イリーの二号ピストルくらいはないと話になるまいよ。
エンフィールド北方
モデルガン編2
まぁマグナムが銃の名前ではないのと同じように、イリーはELEYという弾薬製造会社の弾丸の名前なのだよワトソン君。
というわけでワトソンの銃としてよく紹介されているエンフィールドNo.2 Mk.Iであるが、諸研究によりその銃はウェブリー&スコット社のイーリー社の弾薬を使うNo.2という2インチの銃身を持つ拳銃ではないかと推測されているらしい。
とはいえ、エンフィールド・リボルバーはその中折れ式という特異な形状もあって人気が高く、ラピュタのムスカ大佐が使用していたり紅の豚やハウルの動く城にも登場、新しいところでは黒執事なんかにも出てたらしく、いわゆるイギリス系の古い拳銃の代名詞的存在と言っても過言ではない、日本では。
なんで自分もマルシン製組み立てキットのヘビーウエイト製のを購入、純正木製グリップ(チェッカリングが無いタイプ)に変更してありクラッシックムード漂う一品となっている。
一度も発火させたこと無いけどな。
中折れ式(トップブレイク)の特徴としてはリボルバーにしては素早いリロード(排莢・装填)が可能といったことが挙げられるが、如何せんオートマチック式に敵うはずもなく、良くも悪くも伝統主義的保守的傾向が強いイギリスならではなのかなぁと思わせる。
同じくマルシン製では、坂本竜馬愛用の高杉晋作から贈呈されたS&Wモデル2アーミー 33口径(寺田屋事件の際に火を噴いた)が有名であり、製作したことはあるが所有してはいない。