2010年2月6日土曜日

闇上がりの宇宙に

38万年くらいはかかります。



Transparent to darkness北方。



見たいなぁと思いつつスルーしていた2008年に公開されていた全6話のSFwebアニメ『イヴの時間』http://timeofeve.com/が、3月6日に劇場版公開予定のらしいですな。

北九州じゃ上映しないだろうなぁ(東京、大阪のみでした)。

それに伴ってか、今月19日発売「ヤングガンガン」(スクウェア・エニックス)5号から漫画版も連載されるようです。

すっかリンゴ忘れたけどペイル・コクーンの吉浦康裕さんの作品じゃん。

ペイル・コクーンはなかなかの名作でしたようろ覚えだけど。30分くらいの小品とは思えない完成度。

糟谷さんあたりが買ってないかな。『イヴの時間』とともに貸すがよいぞ。



Oh 晴れ上がりの虚空に輝く
Woo…電子の切れ間にちりばめたフォトンビーム

2010年2月5日金曜日

お:オーバーロードの身の上知らず

地球外知性体の中で、人類の想像を絶するほどの高い知性と文明を持った存在を称して「オーバーロード」とかOTI(Over Terrestrial Intelligence)とかSFでは言われておるのだが、えてして何故か地球人類や文明にちょっかい出してきたり意味ありげなアイテムで自己主張してみたりすることが多い。

一般言語で語られるところによると「神」とかいうことになるであろうこれら超越種族たちは、人類種のレベルを引き上げようとしているのか黒歴史として葬り去ろうとしているのかただ単に生暖かい目で見守っているだけなのかは不明である。

がなんにせよオーバーロード自身が自分の身上をよりよく理解しているのかどうかなんて判ったもんじゃないんだし、目下のものからすればなんだか凄そうだけどついてけねーでも怒らせるのもマズいし利益があるならとりあえず追従しとくか的なノリですれ違い宇宙(そら)。

かようにオーバーロードとの付き合い方も多種多様であり、人類に対してはツンデレ路線でいくほうがいいのかなーと他者のことはよくわかっていても自らのことはよくわからないということ。



津田です。



スタートレックなんかでは肉体を必要としない精神エネルギーだけの超知性体とかよく出てきてはカーク船長に言いくるめられたりする感じですが気にしないでください。

クラーク「幼年期の終わり」がこのテーマの最たるもので、翻弄される人類はなすすべもないのだけれど、宇宙の旅シリーズ最終では意外にも反撃に転じる人類の姿も描かれているとか(読もうよ)。

あ、ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズのシャトナーカヴァーには言及しないでください。

ウィリアム・シャトナーの価値を問うな。

暗黒星雲賞月曜部門受賞デイヴィッド・ブリンの「知性化」シリーズはそのうち是非読まなくてはなりませんね。

2010年2月4日木曜日

リッシュンハ、アタタカイデスヨ

ウソ、暦上ではこの日が寒さの頂点となり、徐々に寒さが緩むので以降「残寒」または「余寒」という。



津田です。



恋愛遊星の一篇じゃないけれど、無病短命か多病長命かどちらがいいとは選べないのですが。

しかしアレだね、21世紀になってもいやだからこそなのか、風邪はなくなりませんねー。

風邪はいわゆる症候群的なものであり大病に至る前の黄色信号のような警告なのかも知れません。

なので治療法も自然治癒力を高める方法が良いとされているようで、下手な解熱は逆効果の場合もあるようです。

あと飲酒習慣がある人は、市販のかぜ薬はヤバいらしいです。

市販感冒薬いわゆる風邪薬にも含まれている解熱剤アセトアミノフェンの代謝産物には肝毒性があり、飲酒習慣度の高い人はアルコールをより多く代謝するために、本来薬剤分解のために使う反応系の活性が高くなっているらしい。

アセトアミノフェン服用後、代謝産物の肝毒性が原因と推定される肝不全が起こった報告もあるとか。

はい、市販の風邪薬ダメー。原則、禁酒。


厳密には病気というわけでもなさそうな抵抗力が落ちていることを示す予兆でもある「風邪」は、ドクター・マッコイでもカルフーンでも風邪からくる諸症状を和らげるくらいのことしか出来そうにありませんね。

下手な解熱と飲酒が悪影響なのは、アレと似ているかも。


「医者を友に持つことは至福だろうが、友にしたいような医者はフィクションの中にしかいないだろう」 -リチャード・ハーディー-

2010年2月3日水曜日

鬼にカネボウ

For beautiful human life(ダメ英語しかもダメネタ)



津田です。



鬼ってMS、特にガンダムですよね。

二本角、体色は赤と青を兼ね備え、しかも黄と白(虎縞)まである。

「おに」の語はおぬ(隠)が転じたもので、元来は姿の見えないもの(ミノフスキー粒子=隠れ蓑)、この世ならざるものであることを意味した見えざる素性(MS)のモノである。

そこから人に災いをもたらす伝説上のヒューマノイドのイメージが定着したのである。

また「鬼は帰なり」とも言い、鬼は死人の魂とも説明され、死者の魂の帰ってきた姿、死霊を意味することもある(サイコフレーム)。

最悪の鬼は「いづるおに」、“出で鬼”とも呼ばれ、赤い体色に二本角、見上げんばかりの巨体に第六天星人の魂を宿し、人の魂を取り込むとも言われるが、赤子を守るとする説もある。

鬼とは安定したこちらの世界(地球)を侵犯する異界の存在(スペースノイド)であり闇(宇宙空間)からの眷属であるのだ。

あと鬼の形態の歴史を辿れば、初期の鬼というのは皆女性の形であり、MS少女は必然的であるといえよう。

というわけで「トニーたけざきのガンダム漫画Ⅲ」を購入。

読むのが楽しみです。


フニクリ・フニクラ。

サっムソンア~ドンはマッチョダンディ~

ワっセリン塗って~テっカテっカに~

む、いつの間にか超兄貴ネタになり遺憾。

も、もうダメだ~



ニュースをお伝えいたしました。

2010年2月2日火曜日

やっぱりMADといえばサイエンティストでなくっちゃあナ

ロビュールは技師ですが。



制服者北方。



ジュール・ヴェルヌ『征服者ロビュール』やっと読み終わる。

自分にとっては意義があり非常に興味深かったのだが、さすがに古典なので粗筋や要約の方が今となっては万人受けすると思う。

というか現在ではかなり退屈で単調だと感じられること相違ないと思う。

『海底二万里』も半分方は魚とか海の様子の描写だから話が進まないんだよね~。そこが当時は驚異的で面白いと感じられたであろう箇所でもあるんだろうが。

筋立てなどは『海底二万里』の空中版であり、流れはほぼ同じといってよい。

続編に『世界の支配者』があるのでいずれ読むと思うが、『海底二万里』における『神秘の島』と同じような位置づけなのかな。

そういえばロビュールが空中万能飛行戦艦<あほうどり号>を造ったX島の位置は、大体リンカーン島と同じくらいだ。

ましかし<あほうどり号>はそのまま<アルバトロス号>にしといた方が良かったように思うよ。

で、オチというか言いたかったであろうことは、超テクノロジー(当時)の存在を見せつければ人類の革新が起こるかと思って実験してみたけどゴメンまだ早かったみたいだわ、というところだろうと思う。

この超テクノロジーのところを突き詰めたりしたものが「幼年期の終わり」とか「沈黙の艦隊」とか近年ではイオリア・シュヘンベルクのアレだったりするわけだな、きっと。

元祖ですな。

調べると続編『世界の支配者』のメカはなんと陸に、海に、海中に、そして・・・という超可変メカらしいのだ。

変形メカが主役ってこれが元祖なんじゃなかろうか。


「征服者ロビュール」はその続編と混ぜ合わせて映画にもなっています。

空飛ぶ戦闘艦(Master of the World)1961の予告編?


んで結局、征服者だの支配者だの言ってるけど「人類」を、というわけではないんですねー。

何をかというとそれは「自然」をなのです(自分解釈)。

自分としてはここら辺にキュンキュンくるのですよ。

人間はまだ自然を破壊なんてしてません。というか子宮の胎児が母体に害なすことがあっても母殺しとは滅多に言わんでしょう。

自然を破壊するも守るも、外側からでないと。

つまり、人類は早急に宇宙へ進出する必要があるってことですよね!(論理破綻)


しかし集英社文庫の表紙装画はかのメビウスなんだが、一角獣が描かれているのが謎でしょうがない。

そんなの出てこないと思うんだがなぁ。

2010年2月1日月曜日

ライ麦畑で見放して

今日はSFしませんわ。



葉山ですの。



J・D・サリンジャー『ライ麦畑でつかまえて』を読み終わりましたが、回転木馬のシーンのデジャヴ感たらありませんわ。

類するものかなにかを読んだことあるのかも。

村上春樹が『キャッチャー・イン・ザ・ライ』としてるようですけど翻訳はあまりお得意ではないんですのね。

ともあれ「人間失格」ほどのダメージはありませんでしたけれど、亡くなったいとこのことなど思い出されまして、本当に参ってしまいましてよ。

死んだ当時も現在ですら、ただ面倒なだけで、図らずも利あり感謝あるが感情は振れぬことを、見るにはばかられてはいたものです。

今、ちょっとだけインチキじゃないような追悼に似た気分がするので、いい機会だから。

ほんと、嫌になってしまいますわ。


まったく、気が滅入っちまいましてよ。

2010年1月31日日曜日

昔の記憶の話をしよう

オタク趣味くり返し 僕らは何処へ行くのだろう?



the end justify the 北方



生肉を卸すフレッシュプリキュア(小川一水さん談)の最終回見てたらなんか思い出したよ魔法少女的なゲーム。

『ひみつ戦隊メタモルV』。

サターン版が元祖だけど自分はプレステ版をやったんだっけか。

えぇと「赤い成長!新条咲慧は正義のレッド」でよかったかな(うろ覚え:最後のレッドでした)。

メタモルレッドはかの大谷育江。片野野獣会さんと大谷育英会とかいって盛り上がりましたな。

他にも佐山捺紀:メタモルブルーは冬馬由美。高杜くるみ:メタモルパープルは鉄炮塚葉子。

宇宙刑事シャトナー:大紋寺激(普段は小学校の保健医)は若本規夫。

つうかシャトナーってやっぱりウィリアム・シャトナーからなんだろうなぁ。

敵役の方でも、アドニス皇帝は滝口順平。グラムス王子は置鮎龍太郎。エリカ・フォン・レーベンバウワー:エリカ・ボンバイエは山本百合子となかなかに豪華。

戦隊モノのパロディとして実に良く出来ていたと思いますよ。

最後の最後にロボも出るしな。

システム的にも会話をどのような感情で言うのかで分岐するという独特の面白さがあったように思う。

今、リメイクしても結構いけるんじゃないか。いや時代が違うか。

まぁ大紋寺長官の全身タイツ姿は許されざるかなと思うがストレッチマンがNHKで許されるならありかな。

小学四年生って時点でアグネス機関の警戒網に引っかかりそうなので今回はこの辺で。


オープニングテーマ『メタモルVのうた』


アイマスでメタモル。よくできてたんで。

若い人たちのヒーロー・ヒロイン像ってどんなんなんでしょうね。

そげぶとかかなー。