2010年11月9日火曜日

Guns N' Memories 2

サラ・コナー?



ハードボーラー北方



映画「ターミネーター」は当時何故か戦闘武装集団MK-Ⅲに海賊版ビデオが回ってきてて、大音量の場面になると音割れが酷かったんだが、その映像のインパクトは絶大であり、当然のように充実していた銃器関連の話題も頻出した。
中でも特に印象深いのが「AMTハードボーラー ロングスライド」。
ビデオパッケージでシュワちゃんが手にしてるので覚えがある人も多いと思う。
ステンレスシルバーロングスライドオートマチック・レーザーサイトモデルは当然のように自分の心も捉え、以後オートマチックの嗜好はロングスライドになった。
トライガンとかヘルシングの人とかもここらへんが源流なんかもね。

さて、このハードボーラー。
実銃はAMT(アルカディア・マシン・アンド・ツール)社が、ガバメントモデルとしては初の全ステンレス製として製作。
エアーガンとしてはチヨダ(千代田?)というメーカーがマークスマンガバメントという名称で、確か競技用(謎)として製作。マガジンが無く上部から一発づつ詰める方式で、ツヅミ弾仕様からBB弾仕様へと変更があったんじゃなかったかな。
で、やはりというかなんというかターミネーターモデルも製作されたのだが、いやはやコレがまたなんとも形状が似てないなんてもんじゃなく別銃。シルバーじゃなくて普通に黒だし。
ぱっと見はいいんだけどね。
まぁここまで書けばわかるように買いましたよ、これ。

操作方法もすっごく独特、ボルトアクション方式に似ているといえば似ている。
まずトリガーを引く(弾は出ない)。
何を言っているのかわからねーと思うが(以下略)。
トリガーを引いた状態でハンマー(撃鉄)に当たる部分をちょっと押してやると側面のサムセイフティが外れ、後方にポンプが入っているシリンダー部が飛び出す。
トリガーから指を離し、シリンダー部分を引いてさらに前方に押し込んでやるとロックがかかり撃てる状態になる、という機構。
当時としてはスプリングが強めだったのかかなりパワーがあったように記憶してるが、思い出補正かもしれない。
安い粗悪な軽いBB弾を使ってたんで(知識も財源も乏しかった)飛距離につれて弾道が浮き上がっていたことを思い出すが、この現象が現在定番となっているホップアップシステムへと繋がっていったんだろうな。

さて、そんなめんどくさいハードボーラーでも慣れればかなり連射が効くようになるもの。でもいったい弾倉はどこに?
そうです、ターミネーターではレーザーサイトとしてマウントされていたスコープ部分が全部弾入れなのです。
一応スコープ中央には鏡面加工された細い筒が配置されていて、ミラースコープとか言われてたような気もするんだけど怪しいもんだ。
給弾は自由落下方式、銃を動かすたびにジャラジャラ音がするのでうるさいんだけど、100発以上は装弾可能だったんで1ゲームで弾切れを起こすことだけは無かった。
いわゆる映画やドラマやアニメのようなフィクションでありがちな無限弾倉銃かってくらい撃ちまくることが可能だったわけだ。

今では本物のハードボーラーの方に違和感を感じるくらい、と言うと言いすぎなんだけど、実に印象深いエアーガンではありました。
最近この銃の雰囲気を感じたのがエアーガンではないトイガンなんだけど、ディエンドライバー。
変わったモノ好きなところは、変わらないなぁ。