ロボってか重機じゃんというツっこみはなしの方向で。
レイバーだよね。
津田です。
片腕で約100kgの重量を持ち上げることが可能な災害救助ロボット「T-53援竜」が3日、北九州市戸畑消防署に全国で初めて配備。
配備は「テムザック」と同市消防局などによる実証実験の一環のようです。
災害や事故現場での瓦礫撤去や人命救助が可能かを実験を繰り返し実用化を目指すとのこと。
援竜は高さ2.8m、幅1.4m、重量約3t。「援助をする強い竜」がネーミングイメージ。
伸縮する2本の腕で物をつかめる。
配備式典では、屋根の下に人が挟まれている想定で、崩れそうな屋根を片方の腕で支えながら、もう片方で人を救助という両腕を使っての人命救助を実演。
そう、物をつかむ両腕があるってことはロボットのイメージに非常に近い。
そのサイズから重機が入れない狭い現場でも作業が可能だし、危険な化学物質漏れなど人が近づけない現場でも無線による遠隔操作ができるので人命救助への新たな手段として期待できるだろう。
ロボット隊員着任、というにはまだまだはばかられるものの、一歩目がなければ進めない。
これからの活躍に期待が集まるところだ。
腕は殴ったり破壊するだけのものではない。
両の腕で、救える命もある。