第一部 マンフレットの館
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上舞です。
ほとんど知られていませんが音楽CDメディアによるゲームブックタイプのアドベンチャーゲームがかつてありました。
CD裏面によると1994年5月21日とあります。価格は2300円(税込)、消費税が3%の時代だぞ。
仕組みは単純、聴き進めてゆき物語の分岐点にさしかかると選択肢がいくつか提示され、選んだ選択肢ごとにサーチボタン(曲飛ばし・スキップボタン)を示された回数押すだけ。
当時、新聞記事で発見してこれは!と思いすぐ買いに行きましたなぁ。
このCDはゲームとしてだけではなく、たどり着いた場所によって現在の心理状態を判定することができる仕掛けになっています、と書かれています。
音だけでイメージさせる作りだけあってリラクゼーションとしての効果も狙っていたのでしょう。
下記の4つの場所に到達して、リーフレットにて詳しい解説が読めるようになっています。
キフレルの川
キシクの海
ミルボの空
イウジンの丘
これ、ちゃんと伏線になっているところが凄かった。
以下リーフレットよりイメージ
ストーリーはムー的かつスピリチュアルっぽ。
ジェイムス・ホーキンスという記者が1965年ロンドン・デイリーリーダー紙に書いた小さなコラムをもとにして作られた、という設定。
記事には、70年前中央ヨーロッパのある村の古い館で、ゾーヤという4歳の少女の転送実験がおこなわれ、部分的に成功をおさめたという内容が書かれたとされています。
ゾーヤの物理的転送はかなわなかったものの、彼女の意識体(アストラル体)だけがいずこかに転送されてしまったとのこと。
ゲームとしての目的は、ゾーヤの意識体を見つけることなんですが、劇中の手がかりをもとにちゃんとゾーヤを見つけることが出来るようになっています。
主題歌が英語で、苦手な私は聞き取れないなぁと残念に思っていたものですが、なんてこたぁない。
しっかりリーフレットの裏表紙に書いてあることに、今、気がつきました。
...orz
ひとまずこのへんで(続く)