2010年1月30日土曜日

カリギュラ士の非蓋然性

いいか、押すなよ!絶対に押すなよ!



津田です。



糟屋さんにマル・スクとマル・ヴェロ(略すな)全巻各3冊とラインバレル14巻と恋愛遊星を借りぐらし。

とりあえず漫画を読む。

ラインバレル今回の見所は強い量産型ことジンライかな。しかしある程度話が進んでからじゃないとストレスたまる。

ロボット漫画として面白くないわけではないしアニメも見たし決して嫌いではないのだが好きかといわれるとなんともいえない感じ。

似たような感じで「ブレイク ブレイド」が気になるんですが今度買って貸してくださいよ。

ゲーセンにもチラッと立ち寄ったんだが「ボーダーブレイク」というロボでバトるオンライン対戦ゲームのコンソールが左グリップ右マウス画面タッチパネルと凄かった。

どっかで見たメカだと思ったら先日見たコトブキヤのプラモか。

漫画「BREAK-AGE(ブレイクエイジ)」の世界ですかなぁ。

ブレイクエイジまともに読んでないので今度貸してください。

・・・なんかタイトル並べると、ひらがな4文字のアニメ連と似たイメージ。ワースブレイドとかもあったよねー。


「恋愛遊星」(著:倉橋ユウス)は正統派SF恋物語でしたよ。短編連作でおそらくこれ一冊完結だと思われるのですっきり読めてオススメだ。

ただ絵柄が合わないと手を出しにくいだろうとは思われる。

各話がリンクしており設定に無理を感じさせない構成で、はなしウマいな~と正直思うものの柑橘系(裏表紙より)な甘いラブストーリーに七転八倒霞斬りを繰り出してしまう恐れがある。

ほのかにエロ成分も配合。

しかし「まったくこのスタースクリームめ」Tシャツとサウンドウェーブはなんでだ、トランスフォーマー好きなのかな。

宇宙人の姿を想像する時、なぜ地球人の姿や思想考え方に似ているのかという問題があり、そこが創作の限界点であるということも可能なのだが、逆の立場からしてみればなぜ地球人は我々に似ているのかということになり、自己感覚器に認識しやすいもの、認識したいと願うものをより見出しやすいということは、至極当然だという気もします。

まぁ「類は友を呼ぶ」ですかね。

今後の作品が楽しみな作家さんであります。

倉橋ユウス部屋 http://homepage3.nifty.com/kurahashiyouyh/

また貸してね(買いなよ)。



あと『S‐Fマガジン』創刊50周年記念アートブック『Sync Future』も見せてもらったのだが、悪い意味の凝った装丁でページをめくるのが怖いよ。

悪くないけどアート寄り過ぎという評あり。

まぁ半分記念品のお布施といったところなのでしょうか。


借り物にあれこれ言うなんてアリエマセンッティ!

2010年1月29日金曜日

スペースコスプレイヤー・ノグチ

普段から駄洒落を思いつく性質の弊害として、なんでもないことを書くのになんだか妙に意識して書きづらいことがあるものよ。

サリンジャーとかハイチュウとか下腹とか。



津田です。



まぁそんなことは置いといて。

野口宇宙飛行士はキムタクを超えたね。

コメントでガッチャマンとか書いてた人もいたけどどう見ても「宇宙戦艦ヤマト」乗組員です。

実際、今までスタトレとかのコスプレする人がいなかったのが不思議なくらいだ(もしかして宇宙飛行士ですでにいたのかな)。

今後増えるかもね~。

ツイッターってこういうリアルタイム性が面白い感じです。気になる人とか機関とかの情報を知るための静的ツールとしても有効化と。

宇宙飛行士:野口聡一さんのツイッター http://twitter.com/Astro_Soichi

最初はNASA経由の投稿だったんだけど、今は直接ISS(国際宇宙ステーション)からインターネットできるようになったのでさらに同時性が増してます。

英語で書いてる時も多いんだけど興味あることだからちゃんと読むしな。

あとISSから撮影した美しい地球の風景とかもupしてるのでオススメだ。

素晴らしい時代の入り口に立っているものである。



今、火星が地球に小接近しており、東の空の「冬の大三角形」近くに明るく赤く瞬かない惑星を観測することができる。

おりしも今夜から明日は、ひと月に2回目の満月の夜。

珍しい「ブルームーン」とも呼ばれている月夜だ。

寒い冬空ではあるが、見上げる宇宙に想いを馳せ、空想の羽を伸ばしてみるのは、いかがだろうか。

We'll walk the night
We'll fly by day
Moonlighting strangers
Who just met on the way



あ、サロゲートはじまってるんだよね。SFのウィリスは観にいかなくちゃ。

2010年1月28日木曜日

待つわ

低予算なのにあの子(探査機)わりとやるもんだねと



あみん北方。



宇宙科学研究本部(ISAS)が主に教材として作っているらしい映像集のラインナップに「はやぶさ」が加わるようです。

http://www.macgraphic.co.jp/client/spss02/promotion/video.html#vol_12

まぁ映像だけなら公式動画もあるので紹介。

はやぶさの大いなる挑戦!!〜世界初の小惑星サンプルリターン〜



こちらは公式じゃないかも。英語だし。

Return of the Falcon Part 1 (of 4) 小惑星探査機はやぶさ「祈り」
http://www.youtube.com/watch?v=ZINWr6lNYlU

で、このDVDを扱っている財団法人宇宙科学振興会では宇宙グッズとして小惑星イトカワや小惑星探査機「はやぶさ」の模型なども販売しているようだ。

「はやぶさ」はレジンキット1/35スケールで4000円(税込)。幅約17cm×19 cm×高さ10cm(アクリル支え使用時)。35ってことはタミヤMMと合うな。

http://www.macgraphic.co.jp/client/spss02/promotion/goods.html


まぁしかし実はすでにかのアオシマが「はやぶさ」のプラモデルキットとして商品化決定で、現在国産衛星プラモデル第二弾の商品のアイデア募集もすでにおこなっています。

はやぶさ商品化決定 http://blog.livedoor.jp/aoshimabunka/archives/970671.html

国産衛星プラモデルのアイデア募集 http://blog.livedoor.jp/aoshimabunka/archives/1010460.html

流れ的に「あかつき」か「かぐや」だろうなぁ。

日本初の人工衛星「おおすみ」も捨てがたいが、分離ギミックもある月周回衛星「かぐや(SELENE)」に一票投じておいた。

「あかつき」はある程度の成功が確定できてから出ないと商品的に厳しいだろうしな。

ともあれ「はやぶさ」帰還6月はもう目前。

オカエリナサイということか、今期間限定で「トップをねらえ!」スペシャルサイトにて全6話無料配信やってますよ。

パチンコが出るので宣伝なんだろう、が手段などどうでもよろしい。

http://okaerinasai.jp/contents/gorannasite.html

久しぶりに見直すのもいいよね。


「はやぶさ」プラモ、楽しみだなぁ。

2010年1月27日水曜日

世紀末コネクション

クリムト・ザ・キッスってスタンド名みたいだ。



上舞です。



ザ・キッスは来てないんだけどさ。

というわけで「ウィーン・ミュージアム所蔵 クリムト、シーレ ウィーン世紀末展」と「パリを彩った画家たちロートレック・コネクション」を鑑賞に行ってきましたよ。

どちらの展示もその当時の時代の流れを感じさせ、世紀末の伝統と革新とがない交ぜに存在している様子を興味深く目にすることができました。

クリムト作品の今回の目玉は「パラス・アテネ」。右手上の人物はレコアではありませんよ(女神ニケ像)。

伝統主義者らを否定するウィーン分離派の旗頭として、相応しい迫力と侮蔑の戦女神であります。

←でも絵葉書は「愛」を買った。

この絵にも見ることが出来るのですが、今展示で特に印象深かったのが、額縁の存在でした。

絢爛豪華に縁取りされた額はその絵画とあいまって、さらに鑑賞者にその魅力をいや増させるものであります。

たかが額縁とは侮れない作品との調和にも、目を奪われることは間違いないでしょう。

ここらへんは美術館に行かなければ味わうことが難しい点であるので、足を運ばれた際に注視するとより楽しめるかと。

枠組みにだって意味があるのだ。

しかし帰ってからベネディクト・タッシェン出版社のクリムトを紐解くと、デッサンエロスぎグスタフさん。

「クリムトは女性とその描写を大変好んだので、<中略>女どうしの愛をテーマにすることもためらわなかった。男を描くときは、題材の性質上やむを得ず、厭々ながらという様子である。」

とか見てきたかのようにコメントされてて吹き出さざるを得ない。

いつの時代もエロが原動力なんだなぁ。


同時代のエゴン・シーレは対照的に自画像を数多く描いたことでも知られている。

展示ではデッサンも見ることが出来るのだが、ポーズがなんかジョジョっぽいぜ(逆だ逆)。

右の絵葉書を購入したのだがコレは展示されていない、残念。

痛々しさのエロスであろう。

未成年者誘拐並びにわいせつ図画を未成年者に見せた罪で24日間拘留され、シーレ自身は家出少女を2晩ほどかくまったのみで何らやましいことはないと言っているらしい。

これなんてエロ漫画?町田ひらく?

そしてロートレック。http://kmma.jp/paris_sp/paris_sp.html

「アンバサドゥールのアリスティド・ブリュアン」など多くのポスター絵画を手掛け、芸術の域にまで高めた功績で知られるアンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックは、モンマルトルに栄えた「ムーラン・ルージュ」をはじめとしたダンスホール、酒場、カフェなどに入り浸り、多くの芸術家と交流があった小さな大芸術家。

ポスターは色あせているものの、その大胆な構図や動的表現は日本美術に深い影響を受けていることを感じさせます。

ショップには当時の色合いを再現した複製画(ジクレ)も販売されているので、パリ歓楽街を彩ったであろう華やかさも想像できるのではないでしょうか。

でも買ったのはテオフィル・アレクサンドル・スタンランの黒猫(ル・シャ・ノワール)。

ポスターだからバリエーションが多いらしい。






世紀末ウィーン及びパリの絵画を駆け足で見てきたわけですが、特色のひとつにジャポニズムへの言及が共通して挙げられていました。

浮世絵や春画などに強い影響を受けた様々な作品群が、時代を経て日本人漫画家やアニメーターに影響を与えているであろうと考察される点は、好ましい循環とでも言うべき進化多様性の環なのかなぁと、考えながら現在は今だ世紀末の最中だと思うのでありました電車を乗り過ごしながら。



ついでにガンバライド初めて見てきた。

対戦相手 前衛:ゼクロス 後衛:ストロンガー

こちらは前衛:電王ソードフォーム、後衛は、カード読み込ませなければディケイドが使えるとあったんでディケイド。

見事勝ち。

出てたカードは仮面ライダーアクセル。誰これ。

ベルトの所にハンドルがあるんだな。

電人ザボーガーみたいにバイクに変形する人らしいがそれって仮面ライダーじゃなくて仮面バイクだよねー。

Wが乗るのかな(腐女子的な意味で)。

スーパーレアらしいので、良い子のお友達にはスマンかったかもしれん。

2010年1月26日火曜日

赤き超越者の苦悩

「シルバー族」:知識階級
「レッド族」:勇士階級
「ブルー族」:労働者階級
「ホワイト族」:科学研究者階級
そう・・・なのか。



津田です。



あとシルバー族の生身の身体は銀色に緑色や青のラインが入っており、赤いラインは宇宙警備隊スーツとする説、訓練により体色が変化する説、と二説あるみたい。

まぁよくわからんが、生まれによってある程度種族特徴があり得意とする職業分野があるのは普通に納得できる話だとは思う。

一般的なRPGイメージってそうだしね。

おそらくカーストほど制約が大きいわけではないだろうし(星座カースト制度撤廃運動も近年、手代木史織さんによって盛んだと聞くし)。

考えるだに疑問だったなぜTさんはレッド族の外見なのだろうということも、元が人間型知的生命体だったという種の流れがあるようなので隔世遺伝かなということで問題なさそう。

母方の姉妹は7さんの母だし。

長寿種族だけあっておそらく子孫は生まれにくいのではという観点から、ロイヤルファミリーの実子Tさんの出現により一気にレッド族の評価も増していったのではないだろうか。

が、Tさんの一時期の任務放棄帰国拒否などもあってか、レッド族が表舞台に立つことは少なかった。

しかしながら種族間同士の溝は一気に狭まったとみえ、身体特徴の混在化が著しく見受けられるようになる。

さらに体色でモードを使い分ける新時代の個体も出現し、ついにはレッド族の最大さんが再び主役の座につくのだが、容姿はシルバー族に近いものであったし独立した世界観でのことであった。

そして、現在放映中の映画でついに7さんの息子、零さんが正統派後継者としての登場と相成ってる次第。

体色も上半身青、下半身赤という種族間融合が進んでいる論拠にもなりえるかと思います。

ともあれ円谷プロの33.4%の株式を取得し独占的商品化権を持つバンダイがバックについてるので、今後ともどんな展開になるのかファンの方々は目が離せないところだと思います。


ところで俺はTさんの最終回が何故か凄く好きで思い入れもひとしお、機会があれば是非。

超越者たちの地球人類に対する感覚は、「アバター」に近しいところがあるのかもしれませんね。

2010年1月25日月曜日

その姿を写したのだろうか銅鏡よ

たった二千字の文字が伝える卑弥呼の伝説



もう今は売っていないのね「卑弥呼の詩」、北方。



銘菓「博多の女(はかたのひと)」でおなじみ二鶴堂が販売していたようなんですが、意識して食べたことはない。CMのフレーズが印象的で憶えていたようだ。

というわけで、私事ですがこまくら箱(にごりません)さんで本ブログを取り上げていただきました、ありがとうございます。

卑弥呼ガンダム、いいですね。スターゲイザー分が素敵です。



邪馬台国は北九州説を支持する北九州SF研究会ですが、2009年10月6日創刊されている週刊マンガ日本史の一号目、藤原カムイの卑弥呼は今更ながら手に取っておけばと後悔。

ネタのためにでも買っておくべきでしたよ。朝日新聞出版刊行ってとこはアレですが。それとも朝日ソノラマ分なんでしょうか。

つうかそうそうたるメンバーが執筆しているようで書店でも時々目を引きます。以下知ってるトコ。

  1号 卑弥呼(藤原カムイ)
  4号 聖武天皇(里中満智子)
  7号 藤原道長(船戸明里)
14号 足利義満(ふくやまけいこ)
16号 雪舟(藤原カムイ)
19号 織田信長(山田貴敏)
34号 勝海舟(安彦良和)
46号 野口英世(星里もちる)
49号 ひめゆり学徒隊(ふくやまけいこ)

毎号付録として藤原カムイ書き下ろし「日本史人物カード」が9枚も付くのもポイント高い。おまけ大好き。

さしずめスーパー日本史大戦とか日本史無双って感じだ。

あの平きよもりさまァ~(まんがでよくわからない日本史)もイケメンで笑う。

まだ誰が描くか未定の人物もいるので、余裕があればフラっとつい買ってしまうかもです。


なんだかんだで卑弥呼は日本最古の萌えキャラだと思う(卑彌呼 事鬼道 能惑衆)。

未来も不確定であると同様に、過去もまた変化してゆくのであるなぁ。

2010年1月24日日曜日

往相

書店でポイントカードが発行されて驚いた。

品揃えとかも好みの範疇なので、今度から出来ればここで買うことにしたい。



フラッパラッパー北方。



年末散髪に行かず伸び放題になってたのだが重い腰を上げたついでにC4Fに立ち寄ると漫画「70億の針」3巻が置いてあったので帰りに書店に行った次第。

ていうか去年末に出てるではないかなんと情報薄弱な自分。

そのかわり4巻は3月発売予定なので割とすぐ読めると思えばいいか。

で、3巻。

おお、夢枕獏さんが推薦文を書いているじゃないか。

そして内容ですが、急展開。

ちょっと無理やり感はあるもののテンポはいいし、このまま5巻目あたりで完結して欲しいところだ。

前巻までの悪役メイルシュトロームがお茶目さんになってて笑う。

しかしさりげなく寄生主の身体や服にまで気を配っているあたりアリシア・Yのナイアールやカーターと違って紳士です。

派手なアクションでも完全ガードだしな(チラ的な意味で)。

ところで出版元であるメディアファクトリーのMFコミックシリーズには、なにかと心惹かれるものが多いな。

エリ8とかスケバンとか今ここから出てるのか。あ、少女探偵団買ってない気がする。

つうか超人もここからなのか。全く意識してなかったよ。

そして凄く懐かしい漫画家発見「むらかわみちお」。電機メーカー代表取締役でもあるらしいのでとても寡作。

なんで「還相」を手放してしまったんだ自分・・・。ゴジラの話とか面白かったのに。

絵柄が好みなのですよ~(忘れてたくせに)。

鶴田謙二とか村田蓮爾とか安倍吉俊とかも好きだな。

website見つけたのでメモ。むらかわみちおwebsite 楽只堂



新しきを知り古き思い出す。