2010年12月18日土曜日

涼宮ハルヒの焼失

バーニング!



北方多聞の点滅



映画「涼宮ハルヒの消失」がDVD化されたらしく、ちらっと見る機会に恵まれましたよ。
以前から長門の消失だよななんて話がちらほら聞こえてきていましたが、あぁ、ね。
ハルヒはTVアニメは見たし、小説もむかしメイト店員に何冊か借りて読んだ気はする。
ハレハレを踊った記憶もある。
予備知識は普通にあるので、この映画は結構楽しめたし、実際良く出来ていると思う。
何度も観にいったファンが多いと聞いていたけど、なるほど信者ならさもありなん。
あれ、なんかPランド展のことが頭を過ぎったが気のせい。
まぁ自分でももう一回くらいは見てもいいかなと思うし、ファンなら納得の映画だったんじゃなかろうか。

しかし小説の方はいろいろあって進んでいないような話しも聞く。
いつの時代もシリーズものを終わらせきらない作者はいるものなのであろうが、ラノベ枠の場合また出版社などの思惑なども絡んできていそうで、あぁラノベってアニメの企画書みたいなものなのかもとか思ったりもした。
そのラノベは作者1人だけの創作物ではなく、アメコミのような分業体制に近いところへ移行しているのかもね。よくわからんけど。
コンテンツを引っ張りすぎてダメにしちゃうって商業主義はよく批判されもするけど、誰にも相手にされず忘れ去られていかれるよりはよほど幸せなことなのかもしれませんね。

引き際ってのが一番難しいのだろうけれども。

2010年12月17日金曜日

ブロークン・フラワーズ

能力の対価は寿命



北方の契約者



九月末に出てたDARKER THAN BLACK -漆黒の花-第3巻をようやく買って読んだ。
岩原裕二の漫画はほとんどスクリーントーンを使用していないんでなんか味があっていいんですよね。
ほんとはちまちま買っていくより連載が終了してから一気に読みたい方なんだけど、それなりに気になっているということであろう。
そのうちTVオリジナルもこの作者で描いて欲しいところだが。

そういえば「DARKER THAN BLACK -黒の契約者-」のDVDが近いうち“書庫”へラインナップされるようなんで、全話鑑賞会とかどうですかね光子企画さん。
つうかそろそろ第3期とか映画化とか次の展開はまだかなぁダーカー。

花が枯れる前に、
星が落ちる前に。

2010年12月16日木曜日

Night on THE VISITOR

ウィリアム・シャトナー主演・監督の変なDVDがワゴンセールで売ってるというので原子力発電所の近くの町で買ってきた。



コンタクトよりメガネ派北方。



最初ウィリアム・シャトナーの小説でもある電脳麻薬ハンターの映像作品「サイバー・ドラック/テクフォー」(1994年)かなーと思ってたんだが違った。
「ザ・コンタクト」って作品が件の映画なんだけど・・・実に怪しい。
シャトナーの吹き替えが矢島正明なのが救いといえば救い。
パッケージを開けてビックリ、解説書の類は全く無く、パッケージの写真が青一色で印刷されてるDVD板が一枚収まったきり。
パッケージ構図もセーガンのコンタクトを意識してないという方が難しい感じだし、怪しげに映っているエイリアンと思われる造形物は本編には出てきません。原題もコンタクトじゃなく“THE VISITOR”だしさ。日本語版スタッフの悪ノリなのかな。

さて無いよう内容だが、懐かしい80年代テイスト満載のかったるい進行ながらそれなりに楽しめるけど、コレ、2002年製作なのよね。逆オーパーツなのか。

あらすじ
難病に冒され残り半年の命と告げられた少女とそのボーイフレンドが、傷心の旅の途中に訪れた「グルーム・レイク」。しかし、そこはロズウェル、エリア51と並ぶUFO目撃多発地帯だった。
んでシャトナーはそこの政府施設秘密基地の司令官といった役どころ。
実際は事件に巻き込まれたカップルが主人公といったつくりなんだけどね。

以下はネタバレになるけど誰も見ないよね。
グルーム・レイクには本当にUFOが墜落しててその残骸を調査解析、飛行できるように再建造している政府機関があり、実際に飛行テストも繰り返されていたんだけど、さらにそこの司令官(シャトナー)と科学者の一部は異星人(知性体)とのコンタクトにも実は成功してたんだよね。
この弱っている異星人をUFOで宇宙に帰す為の作戦を遂行していたのがシャトナーってわけ。

まぁよくある話でありどこからどう見ても立派なB級映画なんだけど、騒動に巻き込まれて異星人と接触、対話(笑)することになる不治の病に冒された少女、彼女が異星人の意識を通して宇宙の真理を悟り、死への恐怖を克服、受け入れていくというくだりは大変良かったと思う。
普通ここは未知のテクノロジーとか神秘パッワーとかで病気が治ったりするもんだけど、さすがはカーク船長ことウィリアム・シャトナーであろうか。スタトレっぽい感じだ。
死を肯定的に受け入れるって演出はこういう映画ではなかなか見られないと思うので感心した。

ウィリアム・シャトナー主演といえば「暴走パニック超特急」(原題:DISASTER ON THE COASTLINER)をまた見てみたいなぁ。

2010年12月15日水曜日

コーヒー&シガレッツ

宇宙犬作戦、録画してるけど視聴出来てないなー(11話まで見てる)



冬雨煙る北方



心霊探偵 八雲、おとめ妖怪 ざくろ、海月姫 ~くらげひめ~、パンティ&ストッキングも録画してはいるけど途中で見るの止まってる。
前二つはもう見なくていいかも。
スーパーロボット大戦OG、バクマン。はもう見るのあきらめた。

○観てる
・STAR DRIVER 輝きのタクト:綺羅星ッ!つまらんなぁ。
・百花繚乱 サムライガールズ:お色気モノながら描写に見るべき点があり釘宮分も補充可能。シリアスっぽい展開になりなかなか魅せる。将と士のチュウ忠について考えさせられる。
・神のみぞ知るセカイ:意外と面白い。OPが良いアニメは面白い法則が当てはまる感じか。パートナーの悪魔っ子が飛ぶ時、効果音がラムちゃんっぽくて懐かしい感じ(サンデーだからか?)。
・屍鬼:いよいよクライマックス、原作本も読まねば。
・それでも町は廻っている:新房監督と相性が良かったと思う。土曜日って感じ。
・とある魔術の禁書目録II:なんかテンポ悪い、とまでは言わないけどレールガンに比べ散漫な印象。

○観終わり
・俺の妹がこんなに可愛いわけがない:8話OPで本当にまさかのザ☆アニメージ「超銀河伝説バイソン」と「アトランジャー」(青島文化教材社)のアニメーションを目の当たりに出来ただけでも見続けてて良かったと思った。架空のアニメが現実になるって凄いな。感動した。
・侵略!イカ娘:OPもだがエンディングが良かった。なんかアカシモモカを思い起こさせる曲調であった。日曜日が終わるなあって感じ。侵略について考えさせられた(中国、ロシア、北朝鮮情勢きな臭い時節がら)。
・アイアンマン:良質の大人向けアニメと言って良い。コブラとかそんな系譜も感じさせた。理想的な日米関係とは、と考えさせられるものがあった。
・刀語:前述

一度溜めこんじゃうと消化するの大変。

2010年12月14日火曜日

fool for the galaxy

※訂正※フレデリック・ポールとデイヴィッド・ブリンは監修じゃなくて、バックグラウンドストーリーに参加したか、あるいは単に参考にされたものらしいです。
原文では「Story background inspired by」と書かれているそうです。

レース・フォー・ザ・ギャラクシー (日本語版)を遊んできたよー原子力発電所の近くで。



津田です。



オリジナルは2007年アメリカで発売、翌年アラカルト・カードゲーム賞1位、国際ゲーマーズ賞ノミネート、ゴールデンギーク賞ベストカードゲームなど高い評価を得ているカードゲームのようです。
2~4人用、12歳以上、30~60分。
なんだけどコレ結構ルールがたくさんあって、手順をしっかり覚えて、どんなカードがあるのかの把握が必要なので大変なのですよ。
だがっ、二回目くらいから断然面白くなる。
なんかちょっと麻雀に似てる気がする。
配牌(カード)がマズイと苦戦するが、自分の星間勢力を拡大してゆくこの醍醐味はSF者にはたまらない。
勝敗は最終的に自分の勢力範囲が大きく豊かな星間国家を築いた方が勝ちになるのだが、基本プレイでは他者を直接的に攻撃したり邪魔したりする事はほぼ無いといっていいので、今回のプレイではこんな風に勢力を拡大できたでーという一種育てゲーかシムシティのような楽しみ方も可能となる。
まぁ麻雀のように配牌が悪いと思うように勢力拡大は難しいのだが、慣れていくと似たようなコマンドも状況によって使い分けることが重要であることがわかってくる。
カードに情報が凝縮されているので、アイコンの意味が把握できていないうちは確認作業に忙殺されてしまいそうなんだけど、もっと慣れてくればくるだけ面白さも増してゆきそうである。

フレデリック・ポールとデイヴィッド・ブリンが監修しているだけあってSF度満点なこのカードゲーム。
非常にお勧めなのではあるが、対戦相手の確保の難易度が高いともいえるカードゲームなのではないだろうか。

ギャラクシーファイッ!!

2010年12月13日月曜日

ゴースト・ドッグ

ちぇりお!



未然形変体北方



アニメ「刀語」も一年をかけてようやく終了しましたね。
この物語の敵役忍者集団の名前がかつての先輩の名前なんでなんだかこうアレだったんだけどそういえば葉隠を名乗るお方もいらっしゃった。
忍びの里だったのかな(不忍)。

この物語、いってみりゃオレの考えたサムライスピリッツ、でだいたいあってると思う。
原作小説は特に今後読まないと思うけど、アニメ作品としては新しい試みもあり、総じて好評価したい。
一年間非常に楽しませてもらった。
ノリは少年漫画、擬似時代剣劇モノとしてまた歴史改変モノとしての側面も備えている。
原作はライトノベルのくくりながらアニメとして見た場合、最近無い感じのキャラデザ、月一で一時間番組という構成、一部特徴的な音楽など感心するところも多かった。
あくまでも“刀”が主人公であった、という点も魅かれたポイントであるかな。
あととがめが短髪になったのを見た時点に近い時期、相方が似たような感じに髪を切っていたので不安に思ったことを憶えておる(物語の結末は知っていたので)。

また時代劇アニメなんて少ないから擬似的なそれでも貴重だったといえるんじゃないかな。
でも少し前には「さらい屋五葉」もあったしお色気アニメながらホビージャパン原作の「百花繚乱 サムライガールズ」もやってる。
アニメは今、時代劇ブームなのか。

そのうち「バイオレンス・ジェネラル ジ・アニメーション」とか出てきたらどうしよう。
成敗!

2010年12月12日日曜日

Guns N' Memories 8

※訂正※
グロック19→グロック23
グロック17を小型化したグロック19の.40S&W弾仕様がグロック23である(実銃の話)。
一連のシリーズ化が始まった時期で、一番新しく出たコンパクト型のグロックを購入されていたようです。バリエーション豊かに発売されていたのですねMGC。

M・G・C!! M・G・C!!



津田です。



原子力発電所の近くで今では珍しいMGCのグロック19(ガスブローバック)を見てきたよ。
遊戯銃(トイガン)メーカーのMGC (ModelGuns Corporation)といえば造語”モデルガン”の出所であり、昔の日本映画の小道具として協力MGCとエンドロールで見たことがあるかもしれない。
が、今では製造自体はしておらず、販売店舗もNEW MGC福岡店のみであるらしい。
時の流れよ。

さて、実際見てきたのはガスブローバックの黎明後期の作、グロック19であった。
実銃は国連で保安要員用拳銃として使用されているほか、日本人の手にも充分馴染む大きさであるためSAT(特殊急襲部隊)でも採用されている、とも言われているらしい(秘密)。

触ってきたのは完動品で非常に状態の良いものであった。
まず目に付くのがおそらくヘビーウエイト樹脂製であろうスライド。質感の違うフレームとのコントラストはシックで好感が持てる。実銃のフレームがポリマー樹脂、スライドが金属という点を考慮しているのか。

現行のガスブローバックと違い、ホールドオープンすると内部機構が見えてしまうのは残念だが、安定したブローバック機構すら存在しなかった当時としては致し方ないところか。
しかし今では当たり前だが、リアルサイズでBB弾弾倉とガスタンクを内蔵したマガジンとかは画期的であったのだろう。
射撃感はキックバック(反動)が非常に強く感じられた。これは後日調べたところアフターシュート(ブローバック開始後にBB弾が発射される)方式を採用していたためだと判明。なるほど近距離ではあったが着弾がわずかに下にずれる傾向があるなと感じたのはこのためであったか。
まだホップアップシステムの概念すらなかったろう時代であり、実戦性能は言わずもがなであろうが、モデルガン的な楽しみも出来うるブローバックガンの先駆けのひとつであったのだろうと思う。
味わい深いモデルである。大切にしていただきたく思います。

そういえばまだガスやBB弾も、ノンフロンやバイオBBなんか夢にも思わない、地球に優しくない製品ばかりでしたなー。