2009年4月25日土曜日

“ひかり”の速さで歩け

六神合っ体ぁ~い!


津田です。


福岡の被り物劇団『ギンギラ太陽’s』がNHKに二日連続で登場らしいですよ!

といっても25日(土)はBS2で午前0:45~2:34の深夜帯で「BORN TO RUN」の劇場中継なのですが。

ということは24日深夜なんで見事に見逃していますが・・・く、悔しくなんかないんだからねっ。

さよなら初代0系新幹線 BORN TO RUNは観にいったなぁ。

自分が観たバージョンではラフォーレ小倉ビルも幽霊ビルとして出演してたんで歓喜だったのですが。


26日(日)はNHK総合(九州沖縄)で午後1:05~1:59に「走れ!ひかり侍」(時代劇)が公開です。

全5話(1話5分)のミニドラマを一挙放送、ドラマ撮影中のメイキングをあわせた約1時間 のスペシャル番組になるそうです。

これは見逃せない。

8月には福岡市美術館30周年記念「美術+演劇」コラボ企画と題して『翼をくださいっ! 外伝「幻の翼 震電」』が再演されるようです。

この演目はまだ観たことないので是非とも行かねばと思ってる次第。

美術館ギャラリーでは、震電プロジェクトで制作された実物大の震電の展示もあるそうなので、期待大です。

人間が一人も出てこないが非常に人間味あふれるこの劇団のドラマに、福岡県民なら一度は触れて損はないと確信しています。



とにかく「走れ!ひかり侍」を明日観るぜ!

2009年4月24日金曜日

ほ:ホーマン軌道も二度

同一軌道面上の2つの円軌道の間を最も少ないエネルギーで移動することができるホーマン遷移軌道(ホーマン軌道)でも、近日点と遠日点の2回の速度変化を必要とする。

このことから、安易で単純に見える道筋にも確実な手順が必要だということ。




津田です。



人工衛星の打ち上げで低高度円周軌道(パーキング軌道)から衛星軌道まで高度を上げる際の軌道のほとんどは、このホーマン軌道を通ります(厳密にはちょっと軌道面変更があるけど)。

この楕円軌道は静止トランスファ軌道と呼ばれています。

地球に近い方のパーキング軌道と遠くの方の静止軌道を両端とする楕円ですね。

で、静止トランスファ軌道から円軌道、つまり静止軌道に変換するために遠日点で吹かすロケットエンジンのことをアポジ・キック・モーターといいます。

遠地点(apogee)で噴射する(kick)ロケット・モーター(motor)なんですね。

用途による定義というわけです。


はい、ガンダム世界とは違いますね。

ちなみに近日点で使用されるロケット・モーターはペリジ・キック・モーターって言うらしい。

ガンダム世界のアレは現実に置き換えるとスラスタかバーニアってことなんでしょうね。

主推進に使用しない姿勢制御用のもの:スラスター・モーター

特に推力が低く微調整に使われるもの:バーニア・モーター

これらは推力による定義ってわけです。


フィクションとは異なっているので要注意なのですね。



惑星間の移動の場合には、重力を利用しスイングバイすればもっと少ないエネルギーで軌道変更でき、時間短縮になることが多いため、ホーマン遷移軌道が単独で使われるわけではないとのことです。

2009年4月23日木曜日

裸の乱痴気

那須与一ごっことかしなくてよかったですよね。



津田です。




デヴィッド・クローネンバーグ監督の『裸のランチ』を観たことがあるんですが、ウィリアム・S・バロウズの原作を忠実に映画化したものではなく、バロウズ自身の伝記的性質の映画だとどこかで見知った覚えがあります。

とはいえかなり誇張と脚色やデフォルメが効いているんだろうなぁと思って調べるにつれ、実物の方がはるかにフィクション調でまさに小説より奇なりってことがわかりましたよバロウズ(ハンス・ウルリッヒ・ルーデルほどではないかもしれませんが)。

「ウィリアム・テルごっこをして妻を過って射殺する」が有名なエピソードでしょうか。

先だって亡くなったJ・G・バラードにしてバロウズ作品を「理想的なSF」と言わしめるくらいなので相当な人だったのだろうということがうかがえます。

『裸のランチ』の本は福家書店で手に取ったことはあるのですが、さすがに難解というか敷居が高い感じがしたので購入には至っていません。

が、そのうちいつかは。

フィリップ・K・ディック著『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』の映画タイトルは、まんまバロウズ著『ブレードランナー』から語感がいいからという理由でつけれれたようだしかっこいいなぁバロウズでもお友達にはなりたくないタイプ。

映画『裸のランチ』のグロ、ナンセンス部分はなんとなく田中啓文さんの作風を思わせる雰囲気を感じた(地口はないが)。

タイプライター、キモッ!(でもちょっと哀れ)


まぁ狂気になったニュースから思い出したんで。


では~

『おぼえていないときもある』

2009年4月22日水曜日

ワイルド・ワイルド・アース

星 新一さんの作品は素晴らしいのだけれど、何故か残念ながら体質に合わない。



上舞です。



たまにブックオフにも行くものですね。


ドゥーガル・ディクソン&ジョン・アダムス著『フューチャー・イズ・ワイルド』が400円だったので購入してきました。


ようやくアフターマンと並べられるというものです。


今日は見合わせたけれど書店で「秘密の動物誌」という面白そうなものも見つけたので、今度買おうかな。









しかし・・・好事魔多し。

久々にPCが大不調。


やはり今年の夏は越えられないのであろうか。

2009年4月21日火曜日

混沌過ぎる渦の中で

好きなTRPGはフォーリナーと混沌の渦とローズ・トゥ・ロード シリーズです(偏りすぎ)。


よもや!北方。


◎映画

『バビロンA.D.』

独創的な世紀末世界を舞台に、傭兵が謎の異能天才少女を守り地球を横断するロードムービー的近未来SFアクション(なのか?)。

2008年には公開されていたようですが、日本では5月9日(土)あたりから公開。

原作モーリス・G・ダンテ『Babylon Babies』。

フランスとアメリカの合作みたい。

なんか評判を探ってるとちょっと微妙な感じだが、はたして。




◎ゲーム

『無限航路 -Infinite Space-』

貴重な?SFRPG。

2009年6月11日にセガから発売予定のニンテンドーDS用RPG。

DS持ってないけどな!

宇宙に出ることを禁じられた惑星から、少年が旅立つ話。

なにが気になるかって自由なカスタマイズで自分だけの宇宙戦艦を作ることが出来ますって歌い文句。

まぁ異世界を宇宙に置き換えただけの安易なスペースオペラっぽいとは思うものの、それでも数少ない貴重な宇宙モノのRPGなんで期待したい。

出来ませんけどね!



◎アニメ


惰性(見れなくてもいい)

  • 「宇宙をかける少女」

サンライズ・フィクションらしい。すべってる感が痛々しくなってきてる、俺には。

ブレイン・コロニー(人工知性体管理型スペースコロニー)というアイディア自体は悪くないと思うのだが。

原作の無いオリジナルだがそれを感じさせない。

  • 「咲-Saki-」

少なくとも麻雀が打ちたくはならない。

  • 「クイーンズブレイド」

それなりの需要はあるのだろうがエロで売ってどうする、ってのもあるがエロく思えないという致命的なにか。

  • 「Phantom ~Requiem for the Phantom~」

本当に今更感が拭えない、古さを感じさせる中二病全開作。マイナーなゲームだったからこそ当時は良さも見えたのだろうな。


普通(気にはなる)

  • 「バスカッシュ!」

良質に作ってはいると思うが如何せんスポーツ(バスケ)を主題にしてるんでつらいとこがある。

オリジナルな点は評価。

  • 「シャングリ・ラ」

SF的なところをクローズアップしてくれればあるいは。ないか。

  • 「グイン・サーガ」

獅子丸、沙織、小助に見えちゃう件。NHKだしグインだし、思い入れが無い分普通に観れるが、さて。




楽しく観る(娯楽的に)

  • 「戦国BASARA」

第六天魔王と信玄の声が素敵。気楽に楽しめる。

  • 「真マジンガー 衝撃!Z編」

ちょっとやり過ぎでくどい演出で爽快さに欠けるきらいはあるものの、こんなものでしょう。

兜甲児の声よりナレーターの声のが燃える!

それよりもなによりもZマジンガーこと神ゼウスの声に感涙。矢島正明ばんざーい!!

  • 「獣の奏者エリン」

NHK名作系なんで鉄板。闘蛇は良い雰囲気なのに王獣は飛んでないとちょっとコミカル。

怪獣少女。




注目(気になるぜ!)

  • 「東のエデン」

もしかすると化けるか?原作というか原案はあるが、上手く料理してくれるのかも。

  • 「夏のあらし!」

素人にはオススメできない。が何故か少年の造型には好感が持てる。

・・・そうか、初期の鉄郎とメーテルって感じなのかも違うかも。

監督は絶望先生のひと。

そこはかとなく昭和。夏のタイムリープ。

漫画、どんな感じなんだろ。気になるな。



◎模型

日本ディズニーの『ファイアボール』から商品化、『figma ドロッセル』お嬢様を躊躇無く即予約。

よくうごく、おうつくしい。

2009年4月20日月曜日

訃報:英SF作家 J・G・バラード死去

津田です。


世界を美しく破滅させた「破滅三部作」、『沈んだ世界』『燃える世界』『結晶世界』で認識していました。

『結晶世界』は1970年第1回星雲賞海外長編賞を受賞していたんですね。

世間的には自伝的小説『太陽の帝国』(スティーヴン・スピルバーグが映画化)で知られているのでしょうか。

これを機に、というのも変な話ですが『太陽の帝国』、観てみようと思います。

実はこの時代の上海にはちょっと引っかかるものがあったので。


2009年4月19日朝、がんの長期闘病の末、逝去。享年78歳。


謹んでお悔やみ申し上げます。

津田・北方・上舞



今月のSFマガジン5月号ではバリントン・J・ベイリーとトマス・M・ディッシュのふたつの追悼特集があったばかりだというのに。

そういえばディッシュはなにか読んだ気がしたので探したら『プリズナー』でした。

イギリスの連続テレビドラマ「プリズナーNo.6」のノベライズですね。

といっても展開は異なるようですが。映像観たいけど観れてないなぁ。

あっ、1970年第1回星雲賞映画演劇部門は「プリズナーNo.6」ですよ。


SFが日本に根付きだしてから、まだまだ半世紀そこそこなんですよね。

形を変えつつも、これからもますます素晴らしいものになっていくであろうことを、俺は疑いません。


未来は素晴らしいぞ!

2009年4月19日日曜日

日曜漫画

ついにアレクニドが攻めてきたと思いましたね(横浜開港150周年記念イベント)。

はやく機動歩兵を降下させるんだ!




上舞です。




◎漫画蔵書◎

大長編SFコミック 宇宙海賊キャプテンハーロック(全5巻)各350円(当時)

さすがに古いものだけあって第5巻目なんかページがばらばらになっちゃってます。

よく読んだんだなぁ。おっ四巻だけ初版だった。

やっぱりハーロックはかっこいいですね。


<第1部 完> となっています。

当時は続きを描いて欲しいなぁと思っていたものですが、やはりこれはもうこのままでいいような気がしています。

TV版では乗組員のほとんどを地球上に残してマゾーン艦隊と闘うべく旅立っていくところで終わったと思うんですが、漫画版ではヘビーメルダーでトチローの墓参り(泣ける)をした後、四十人の乗組員とハーロックとトリさんとミーくんと、もう一人の影を乗せてアルカディア号が戦いの海へ船出してゆくところで終わっています。

今になってまた新たに、しみじみと余韻が深まったといえましょうか。


そういえばSSX版だがアルカディア号のプラモ(1/1000)も買ってるぞ。

作ってないけどな!







しかし秋田書店発行なのにSUNDAY COMICSなのはなんでなんでしょうね。





※ニュース※

福音館書店が中高生をターゲットに新シリーズ「ボクラノSF」の刊行を始めたようですね。

第1弾は

『海竜めざめる』(ジョン・ウインダム著、星新一訳)

『闘技場』(フレドリック・ブラウン著、星新一訳)

『秒読み』(筒井康隆著)

の3点。

第2弾は9月に刊行予定。

今後は円城塔氏ら新鋭の書き下ろしも加えていくとのこと。

中高生ターゲットなら新訳という選択もあったと思うのですが、まぁなんにせよSFがピックアップされるのは喜ばしいことですね。