2010年10月30日土曜日

エイリアン・や・ないと?(博多弁風に)

スペース・ハロウィーン in スペースドームへ行ってみたよ。



津田です。



スペースワールド初の試みとして9/18、19、10/9、10、30、31の6日間限定で、スペースドームを中心とした一区画に限り18:00-22:00までをハロウィン仕様で楽しめるという企画。
遊具は惑星アクアが稼動しているのみ。食事所は流星軒というラーメン屋がエイリアンラーメン(エイリアンの目の形の焼き型が付いたチャーシュー入り)を出し、呼び込みがエイリアンという趣向。
カフェは店名が魔女っ子カフェになり魔女のコスプレをした店員がおり、メニューもゾンビライス・魔女の瞳(パスタ)・練成ショコラと凝った物となる。
屋台や占い、晴れていれば望遠鏡2台での惑星(木星見た)や月の観測も楽しめるスターウオッチングなどの野外施設。
もちろん様々なエイリアン(風?)の仮装をしたスタッフもわりと多めでノリも良く、子供たちをはじめお客さんたちの反応も非常に楽しげで、全体としてはまずまず頑張った感はある催し物であったといえようか。

だが、ポップステラで行なわれていたcross fmプロデュースの見世物小屋的な代物ははっきりいってクソつまらんかった
もはや詐欺といってもいいレベル。いや詐欺師に失礼、ホント酷い出し物だったんでゲンナリだった。

メインのスタッフ誘導型ウォークスルー式お化け屋敷「エイリアン・ザ・ナイト」ですが、設定・内容・アクターの演技などは詰めの甘いところも見受けられるものの、比較的楽しめるものであった。
しかし案内スタッフの一部に教育が行き届いていないのか元々想定していなかったのか、整理券配布の案内や行列の誘導などでの不備不手際が目立った。
せっかく面白そうな企画をやるんだから万全を期して欲しいものである。
間違ってもスタッフ(オヤジ)の口からいやー初めての試みなんでーなんて言い訳の発言は聞きたくないし、初めてだからこそなおさらしっかりやってもらいたいものである。
大学祭の出し物じゃねぇんだからさ。

ともあれ、アクターのレベルはそれなりに良いものだと思うんで、経営陣のトップがもっと頑張れ。
ハウステンボスのようにな。
本来の理想の宇宙テーマパークの名に恥じない発展に期待したい。

  

2010年10月29日金曜日

ギンギラ太陽’s FACTORY in福岡PARCOに行ってきたぜ

日程的に強行軍だったが行ってよかったパルパルパルパル。



北方来訪者。



史上最大の流通大戦争前夜祭!?と称されたこの展示会は、「飛び出す!天神大図鑑」「かぶりモノのぞき小屋」「かぶりモノ記念撮影コーナー」「秘蔵映像ミニシアター」「大塚秘宝館」など盛りだくさんで非常に楽しかった。
中でもやはりかぶりものを実際にかぶってみられたのと、その構造を間近に観察できたのは収穫だったと思う。
あとWEBエントリーキャンペーンのアンケートに答えるため実際に福岡パルコをグルッと回ってみたんだが、こういう試みは大変有意義だと感じられた。主催者:大塚ムネトさんが福岡市民文化活動功労賞を受賞するのもよくわかる話だ。
当然次回公演も観にいきたいのだが先行予約時は丁度仕事中なので、糟屋さんに代理でご予約願うこととしよう、よろしくお願いいたしますよ。

ご存知、西鉄バス。十数年モノってことは本物のバスより寿命長いんじゃなかろうか。サングラス着用のためのスリットが存在するのに感心した。
  

↓かぶりモノのぞき小屋の中にエンタープライズ号発見!!KO・U・FU・N☆
 なんとタイ・ファイターも。どこで出たんだ?

←小さくてわかりにくいが等身大より大きめのPOPがずらり大集合。

左から二番目のIMSマンの存在感が光る。

右手前にはバス乗り場かぶり場があるのがわかるだろうか。

この日はキャストも登場して大いに盛り上がりましたよ。

そしてグッズ販売も充実、名台詞が多数書き込まれたトイレットペーパーは買っとくべきだったか。
クリアファイルとガシャポンの缶バッジ。レアっぽいパルコ版バス天使が出て嬉しい。
  
西鉄バス天使ストラップ。
 結構大きいよ。

次回公演も楽しみです。

2010年10月28日木曜日

風は秋色、月は銀

「赤いスイートピー」は歌が世に出た時点では実在しなかったけど品種改良で赤色のものが創られた。
「シクラメンのかほり」のヒットによって元々香りのほとんどないシクラメンが品種改良された経緯と同じ。
(もっともこちらの「かほり」は妻「佳穂里」さんのことと推測する説があるんで更なる勘違いなんだが)
そうそうスイートピーもシクラメンも有毒植物(最も毒の無い植物の方が少なそ)。



上舞です。



大いなる勘違いや単なるイメージだけだったものから、現実に実体が現出することはなかなかどうして心に入るものがあります。
イタロ・カルヴィーノ「柔かい月」をあげるまでもなく、古来「月」と「水」は密接に関連しあっているように思います。
先日、NASAが月面に相当量の水が存在することを発表しましたが、サハラ砂漠にあるとされる水のおよそ2倍の量あるらしい。
えーと・・・それって多いのか少ないのかよくわからん例えだ。
月の砂漠って言いたいのか(チガウカ)。
数値的には約1000kgの月のちりのなかに約37.9L程度の水が存在していることになるらしい。土砂に含まれる氷の割合が約6%に達するとか。

水素と酸素の供給源となる水の存在は、惑星間探検への道につながる有人基地建設へと勢いづくはずなんだが、オバマちゃんは最近10年間で宇宙飛行士を月に送り込むという計画を中止したかと思えばNASAは別件でじゃあ火星有人探査計画を進めるよって言ってみたり。アメリカは軸がぶれてきていますな。
しかし月に行こうとしている国は今だ多く、中国は2025年までに、インドは2020年までに宇宙飛行士を月面に送り込むと宣言しており、日本は将来的に有人宇宙飛行を実施する足掛かりとなる無人月面基地を10年以内に建設したい考えを持っているようです。

またこの時の観測では水だけではなくアンモニア、メタンなどの揮発性化合物のほか、銀やナトリウム、水銀など金属の存在を示す特徴的な波長の光も検出されたらしい。
銀はアポロ宇宙船が月から持ち帰った石からもごく微量検出されてたんだけど、その存在がより確実になったということだろう。
でも銀の量は少ないらしく、銀山にはなりそうもないようだが。

寒さがようやく秋らしくなってきた夜空、本物の銀色に輝いていることがわかった美しい月を見上げてみるのも、また一興ではないだろうか。

2010年10月27日水曜日

ザ・ケイジ、といってもニコラスじゃないよ

時には医者よりバーテンの方が話をしやすい -ドクター・ボイス-



津田です。



二つある宇宙大作戦のパイロット版の最初の方、"The Cage"(邦題:「歪んだ楽園」)は一部が"The Menagerie"(邦題:「タロス星の幻怪人」)に過去話として取り入れられ、TOSでは例外的に前後編の2話完結で放映された。
小説版「実験動物園」には、TV放映版の二重プロットがわかりにくくこの構成は間違いだったんじゃなかろうか、ってノベライズ書いたジェイムズ・ブリッシュの前置きがあるのが興味深い。
なんで小説はメインストーリーの方だけ書くよ!ってことなんで、タイトルは"The Menagerie"になってるけど実際にはパイロット版の"The Cage"のノベライズってことになる。
あれっ、ということは「タロス星の幻怪人」は唯一小説版がないってことかな、後で調べよう。

映像は地味ながらもワープ7でタロス星群へ向かう時の効果はなかなかいいと思った。
上陸班は上着を着用するとことかはリアリティがあるのに本編では採用されなかったんだな。
しかし実はここら辺とかクルー構成の一部はTNGに受け継がれている箇所も見出すことができ、面白い。副長で操舵手でもある女性士官がナンバーワンと呼ばれてるとことか。
タロス星人は強力なテレパシーによって、対象の記憶からリアルなイメージを再現できるのであるが、このアイディアをTNGではテクノロジーによってホロデッキとして再現していることとかはかなり注目に値することなのではあるまいか。
ヒロインであるビーナ(小説ではヴィナ)は幻影ではなく本当に遭難者の生き残りなんだけど、タロス星人の力により「あなたの望む服を着るわよ、姿も変える」ときたもんだ。それなんて(以下略)。
こうも言う「でも幻影は麻薬と同じ、落とし穴だった。夢が現実より重要になると無気力になっていくの」
痛っ耳が痛ッ。
そうそうライジェルって星系はスタトレでよく出てくるけどなんのことはない、リゲルだ。

この話、科学士官としてヴァルカン人スポックは登場している(まだ設定がしっかりしてないのか笑うスポックが違和感ありすぎで気味が悪い)けど、まだカークが船長ではなく前任のパイク船長のエピソードとなっている。
タロス星人の幻影のひとつでパイクの故郷の風景を見せられるくだりは、映画ジェネレーションズでネクサスに捕らえられ心安らかに過ごしていたカーク船長を思い起こさずにはいられず思わず目頭が熱くなる。

人が一番強く夢見るのは自分にできない事

しかしこれ、当時のパイロットフィルムとしては地味であまりにも哲学的に過ぎるだろ。
(1965年製作、1966年第24回世界SF大会でも上映された)
SFとして非常に優れていることはTV放映版がヒューゴー賞を獲得していることからもわかるけど、相当に時代を先取りしすぎていたんだろうと思う。
今の目で見る方が面白さをより感じる、ロッデンベリーすごいな。

与えられた人生には正面から立ち向かうべきだ

ラストも切ない。敵役も単なる悪役ではないのだ。
「彼女は幻を、君は現実を得た。快適な航行を祈る」

まぁTV版はちょっぴり笑いを誘って終わるんだけどな。
「船医ってのは嫌な年寄りばかりだ」

長くなったけど最後にブリッシュのあとがきの一部を載せておく。

本来、作家は自分の持つ技術的な問題を読者に押しつけるべきではない。読者は、そのような問題は作品が発表される前に解決されるべきだと主張する権利を持っているからだ。

2010年10月26日火曜日

風呂んとミッション

カレンデバイスはトラウマ。



津田です。



"風呂は平和の最前線である。武器を持って風呂に入ることは、武器を持たず戦場へと赴くに等しい"
-ナサンジェル・ワーグラム-

と言われていることは、宮本武蔵が生涯風呂に入らなかったという逸話からも実に真実味がある、つまり武蔵は戦場に生きて死んだ男なのだなぁ、と「テルマエ・ロマエ」の2巻を読みながら思ったわけである。
1巻目が面白かったんですがこのままネタが続くんかいなという心配は杞憂、凄いなって思ったけど光子企画さんによると作者本人も相当凄い人物らしい。
月刊コミックビーム謹製手ぬぐいを書庫に謙譲したのでそこら辺の漫画もお借りしようと思う。

しかし日本人は放射能アレルギーの癖に温泉大好きだよね、フムン。
湯や温泉に浸かっていると癒されるのは、かつて生命が海中の熱水噴出孔付近から発生したのではないか、とする説を裏付けているかのようにも感じられるのです。
木星の衛星エウロパにもこの熱水噴出孔が存在すると考えられており、JAXAも参加するESA(欧州宇宙機関)主導のエウロパを中心とする木星圏探査ミッション「ラプラス計画」により生命の存在が発見されれば、宇宙規模での風呂ミッションが始動されるかもしれませんね。

将来、エウロパ人と共に温泉に浸かる日が来るのかもしれません。
その時までドライ6さんたちはイカちゃんに食べられないように頑張れ!超がんばれ。
(結論がイカ娘に侵略されてしまった・・・おのれディケイドー!)

2010年10月25日月曜日

獲ってみたい 街がある。

侵略、侵略、侵略、侵略、侵略、侵略、
新鮮!イカール星人(キュー!)



津田です。



以前紹介したことあるかもしれんが久々に調べたら侵略の度合いが強化されているんでビビッた。
函館は一度行ったことあるんでわりと親近感あるんだが、同じ海峡都市としてこのようなPRは非常に悔しげなものがありますねギギギ。
俺が行った時には侵略されてなかったのに・・・くやちい!
というわけで某イカなんとかなど足下にもおよばない侵略っぷりは「ハコダテ観光ガイド」を参照してもらうとして、主な動画だけ上げておく。

○函館壊滅!?タワーロボVSイカール星人Vol.1


○イカール星人も驚愕!「土方歳三、函館に帰還!」

トシちゃん感激!

サイトの下の方に「【衝撃映像】あのイカール星人が、JRA函館競馬場を乗っ取った!」って映像もあるんだが、リアルに馬に乗ってるイカール星人映像のほうが衝撃だわ。
○【衝撃映像の舞台裏】イカール星人の乗馬です。


○イカール星人 函館朝市に"侵略のアジト" (2010/07/20) 北海道新聞

かようにリアル侵略もなされているようです。

あと侵略SHOPの豊富なキャラグッズがうらやましい(侵略され中)。
東京スカイツリーをバンダイが出すんなら、五稜郭タワー(タワーロボ[マークⅡ]可変型)と万能城塞型戦艦ゴリョウカクはアオシマが出すべき、いや出してください。
そうそうアニメ「ノエイン もうひとりの君へ」は函館が舞台、いまひとつマイナーながらなかなかに見所の深い作品であるのでお勧めノエ(語尾)。

北九州にも侵略者を!(注:人間以外でお願いします、ホントまじ頼みますカンベンしてください)

2010年10月24日日曜日

グリーゼのために

ベートーベンの悪筆乱筆のせいで本来「テレーゼ(Therese)のために」という曲名だったのが「エリーゼ(Elise)」に間違えられたという説が今日有力視されている。けどバガテル(「ちょっとしたもの」「つまらないもの」といった意味)として作り残されてるところからベートーベンも照れくさかったんじゃないのかな、察してやれよ。



ハビタブル北方。



我が太陽系から20光年という目と鼻の先に、地球に似た惑星が見つかったよ!ってニュースは耳に新しい。
確か赤色矮星をめぐる惑星で自転と公転が同期してるという特徴があったような(うろ覚え)。
このハビタブルゾーン(生命居住可能領域)に位置する惑星グリードじゃねぇグリーゼ581gから地球外知的生命体らしき存在からのパルス信号が発信されている事が明らかに!という擬報が流れて、SF者としては非常に楽しい終末いや週末を過ごしたわけだが、宇宙開発が再び脚光を浴びつつある昨今、なかなかにタイムリーな話題だったといえよう。
詳しくは末尾のリンクを参照にされたし。

SETIの方もドロシー計画が11月からスタートだし、やはり来るべきファーストコンタクトってのはロマンがあふれるよね(あっぷあっぷ←溺れてどうする)。

やった、異星からの通信きた!
解読はまだだがこちらからも通信だぜ。
“どんな姿をしていますか”“そちらはどんな惑星ですか”“文明レベルはどれくらいですか”“何人くらい住んでるんですか”“どうして地球に通信してきたんですか”“パンツは何色ですか”etc.etc.
数年後、宇宙ストーカー規正法で銀河警察から警告を受ける地球人類・・・。
SFショートショート 「グリーゼのために」




地球外知的生命体らしき存在からの信号を確認 / ラグバー博士「未知の文明からの可能性が高い」
http://rocketnews24.com/?p=52546

ソースリンク(英語)
http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-1316538/Gliese-581g-mystery-Scientist-spotted-mysterious-pulse-light-direction-newEarth-planet-year.html

事の顛末(英語)
http://worldofweirdthings.com/2010/10/15/weird-things-talks-to-astronomer-ragbir-bhathal/

Togetter(ツイッターまとめ)
グリーゼ581からのレーザー通信の可能性(仮定の話)
http://togetter.com/li/62325