2011年5月7日土曜日

サソリ!カニ!エビ!

お菓子のあるときはやすらぎのとき



津田です。



なんばん往来食べたことないな。ま、そんなことは置いといて。

ご存じ、いのちのたび博物館で春の特別展「エビとカニのふしぎ 杉浦千里博物画の世界」
がやってるんで見に行ってきました。
海老と蟹をメインに据えての特別展示とは、なんてニッチなんだろうと思っていましたが、これだけ数がそろっているとなかなかに迫力満点の気持ち悪さ。見応え十分な博物画でした。
杉浦千里さんは、ウルトラマンコスモスで怪獣デザインなどを手がけた方でもあったのですが、39歳の若さで他界。
鬼気迫る、写真よりもリアルなこの甲殻類の博物画は、魂をすり減らさずには成し得なかった仕事であったのかもしれません。
そんな仕事に疲れた時は気分転換に怪獣の絵を描いていたというんだから、本当に好きだったんだろうと思う。
子供の頃の落書き帳とかも展示されてて実に興味深かったのだが……どうなの。
イジメか!

他にも世界最大のタカアシガニの実物剥製や、食べると死ぬ!(←チラシに記載)毒ガニのスベスベマンジュウガニの標本なども数多く展示。
平家ガニもいるよ。
当然生モノもいて、北九州で魚モノといえばやっぱり出張ってきていた県立北九州高等学校「魚部」 http://www.gyobu.jp/
ここは本気で凄いので、北九州を舞台にしたクトゥルフ作品があったらきっと出るよね(オイオイ)。

エビカニ消費大国日本に住んでいるのならば、ぜひとも足を運んでいただきたいと思う。
http://www.kmnh.jp/exhibition/2011sebsuexhhome.html 5月31日(火)まで。

そういえば前回オルメカの時もあったけど、ちょっと前からこの博物館は「かぶりモノ」に力を入れているようだ。
 ドライ6!ドライさんじゃないか!(エウロパ人)

2011年5月6日金曜日

アメコミク

どうしたトヨタUSA。



上舞です。



http://www.toyota.com/corollamiku/

アメリカのトヨタカローラCMに初音ミク登場ということらしく結構話題に。


こちらはショート版。


まさかTVCMとしてアメリカのお茶の間(リビングというべきか)に流れるとは思えないけど、どうなんだろうね。海外の反応はあまり肯定的とは言い難いようです。
ミクがどうのという問題じゃなくて、CMとしての出来が良くないのでちょっとなと思うわけですが私としては。

そういえばガイナックスと組んだスバルの「放課後のプレアデス」ってのもありましたよね。
http://sbr-gx.jp/
でも魔法少女モノはいま分が悪いよな。
しかし迷走しているのかクルマの会社。魂の駆動体としての誇りはどうしたよ。

自由の国アメリカでどれほど受け入れられるか初音ミク、痛車ならぬミク車って呼ばれるようになるんかいな。
そうだ!もうこうなったらカローラを変形させてミクにしようぜ!(マイケル・ベイに頼んで)

トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン
http://www.transformersmovie.com/intl/jp/

……いかん、ほんとにありそうな気がしてきた。
「トランスフォ~ム!」(ミク声で)

2011年5月5日木曜日

東映~ まんがまつり~

ひとりで。



北方対多聞



光子企画さんからデジタイズ(byキャプテンパワー)を頼まれていた、

「劇場版マジンガーシリーズ1」
・マジンガーZ対デビルマン
・グレートマジンガー対ゲッターロボ
「劇場版マジンガーシリーズ2」
・マジンガーZ対暗黒大将軍
・グレンダイザー ゲッターロボG グレートマジンガー 決戦! 大海獣

をつい全部ダラ見。
この高画質時代にあえて低画質で見るってのもなかなかにオツなもんじゃないかい。
目が悪くなりそうだけど。
この中ではやはりマジンガーZ対暗黒大将軍が一番良かったかな。
グレンダイザー~になるともうここでスーパーロボット大戦の原型があるんだなぁとわかる。
劇場版としては唯一専用主題歌もあるし。

地上さいしょの ロボット軍団~
↑すごい高画質(爆笑)

これ次の機会にカラオケで歌いたいな(あるのか)。

実はこの後も部分的にだけど、

・キャプテンフューチャー
・少女革命ウテナ
・仮面ライダーBLACK(含むRX)
・機動刑事ジバン
・十大戦隊大集合
・レインボーマン
・超獣戦隊ライブマン
・聖闘士星矢
・タイムボカン
・超人機メタルダー
・アクマイザー3
・超神ビビューン
・快傑ズバット
・世界忍者戦ジライヤ
・ミラーマン

などが控えていて気が遠くなりそう。
のんびりやります。

お前もデジタイズしてやろうか!

2011年5月4日水曜日

天使のレジェンド

きええええええええーーー(それは北野誠一郎)



津田です。



なぜか吹き替え版しか上映のない(関東関西一部除く)うわさの「エンジェル ウォーズ」観てきたっす。
あー。
まぁ監督がこれを撮りたかった、っていうのだけはわかった。わかるよ、好きなんだね。
色モノだろうと思ってたんでホントそのとおりで楽しいのは楽しかったんですけどね。
歌と音楽というか“踊り”が重要なファクターをなしているんだけど、この手法はOVA「TO-Y」の手法を彷彿とさせられましたよ(古い喩え)。
なんか元ゲームの映画化、とかならあー、ね。って納得できるかもしれん感じ。

吹き替えだったんで声優知ってる人いるかなと思って見てたらベラ・ゴルスキー博士のセーラーヴィーナス(深見梨加)はわかったけどあとはブロンディが豊崎愛生ってのに見覚えがあった。
あいなまさんって見覚えがあるはず、バトルロンドでの悪魔夢魔型ヴァローナの人でしたよ。
「さようでございますね」

鬱展開といえばそうなので、おバカっぽさだけを期待して行くとなんだかなぁって感じになるかもね。
深夜アニメでやれよ、なっ。

2011年5月3日火曜日

2011春期ゲーム合宿(後半)

今回の目玉、「新版:アーカムホラー完全日本語版」をプレイ。



津田です。




←割と大きめのテーブルに目いっぱい広がるボード。
このゲームを遊ぶための最高難易度は場所を確保することかと思われる。

カードもチップも種類が多い。
しかし把握してしまえばその苦労に見合うゴージャスな絶望と戦慄をプレイできることは間違いないだろう。
クトゥルフに興味があれば一度は遊んでみたいところ。
また資料的価値も高いし、実はソロプレイも可能だ。

今回は三人で、ルールを確かめ確かめつつやって約8時間ほどかかってしまった。

俺のキャラは↓ボブ・ジェンキンズ、販売外交員だ。
他のプレイヤーは私立探偵と学者さんだったかな。

←対する邪神は中では最弱といわれる“イグ”
だが目覚めるのが早く、ぐずぐずしていると次々異次元ゲートが開きモンスターが頻出。退治とゲート封印に忙殺されるうち正気と耐久がゴリゴリ削られていくという消耗戦に突入していったことで、長期戦になっちゃったのかも。
苦心して封印しては別ゲートが開きといういたちごっこに陥ってた感が。
しかしながら最後に三人で捨て身の異世界突入。
見事、3ゲート同時封印の荒業を持ってなんと邪神イグの復活を阻止しちゃったよ!
びっくりだよ。
恐怖レベルがマックスまでいったときはもうダメだと思いましたけどね。
俺も犬(協力者)がいなければ正気を保っていられませんでした。ゴメンね犬さん。

しかし毎ターンごとの神話フェイズで出現するモンスターが結構強力で難儀しました。
実はゲート内部は思ったほど凶悪ではないので(出目も良かったけど)、特殊アイテム「古の封印」(だっけ)があれば早めに異世界へ飛び込んでもいいのかも。

なにはともあれ復活阻止できたので良しとしましょう。
長時間のプレイ、お疲れ様でした~また是非やりたいですね。

・RED DRAGON RISING(S&T)
近未来、中華人民共和国がアメリカ同盟国に戦争を仕掛けたらという仮想設定の極東アジア近代戦シミュレーション。
雑誌の付録ながらコンパクトにまとまっていて、今まさにあり得るかもしれないすぐそこにある危機、ということで興味がわきます。

せっかくなんで中国でプレイ。
中国側から地図を眺めるとなるほど新しい発見がある。相手の立場に立って考えるということを物理的に可能にするというのは、実にこういったゲームならでは。
妙に感慨深いもので新鮮味があった。
さて、まぁそういっても中国。アメリカ日本連合艦隊は数値的に強烈だし、台湾の軍事力もバカにできない。かといって南沙諸島はちょっと遠いし空母も少ないし第二次朝鮮戦争勃発は泥沼化しそうだし(ルール上でも)。
なんでここは台湾を手中にすることをメインに動く。
相手のB-2での爆撃などもあり順調に艦船戦力を失う中華軍。もう潜水艦を含む全艦隊で総力戦だ!
と戦力を集結させているとイベントフェイズでまさかの日本国が戦線から撤退!!どうしたんだ、民主党のせいか。
たて続いて台湾軍も撤退。なんと台湾占領成功しちゃったよ。
戦力が激減して沖縄基地を失った米軍は、空母を含む犠牲を払いつつも増援にて体勢を整える。
一方中華軍は南沙諸島派遣軍を爆撃で失い、艦艇戦力の大半を失い台湾近海以外は紙のような防衛線。
ここで焦った中華軍はリスクが高いもののロシア軍への参戦を促すオプションを取る。
まぁ結果、極東戦線は世界規模の大戦へと拡大、このゲームの範疇を逸脱するのでこの戦略をとった中国側の敗北ということに相成りました。

しかし、非常に興味深くプレイできましたよ。
日本・台湾が撤退する中、東南アジア諸国やインド、チベットの参戦があったりと目まぐるしく変化する情勢は、正に現代そのものかもしれませんね。

結論:ロシアを出しちゃダメ。おそロシア。

2011年5月2日月曜日

2011春期ゲーム合宿(前半)

まずはカードゲーム。



津田です。



・クァークス
弱肉強食!環境を先読み、種の進化を目指してニッチを駆け上がれ。
今回もなかなかに面白生物が誕生して絶滅していきました。
  
まぁルールを忘れてて、退陣を選ばず強引に戦闘を繰り返してたんですぐ負けちゃったんですけど。
そうか、退陣していれば絶滅ではなく再起を図れるんだったよ。
↓今回の絶滅種(俺んとこの)      ↓勝ち組。
 
短時間で終わるので前座としては最適ですが、やりこむのも面白いと思います。

・レースフォーザギャラクシー
銀河を探索して惑星を開拓、生産性を高めてその版図を広げるのだ!

二回やった。
最初は生産系でちまちまいこうと思いきや、配牌が微妙でションボリな結果に。
初期手札に惑わされていたといえよう。
でもオールドアースが出せたので満足(全然点数にはならないのだが、雰囲気も大事だ)。
美意識にもこだわれるのは麻雀に近いけど、それは上手くなってからやろうね(自戒)。
二回目はカードの流れを重視。発展カードばかりになって、銀河帝国と自由惑星同盟(だっけ)、さらに銀河流行発生源を加えにぎやかになり、さあこれから生産というところでタイムオーバー。他に上がられてしまった。二回ともどうも生産に移る時期を逸した感があってよくない。生産から消費(交易)の段階で手札も増やせるのだから序盤からビシバシ生産→消費していくのがセオリーなんだろうけど、製品もカードで示すのでこれが気持ち敷居を高めてる気がする。次回からは製品は点棒などを使用するように進言することを忘れないようにしなければ。

というわけで後半に続く。

2011年5月1日日曜日

この支配からの大脱走

予告編が「戦場にかける橋」だったので即ジョージ・タケイを思い出したのですが、それは「クワイ河からの生還/戦場にかける橋2」の方でしたわ。



葉山ですの。



史実の映画化だけあってその緊張感と臨場感は半端ないのですが、そこはかとなく漂うコミカルさと哀愁をも併せ持つ、まさに戦争娯楽映画の超大作。
172分を感じさせない、何度見ても飽きのこないこの名作「大脱走」を大スクリーンで見られて感激ですわ。

「独房王」ヒルツ(スティーブ・マックイーン)の食えない笑顔とバイクアクション、閉所暗所恐怖症の「トンネル王」ダニー(チャールズ・ブロンソン)など一人一人が個性豊かでキャラ立ちまくり。
「調達屋」なんてまるで魔法のような活躍ぶりでしたわ。
捕虜収容所側のドイツ軍らとの奇妙な関係など、見どころをあげればきりがないほど。
“大脱走”を指揮するビッグXが最期に、計画を立て遂行することが楽しかったと言っていたのですが、お祭りは準備期間中が最も楽しいということに相通ずるところがあるのかもしれません。

当然のように男達の世界ですので、腐の目でみるとまたすごいことに。
話が進めばカップルができましてよ(自然に)。
うーん、マンダムの人は絶対それっぽいですわ。

今の世の中では戦争を娯楽に、なんて申しますとなにかと角が立つようなご時世ですが、このように頭脳戦を駆使した生きるための闘いには、人間賛歌を謳うジョジョのような一種の清涼感あふれる清々しさが感じられるのです。
荒木飛呂彦先生が描く「大脱走」、見てみたいですわ!!