族も俺ら地元じゃ名士だし国家権力傘下の公務員多いし身内の始末は身内で片ぁ付けるぜのDQNヤクザ軍団。

なにこれなに。


ネット社会の危うさも題材のひとつとみていいのだろうが、バーチャルなものと実社会の大家族の絆の概念が対立提言されるわけでもなければ、どちらも大切という融和概念が提示されるわけでもない。

ただそのガジェット(インターネット、SNS)は浸透しているだけ。

そのイメージビジュアルは、大人から子供まで一斉にネット戦争を一心不乱に闘っている、携帯電話やゲーム機やPC画面に向かって、という様相だ。

なんだか現状から近い未来ををみせつけられるようで戦慄した。

これは・・・ホラーとして観ればよいのか?

特にラストのばあちゃんのアレはじわじわくる恐ろしさ・・・そうかこれホラー映画だったんだ!


そうか、そうおもうとコレは結構侮れん映画だったのかもしれない。

「あらわし」の使われ方は酷いとか憤慨してたけど、そう観ると今までの矛盾に満ちたストーリー構成が新しく素材となって立ち現れてくるかもしれん。


例えば、ばあちゃん死んでるのに葬式そっちのけでネット戦争準備。目的の為ならば大切にしていたであろう旧家屋なんてめちゃめちゃにしてもいいという価値観とかすごい皮肉なんじゃないだろうか。

この場面なんか悲しくなったことを憶えてる。

純粋と悪意って、似てるよね。



まぁ大家族の絆への憧れがテーマなら変にSFめいたものを入れず、世界なんか救わずともよかった。

普通の現代ドラマ、としてもサマーウォーズらしさは失われなかったはず。 

なんでこんなに話を大げさにした。


また、主人公に大家族に対しての戸惑い(慣れない、まだ苦手)を発言させておいて、ヒロインはおいちゃんといちゃいちゃ寝取られ展開なのに、なんで主人公が唐突に大家族ってなんか良い楽しいとか言えるんだろ。

自分のうちの家族は、ど う な の ? 

うわっ、こわっ。


う~ん、結局言葉きつくなっちゃってこの映画、悪い評価しか出来ないのは、期待してなかったけど多分ちょっとは期待しててんだとは思う。

のに、なんだか世間様の評価と自分の感覚が違うんでムキになったきらいもある。

オリジナルを構築するには練度がまだまだ低い監督さんなのかも。過大評価されすぎと思う。

けど、単に感覚の違いなのかも。

合わない映画に難癖つけてるだけなのかも。

うっうー。

というか人工知能はなんで「あらわし」に固執するん?

恨みでもあるのか。 

どかーん温泉ぴゅーってギャグ要員。

スミマセンここだけで半分くらい悪い評価入ってるとは思います。 


まぁ帰って冷静に考えてみても、 

控えめに言って、この映画は残念ながら面白く無かったです。

2009年10月8日木曜日

あきらめたら終わりだが

あーちゃん:「ふみちゃんはすーぐなくんだから」

咲さん:「槓、もいっこ槓! もいっこ槓!! ツモ! 清一対々三暗刻三槓子赤1嶺上開花32000です」

悠貴くん:「おねえちゃん、あのね・・・僕ね・・・」

エリン:「・・・飛んでるの?」



北方放浪記。


ゲームというのはシミュレーテッドリアリティの考えに通じるところがあるので非常にSF的ともいえる。

麻雀もその一翼を担うゲームのひとつだろう。

理論的に予測されたものが現実となる時、学者にとっては最高のカタルシスの瞬間ではないだろうか。


海王星の外側を回る太陽系9番目の「惑星X」の存在は昔から探求の題材であるが、昨年2月に発表された神戸大の研究チームの理論計算ではその存在の可能性が示唆された。

約1000年周期(ラーメタル?)で大きさは地球より多少小さいくらい、らしい。

で、「惑星X」探査計画が今秋から国内外2ヶ所の天文台で本格的に動き出したようだ。

実際に見つかれば天文学史に残る大発見となるだろうけど、詳しい軌道や位置は不明、予想される明るさも14~20等級と非常に暗いため、広範囲を探す必要がある。

そこで東京大の木曽観測所(長野県)のシュミット望遠鏡と、米ハワイ州マウイ島に建造された望遠鏡「PS1」を用いた観測が始まったというわけ。

シュミットは、一度に広い範囲の天体写真を撮影できる国内最高性能の望遠鏡。

PS1は、約1ヶ月でハワイから見える24等級までの全天体をくまなく観測可能な能力を持つ。

PS1本来の目的は、地球に衝突する恐れのある天体の発見だが、移動天体を調べる過程で惑星Xが見つかる可能性も高いということのようだ。

春から試験観測をしており、近く本格運用開始予定。

研究チームによると、惑星Xは明るい銀河に隠れる位置にある場合を除けば、5年以内に発見の可能性が高いという。発見者が日本人になればちょっと凄いよな。

まぁ仮に発見されても惑星の定義「軌道上に似た天体が無いこと」とかを確かめる必要があるけどね。


XといえばXボンバー。

実際見たことなくて気にはなってたんだけどOPのあまりのカッコ良さに愕然。

こんどカラオケで歌いたい。

2009年10月7日水曜日

遊星からの・・・

「物体O」は「首都消失」の原型。



むべ山風を嵐といふ北方。


北九州は避けていくような台風18号ですな。

宇宙開発の恩恵により、その上陸進路や被害の予想が立てやすく、他の多くの天災と異なり対策時間を多く取れるのが台風の場合である。

また台風一過とも言うように、その強い風と雨とでまるで日本を洗濯していくかのごとく一種の清々しささえ併せ持つ。

今一度日本を洗濯致し候(坂本龍馬)、台風日本上陸は二年ぶりだし。


さて、小松左京さんは映画化には評価の面で恵まれていない。しかしながら小説は素晴らしいことは言うまでも無い。

「首都消失」をはじめ「さよならジュピター」、「日本沈没」、「復活の日」などのいわゆる大作では全て、大きなかけがえのない何かが失われるということが、ひとつのテーマになっている。

が、復活の日でも明らかなように、必ず失われた地点からの回復、新しい復活が提示されているようにも思われる。

地水火風あらゆる災害に見舞われ、それがまた身近に定期的に訪れるが故の“しぶとさ”を、自分たちはまだ持っているだろうかと今一度問うてみるに良い機会でもあろう。


災害がひとたび発生するとそこはある種の限定的閉鎖空間となる。

この状況は非常にゲーム的ではないだろうか。

明日発売の「真・女神転生 STRANGE JOURNEY」も南極に現れた滅びの地「シュバルツバース」が舞台だ。


そうそう、DSi買ってポイント割引でソフトもフライングゲット!

メガテン楽しいです。

主人公の名前を考えたり最初の質問事項で成長タイプを決めたり、とても、らしい。

全然謎じゃない「謎の少女」とか閣下。

早く、作った悪魔をパスワードで交換したりしたいなぁ。

「ストライクウィッチーズ」とか「エレメントハンター」とかのゲームも出るみたいなんで、思い切ってDSi買って良かったよ~

「ラブプラス」はデフォで。

うひひ。







という夢を見たんだよ(勝たないから欲しがりませんよ)。


まぁ北九州には天災も天才も稀だということで。

あと「遊星からの物体X」のリメイクはどうなったんだろうか。

2009年10月6日火曜日

スター・トレック エンタープライズ号BOX11月6日発売

すた☆とれ~

ねぇしってる?

カーク船長はギリシャ太陽神アポロとも闘ったことがあるんだって。

適当にひとつ、豆知識らんらんら↓



上舞です。



Z編でゼウスの声が矢島正明だったのもうなずけますね(そうか?)


さて、7000セット限定特別パッケージには、DVDケースにもなるエンタープライズ号のモデル付き。

模型やトイでは現在あまり商品化が無いこの新エンタープライズ号が、実質2100円(限定版6279円-通常版4179円)で手に入るというお買い得。

さらに現在「地球を救え!HIRO5キャンペーン」なんてやってる。

http://www.hero5.jp/index.html

バーバレラでも買ってペーパー・ムーンをもらうというのはどうか。


当然即買いなんでしょうが現在予算が・・・

補正予算を見直してみましょうかね。

2009年10月5日月曜日

霊界通信

商工業の世界では誰もが盗む。私自身もずいぶん盗んだものだ。肝腎なのはいかに盗むかである。

トーマス・エジソン


そんなオカルトありえません!!(のどっち)



上舞です。



アルプス電気が人体を伝送経路にしてデータをやりとりする「電界通信(人体通信)」に用いる通信モジュールを開発したようですね。

2010年に販売予定のこのモジュールは、医療機器メーカーなどが運用・検証を進めており、製品化のめどが立ったことから量産体制を整えるとのこと。

無線通信が使えない病院やセキュリティ用途での需要を見込み、第1弾としてテキストや画像の伝送に対応した機種を市場投入。

映像や音楽の伝送が可能な上位機種も早期に開発する方針らしい。

電界通信は人体に微弱な電気信号を流すことでデータを伝送、人体への影響はない。

モジュールを搭載した機器を装着した人が、同様の機器を装着した人や専用の装置に触れることで通信する仕組み。

複雑な操作が必要ないほか、通信中に情報を読み取られにくいなどの利点がある。


お肌の触れ合い通信が今ここに。

ほう、つまりチュウでも通信可能とな?

いやん。

2009年10月4日日曜日

姉さん、事件です

それはホテル・プラトン。仮面ライダーBLACKにも出るよ(漫画版の)。



津田です。



“書庫”から、Boichi著『Boichi作品集Hotel』を借りて読みましたよ。

やや、これは良質なSF漫画ですね。

高い画力とあいまって迫力と説得力のあるストーリー展開で目を魅きつけられます。

アーサー・C・クラークに捧げますととあるように、この作者はSF漫画を描きたかったから大学で物理学を専攻を専攻したというつわもの。

ガチSF者なんですなぁ。

こんな根性者は日本人には少なくなったのかもしれませんね。

でもこのエピソードで思い出したのが、漫画を描くことに情熱を燃やすあのトばしすぎ漫画なんですが(エロですが)、スミマセン。


さて「Boichi作品集Hotel」ですが、絵柄的に合わない人でも表題作だけは一読して損の無いSFであるので未見の方は是非。

好みから言えば若干“ロボット人情モノ”に過ぎるきらいがあり、見返せば説得力に疑問もわくのですが、今後が楽しみなSF漫画作家だといえましょう。

そういえば韓国出身のBoichiさんも成年向け漫画描いてるようですね。

いろいろボーダレスになってきている時代感もします、良きにしろ悪しきにしろ。

関係ない点ですがカバー裏では東京タワーが破壊されています。

大人気ですね東京タワー!