2010年1月23日土曜日

メカニカル・ダンシング・ファイト

糟屋さん:「女性のメカニックデザイナーとかインダストリアルデザイナーとか誰か知ってる?」

津田:「明貴美加」



津田です。



「飽きた神か」って誤変換して感心した。

現役女子高生メカデザイナーを名乗っていた彼は、モビルスーツと少女の融合を描いた嚆矢MS少女シリーズでも富に有名ですが、「MOBILE SUIT GIRL 明貴美加 MS少女アートワークス」が角川書店より3月26日発売予定らしいです。定価2205円(税込)A4判。

月刊ガンダムエースにて好評連載中の「MOBILE SUIT GIRL」とあるのでまだやってたんだと正直驚いた。

やはり一定の需要はあるということなのかなぁ。

近年のメカ少女定番どころはやはり島田フミカネであろうか。

『スカイガールズ』『ストライクウィッチーズ』『メカ娘』『武装神姫(一部)』となかなか見られないデザインセンスは特記に値する。

女性にメカニカルなモノの組み合わせのフェティシズムは、さかのぼれば鎧甲冑をまとった聖女とかであろうし、新しいところでは女子高生と楽器「けいおん!」、女性軍人と楽器「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」などすぐにでも思い浮かぶ。

メカというほとんど正反対の性質の中に女性的なものを見出すんだからなかなかに業が深いといわざるを得ない。

もちろん、メカと女性、女性がメカ、メカが女性とバリエーションにも事欠かない。

ドロッセルやカーリー・ドゥルガー、NCC-1701エンタープライズなんかは比較的わかりやすいメカが女性の分類だが、アイギスやレディなんかちょっと迷う(よく知らないから)。


メカデザの話に戻すと、フィクション中には近いところで女性メカニックや研究開発者なら見受けられますニナ・パープルトンとかコードギアスにもなんかいたし。

だが、ここで言われるメカとは日本初専門メカデザイナー大河原邦男さんのように、多くの場合ロボットのデザインであることに注目させられるだろう。

つまり人型メカとは男性のリビドーが産み出す生産性の内包されないあまつさえ破壊的な衝動を備える息子や娘たちであり、分身であるということも可能なのでは、と考える。

メカとの融合はこのように倒錯した感情の発露であると捉えることはないのかもしれないが、少なくとも無用な物、過剰な物を作り出す能力において、見聞狭い俺の目から見て今のところ男性の方がより多く研鑽しているのではないかと思うのである。

奇しくも「闇の左手」において、文明は過剰で華美な体裁を取らず機械的テクノロジーの発達は非常に緩やかに描き出されている。

生存に直接関わらないヒトの行動のうち多く、ユーモア、音楽、視覚芸術、言語創作能力などが性淘汰によって獲得された求愛行動であるとする仮説から、最も遠いところにあるようなのがメカ好き(フェチ)なような気もしてきます。

ま、そもそもモノをつくる道具、工具や文具などは都市生命を産み出す外部子宮とも考えられるので、男女関わらずモノを大事にしない輩はあれれ耳が痛くなってきましたよなのでこのへんでドロン。

女には向かない職業というよりは、あえて選ぶほどの魅力や必然性を感じさせることの無い職業なのかもしれませんね。

届いているか 聞こえるか はるかメカ次元

2010年1月22日金曜日

The only neet thing to do.

一文字違いで台無し。



上舞です。



昔から月へ行く方法はたったひとつというわけではなく、様々な想像や科学的考察がなされてきました。

その中でもすぐに思い出されるのが、フランス作家ジュール・ヴェルヌが19世紀後半に発表した長編小説2部作通称『月世界旅行』ではないでしょうか。

南北戦争終結後のアメリカで、火器専門家集団「大砲クラブ」がフロリダ州タンパに巨大コロンビアード砲を製造、人間の入った砲弾を月に撃ち込もうとする、今の目から見れば荒唐無稽な物語でありますが、この魅力的なコンセプトは実現可能な現実的なアイディアとして生きていたようです!



元ローレンス・リバモア国立研究所物理学者John Hunter氏によると、

赤道付近に大砲を作り水中に沈め、海上に浮かんでいる装備に連結。

海中の大砲末尾部は燃焼室になっており、天然ガスを使って水素を2,600ºF(約1426ºC)にまで加熱。

結果500%まで圧力をあげる事ができるそうです。

このエネルギーを使って、0.5tほどの内容量のカプセルを時速約2万921kmで宇宙まで打ち上げる事が可能、という理論。

でもお高いんでしょう?

このプロジェクトには約454億円の費用が見積もられているようです。

現在、約1kgの打ち上げに100万円程度かかると言われているのが、このシステムでは約4万円までコストダウンできる見通しだとか。

まぁさすがに生き物は乗せたくない感じですが、非常に有効な手段であることがこの計画からはうかがえます。


さて、月の表面に顔があって砲弾が突き刺さっているイメージ画がなんとなく思い起こされるのですが、『月世界旅行』は映画にもなっています。

以前、光子企画さんと話していた時、反重力で月に行く話しではなかったかと言われて調べてみたんですが、反重力物質というガジェットを使っていたのは英作家H・G・ウェルズの『月世界最初の人間』でした。

私もごっちゃになっていたんですがそれもそのはず、大砲で月へ行った人間が月人に出会うというプロットの映画『月世界旅行』は、ヴェルヌとウェルズのストーリーを混ぜたものだったからなんですねぇ。

後年、「H・G・ウェルズの月世界探検」という映画もあったことがさらに混乱に拍車をかけていたように思われます。

混ぜるな危険。


まぁ安価に安全に人間が地球から宇宙へ出る方法としては、やはり『軌道エレベーター』を建設するってのが冴えたやりかたのような気がするのですがねぇ。


参考というか蛇の足

『月世界旅行』(1902)


「サイエンス チャンネル」シリーズ無料動画

Rocket! ぼくらを月につれてって 新・月世界旅行



アポジー&ペリジー - 月世界旅行(1984)

2010年1月21日木曜日

の:ノストラ過ぎても熱さ忘れず

五島勉『ノストラダムスの大予言』で流行った終末論ブームであるが、現在でも2012年人類滅亡説が大いなるエンターテイメントとして我々を楽しませてくれている。

このことから、“期間限定”商法はいつの時代もヒットする可能性が高い定番商品であるということ。

て、テキサスバーガーなんて全然食べたくなんかないんだからね!

ドゥームズデー・カルトほどではなくともみんな好きだよねX年に人類が滅亡するってフレーズ(みんなは禁止)。





津田です。




ノストラダムスの『ミシェル・ノストラダムス師の予言集』は当時超ベストセラーだったことがうかがい知れますが、内容をちらほら聞きかじるに「おみくじ」みたいな感じに思えますよね。

神聖モテモテ王国やケロロ軍曹もアンゴルモアが有らばこそ。

1999年7か月、
空から恐怖の大王が来るだろう、
アンゴルモアの大王を蘇らせ、
マルスの前後に首尾よく支配するために。

『MMR マガジンミステリー調査班』は今でも語り草だよなぁ。一度通して読みたいけど家に置いておきたくない本に分類されるので難しい。

週刊少年系の漫画は関連して床屋とか耳鼻科とかを思い起こさせる原風景。


ミシェル・ド・ノートルダム『化粧品とジャム論』はジャム製造人類型兵器が特殊メイクにより萌え化。フェアリー基地を大混乱に陥れるという、神林長平<戦闘妖精雪風シリーズ>を予言的リスペクトしていたライトノベルではありません。

・・・いや、アリなのかもしれない(予言)。

2010年1月20日水曜日

ヴァジュラを持つ者

あたらしいプリキュア、はじまるよ~



ハートキャッチ北方!



大地踏みしめる一体の仏像 キュア阿形

仏敵懲らしめる一体の仏像 キュア吽形


って感じですか。よく知らんけど。

というわけでリバーウォークに行った折、時間があるんでガンバライドで遊ぼうかなと探すけど無いなあ無いなぁ情報が古いのかなぁとうろちょろしてたら、女性専用ブース(連れの男は可)の区切られたプリクラコーナーの隅に設置してあってキモオタ涙目ですかそうですか。

なんでガシャコーナーで二回ほど回してきたという顛末。

「和の心 仏像コレクション 1回300円全6種」

エポック社からの発売。

去年にぎわせた「国宝 阿修羅展」の阿修羅像(興福寺)が色違い(極彩色)で2種。

弥勒菩薩半跏像(広隆寺)も色違い(金色)で2種。

そして写真の金剛力士像 阿形と吽形(東大寺)。

通常、狛犬でも御馴染み右が阿形、左が吽形ですが東大寺のは何故か逆。

でもそれと知らず自然とこう配置できたってことは、自分の感性が凄いんじゃなくて、仏師らの技量の賜物なんだろうなぁと思う。

ガンプラ風に言うとUNKEIプロデュースVer.Ka(快慶)みたいなもんか(全然違います)。


さて、金剛力士像は一般には仁王さんとしても知られていますが、仁王像といえばキカイダー01。

こんなインパクトある登場はなかなかありませんが、阿形なのか吽形なのか知らないなぁ。

映像では変な土像っぽいものでどっちともつかないんですが、なんとなく口が開いてるように見える。

しかしながらS.I.C.シリーズの造型を見ると明らかに吽形であることがわかる。

仁王像は阿形・吽形の一対として造像するのが原則だが、東大寺法華堂(三月堂)本尊の背後厨子内に安置された塑造、執金剛神立像は例外であり、1体のみで表現されているらしい。

裸形でなく着甲像である(甲冑を着ている)点が異なるものの、形勢は一般の仁王像と似ており表情は阿形だ。

S.I.C.ではどうして吽形を採用したのか気になるんだがなんか理由があるのかな。


とか取り留めなく考えリーフレットを眺めていると、よく駅前とかにこんな感じでケータイ持ってだべってる若者いるよなぁ弥勒菩薩半跏像、とか阿修羅像がエグザイル?に見えてきたりして遺憾。



お前が、お前たちが、俺の翼だ!!(もうそのネタはいいから)

2010年1月19日火曜日

Swords & Sorcery

 ヒロイック・ファンタジーをあらわすひとつの表現として「剣と魔法」という言い方があるが、これはフリッツ・ライバーの命名によるものとあるがホントかいな。



ソーサリアン北方。



というわけで自分的にはファンタジー作家としての側面が印象深い作家フリッツ・ライバーなのであるが、『ファファード&グレイ・マウザー』シリーズは「魔の都の二剣士」しか読んでいないという体たらく。

しかしながらその印象はとても強いものであった。

そんなかの作家にはIQ160のスーパーにゃんこ「ガミッチ」が活躍する連作シリーズというのもあって、今月の22日に河出書房新社から『跳躍者の時空』として定価2,205円にて発売されるようですよ。

この河出の奇想コレクションや未来の文学シリーズには「ケルベロス第五の首」、「デス博士の島その他の物語」(ともにジーン・ウルフ)などが収録されており、そのうち読みたいリストに入っている。

「跳躍者の時空」は扶桑社ミステリー「魔法の猫」にも収録されており、“書庫”から借りて読んではいるのだが他の短編も読みたいところ、猫好きとしては当然。

即、購入も考えたのだが“書庫”にも入荷予定らしいのでお借りする方向でよろしくお願いいたします。


全然関係ないのだが、ハヤカワから出てるオペレーション・アーク(特に2)の表紙は自分が見る本屋では何故か面出しされてあるのでギョっとする。売れ線なのかな。

いくらなんでも変だと思われるのだが・・・。

2010年1月18日月曜日

西の善き魔女

<冬>の旅路を終える。



津田です。



アーシュラ・K・ル・グィン「闇の左手」、苦難と共にようやく読み終える。

マジプールやウールスもかなり困難な旅であったが、惑星ゲセンの旅はホント寒すぎるで。

でも今年の冬があまり寒くないような気がしてきてよかった。


しかし翻訳のせいなのか構成を理解していなかったせいなのか、とにかく取っ付きが悪かった。

主人公と副主人公、それぞれの一人称語りという二本糸で織り成されており、横糸に惑星<冬>の伝説や歴史が綴られるといった構成。

がやはり名作、ダブルクラウンは伊達じゃない。

俺の評価基準のひとつに「再読に耐えうるか」という点があるが、後年読み返すであろうことは間違いないと思われる。

性別無き愛の実験。これはSFでなければ成し得ないところの文学であるなぁ。


ところで主人公であるエクーメン宇宙連合使節ゲンリー・アイであるが、心話という一種のテレパシー技術を持っていることを除けば普通の人類種の男性である。

しかしながら、この長旅の期間中に髭に関する言及が無かったことは、性を扱う作品の中で奇異に思われた。

読み飛ばしてる可能性も高いので間違っているのかもしれんが、俺にとって髭とは性差的に気っても切れないものだと感じているので、作者が女性の為なのかそれともなにか意図があるのかは不明である。

再読の折、気づくこともあるのかも。


萩尾望都「マージナル」では髭の件はあったが、こちらは男性だけの世界であるからして当然か。

あとエストラーベンはおにいちゃん(両性具有の世界ではなんと表現するのか知らんが)大好きっ子であるな(ネタバレ、なのか)。

苦しくはあったものの、有意義な<冬>の旅であった。

2010年1月17日日曜日

オチなかったりもしたけれど、私は衒奇です。

衒奇(げんき):奇をてらうこと。奇矯なわざとらしいふるまいをすること。



上舞です。



世の中にはウマいこと考える人もいるもんですね。


さて昨日の続き一部。

もう表紙がね、タイトル訳がね。宇宙の戦士と合わせて読みたい。

もいっこロバート・A。加藤雅基(唯登詩樹)が表紙だな。内容忘れてる。

英TV「プリズナーNO.6」のノベライズ、だったはず。映像見たことない。

宇宙忍者(だったかな)。手裏剣はスローイング・スター。

ここら辺は今で言うライトノベルなんだろうな。

これとかも。イートは猫じゃないけど猫生まれ。

シェクリイに手を出していたとは。すっかり忘れてた。

SFには鯨とか海豚とかよく出る。これは短編集と知らずに買ったんだっけか。

SFには略。「たんぽぽ娘」読んでみたいんだが今入手できるのかな。

そして心理歴史学を、二つのファウンデーションを生み出した天才数学者ハリ・セルダンが、死後何百年に渡り少しづつネタバレしていくご存知<銀河帝国興亡史>シリーズ。

悪役ながらザ・ミュールが魅力的。

後年、アシモフのもうひとつのテーマ<ロボット>シリーズとのリンクがなされるのですが、この巻以降読んでねぇ~。

んで定番中の定番。2001年の時も思いましたが、今年が2010年なんてちょっと信じられませんよ。