2010年10月16日土曜日

青空で、読む

青空の下で本なんか読めないよって思ってたけど、iPhoneやiPadを使いこなしてるアンク君(仮面ライダーオーズ)を見習わないといけないのかもですね。



上舞です。



「青空文庫で読める日本古典SF」ってまとめサイトが話題だったんで紹介。
http://www.geocities.jp/tamiyagi2/sf.html
青空文庫は著作権の保護期間を過ぎている作品や、著作権保有者が公開を許可した作品のみを集めた無料で利用できるWeb上の電子図書館。
今回紹介のサイトでは明治〜昭和初期に書かれた日本の「古典SF」作品が紹介されている。

以前読んだ海野十三「浮かぶ飛行島」は、紹介がまだの書きかけの部類にあった。
私が知るだけでも海野十三をはじめ夢野久作、押川春浪、当時の訳での海外作品「フランケンシュタイン」、「透明人間」がある。
当然文体が古いし何かソフトを使わないと横書きなんで読み辛いことこの上ないとは思うものの、その発想には現代の目を持ってしても結構驚嘆すべきところも多く、まさに温故知新ではなかろうか。
ドグラ・マグラとかもあるんですが、“書庫”へ到るアクセス・キー(猫の鍵)を持つ身なのでやはり実書で読みたいもの。

早く良質のフィルムペーパーが安価に生産され、ブックタイプが発売されると電子書籍も読みやすいんだけど。
この半透明なフィルムペーパーはメモリスリットに記憶片を差し込むことで活性化、文章などを表示するスクリーンデバイスとなる。
形態も新聞紙サイズからハードカバー、新書から文庫、電筆を使うノートタイプまで様々だ。
電磁誘導による電力供給ユニット(読書台)とかもあるけど、静電気発電となっているので画面が見づらくなったら手で擦るか本タイプなら振ればよい。
折り癖をつける人だとそこが見難くなったりデータが固定化しちゃったりするんだけど、この性質からちぎり取ればデータを固定化できメモ代わりにも使える。けどいやそこは普通に紙を使えと言いたい。

遥か未来になってこの何も書かれていない書籍たちが、記憶片を持つ者たちによってマジックアイテムになってるんだけどそれはまた別のお話。

2010年10月15日金曜日

ホビーなショーにしてくれ

全日本模型ホビーショーも今回で50回目なんだな。



模しては型どりの北方。



気になったものを中心に。

○アオシマ
・1/64 漁船No.01 大間のマグロ一本釣り漁船 第三十一漁福丸:喫水/フルハルと両方あるとこも見逃せない。さすがはアオシマ、どこにも真似出来ない奇抜さでは群を抜いている。
・カーモデルでは1/24 ランボルギーニ カウンタック 5000QV(クアトロバルボーレ)をはじめまさかのマツダスピード オートザムAZ-1(とOEMVer.スズキ キャラ)、1/32 日野 プロフィア冷凍車まで盛り沢山。
・要注目のスペースクラフトシリーズ:はやぶさ プロジェクトチーム レプリカワッペン、1/72 HTV(宇宙ステーション補給機)はもちろん、金星探査機あかつき、ソーラーセイル実証機 イカロス、気象衛星ひまわり、が予定にあがっている。「ひまわり」の地球を模した台座には台風らしきモールドも。
・キャラもふ:ぬいぐるみブランドからは春ちゃんや冬将軍も、柔軟すぎるぜアオシマ。

○バンダイ(つーかガンダム)
事ここに到ってようやく平成ガンダムシリーズのリメイクが旺盛に。個人的にはノーベルガンダムが気になるか、あとHGUCジムカスタム。
イマイの金型からだろうと思うけどマクロスのデストロイドモンスターとかディフェンダーとかも。
MG仮面ライダーシリーズも好調のようですな、1/8スケールなんだ。
他にも年末の実写版に向けて、1/500宇宙戦艦ヤマトはヤマトプラモの決定版となりうるか。
そうそう、東京スカイツリーのプラモはバンダイが、完成前に発売予定だ。
機動戦士GUNPLA BUILDERSの2話目も見たけど、トップ企業として大局を見据えて更なる成長を遂げて欲しい。

○ハセガワ
よく知らんのだけどMa.K.て今はハセガワから出てるのかな。スペースシャトルオービター&ボーイング747とかスペースシャトルwithハッブル宇宙望遠鏡とか、タイムリーなコンテンツも持ってるんで是非とも機を逃さずにアピールして欲しいもの。
アイマス機もそろうね。

○ウェーブ
ありゃMa.K.っていろんなトコから出てるのねん。マテリアルメーカーとしてのイメージが強いが。
1/144FSSプラキットのシリーズは続くといいな。

○コトブキヤ
ガレキパワーはそのままにプラキットメーカーとして心配になるくらい飛躍してる印象があるんだが、バーチャロン、斑鳩(シューテイング自機)、レイキャシール・エルノア(ファンタシースターオンライン:アンドロイド種族・浅井真紀が原型協力)、マブラヴ、スーパーロボット大戦、ゾイド、デフォルメメカやキャラ(ホイホイさん、ロックマン、メダロッドなど)と、ロボットメカジャンルについてはバンダイに次ぐ地位を得ていると言っても過言ではない。

プラッツからスタートレック U.S.S.リライアントとかちょっと珍しいものも。

とまぁざっと見てきたわけだが(ネットで)、タミヤの凋落ぶりには目を覆いたくなる。
頑張って欲しいものである。

2010年10月14日木曜日

人生、残機0

残機33でノーミスクリアってすげーな。



津田です。



落盤事故で地下に閉じ込められた人々を救出するドットアーケードゲームが頭をよぎる昭和脳。
でもビックリしたのは本家本元、バンダイナムコゲームスがチリ落盤事故33人全員生還を記念して「ミスタードリラー」特製壁紙を公開したことかな。
ガイナックスも便乗すればいいのに天元突破。
美少女32人と現場監督の主人公が60日間をシェルターで過ごすエロゲマダーとか言ってる人もいて日本は平和だなー。

さてゲームではシューティングをはじめプレイできる回数、いわゆる自機はだいたい3機。格闘ゲームであれば3本勝負なのがほとんど一般的。
なんで人生もナインライヴスとまではいわんから自機が3機くらいあってもいいよねって思ってはみたものの、おそらくは生まれてくるまでに一機、寿命を迎えるまでに一機、最後の審判で一機くらいの割合のゲームバランスになっているんでしょうな。
ノーミスで生まれてくれば死んでも甦ってみたり、九死に一生を得たりするんじゃないかな(ジーザス)。
仏の顔も三度ってゆうし(チガウカ)。

1人より2人がいい、2人より3人がいいって串田アキラも言ってた。
そういえばメダルも三枚集まって凄いことになってましたよね!

クワガタ! カマキリ! バッタ! ガーッタッガタガタキリッバ、ガタキリバッ!!

2010年10月13日水曜日

レスキュー!地底より

チリの救出劇は非常に順調のようで一安心ですね。



上舞です。



「渇きの海」とか思い出しますかね。
でもあのカプセルなんだかエントリープラグを思い起こさせて、33人のむくつけき男たちがプラグスーツでサルベージされる様子を安永航一郎による画でうっかり想像してしまっていやん。
そういえば地底人モノを描いてなかったっけとおもったら海底人でうっかり(いや地底共和国もあったからあながち間違いではないか)。

んで地底人といやぁ地球空洞説ですよ。みんなお好きですよねペルシダー。
ま現在ではねぇよって完全否定されてるわけですが、昔から神話や宗教、民話などで地底世界は実に魅力的に想像されてきたわけです。
でももちょっと科学的に考えて、ダイソン球が地底世界の標準モデルに相当するのではないでしょうか。
このダイソン球のアイディアはオラフ・ステープルドンの「スターメイカー」に登場する恒星の光を捕獲するための網に由来するとフリーマン・ダイソンさんは語っている。
スタートレックTNG「エンタープライズの面影」でおそらく映像化は初じゃなかったかな。
太陽系の惑星資源の全てを使って恒星を卵の殻の様に覆ってしまう仮説上の球形人工構造物がそれだ。
このダイソンの天球の一歩手前がラリー・ニーヴンの「リングワールド」世界でもある。
コレでもダイソンさんが考える高度に発達した宇宙文明の第二段階に過ぎず、第三段階では一つの銀河系で得られる全エネルギーを利用する文明を想定してるんだからそんじょそこらのSF作家なら裸足で逃げ出す勢いである。

暗い地底から天空の球体にまで飛躍してしまったわけだが、この超巨大質量の空想上の物体も外側から見れば暗い天体、もしかするとダークマター候補かもしれない。
が内部には太陽を擁する日の沈まぬ帝国が存在するかもしれないのだ。

外見からでは、わからないこともある。
そういうこともあるのだ。

2010年10月12日火曜日

日本沈ぼ・・・つしてNEEEEEEEE!!!

先日日曜にTBSでやってた2006年版「日本沈没」が録画されてたんで見た。



津田です。



なんたって一番ビックリしたのが日本が(壊滅的な大打撃を受けてはいるものの)沈没せずに、阻止しちゃうって展開。
そらないわーとかまず思わざるを得なかったよ。小松左京がよく許したよな。
し、しかも最後の爆薬の起爆装置投入はほとんど草薙特攻、いいのかコレ。
核がNGとはいえN2爆薬っーのも樋口監督がエヴァに加わってたからってちょっちねー。

まそれでも見所として地球深部探査船「ちきゅう」をはじめとした日本が誇るメカニックの数々の活躍を楽しむことができるので、一度は見てもいいんじゃないかな。
田所博士んとこでは猫も見れるし。
あといろいろ著名なゲストが多数出演しとる。

さて映画は置いといて、沈みゆく日本列島から国民を海外避難させるD計画のDはディアスポラ。
「撒き散らされたもの」という意味のギリシャ語に由来する言葉で、もっぱらユダヤ人集団のことをさす。
「果しなき流れの果に」中の一エピソードとして国土を失った未来の日本人達が新天地を宇宙に求めて進出してゆく姿が描かれていることからもわかるように、第二部以降の展開を宇宙へと考えていたようである。
小松さんは年代からいっても“日本人”という集団の幻想をやはり案じており、大切に思っているのだとわかる。
考えるに日本人なんてのははおかしな人種でありこの豊かな国土無しには形成し得なかった民族性であるともいえよう。
俺は個人的に日本人ってのは人種じゃないと考えており、それは既に概念の一種だと思っている。
俺は日本人かなって考える時、ただ日本という場所にたまたま住んでいるだけじゃないのかなとも思うのである。
つまり様々な環境においてヒトは変わりうるのであるし、例えば日本人のみならずモンゴロイド種を全て一瞬に絶滅させたとしても、他のヒト種の中から日本人的な要素を持った種が必ず立ち現れるような気が何故かするのだ。
他人種の中にもある日本人的要素は一種制限された状態に置かれていると表現してもいい。
だから日本沈没を憂う必要はない、ただ日本以外全部沈没を避けるべく、ヒトは宇宙へ進出しなければならないということを常に念頭においていさえすれば。

2010年10月11日月曜日

ビニールでプレーン

北九州空港に行く機会があったんで、どれ非売品のスターフライヤーのビニールプレーンでも拝んでくるかと思ったら普通に売ってたので買った。



City of Kitagata



1260円(税込)なんだがスタフラカードがあれば5%引き、ヤッタネ!
サイズ:47cm、意外とデカイ。
 中身→スタフラのひらきだな
では空気を入れるぞ。
ぢゃん!おおっカッコカワイイ。
SFマークはもちろん、前部ドアからSTARFLYER、後部ドア前にCity of kitakyushuの表記、翼と後部ドア後にも機体番号JA01MCとありリアルさも兼ね備えている。
迫力ある前面から。↓ もちろん背面の穴からこのように吊ることも可能だ。↓
  

空飛ぶ神姫パーシカ。
  やっぱりスターフライヤーってなんかシャチに似てるよね。

北九州空港にお立ち寄りの際は是非、お土産贈り物にドウゾ。

2010年10月10日日曜日

送信終わり傍受に入る

ヒロのスペース・メモでおなじみ、大型宇宙ステーション「スペースホーク」でゼロイド101と共に任務に就いているヒロは富士山裾野で拾われた日本人という出自も凄いが、モデルが地球防衛軍テラホークス制作当時イギリス留学中だった徳仁親王こと浩宮徳仁だというのもすごいねびっくりだね。



津田です。



テラホークスは興業的には振るわなかった感じだけど印象には残っている。
その一つに防衛組織チーム内での特殊なコールサインがあったことだ。こういう符牒にはちょっと憧れたよね。
「10-10」(テン・テン:了解)、「10-30」(テン・サーティ:待機)など数字の組み合わせを使った通信符号テン・コードと呼ばれるものが使用されてた。まぁ番組オリジナルだけど実際米軍や警察、CB無線で使われていたコード体系を参考に作られていることがわかる。
さすがに知らないんだけど円谷特撮TVドラマ「緊急指令10-4・10-10」なんかそのまんまなんで有名ですよね。
インターネットや携帯電話の普及に伴ってかアマチュア無線趣味は徐々に減少傾向にあるようです。
北九州にもあった嘉穂無線はとうの昔に撤退、波夢人(ハムジン)はまだあると思うけど。
モールス符号もいつの間にやらほぼ使用されなくなってるようで、そのうちロスト・テクノロジーになっちゃうんだろうな。
月面反射通信とか流星散乱通信とかちょっとカッコいいんだけどね。

まアマチュアとなっているもののれっきとした国家資格でありその運用にはプロなみのものが求められているし、身元は明確にまた虚偽の通信なんてもってのほかとお堅いところがあるんで時代にそぐわないということもあろう。
でもブームが去った後でこそ純粋に趣味人が粛々と楽しむには良いのだろうとも思う。
そういうのって、なんかいいよね。
って思うあたり趣味人にはなりきれない、ミーハーちゃんなのでした。

10-10!