2011年11月4日金曜日

きみは見たか!紅の機馬

電人ザボーガーッ、ゴーッ!!



チェーンジストローング北方。



というわけで特撮オペラ?「電人ザボーガー」を観てきた。
いや~寒いギャグと変なお色気シーンは馴染めないものの、そこを補って余りある凄さがあった。
後から知れば知るほど原作準拠なシーンの数々は、これぞ完全アップグレードといっていい。
ここまで原作に対する執拗なまでのこだわりってのは、やりたくてもなかなかできるもんじゃない。
え、なにこれ?ってツッこみたくなるシーンは高い確率でTV版でも見られたシーンのようだ。
実に原作を見返してみたくなること間違いなしなこの映画「電人ザボーガー」、だれかTV版のDVD貸してくれないかな~。
映画がDVD化されたらみんなで見たいよね!(みんな?)

単純に単体の映画としてみると、後半の熟年期パートはかなりつらく痛々しいところも多いんだが、まぁよくまとめてると思う。
前半の青年期パートは役者の無駄に力の入った迫力満点の演技に心躍ることこのうえなし。
また主題歌や効果音もオリジナル(かそれに近しいもの)。
劇中が子門真人、スタッフロール中は別の人だと思ったけど未確認。
あとでパンフレットを確認しよう(博多T・ジョイでわざわざ購入してくれた糟谷さん、ありがとう!)。
そうそう、EDで歌ってた高野二郎という人はなんとテノール歌手。





新時代の熱い特撮シンガーとして今後も是非活躍してほしいものです。

とにかく昔からの特撮ファンなら観ておいて間違いないんじゃないかな。
自分は映画「電人ザボーガー」でわりと真面目に“正義”の意味について深く考えさせられましたよ。

帰り道のバイク運転がとても爽快だったけど、公式HPでダウンロード可能なザボーガーお面(PDFファイル)はさすがに取り付けませんがね。

http://www.zaborgar.com/index.html

なんだその変なバイクは!

2011年9月3日土曜日

秋祭り

50回目の日本SF大会はまさにドンブラコンになりましたね(天候的な意味で)



津田です。



今日明日と静岡でSF大会なわけですが、開会式では小松左京さんを偲び黙祷が捧げられたようです。

http://www.sf50.jp/

なんと今回はゲストオブオナーが不在。
大会50周年ということで柴野拓美さんにお願いしてたらしいんだけどね……。
なんだか近年毎年追悼大会になってるような気がしますが、ジャンルが成熟してゆけばこういうことは避けられませんよな。

でもまぁ時代は進んでいるわけで、プログレスレポートとかタイムテーブルとかpdfファイルでさっくり(タダで)読めたり、 9月4日(日) 大会2日目の中ホール一般公開プログラムをニコニコ生放送で生中継されたりと、自宅に居ながらでもほんの一部ではあるが楽しめたりしちゃう。

『第50回日本SF大会ドンブラコンL 生中継~攻殻機動隊からプラモデルのボックスアートまで~』
http://live.nicovideo.jp/watch/lv62272319

それなりには良い時代になったじゃねぇかよ。
ustとかでも誰か中継してるかもしんねぇですよね。

そういえば今日昼から、
『「武装神姫」はおかげさまで5周年! コナミスタイル 東京ミッドタウン店での記念イベントを生放送!!』
ってのをやってて冒頭だけちらっと見た。
11時から16時までの長丁場だったんで、アーカイブされたのを後で見よう。

・Vol.1 http://www.ustream.tv/recorded/17034191
・Vol.2 http://www.ustream.tv/recorded/17037516

こっちは5周年。まだまだ若く勢いはあるもののまだいつ無くなってしまってもおかしくはない。
そういう危機感も、いい成長材料のひとつなのだろうか。
幸若舞。

SF五十年 下天の内をくらぶれば 夢幻の如くなり

「左がかっていた京大生だから」ということで「左京」との筆名を名乗った小松さん。
現日本では右寄りの小説が幅を利かせている世の中です。
ライトノベルってそういう意味じゃねぇだろ!

2011年8月8日月曜日

夏休みアニメ祭

はっじまーるよー!



せいぞん!せんりゃくー北が



前期からの続き~

・Steins;Gate:\オッカリーン/盛り上がってまいりました。すでにネタは知ってるけど面白いね。ゲームやらずにアニメとか邪道かもしらんがいいものはいい。OPが作品と合ってて実によい、飽きない。

・TIGER&BUNNY:腐女子サービス満点な感じですが好感のもてるつくりだと思います。ほとんど謎も明らかにされて、終盤に向けてあと一盛り上がりあるといいですね。父娘モノとしても要注目な作品へと。

・へうげもの:OPの歌い手が北九州市内(おおぅ)で乾燥大麻を所持していた疑いにより逮捕ということに関連してかはわからんけど、漫画原作から原案へと変更になってましたね。アニメ自体は普通に面白いよ。今度“書庫”から漫画借りられることになって嬉しい。

・ユルアニ?:時々見てる。特に見どころはない感じ。あ、霊媒先生はちょっと見た目が好みかも。

新期新期~

・セイクリッドセブン:オリジナル作品。いたって普通なのだが、悪くない。OPもいい感じだし、特殊能力バトルものとしてよく動いている。格闘戦闘シーンは最近ありがちな光がひゅんひゅん飛び跳ねるだけの手抜きではなく、しっかり動く動く。気持ちいいですね。あと、ガンヘッドとかR-44風に変形するロボットが好き。全体的に好感度は高い。

・輪るピングドラム:きっと何者にもなれないお前たちに告げるオリジナル作品。海のものとも山のモノともしれない感じだが、とりあえず続きは気になるしインパクトは大きい。さすがといったところか。生存っ、戦略ぅー!

・神様ドォルズ:OPEDが石川智晶で「ぼくらの」みたいなんだろ、そうなんだろ?村で神と崇めらる「案山子」というロボットみたいなヤツと、それを操ることができる人々が中心の現代劇。「案山子」ごとに稼働音として印象深い音楽と歌が鳴るという効果はアニメならではか。漫画原作。詩緒の、声にならない声の演技が面白い。

・異国迷路のクロワーゼ The Animation:漫画原作。かつてあった名作劇場のノリか。19世紀後半、長崎からパリへと奉公に来た少女がジャポネーズかわいい話。衰退しつつあるパリの下町アーケードが近年の日本のアーケードシャッター通りを予感させる(そこまでひどくない)。黒崎の商店街とかにも来ればよかったのにゆね。

・うさぎドロップ:最近完結したらしい漫画原作。疑似父娘モノでプリメ究極エンドを達成し賛否を呼んだ、らしい。ほのぼの。でもED映像が劇団イヌカレーで不安になる。実写映画も2011年8月20日公開予定。ノイタミナ枠。

・ゆるゆり:\アッカリーン/主人公が空気設定で公式でもぼっち扱いで話題。百合雑誌掲載漫画原作。

・ダンタリアンの書架:ラノベ原作。本放送前にある宣伝番組は得てしてつまらないのであるがこれの、序章 ~共犯者たちの証言~は面白かった。1919年〜1920年、第一次世界大戦直後のイギリスはロンドン近郊が舞台となっているだけに、蒐書狂(ビブリオマニア)の解説など各専門家の話が興味深かったのです。

・NO.6:あさのあつこ原作近未来SF小説、らしいがBL臭が酷いですよねずみ。ノイタミナ枠。

・アイドルマスター:痛々しい。ゼノグラシアの方がよほど面白かった。ゲーム原作。

・快盗天使ツインエンジェル 〜キュンキュン☆ときめきパラダイス!!〜:タイトルなげぇ。なんとパチスロ原作である。豊富なスポンサー力を生かしてか豪華声優陣を使っただけのアニメかと思いきや、正当な魔法少女モノでありその意味では非常に良作。くぎゅ分補充にもどうぞ。キュン☆パラ。

あと・ いつか天魔の黒ウサギ・神様のメモ帳・猫神やおよろず・魔乳秘剣帖・にゃんぱいあ・森田さんは無口。とか一話流し見。「神」の付くタイトル多いな。
オリジナルはタイバニ、セイクリッド、ピンドラのみ。
面白い作品は時間がたつのがあっという間だね夏。



しかし今日は立秋だというのに。

2011年8月7日日曜日

Safety Fireworks

日本の夏。SFの夏。



百万の北方



火薬の平和な使い方としてもっとも華やかなものに、打ち上げ花火がある。

火工術(パイロテクニクス)のひとつとして日本では主に夏の夜空の風物詩であり、その非常に美しい色とりどりの閃光は、アルカリ金属・アルカリ土類金属などの元素中の原子を励起した時に電子が外側の軌道に移り元の軌道に戻る時に放出されるエネルギーに応じた色の光を放出する炎色反応を応用している(wiki)。

深紅:リチウム
黄:ナトリウム
淡紫:カリウム
橙赤:カルシウム
深赤:ストロンチウム(なんか強そう)
黄緑:バリウム
青緑:銅
黄緑:ホウ素
淡青:リン

気分はエレメントハンター。

そしてこの色鮮やかに咲く大輪の華はまた、事故の歴史をも併せ持っている。
人を楽しませる、ただそのためにだけ生み出されたものですら、多くの危険を孕んでいるのだ。
だが人はそうした失敗から多くを学ぶこともまた事実。
暗闇を退ける軌道、破裂する反響、風運ぶ芳香、振動する空間、唇に火の酒(それはジュリー)。
どのような艱難辛苦を経てさえ、人類は往くだろう。
あの夏の夜を彩ったような大輪の銀河世界へ。
同時に、繁栄と栄光の足元を見渡した時、その死屍累々と連なる犠牲が、より少なからんことを願う。

英知は我らに、星々に至る鍵をや、与え玉うや。




2011年8月6日土曜日

鮭って白身魚だったなんて

白なかったよ!



聖☆北方学園



「波打際のむろみさん」の4巻読んだついでに、むろみさんのせいで打ち切り(休止?)となった前作も読んでみた。


まずは4巻目。
各登場人物の過去話が多く、キャラクターの造形を深めているといえる。
人類側も前作からのゲスト出演があったりする反面、人間側の主役の少年の生い立ちなどが多少薄い気がする。今後の展開待ちか。
長く続いてほしいなーと思う反面、今のご時世下の少年誌ギャグ漫画としてはきわどいとされるネタを扱ったりもしている(らしい)ので、ちょっと作者が心配になる。あまり自虐に走らないでいてほしいものだ。
キャラクター配置としては「ヨコハマ買い出し紀行」に類似する感も見受けられるので、着地点を見誤らず続けていってほしいもの。
とはいえ、昨今の事情から実はアニメ化もあり得ない話じゃないような気がしてくるので怖いとこだ。
シャフトあたりがやってくれないかなー。
イーアネイラが手に入ったら、むろみさん型神姫でもこさえてみようかなと思うくらいにはハマってるといえよう。


で、前作というか、むろみさんが始まったために休止を余儀なくされた「聖☆ピスタチオ学園」の方であるが、まぁこの作者あんまり絵が上手くないなーってのを再認識。
味はあり自分は好きな絵で好感は持てるんだけどね(枕崎さんの絵に似てるし)。
特に手元に置いておく必要性は感じなかったんだけど、次の一コマを見てその心意気を買おうと思った。





最近もいましたよね九州人でB型政治家。

 



今後も楽しみです、むろみさん。

2011年8月5日金曜日

The Falcon has landed

先月末に筑波宇宙センターで、古川聡宇宙飛行士が滞在するISS(国際宇宙ステーション)にて、映画「はやぶさ/HAYABUSA」の史上初となる宇宙試写会が行われたようですよ。



上舞です。



映画「はやぶさ/HAYABUSA」:http://movies.foxjapan.com/hayabusa/index.html

まぁ約9分間のダイジェスト映像鑑賞だったようですが。
もう映画の予告も始まってます。



かなり実在の人物に似せたキャスティングのようで、佐野史郎とか似てるよね。
んで、7月30日(土)より特典付き特別鑑賞券が全国先着10000名様限定で発売開始中。
ちょうどリストレストを新調しようと思ってたとこだったんで買ってきた。

"はやぶさ&イトカワ リストレスト"付き特別鑑賞券
 
          うっすらとわかりにくいが「はやぶさ」入り(動く)↑
イトカワを描いた台紙に透明なリキッドタイプのリストレストであり、中にはちゃんと小惑星探査機「はやぶさ」がゆらゆらしてます。
なかなか考えましたね!
実用的ないい特典だなぁ。

どうせ観に行こうと考えているのならば、今すぐ劇場へゴーだ!

2011年8月4日木曜日

ふたつの月が

天窓に浮かび上がる(それは風のファンタジア)



津田です。


地球の唯一の衛星“月”が、かつて二つあったのでは、とする説が出てきているようですね。
月は、表側の地形は比較的高度が低く平坦なのに対し、裏側は高い山が多く地殻がはるかに厚いという、両半球の違いは長らく天文学者の間で謎となっているしSFでもよくネタにされてる。

この説によると、月より小さな“随伴衛星”が初期のころに月の裏側に衝突し、非常に硬い岩石物質が月の裏側に飛び散った結果、現在の月の高地を形成しているというのだ。
この説が事実なら、小さいほうの月は大きいほうの月に時速約7100kmで衝突した計算になるらしく、天体クラスの衝突にしては非常にゆっくりとした遅いものといえるらしい。
2つの月は8000万年ほどの間は共存してそれぞれ安定した軌道上にあったとしている。

最近では月の形成はジャイアント・インパクト説が定説となりつつあるが、同時に形成されたであろう随伴衛星たちの行方を示唆する可能性も出てきたわけだ。
そういえば、以前は無いとされていた月内部の金属核と磁気の存在が徐々に明らかになってきており、調査対象の月の岩石が42億年の間に加熱と冷却のサイクルが2回しか行われていないことがわかったというニュースもあったな。

まぁいろいろ問題点もある説らしいけど、ビジュアル的にはファンタジックでいいよね、ふたつの月というのは。

地球を見守るかのようなこの神秘に満ちた巨大な衛星は、一括で作られたのではなく、こうして徐々に形作られていったところから、月賦払いという言葉がつくられたのです。
嘘だけど。

2011年8月3日水曜日

これからが小松左京の活きる時代だ

『小松左京追悼トーク「巨星、宇宙に逝く」(仮)』ってのが8月17日(水)に、新宿GEISHAで開催されるようですよ。



津田です。



http://boutreview.shop-pro.jp/?pid=33790973

詳しくはリンク先で(最近多いな)ってことなんだが、出演に大森望、山田正紀、高橋良平などが予定されていますね。  小松左京追悼トーク緊急開催ってことらしい。
以下引用。

「先日、逝去されたSF界の巨人・小松左京氏を偲んで空想力と思索力の可能性を押し広げた「SFコア作家」としての小松左京を、関係者とファンが共に語る会を開催したいと思います。既に、各方面で「日本沈没」や「首都消失」など現実社会とSF的想像力を融合させた“思弁的作家”としての小松左京は多く語られていると思いますが、今回は日本のSFを文学ジャンルとして大きく展開させた「SF作家」としての小松左京をど真ん中に据えて、小松SFの育てられたファンがその魅力を大いに語り合える場としたいと思います。オールドファンはもちろん、これから小松SFを知りたいビギナーファンもご参加ください。皆で、作品の魅力を確認する機会にしてください。」

以上。
新宿なんでどうせ見に行けねぇよ、と思いきや、この「Live Wire」ってUSTREAMで動画中継もするみたい。
ただで見れるのかな?いちおリンク。

http://www.ustream.tv/channel/go-livewire
また、小松左京の絶筆を序文として収録した、笠井潔・巽孝之監修『3.11の未来 日本・SF・想像力』(作品社)が、アマゾンさんで予約可能になりました。 (おいコピペやめろ)
8月23日ごろ発売みたい。

主な著者:小松 左京・豊田 有恒・新城 カズマ・・瀬名 秀明・谷 甲州・小谷 真理・田中 秀臣・仲正 昌樹・新井 素子・押井 守・野尻 抱介・大原 まり子・桜坂 洋
監修:笠井 潔・巽 孝之

そうそうたるメンツですね。

3.11と銘打たれてるんで、なにかと科学技術やテクノロジーなどの文明批判になりそうでもあるけど、批判だけでなくSFとして、では次にどうあるべきかというビジョンの欠片でも示されていればよいと思う。

小松左京は科学文明だけを批判しているのではなく、有事に対し良心的に対処する政治家・科学者・マスコミ・国民といった空想の産物でしかないような人物像を描くことで、現人類を批判しているともいえるんじゃないかな。

2011年8月2日火曜日

へうげろぼ

そんなに人形やロボにお茶を入れてもらいたいのか日本人。



津田です。



以前、コーヒーを入れてくれる少女型ロボ「雛」を作ったよという動画があったが、今回のは本格派。

自分で考えてお茶を入れるロボット


東京工業大学 長谷川研究室グループは、人工知能を用いて、自ら考えて行動し、学習するロボットを開発。
このロボットは、川田工業の研究用ロボット「HIRO」を改良。
研究室が独自に開発した、学習と推論が可能なプログラム「自己増殖型ニューラルネットワーク(SOINN)」によって動いている、とのこと。

まだまだ実験研究段階とはいえ、このSOINNのスゴイところは、ロボットの視覚、聴覚、触覚といった感覚情報のほか、インターネット上にある情報や他のロボットのモータの制御信号などから知識を得て徐々に賢くなっていくという機能を備えているところだ。
しかしお茶くみ人形からずいぶん進化したものであるよ。
あとしゃべるとこが萌えポイントかな。

デザインもカッコいいし、ますます未来が近いですよね!

このロボットはノンフィクションにて候。

2011年8月1日月曜日

地デジでしょうか、いいえ、ネットで。

そういえばNHKがネット課金を画策しているようで。



津田です。



東映株式会社が今日からYouTubeに公式チャンネル「東映特撮 YouTube Official」を開設。

http://www.youtube.com/TOEIcojp

仮面ライダーシリーズやスーパー戦隊シリーズなど特撮TVシリーズのほか、特撮劇場映画、有料配信限定だったスピンオフネットムービーなど、様々なコンテンツを順次無料配信していく予定だと。
TVシリーズは毎週更新なんで、見たい時にいつでもってわけじゃないけど(建前上)。
画質は、まぁ残念な感じですが見られればいいって人には朗報かな。

現時点では計120本の動画がYouTubeの公式チャンネルで視聴可能。
劇場版コンテンツには「遊星王子」・「海底大戦争」・「ガンマー第3号 宇宙大作戦」・「宇宙からのメッセージ」とかもあるんで、わざわざ借りるほどでは……って忙しい人にも重宝。
良い時代になったものですね。

またバンダイチャンネルでも今日から有料ながら月額1000円(税別)で見放題サービスが開始されてます。

http://www.b-ch.com/contents/feat_monthly/

新作から名作まで、初回導入110作品・2700話以上で一日あたり30円ちょっとで見放題。
視聴期限を気にせず見れて、スマホ・タブレット対応となれば課金しようかなって気にもなろう。
これはすでにバンダイアニメライブラリーといっていいんじゃないかな。
巨神ゴーグが加わったら誘惑に勝てないかも。

「アニメ見よう」っていうと
「アニメ見よう」っていう。

2011年7月31日日曜日

魔導書:ウス異本

タイトルはYMDさんのネタで悔しいですわ!



葉山ですの



明神台さんが多数所有しているというコレクションの一部が“書庫”へ貸し出されていましたので、読んでみましたの。

↓SBヤマト本「だって古代君が!古代君がキ○タク!!」
 ←映画「シャーロック・ホームズ」本

なんともうしましょうか、みなさん昔から今までヤマトを愛していらっしゃったんですのね。
「ベーカー街の二悪人」の方は、シャーロック・ホームズ像に新たな一面を加えたあの映画がネタ。
ホームズものこそその筋にも歴史深いので、このジャンルも活気が出ていることでしょうか。
映画二作目でモリアーティが出ればまた大変なことになるんではないかしら。

SBヤマトデスラー本「なんとなく、クリスタル」
ネタバレ表題ですわよ!

オールヤマト総集編本「さらばというのはさらにばんばん続くって意味」
「さらば」の真意を知り目から笑みがこぼれましてよ!

出来のいい同人誌はピンポイントで狙ってくるので、心地よいですわね。

半年ごとに膨大なウス異本:断章が生み出され経済が消耗されゆく異界門、帝都虚大光景。
晴れの海には行った、ような……

2011年7月30日土曜日

ちゃんと復習しろ

というわけでダークサイド・ムーンを観る前に「トランスフォーマー/リベンジ」を。



津田です。



2は評判も良くなかったこともあり映画館には行かなかったんですが、せっかくTVでやるんで見ようかと。
第30回ゴールデンラズベリー賞では最低映画賞、最低監督賞、最低脚本賞を受賞したらしいし、監督自ら酷い出来って認めちゃうのもどうかと。

で感想なんだけど、出だしの人間パートの痛々しい下品さが見るに堪えなかったし、米軍宣伝のようなドンパチシーン長すぎといろいろうんざりするシーンは多いものの、まぁこんなもんじゃないのかねって感じ。
アクション映像、視覚効果はホントすごいし。
無人偵察機プレデターが映画に出たのってこれが初めてかな?
航空博物館シーンでエノラ・ゲイが映っててびっくりした。
細かいとこで原作(TVアニメ)の部分部分をチョイスしてるみたいで、ネタとしては重要アイテム「マトリクス」、人型トランスフォーマーであるプリテンダー、ウーマン・サイバトロン、スペースブリッジ、どちら側につくかを選ぶ、折檻されるスタースクリーム、合体トランスフォーマーなどちょっと詰め込み過ぎかもね。
トランスフォーマーとしてじゃないけど冒頭キッチンでの乱闘はグレムリンのパロかも。
前作でも感じたんだけどクルマメーカーの宣伝のためか、車両形態時のピカピカ感がどうにも違和感がある。
まぁ難はあるものの、それなりには楽しめましたよ。
TVだしね。

以下ちょっと3のネタバレ。

2011年7月29日金曜日

進撃の太陽圏

たまにはブラウザゲームでも。



津田です。



「Solarmax」:http://www.bubblebox.com/play/action/20130192.htm

宇宙艦隊を送り出し惑星を占領してゆき、敵艦隊惑星を制圧するリアルタイムシミュレーションゲーム。
チュートリアルがあるし難易度も選べるんで慣れればスムーズ。
条件を満たせばメダル(勲章)がもらえるのが嬉しい。
なんか以前KZM君にiPhoneで見せてもらったゲームに似てる気がするなぁ。
単純ながらグラフィックもきれいだし、なかなか面白い。
最終キャンペーンをクリアすれば一応エンディングもある。

お手軽に宇宙艦隊司令の気分を味わえるぜ。

↓わーいメダル全部もろた。


ぜんぜん趣は違うんだけど、スーファミの「アースライト」ってシミュレーションを思い出した。
あれは詰将棋のような醍醐味があり、かつドラマティックでいいゲームだったな。

2011年7月28日木曜日

小松左京、旅立つ

ある程度予感はあったのですが、やはり衝撃は大きい。



北方です。



ちょっと前に当ブログでも小松先生のことは「小松左京展」で話題にしたんだけれど。
http://kitaqsf.blogspot.com/2011/07/sf50.html

2011年7月26日午後4時36分、肺炎のため死去。80歳没。
ワールドコンNippon 2007のマリーンシャトル船上イベント「ドンブラコン」にて、遠目にでもお見かけすることができたことは、大切な思い出となっております。
日本SFの御三家ももう筒井さんだけ。
確実に昭和は遠くなりにけりですが、今こそ小松さんの信じ夢見た未来を我らが形作ってゆかなければならない。

未来か、宇宙か、異世界へか。
果てしなき流れに乗り、旅立ち逝かれた日本SFの巨人、小松左京。
よい、旅路を!

-北九州SF研究会一同-

2011年7月27日水曜日

ソーなんですよ、川崎さん

びっくりするほどウルトラマン的だったよ。



津田です。



ギリギリで「マイティ・ソー」を観に行きましたよ。
マーベル・シネマティック・ユニバースシリーズの第4作という位置づけなんだけど、むろん単体としても話はわかる。アメコミ実写映画だしね。
北欧神話を題材に、ヘイムダルに守られている魔法の虹の橋〈ビフレスト〉は、アインシュタイン-ローゼンブリッジ(ワームホール)として設定されるなど多少SF的設定を加味され、クラークの第三法則(充分に発達した科学技術は、魔法と見分けが付かない)も引用されていい感じ。
アスガルドの描写は荘厳であり、まさに“ひかりの国”を彷彿とさせる。3Dで見ても良かったかもね。
全体的に大変楽しい映画でした。
メインバトルとなる対デストロイヤー戦でのデストロイヤーが鎧鎧しててカッコいい。
あと兄弟喧嘩ってはた迷惑だよな。
ロキ役の人がちょっとデータに似てたし、ラスト間際にちゃんと映画のタイトルを叫んでて笑った。

ストーリー的にはホント大したことないんだけどちょっと主人公が謙虚さを学ぶって過程が弱いなーと原作を調べると、あわわこの設定をぶっちぎったのか原作ファンはお怒りなんじゃあと思った。
わずかにドナルド・ブレイク医師って単語は出てきたけどな。

言うまでもなく雷神トールをそのモチーフにしてんだけどマイティ・トールじゃなんか日本人みたいで間抜けだ。
トールハンマーもムジョルニアと呼称されており、ミョルニルの英読み。
そういえばムジョルニアはブラックホールを封じ込めて作られているって解説もあった。物騒な武器だこと。

マーベルの次作「キャプテン・アメリカ: ザ・ファースト・アベンジャー」は2011年10月14日公開予定。

2011年7月26日火曜日

ふたつの流星群

今年8月のペルセウス座流星群は極大期の8月12日に満月なんでちょっと見づらいかも。



上舞です。



でも、そんなにメジャーじゃないけど「みずがめ座デルタ流星群」が7月28日に極大を迎え、かつペルセウス座流星群が見え始める時期と重なっている。
晴れた暗い空なら、2つの流星群を合わせて1時間に15~30個の流れ星が見えるらしいですよ。
おりしも新月なんで観測にはもってこいかと。

ペルセウス座流星群が見え始める頃は平均して1時間に5個程度。
約2週間後8月中旬の極大期には1時間に60~120個が観測されるようになるらしい。

一方、みずがめ座デルタ流星群はかなり地味って話だが、7月末から8月初めの数日間は2つの流星群が同時に活動するため、どっちかの流れ星は観測できるかもです。

流星群の活動は必ず夜中から明け方に近づくにつれて活発になるそうなんで、より楽しみたい方は徹夜覚悟かな。

そういえば漫画「DARKER THAN BLACK -漆黒の花-」の最終巻4巻をようやく読み終えた。
この話から流星の双子に続くんやねー。
DARKER THAN BLACKにおけるゲートの設定はA・タルコフスキー「ストーカー」を思い起こさせるんだけど、原発事故後の現在においてますますその意味を重くしていることよなぁ。

2011年7月25日月曜日

宙明のある音楽会

続かなければ、出来なかったこともある。



上舞です。



仮面ライダーオーズもいよいよ佳境を迎えようとしていますな。
そんななか今週の日曜日7月31日午前9時からのご存じ「題名のない音楽会」は、「仮面ライダー&ゴレンジャー コンサートホールに大集合!」ですぞ。
渡辺宙明、ささきいさお、細川茂樹らがゲスト。
今年で生誕40周年を迎える仮面ライダー、35作目のスーパー戦隊シリーズ。
長期間続けているシリーズの弊害やオリジナルコンセプトから隔たってしまったとする向きもあろうとは思うものの、あれこれ言って楽しめるのもまた続いていればこそ、だとも思います。

放送曲は、
レッツゴー!!ライダーキック・進め!ゴレンジャー・秘密戦隊ゴレンジャー・バトルフィーバーJのテーマ~ダンシングソルジャーズ・爆竜戦隊アバレンジャーDELUXEメインタイトル・海賊戦隊ゴーカイジャー
の予定。
興味があってお時間のある方は、スーパーヒーロータイムとプリキュアを堪能後に続いての視聴もオツなもんじゃないでしょうか。

  先日、「プリキュアオールスターズ DX3 未来にとどけ!世界をつなぐ☆虹色の花」を見る機会があって、21人もの歴代プリキュアを見ててもう収拾がつかねぇなとか思いましたが、そういえばサークルなども長く(30年とか)続いてると自然にOBが増えてきて把握困難になりがちだよなぁ、とかしみじみしてみたり。

願わくば本来の視聴者層である子供たちの思い出に残る作品で、これからもあってほしいですよね。

2011年7月24日日曜日

Moon Angel

一度はワンフェス行ってみたいなー。



脱武装紳士北方



ワンダーフェスティバル2011夏のコナミブースで、昼ごろから「武装神姫スペシャルステージ」の中継をUSTREAMで生放送するとのことだったんで見てた。

第1部はゲーム、PSP「武装神姫BATTLE MASTERS Mk.2」新情報紹介。
2ndOPから新着プレイ動画、ダウンロードコンテンツになるアニメ「武装神姫 Moon Angel」の第1話の一部先行上映など、PSP触ったことすらないけどなかなか楽しめた。

詳しくは→ http://www.4gamer.net/games/128/G012840/20110725018/



後半第2部は、浅井真紀(原型師)、柳瀬敬之(デザイナー)、鳥山亮介(武装神姫プロデューサー)、小川原健(武装神姫フィギュアディレクター)の4人を迎えての居酒屋スペシャルトークセッション。
初公開の「フブキ弐型」「ミズキ弐型」は以前のコナミ社内デザイナーから島田フミカネに変更され、メカニカルさが増しているデザイン。かなり欲しい。
デザイナーの変更は神姫では初めてなんで賛否あるようだが、自分は悪くないと思う。
冬に紹介されていたバイク型の「エストリル」「ジルリバーズ」は、びっくりするくらいバイクだったよ。
これ普通にバイクトイとしてもレベル高いと思う。ちょっといいけどスルー。
あ、デザイナーである黒星紅白(神奈川県出身・福岡県在住)の「ペロペロ出来る日を楽しみにしています」コメントは伝説になった。
続く新作「フランベルジュ」「コルセスカ」は武器盛りだくさんのお団子チャイナ風味。
武器セットとしてもキャラの幅の広がりとしても売れそうな感じ。自分はスルーできるな。
そしていろんな意味で度肝を抜かれた浅井パパンがダンボール箱からヌッと取り出した40cmを超える大物「ガルガンチュア(仮)」。
巨大ロボの腹部が開いて神姫が乗るという仕組み。対比は多分オーラバトラーくらいだろうと思う。
あくまでも参考出展とのことだが、王座・玉座をモチーフとしたクレイドル的なモノという意味合いのことを言ってたので、変形して小スペース化出来れば製品化も夢ではないかも。

セルシスおよび電気通信大学発のベンチャー、ビビアンなどと協力して筑波大学発のベンチャー、ソフトイーサが研究・開発した人形型の3Dモーションキャプチャ装置のプロトタイプ「QUMA」の、フレーム・メインユニット設計・デザインとしても関わった浅井真紀原型師。
ちゃんと休んでくださいよ!



先行販売の「オールベルン ルナーリア」「ジールベルン アメジスト」も早々に完売していたようだし、なにげに前回ワンフェスで版権申請が一番多かったという武装神姫。
5周年企画も進んでるとのことだし、これからの動向には目が離せませんな。

2011年7月23日土曜日

科学の窓

児童生徒は夏季休暇期間に入ったのかしらね。



上舞です。



独立行政法人 科学技術振興機構 理数学習支援部が提供している『Science Window』ってのがあるんだけど、なんだかちょっと「夏休みの友」を思い起こさせる感じ。
いや別に宿題とかじゃないんだけどなんとなく。

隔月発行科学教育誌Science Window:http://sciencewindow.jp/index

最新号である夏号(8-9月)は特集が「暮らしの中から電気を見直す」と、震災原発事故の余波冷めやらぬ夏を象徴してます。
バックナンバーもPDFファイルで全部閲覧可能、最近じゃブラウザでの閲覧対応が進んでるんで簡単に読めるのが嬉しいよね(小画面じゃ見にくいけど)。
こんなご時世だからこそ、科学に興味を抱き志す子供たちが増えていってほしいもの。

「機械が人間を殺す、そんなことがあってよいものか?科学は人間の幸せのためにこそあるものであり、人間は科学を超えたものだ。そう考え、それを実際に確かめるために俺は科学者になった。科学は俺にとって屈服させるべき敵なのだ」 -真田志郎-

2011年7月22日金曜日

まくらの

今の僕には理解できない



津田です。



ネットをうろちょろしてると時に驚きとともにその深淵に感動することがある。
今日はふと見つけたブログを紹介してみようと思う。

毎日が抱き枕:http://blog.livedoor.jp/toyamayuri/
まぁ一見したところ近頃ではその存在が認知されてきたように思われる萌え系の「抱き枕」を紹介しているだけかのようだが、その想いや考察をつづっている文章がとても面白く興味を引かれるものがあった。
ただの「抱き枕」(失礼!)についてなにか深く語るところがあるのか?という疑問が頭をよぎってしまう凡人脳である俺には思いもよらないような切り口からの普遍的で深淵なる考察が静かな情熱をもって繰り広げられているのである。
Categoriesの、抱き枕コラム・となりの抱き枕er・30センチのアート・死体と抱き枕、あたりがオススメだがSF的には「2030年抱き枕の旅」を推しとくべきか。

共感できるか否かは置いといても、一つのモノにここまで思い入れられるのかと非常に感銘を受けるものである。
というかほぼ哲学の域にまで達してるんじゃあるまいか。

そういえばかつて北方さんは冬月さんに飲み会の席上で綾波の抱き枕を進呈され、それを抱えたまま二次会にまで行ってたよなぁ(遠い目)。

抱き枕って実は歴史も古く、中国では宋代に「竹夫人(ちくふじん)」と呼ばれた竹編みの円筒状の籠を抱いて、暑中に涼をとり寝たという。
抱き枕はアンドロイドの夢を見るだろうか。

2011年7月21日木曜日

ぼくらの宇宙往還機

初号機はエンタープライズなんだぜ(宇宙には行けなかったけど)。



上舞です。



アトランティスが帰ってきて、ついにスペースシャトル30年の歴史に幕が下ろされましたね。
日本時間午後6時57分にフロリダ州ケネディ宇宙センターに着陸した様子は、ちょうどUST中継で見ることができました。
現地では早朝だったようでまだ暗く、ゆっくりと舞い降りたその翼をしっとりと休めるスペースシャトルは、ようやく肩の荷が下りて安堵しているようにも感じられました。
アメリカのみならず世界の宇宙開発のフラッグシップとでもいうべき存在であったと思います。
「コロンビア」「チャレンジャー」「ディスカバリー」「アトランティス」「エンデバー」の五機は、間違いなく一時代を担っていたといっていいでしょう。
お疲れ様です、ありがとうスペースシャトル。

なお現存のシャトルは、

・ディスカバリー:スミソニアン博物館国立航空宇宙博物館別館
・アトランティス:ケネディ宇宙センター一般公開施設
・エンデバー:カリフォルニア科学センター

にそれぞれ展示され、余生を送ることになる。
また現在国立航空宇宙博物館別館展示中のエンタープライズは、同館にディスカバリーが展示されることに伴い、ニューヨークのイントレピッド海洋航空宇宙博物館に移転。

まぁ直立した在りし日のスペースシャトル:ディスカバリーを見たければ、北九州はスペースワールドに来なってことだ。



追記:そうそう、次期仮面ライダー、フォーゼのバイクがマシンマッシグラーっていってなんと今更ながらスペースシャトルがモチーフだぞ!カッコいい!バイクだけは欲しいっす。
あと「宇宙モデルカタログ」っていう現在入手可能な宇宙モノの模型を集めたムックが出てるようです。興味ある方は是非!

「宇宙モデルカタログ」: http://www.amazon.co.jp/宇宙モデルカタログ/dp/4863204604

2011年7月20日水曜日

ポアロは月へ行かなかった

今やこれは常識!!



上舞です。



7月20日は「アポロ11号」が人類史上初めて月に到達、人類が初めて月面に降り立つという偉業を成し遂げた日です。
1969年のことですから42年前のことですな、ふふふ。

そういえば最近なんかアポロ11号映像見たなーと思ったらアレですよ、



トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン http://www.tf3-movie.jp/ ですよ。
2を見てないんで行こうかどうか迷う、がアポロシーンだけでも行く価値はありますかね。
それにしてもアメちゃんは陰謀論好っきやねー。
2011年7月29 日(金)公開。

アポロ11号についてはNASAの動画でも。他のアポロ計画についても見られる。

http://www.nasa.gov/externalflash/apollo11_40/

また行こうよ、月に!

2011年7月19日火曜日

錯視溺れる

アタックライドゥ……イリュージョーン!



津田です。



ちょっと前に、新しく発見された目の錯覚ってのが話題になってましたね。
左右で移り変わる2組の顔写真の中央を見つめると、視界の端では普通の人間の顔がモンスターっぽく見えるというもので、「顔の歪み効果」とか名称がつくのかな。
わーすげーとか思ったが証明写真のような生気のない写真ばかりだったんで単純に見てもモ以下略。

まぁ目の錯覚は数あるけど正確には目というより脳内画像処理プロセスが錯誤するってことなんだろう。
下の錯視はよくある中央を一定時間見つめて目を離すやつだが、視界がうにょ~んってなってびっくりするけど、これは眼球運動が絡んでるのかも。



酔っぱらうと目が回るっていうけど酔っ払いの眼球運動を観察すると面白いように眼球が左右に行き来してるのがわかる。

かようにだまされる五感ってのは面白いもんだけど、五感がだまされやすいのなら直感という第六感やセブンセンシズなんかだってもっと怪しいもんだ。
つまり各感覚器個別ではなく、その総合でとらえた方が世界をより鮮明に受け取れるということだろう。
多数の感覚器官を持ちあまつさえ同じヒト同士ですら感じ方が異なる、というのは環境を多面的に捉えて生き延びるための生存戦略のひとつなのだ。

下記サイトでは様々な錯視や錯聴を体験できる。
特に聴覚に関する錯覚はこれだけそろってるのは珍しいんじゃないかな。

錯視と錯聴を体験!イリュージョンフォーラム
http://www.brl.ntt.co.jp/IllusionForum/index.html

つうかだまされすぎだろ視覚。

2011年7月18日月曜日

あっ、RGガンダム組まなきゃ

まだ足首しか組んでねぇ。



やることはわかってる北方



日清のCMスゴイね!お台場の感動を思い出しちゃったよ!



ガンダムが、ただ立つだけなのに、なんか泣けてくるのは、なぜだろう。

そしてこちらは力の抜けた「後のせサクサクめぇ」で吹く。



そしてこっちはもうどうしょうもなく最初から最後まで爆笑、だめだこれー。



いやーガンダムって、涙あり、笑いあり。本当にいいもんですね!

2011年7月17日日曜日

上空18km

ちょっと前に紹介した「スペースバルーン」の企画、初日に参加してたんでホントに中継で映るのか見てた。



津田です。



結果↓


おぉっ!一応映ってるぞ~。
スマートフォンの方には問題なく表示されてるようで、一人あたり5~6秒程度表示されていたように思う。
が、記録撮影している方のカメラの調子のせいかノイズがかなり入っていて、しかもいつ表示されるのかわかんないんでハラハラしたよ。
まぁでもなんとか判別できる程度にはキャプチャーできてうれしい。

「北九州SF研、宇宙へ!」と表記されとります。

追記:後日キャンペーンサイト見たら、バルーンから回収された高精細カメラ映像をHD画質で楽しめるアーカイブサイトが8月上旬くらいにお目見えとのこと。
メッセージ表示時瞬間をとらえた壁紙プレゼントもあるようで、こうして結果を総括してくれるのは当たり前なんだろうけど嬉しいものですよね。

http://space-balloon.net/index.html?tm_source=site&utm_medium=csmedia&utm_campaign=cs0001


そうそう、NHKスペシャル「深海大探査」放送終了直後のUSTを見たんですが、
http://www.nhk.or.jp/deepsea/
地球深部探査船「ちきゅう」で、深海の暗黒世界における生命の環境との限界点を調査する、ということは宇宙の他惑星における生命と環境のあり方をも模索することであるという趣旨の話が実に印象的。
海下を見つめて天空を知り、宇宙を仰ぎつつ地上を思う。

方法・方向は違えど、実は到達点は同じという示唆には、なにか染み入るものがあります。

2011年7月16日土曜日

火星で一番おひめさま

デジャー・ソリス(卵生)



津田です。



1917年初版であるエドガー・ライス・バローズのSF冒険小説で、その後も続く火星シリーズの第1作、
「火星のプリンセス」がディズニー・ピクサー映画として2012年6月8日公開を目指して制作中らしいですが、予告編があったんで。



そういえば2009年にもDVD映画として邦題「アバター・オブ・マーズ」ってのがあったようです。



まぁ……比べるのもなんですが。
でもそうか、映画「アバター」って火星シリーズにもインスパイアされてたのね。

あと2012年7月20日全米公開予定の新生バットマンシリーズ第三作「ダーク・ナイト・ライゼス」の予告編も。



でも実はこちらの「怪鳥人間バットマン」も好きさ。



なぜかバットはしごとかバットサメ撃退スプレーとか珍妙なアイテムばかり覚えてますよ。
ヒーローも時代に即して変化していくものなのだなぁ。

こっちのが危ないわよ

2011年7月15日金曜日

さらにできるようになったな

ナショジオ!



上舞です。



あの「ナショナル ジオグラフィック チャンネル」がニワンゴ運営のニコニコ動画でサービスを開始したようです。
○ドキュメンタリー専門チャンネル「ニコニコ ナショジオ チャンネル」
http://ch.nicovideo.jp/channel/natiogeo

毎週土曜日午後11時から生放送形式での配信で、初回は「宇宙サイエンスシリーズ」4エピソード
・「サイエンス・ワールド7『月の無い地球』」
・「ザ・宇宙『~神秘と驚異~ 地球外生命体』」
・「宇宙の果て スペース・トラベラー」
・「サイエンス・ワールド7『月で暮らす』」
を、7月23日(土)午後11時に無料生放送。
放送を後から視聴できる「タイムシフト機能」は7日間有効。タイムシフト期間終了後は、有料配信なんで注意だ。

FOXインターナショナル・チャンネルズ運営のドキュメンタリー専門チャンネル「ナショナル ジオグラフィック チャンネル」は、自然や宇宙、ミステリーとさまざまなジャンルのドキュメンタリー番組を放送していることで知られていますよね。

あとNHKの宇宙チャンネルもご紹介。
○NHK宇宙チャンネル
http://www.nhk.or.jp/space/
コンテンツ盛りだくさんで楽しめます。
特に「コズミックフロント」は8月9日(火)から11日(木)BSプレミアムにて、これまでの放送全12回を集中的に放送ということなんで、視聴可能で興味のある方はお見逃しなく。

この夏、お子さんのいる家庭ではこういう良質のサイエンス番組をぜひともご覧いただきたいものです。

What Kind of World Do You Want?

2011年7月14日木曜日

谷の深さを知らずして越えることはできない

東京ビッグサイトにて7月13日(水)~15日(金)まで開催中の「次世代ロボット製造技術展ROBOTECH2011」において、香川大学が研究開発している「発話ロボット」が話題ですね。



津田です。



2007年に香川大学工学部:澤田研究室で開発されたこの自律的に発話動作を獲得する「発話ロボット」は、そのインパクトある見た目と呪われそうな「発話」で不気味さと気持ち悪さだけで話題となっているようで非常に残念ですが、これは非常に意味のある画期的な研究成果であり、実にオリジナリティのあるアプローチだといわざるをえません。



見た目からはわからない特徴として、このロボットには聴覚フィードバックを用いた学習機能がある、という点が挙げられている。
たしかにお世辞にも見目が良いとは言い難いし、まだまだ全然「発話」には程遠いかもしれない。
だが「初音ミク」以降を知る我々には、もうすぐその先を垣間見ることはとても容易に思えるのだ。

不気味の谷は深く暗い。
しかしどれだけ深いのか、暗さはどのくらいなのか、それを知らずしてその隔たりを越えてゆくことは容易ではない。
部分部分の研究成果が一つになる時、そこにはオーバーヒューマンが誕生するのではなく、人類のヒトに対する最も詳細な組立新書が立ち現われてくるのであろう。

香川大学 澤田研究室
http://www.eng.kagawa-u.ac.jp/~sawada/index.html

2011年7月13日水曜日

SF50年

「歴史を未来へ SF作家 小松左京展」が開催されるそうですよ。
神戸文学館でだけどな。



津田です。



http://www.geocities.jp/miyamoto_tadao/komatuposter.JPG

詳しくは上記なんだが、会期は2011年7月22日(金)~9月25日(日)。
小松左京作家生活50年を記念し、半生と作品の数々を紹介。
他に企画展記念講演として、
・8月6日(土)「SF を書きはじめたころ」講師:眉村 卓
・8月27日(土)「 神戸・人・小松左京 」講師:かんべ むさし
を予定。

北九州市立文学館にも巡回してくれないかなぁ(まぁ無理だろうけど)。
そういえば2月くらいにあったNHKドラマ「TAROの塔」には、お笑いのカンニング竹山が小松左京役で出てて、結構雰囲気が良かったようですよ。
再放送があれば見ようかな。

小松先生、現在御年80歳。
いつまでもってわけにはいかないんでしょうけど、まだまだ元気でいてほしいもの。
今回の震災や原発事故、現在の宇宙開発についてのコメントを、やはり聞いてみたいと思うのでした。

2011年7月12日火曜日

きみはなにをねがう?

日産ともセレナとも何の接点もないんですが、現在ISSで任務遂行中の古川宇宙飛行士がみんなの「ねがい」を星に届けてくれるという「星にねがいを!」というプロジェクトをJAXA協賛でやってるようです。

http://www.nissan.co.jp/EVENT/SERENA/KODOMOMIRAI/



上舞です。



八月七日の仙台七夕の日に、WEBなどから受け取った宇宙短冊を、古川宇宙飛行士がISSから天の川へ届けるといった趣向。
なかなか夢があっていいんじゃないでしょうか。
古川宇宙飛行士の作業の一つとして他のクルーと協力の下、先日打ち上げられたスペースシャトル:アトランティス搭載の多目的補給モジュール2「ラファエロ」をISS第2結合部「ハーモニー」下側(地球側)に取り付けるという作業も、そのネーミングからなかなかにロマンティックな感じがしますよね。

また上記サイトには商品プレゼントもあり、A賞は船外活動用宇宙服レプリカと豪華。
B賞はスペワ招待券というなんとも北九州市民として若干申し訳ないような感じ。
まぁショーはレベル高いし、今だとウルトラマンワールドとかプールも花火もある。
そうそう世界最大クラスのスクリーンを誇るギャラクシーシアターでは、7月16日(土)~9月28日(水)の予定で「ガンダム グリーンダイバーズ」も上映予定だ(日時は要確認)。

http://www.spaceworld.co.jp/events/2011summer/

北九州で夏宇宙を楽しむのも、そう悪くないのかもしれんね。

2011年7月11日月曜日

Σの仕業が多すぎる

そんな昨今、いかがお過ごしでしょうか。



津田です。



現代社会はすでに悪に支配されているディストピアなのかもしれませんね。
それはさておき、リメイク話を聞いたときは正直またかって感じで期待薄だったんですが、予告を見てかなりいいんじゃないかと思いましたよ!



なんたって主題歌とか効果音、必殺技の数々がそのまんまなのが嬉しい。
ホントに変なアレンジを加えてないアップデート作品のようで、ザボーガーのダサカッコよさも失われずに洗練。

そもそも“電人”なる言葉は、江戸川乱歩の「電人M」で広まったと思われる由緒ある冠詞であり、後の上山徹郎「電人ファウスト」にも連なるカルト名作たるあかしでもあろうか。
ロボットでも機械でもない、“電人”という甘美なる響きはどうだ。
決してしゃべることはないが、バイクに変形するこの相棒との絆のモノ語りが、今から楽しみですよ。

井口昇監督作品 『電人ザボーガー』公式サイト:http://www.zaborgar.com/

2011年7月10日日曜日

速報:2011年 第42回星雲賞

まぁ実際書いてるのが遅れてるんで速報も何もあったもんじゃねぇんだが。



津田です。



http://www.sf-fan.gr.jp/awards/2011info.html

詳しくは上記リンクを。
第50回日本SF大会では、4月から6月にかけて参加者による第42回星雲賞の投票がおこなわれ、7月10日に決定。
投票が少なかったせいかはしらんが、期日が伸びましたよね。
例年、SF大会当日に発表と授与式が行われるけど、本年は大会開催時期が9月と遅く、世界SF大会が日本SF大会より早い時期にあることとネット時代に即した発表方法の試行のため、特例として発表が早まったらしい。
以下コピペ。

2011年第42回星雲受賞作

【日本長編部門(小説)】
『去年はいい年になるだろう』
著者:山本弘 発行:PHP研究所

【日本短編部門(小説)】
『アリスマ王の愛した魔物』
著者:小川一水 発行:早川書房「SFマガジン2月号」掲載

【海外長編部門(小説)】
『異星人の郷』
著者/訳者:マイクル・フリン/嶋田洋一 発行:東京創元社

【海外短編部門(小説)】
『月をぼくのポケットに』
『宇宙開発SF傑作選 ワイオミング生まれの宇宙飛行士』(ハヤカワ文庫SF)収録
著者/役者:ジェイムズ・ラヴグローヴ/中村融 発行:早川書房

【メディア部門】
『第9地区』
監督:ニール・ブロムカンプ
製作総指揮:ケン・カミンズ、ビル・ブロック
製作:ピーター・ジャクソン、キャロリン・カニンガム

【コミック部門】
『鋼の錬金術師』
著者:荒川弘
発行:スクウェア・エニックス

【アート部門】
加藤直之

【ノンフィクション部門】
『サはサイエンスのサ』
著者:鹿野司
発行:早川書房

【自由部門】
探査機「はやぶさ」(第20号科学衛星MUSES-C)の地球帰還
独立行政法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)

以上。
まぁ順当だろうけど、アート部門は連続受賞すぎだろ。
そろそろ岩郷重力さんでいいように思うんだがどうか。
「異星人の郷」は“書庫”にも入荷済みらしいんで、そのうち読んでみるかな。

今回は行けないけど、また機会があればSF大会に参加してみたいな!

2011年7月9日土曜日

ラストシャトルリフトオフ

日本時間9日午前0時29分、最後のスペースシャトル:アトランティスの打ち上げが無事行われましたね。



上舞です。



スペースシャトル30年の歴史に幕を下ろす135回目のミッションということで、最近恒例のUSTの鮮明な映像で中継を楽しめました。
いつの間にやら、未来だなぁ。
しかもツイッターを併用しての疑似リアルタイム体験。
今の若者は未来をどう想像しているのか、ちょっと聞いてみたい気もしますよ。

しかしスペースシャトル、綺麗に打ち上がったんですがなんというかそう、推力に物言わせて無理やり押し上げてるんだなぁってのを如実に知らしめてくれます。
まぁそこがいいところでもあるんですけど、実用的なことを考えるにやはりここは
“軌道エレベータ”
そう思わざるを得ないところであります。

橋を渡ればいいところをわざわざ船で行くって酔狂もありなんでしょうが、庶民としては安全に安価に地球を外側から我が目で実際に見てみたいですよね。
赤道直下建設ではない軌道エレベータアイディアとして、いうなれば軌道エスカレータみたいな構造物も考えられるらしく、これはまさしく空間鉄道(松本零士)に連なる考えかもしれませんよ(考えすぎ)。

なにはともあれラスト・スペースシャトル:アトランティス。
帰ってくるまでが任務です。
無事の帰還で有終の美を飾っての引退を見届けましょう。

2011年7月8日金曜日

北方、舞台に立つ

「博多駅がやってくる ヤア!ヤア!ヤア!」初回公演を観てきたぞ。



ギンギラ北方’s



話題の新博多駅がメインの今回、恒例の公演前写真撮影大会は前回お披露目となったパルコの没キャラ特集という二度とはお目にかかれないある意味レアなものとなった。
↓パルえもん(ヤベぇ)以下、パルコモチーフ没キャラ群(とAEONカッコいいムネトさん)。



いつも以上に何が何だかよくわからないカオスっぷり。
本編は「街の動きと同時進行の物語」第2弾、小ネタからなる短編だった予定がなぜかロマンティック悲恋ストーリーへと展開。 どういうことなんだぜ。
←今回主役のお二人。ショッパーズ 福岡専門店街は……泣けるで。

とまぁ今回も涙あり笑いありで大満足。
しかし初回公演で早変わりも多かったということもあり、なんだかこなれていない感はあった。
最後の出演者の紹介は忘れてたねムネトさん!

そしてギンギラでは時々お客さんをいじって、舞台にも引っ張り出すことがままあるのだが、なななんと今回、その名誉に与ったわけだ、この自分が!
もうなんか舞い上がってしまって、自分が何やってんのかわかりませんでしたが、観客の皆様にも楽しんでいただけたんなら幸いですよ。
緊張してテンパりっぱなしの舞台上でしたが、舞台上ってのは照明の関係か、観客席の方は思いのほかほとんど見えないんだなーってことがわかったりして、実に興味深い体験でした。
ギンギラ太陽’sの皆様と当回の劇場の皆様に、感謝。
舞台に上がったのは幼稚園の時、白虎隊で腹を切って以来かな!(どんな幼稚園なんだ)

あと鉄道王国女王(正確な役名忘れた)が、実になんか松本零士チックな造形で感動した。

そうそう今秋、全国ワーナー・マイカル・シネマズで「ボーン・トゥ・ラン~夢の超特急物語」が、舞台映像作品として公開予定らしいですぞ!
これからもギンギラ太陽’sの活躍に、目が離せませんな。

無味乾燥に思える事物にも、それが成立しうる物語の存在がある。
表面上だけをとらえるのではなく、我々はその“モノ”の想いを想像〈創造〉することで、よりヒトらしくあれるのではないだろうか。

2011年7月7日木曜日

おれはX ミューターントー

銀の仮面は 赤く塗るー



津田です。



遅ればせながら「X-MEN: ファースト・ジェネレーション」を観てきたぜ。
高評価と聞いてた分、出だしの低速感に冷や冷やしたが、後半の盛り上がりは良かった。
実は映画X-MENシリーズはまともに見たことなくて、かつて枕崎さんから日本語版コミックを借りて何作か読んでる程度。
最初の映画化に際して、プロフェッサーX役は頭(頭髪)で選んだだろ!という笑い話が懐かしい。
原題がFirst Classなのにファースト・ジェネレーションにしてるあたり、ピカード艦長を念頭に置いてるんだろなーって思う。

今作では若きチャールズ・エグゼビア教授の“人の心と気持ちがわかる”嫌な人っぷりも堪能できるぞ。
つうかその足の設定はなんか前の設定とは違うような気がするけど、アメコミではよくあること。
気にしてはいけない。
それはそうと舞台はキューバ危機ですよ!ジジじゃないけど時事ネタ。
作中、ミュータント出現のファクターとして原子力おそらくは放射性物質による突然変異をその起因と位置付けている箇所も読み取れ、福島以降の我らとして見るのも感慨深くもあると言えよう。
蝶能力来い!(パピヨン様)
そうか、バンシーがなぜか笑いを誘うと思ったら、蝶野攻爵が念頭にあったからかもしれないな。

そうそう、ミュータントスカウトの時、ウルヴィーことローガンがチラッと出るので必見。ウルヴァリンのヒーリング・ファクターにはみんな憧れるよね(みんな禁止)。
帰ってからいろいろ調べてると、身体から赤い破壊光線を放つアレックス・サマーズ(ハヴォック)がスコット・サマーズ(サイクロップス)の弟にあたるとあって、あぁ歴史を積み重ねてきたシリーズなんだなーと目からビーム。
あと悪役チームがスーツ姿なんで悪好きにもオススメ。
この作品の後、チャールズはプロフェッサーXとして「恵まれし子らの学園」という若きミュータントの保護と育成のために寄宿制の学校を設立し、X-MENが誕生するわけだ。
新興宗教団体みたいなネーミングは置いといて。

まぁX-MENファンでも初心者でも楽しめる、良い映画であったと思います。必見ってわけでもないけど、観といて損はないかと。

最後になんとなく思い出した名言をひとつ。

Nearly all men can stand adversity, but if you want to test a man's character, give him power.

Abraham Lincoln

2011年7月6日水曜日

悲しみモニュメント

「スケバン刑事」などの作品で知られる漫画家・和田慎二さんが、7月5日に61歳でお亡くなりになられたようです。



上舞です。



6日未明のヒラコーさんのリツイートで知ったんだけど、にわかには信じがたい訃報でショック。
「スケバン刑事」「ピグマリオ」「超少女明日香」シリーズをはじめ、「怪盗アマリリス」「少女鮫」など数多くの名作がありますよね。スケバン刑事くらいしかまともに読んでないが。
少女漫画にアクションを取り入れた作風で、特に実写化を重ねた「スケバン刑事」は幅広い層に支持され社会現象といってもいいほどでした。

実写では「スケバン刑事II 少女鉄仮面伝説」が好きで、見られるときは何度も再放送見たなー。
西脇さんがカッコいいのだ(蟹江敬三)。
和田さんもIIが原作のイメージに一番近く良かったと言っているのを知ったときは嬉しかったものです。

現在も連載を持っていて、まだまだ現役であったのに早すぎると思わざるをえないものの、漫画家は過酷な職業なのかなぁとも思ってみたり。

ワンフェスでは新谷かおるとともにエロフィギュアを買いあさる姿がシンジ君とカヲル君として微笑ましく見られた、というエピソードを雑誌で見たのがなんだか遠い昔のようです。

謹んでご冥福をお祈りいたします。 -北九州SF研究会一同-



今見てもバトル少女モノとしてカッコいい映像だな~百合風味としても見れるし。

2011年7月5日火曜日

宇宙からのメッセージ

サムスンがdocomoから出してるスマートフォン、Galaxy S II SC-02Cを使った、
「Space Balloon プロジェクト」
ってのが面白そうですよ。



津田です。


http://space-balloon.net/index.html?tm_source=site&utm_medium=csmedia&utm_campaign=cs0001

これはGalaxy S IIをスペース・バルーンという特殊な方法で地上30km上空の宇宙空間に打ち上げ、Facebook・twitter・mixiなどSNS通じてユーザーから募ったメッセージをこれに表示させるというもの。
だそうだが、30kmってまだ成層圏だよな。
宇宙空間って確か100kmからだったと思うんですが、まぁ面白い試みだしいいか。

打ち上げの様子はプロジェクト特設サイトにてライブ配信。
期間は7月15日(金)から17日(日)までの3日間なんで、まだ間に合うぞ。

Facebook・twitter・mixiやってるなら参加してみるのも楽しいんじゃなかろうか。

まぁ……スマートフォンとは全く縁がないんですけどね!

2011年7月4日月曜日

資源はど~こだ

資源は海ちゃん!



魔法希土北方



東京大の加藤泰浩准教授(地球資源学)らの研究チームが4日の英科学誌ネイチャー・ジオサイエンス(電子版)に発表したところによると、レアアース(希土類)が太平洋の広範囲海底泥中に大量に存在することを確認、ということらしい。
ハイテク製品に欠かせないけど中国が出し渋ってると話題になってたアレね。

ハワイ付近と仏領タヒチ付近の計約1100万平方kmを中心とする広い海域に多く存在すると見られており、水深3500~6000mの海底に積もった厚さ2~70mの泥に含まれているという。
主に公海だが、日本の排他的経済水域(EEZ)にも存在する可能性が見込まれているようだ。 

推定埋蔵量は既存の陸地埋蔵量約1億1千万トンの800倍、900億tとみられ、2km四方埋蔵量で日本年間需要約3万tを満たす計算。
しかも採取・精錬しやすい形で存在しているとみられ、レアアース問題の解決につながると期待されるらしい。

技術的には海底の泥を吸い上げるだけで採取でき、陸地鉱床のような放射性元素をほとんど含まず、利用に適するとようですね。
海底で開発が有望なレアアースの存在が確認されたのは初めてらしく、まだまだ地球は豊かなようですよ。

ハヤカワの「深海のYrr」では海底メタンハイドレート層とか題材にあったけど、深海にはまだまだ我々人類の知らない未知のものが眠っているのかもしれません。

2011年7月3日日曜日

MIKU to the Future

現地時間2011年7月2日、初音ミクがロサンゼルスで初の3Dライブ「MIKUNOPOLIS in LOS ANGELES」を公演。
5000人を超す大歓声で、海外ライブは大成功だったようです。



津田です。



半透明のディラッドボードに初音ミク、鏡音リン・レン、巡音ルカが投影。
楽曲ごとの衣装替えは、さすがヴァーチャルアイドルならではのスムーズな艶やかさだったようです。
24曲程度を披露したようですが、いくつかの曲は英語歌詞で歌唱されたようです。サービスいいな。
ひとことでいうと今回のライブは、

ミクさんマジ天使!(万国共通語)

だそうです。

このライブは、1日から始まっていたアメリカ最大規模の日本のアニメやゲームなどを紹介するイベント、Anime Expo内で行われたようですが、日本でもニコニコ動画で有料視聴ライブ映像が配信されていましたね。
ちょっと観たかったんですが、いつかライブに行く日まで感動はとっておこうと思います。

初音ミクは英語は苦手とされ、どうかすると日本語すら危うい過渡期のボーカルソフトウェアであるにもかかわらず、だからこそ逆説的にだれにでも聞きやすく伝わりやすい日本語の歌詞の歌を、曲を人間に作らせてくれたのだ、とも思えます。
背負うた子に教えられ、とはまさにこのこと。

初音ミクはすでに宗教を超えている、なにかである。
神は大抵絶対不可侵な存在であるが、初音ミクは何物にも侵されうる存在でありつつ、その独自性を保つことが可能な稀有な存在であるからだ。
初音ミク存在はいってみれば善意の塊なのだ(今のところ)。
概念存在であり普遍的没個性のミラーに、人は己が想いを入力し、多くの人がその出力を受け取る。
洗練された出力情報は人から出でて人に非ず。
つまり人工物の矢であるため我々人間という創造主〈クリエイター〉の心を射る、つまり被造物“初音ミク”の心地よい反逆を疑似的に感じるのだ、人類は。

だからこそ初音ミクは、女神ではなく教祖でもなくもちろん宗教でもない。
触媒たる媒介者、天使であり人間のメッセンジャー足りうる存在であるのだ。

もしかしたら己より、より優れた被造物の幻想を、そこに見出しているということかもしれませんね。

2011年7月2日土曜日

へんな吹き替え、やめてください

当初発表があったときはなんの冗談かと思ってたんですが、なんか着々と進行しているようでだんだん気持ちよくなってきたよ。



津田です。



2年の時を経て遂に動き出した「東映ロボットガールズ」のパイロットフィルムが遂に配信開始です。
http://www.toei-anim.co.jp/sp/robotgirls/topi.html#110702a

ガールズレポートって四コマ漫画も妙にツボってしまい楽しいです。
ヤリ……だと!?
http://www.toei-anim.co.jp/sp/robotgirls/comic/16/comic.jpg

東映ロボットガールズ研究所設立宣言も、宇宙からの侵略流行りの昨今、なかなか見逃せない。
http://www.toei-anim.co.jp/sp/robotgirls/intro.html#ttl02

あの股関節がいいのよねー

2011年7月1日金曜日

水でもかぶって

反省はしていない。



津田です。



暑い日々が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
こう暑いと水が恋しくなる季節ですよね。
そう、
地球上の水の動きを調べることは、地球環境の変化のしくみを理解する上で重要です。

というわけでJAXAが
「第一期水循環変動観測衛星」(GCOM-W1)愛称募集キャンペーン
https://www.gcom-w1-campaign.jp/
ってのをやってますよ。
詳細はリンク先ということで、いいペットネームを思いついたら送ってみるのも一興かと。
8月31日(水)17:00までですよ。

ISSでは古川聡さんが頑張っているので久しぶりにISSを見たいなーと思ってるんですが、福岡上空に来たときはなぜか最近天気が思わしくなくて見逃しちゃう。
梅雨時期ですから致し方ありませんな。

臨時ISS宇宙支局長 古川聡宇宙支局長通信 http://mainichi.jp/sp/space/


水からを知れば 自らを知る

2011年6月30日木曜日

科学と宗教が交差するとき、

ローマ法王はじまた!
とある宇宙の多重世界(マルチバース)



葉山ですの。



あのお顔が怖い(最近そうでもありませんが)ローマ法王ベネディクト16世が、なんとツイッターでメッセージを投稿したそうですわよ。
しかもタブレット型多機能端末iPadで!

御年84歳の法皇サマは、指で画面に触れて文章を入力することなど使い方を教わったあと、
「親愛なる友へ、新たなサイトを始めました。主イエス・キリストをたたえましょう。祈りと祝福を込めて。ベネディクト16世」
という英語のメッセージを投稿したとのこと。
なんだかこう、聖☆おにいさんのイエスみたいでとっても微笑ましいですの。

ローマ法王庁ではバチカン最新ニュースなどを掲載する新たなホームページを開設、これにあわせてのことなんですのね。
前法王ヨハネ・パウロ2世に続き、平和のメッセージを世界へ発信するために新たな技術を積極的に活用する姿勢を打ち出しているようで、SF的にも面白いのではないでしょうか。

記念すべきベネディクト16世さん(猫好き)の初ツイート。
http://twitter.com/#!/news_va_en/status/85740997933404160
一方、大川なんちゃらはバルタン星人(のような姿をしたガガール星人)を霊言。
http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/asahi-20110629-02/1.htmいまどきラノベでもこんな設定はありませんわ。

さらに矢追センセは宇宙人侵略映画は宇宙人が人類に作らせた警告映画の可能性があることを指摘。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0630&f=entertainment_0630_004.shtml
さすが21世紀ですわね!

2011年6月29日水曜日

ハロー、夏の空

ハァイ!SCIENCE&FICTIONのX-MENではローガンが好きな方、



上舞です。



X-MEN: ファースト・ジェネレーションが評判よさそうなんでちょっと観たいですね。
チャールズの頭の秘密が明かされるんでしょうか。

さて、集団ヒーローが活躍する今話題のアニメ「TIGER & BUNNY」がWEB上で1話から13話までを一挙公開放映中ですよ。

http://extr.b-ch.com/tiger_and_bunny/

7/6(水)正午までなんで、未見の方は是非、まだ追いつけますよー。

アニメ見よう!そしてアニメ見よう!

2011年6月28日火曜日

ミクSFマガジンきたー

初音ミクはすでにSFの一ジャンルです。



某禍ロイド北方



つうわけでみなさん今月号(2011年8月号)のS-Fマガジンは買えたかにゃー。
最初から最後までみっくみくな感じの中、なんだか初音ミク特集の序文のような位置にある
神林長平の「いま集合的無意識を、」が凄いぜ!!
神林作品は現在SF的にも注目されているすべてのライトノベル作家の原典みたいなもんだから、水割りやロックなんかもいいけどたまには生の酒でガツンと酔うのもいいぜ。
今回は最初口当たりまろやかだなーとか思ってると、いきなりテンションが上がるのでクラクラしちゅう。
は、はやく次作をお願いいたします(中毒)。

実はミクよりこの読み切りが楽しみだったんで、このためだけにも買う価値があったというもんだ。
ほんとですよ、ミクにつられたわけじゃないんだってば!(力説するな)

さて、特集の短編は
・山本弘「喪われた惑星の遺産」
・泉和良「DIVAの揺らすカーテン」
・野尻抱介「歌う潜水艦とピアピア動画」
の三篇。

山本さんのは金星探査機あかつきを題材に取っており、タイトルからしてすでに出オチなんだけど非常に良作。無常観を漂わせつつもつながり広がりゆく初音ミクの本質の一端がある。

泉和良って初見だなぁと思ったらアンディー・メンテのひとでびっくり。ジェバンニPのひとでもあったのね。作風はあんまり好みではないものの、アイディアは面白いと思うし詩的で美しいと思う。

トリを務める野尻センセのは、軽いながらもリアリティにおけるハードSF感はがっちり押さえつつ、いい年したオトナこそ楽しめる最高のジュヴナイルでもあるという最高のミクSF。
ひとことでいうと、胸熱。

おそらく日本史上最もよく売れたSF専門誌の号であろう今月のS-Fマガジン。
乗るしかない!このビッグウェーブに!

表紙裏表紙のポーズが似てるんで注意な!

2011年6月27日月曜日

大彗星に期待

ハワイ大学天文学研究所主体の太陽系小天体探索等を目的として進められているパンスターズ(Pan-STARRS = Panoramic Survey Telescope And Rapid Response System)プロジェクトが、マウイ島ハレアカラ山設置の口径1.8mPS1望遠鏡(14億画素デジタルカメラ搭載)で、6月6日にへびつかい座とさそり座の境界付近を撮影した4枚の画像に、19.4~19.6等の移動する彗星のような天体があるのを検出。



上舞です。



木星と土星の軌道間に位置していたこの天体は、その後各国の観測結果から新彗星であることが確認され、確定符号C/2011L4(2011年6月前半に発見された4番目の彗星)がつけられたとのこと。
2013年3月には太陽から4800万キロ以内(水星軌道より近い)に近づくとみられており、2~4等と肉眼でも見えるほどの明るい大彗星になる可能性もあるらしい。
ただし、地球と太陽・彗星の位置関係があまり良くないらしく、日本でこの彗星が見えるのは近日点通過後の5月中旬くらいになってしまうかも、だって。
またこの彗星、オールトの雲から抜け出してきた可能性があり、地球の南側から現れ太陽の裏を通って北の空に抜けるという、太陽系軌道面に対し限りなく垂直に近い軌道が予想されているようです。

そういえば6月27日から28日の夜にかけては、小惑星2011MDが地球の直径を下回る1万2300kmという近距離を通過する大接近だそうです。
最接近は日本時間で28日午前2時ごろ、中規模望遠鏡でなら観測可能と予測されています。

今回の接近で衝突することはないとのことですが、彗星も来るしなにかと宇宙が騒がしくなりそうです。
来るかUFO、宇宙人!

2011年6月26日日曜日

TVドラマ「JIN -仁-」が最終回でしたね

久々に毎週楽しみに観たドラマであった。



上舞です。



毎回毎回泣かせ過ぎな感は確かに否めなかったんだけど、私が俳優陣に嫌味を感じなかったせいか素直に楽しめましたよ最後まで。
形式的ではありましたが、ホワイトボードを使用したわかりやすい時間軸とタイムスリップ諸問題の解説もあったし。
おなじみマルチバースの概念を取り入れての時間軸線解説、バニシング・ツインや(おそらくは)DNAによらない遺伝の一端にも触れており、SFとしてもかなり楽しめるものであった。

南方仁先生が、迷いながらも目の前の現実に自分のできる力のすべてを使って(それにはほかの人の力を借りるということも含まれる)対処し、未来を変えていこうとする姿勢は、幕末の坂本龍馬と重なりやはり心動かされるものがある。
人は自分に無いものに感動するのだなぁ(爆)。

しかし最近多いのか私が目にする機会があるだけなのか、ためらいは持ちつつも正しいとされる歴史をより良いと思う方へ修正変化させ、実際最終現実がそうなるという作風をよく見る気がする。
それほどリアルがそういったフィクションを求めている証左なのかもしれん。

技術者系とか政治家系の南方仁先生、はやく23世紀あたりの未来からタイムスリップしてきてくれーっ!!

2011年6月25日土曜日

僕の妹はSFが読める

ホビージャパンが発行するライトノベル系文庫レーベル、HJ文庫の第5回NJ(ノベルジャパン)大賞銀賞作品、
「僕の妹は漢字が読める」
がちょっと目を引いたのでweb上の“ちょこっと”立ち読みで読んでみた。



北方妹子



http://www.hobbyjapan.co.jp/hjbunko/tachiyomi/1107/110702/_SWF_Window.html

すげぇ。
なんつうか度肝を抜かれるな。
話自体はもうどうしょうもないんだけど、冒頭の訳者序文「二十一世紀のみなさまへ」からあぁライトノベルでもこういった構成の作品はあるんだなぁと思った。
漢字が衰退し日常では使用されなくなった23世紀日本で刊行された作品を改題意訳したもの、という設定。
ひらがなと記号だけの極端な萌え系ライトノベルが「正統派文学」という世界観だ。
まぁSFというかファンタジー設定としても甘いのではあろうが、~だったらおもしろいよねーという酒の席での与太話を真剣に書いてみたぜというような勢いがある。

だ☆が、内容は本気で酷いなこりゃ。
き が く る っ と る 。
うーむある意味ネクロノミコン級なのかもしれぬよ。

続きが気になるけど自分では買いたくないな!
買ってよ糟谷さん!

2011年6月24日金曜日

小っちゃいって事は便利かもねっ

震えるぞハート!伝えるぞ電力のビート!!
ナノジェネレーターだッ!!!



津田です。



ジョージア工科大学研究者チームが、世界初の無線通信できる自己発電装置を開発とのこと。
この小さな装置は、その周りで起こるごく小さな動作や振動、たとえば弱い風とか心臓の鼓動などもエネルギー源にすることが可能。
自分の周辺環境からエネルギーを取り出すことができるとか、どこの外燃機関〈イレーザー・エンジン〉ですか。

んで、その発電されたエネルギーがこの装置の蓄電器に貯えられ、センサーや無線発信機で電力として使われるという仕組み。
この発信機からの信号は現在約9m先でも検知可能とか。

用途としてはスパイカメラなどウェアラブルデバイス、医療用インプラントなどが考えられてるようですが、ほかにもいろいろ応用が利きそうですよね。
米国エネルギー省やDARPA(国防高等研究計画局)が資金提供なんだそうです。
そういえば日本でも振動による発電装置の開発とかあってたんじゃあ……

微細なエネルギーでも使いどころ、といったとこでしょうか。

2011年6月23日木曜日

記憶を記録

脳に埋めたチップによって記憶を複製することに成功、って記事が上がっててびっくり。
ホンマかいな。



津田です。



南カリフォルニア大学プレスリリースによれば、同大学・医用生体工学学科セオドア・バーガー教授が、脳の長期記憶を司る海馬の機能を模倣したチップを使い、ラットが学習した記憶を複製することに成功したようです。

また、脳につながれたスイッチを「ON」にすることで長期記憶を復元、「OFF」にすることで忘却させることが可能だったらしい。
ここからさらに忘却したラットに、エンコード(符号化)した記憶を再インストールするとこもできたというんだからスゴイ。
このデバイスをラットに繋いだ状態で学習を行ったところ、ラットの記憶能力を向上させることにも成功したということなんで、これはまさに電脳化に向けた第一歩ということになるんでしょうね。
電脳ネズミ!(お墓には花束を供えてやってください)

今後はサルで検証し、将来的には海馬を損傷した患者へ適応することを目指すようです。
脳卒中やアルツハイマーなどの脳疾患にとって画期的な方法になるだろうとのこと。
そういえば数年前に、脳にチップを埋め込んだサルがロボットアームをコントロールする技術は確立してましたよね。

このチップがいったいどういう形態のデバイスなのかが気になるところですが、これの天然有機タイプってのが仁先生の頭の中にある胎児状腫瘍に近しいのかもしれませんな。

2011年6月22日水曜日

歴史上もっとも多くの彫像をもつ実在の人物

それが仏陀ことゴータマ・シッダールタ。



津田です。



というわけで手塚治虫のブッダが中途半端にアニメ映画化されるなか、「仏陀再誕The REBIRTH of BUDDHA」を見る機会があったんだが、なんというか子安武人VS銀河万丈だったよ。
あれだ、宗教版二次創作って感じだ。
敵役の池…荒井東作は超能力的集団催眠能力で日本全土に巨大津波が押し寄せる幻覚を作り出したりするわけだが、なんかすごいね。
演説はショボイもののギレン閣下を思わせて大変おかしい。
また対する大…空野太陽は子安声の安っぽさ満載でする説教が、なるほどご自身のことをおっしゃっていらっしゃるんですねと吹き出さざるを得ない。
最終決戦は、ドームですよ!ドーム!(東京ドーム)。
そういえば劇中ではすでに東京スカイツリーがすでに完成してた気がする。
んで韓流歌手が歌ういいムードのエンディングテーマなんだがタイトルが「悟りにチャレンジ」。
初音ミクの法蓮華経や般若心経(実際ある)の方がありがたみがあるよ、とか思ったけど新興宗教がボカロに目をつける日も遠くないのかもしれないと思うとちょっと空恐ろしいものがある。
宗教ってすごいね、びっくりだね。

ブッダといえば漫画「聖☆おにいさん」の6巻をようやく読んだ。
すでにマンネリ感は否めないもののそれなりに面白く読み進めてたら第43話のハロウィンネタのラストで、キリストの父さん(鳩)のトリック・オア・トリートでむせた。
「水系の(トリック)」

リボルテック仏陀とかfigmaキリストがリリースされる日も、そう遠くはないような気がしまよね。

かみすらもしらぬ

2011年6月21日火曜日

タウン ライト ウィンドウ

新刊「Papa told me ~窓に灯りのともる頃~」が出てたんで買うてきた。



上舞です。



不定期連載になってから通巻ナンバリングしないんで買ってたかどうか不安になるよな。
表紙裏表紙をパッと見てすごく劣化した感が(特に裏表紙)あったんだけど、中身は安定。
まぁだんだんに等身が低く顔が丸くなっていく傾向が強いのは、ある程度しかたないとこなんだろうけど。
しかし……丸いな。おたふくみたいな作画もあるし。
ストーリー自体はもうファンタジーの域に達してるし、とても安定。
悪く言えばマンネリなんだろうけど、不定期になったことで忘れた頃に読めるというのがまた私にはちょうどいいくらいのスローペースなのかも。
試し読みがあるんで興味のある方はどうぞ。
http://www.s-manga.net/comics_new/cn_20110617_ch_quc_9784088656274_papa-told-me-madoni-akarino-tomorukoro.html
父娘モノといえば今やってるアニメ、[ C ](ノイタミナ枠)ってのがこっそり父娘VS兄妹モノになっててなかなか盛り上がってまいりました。
観念的経済バトルがメインかと思いきや、クトゥルフものだったでござるよ。
http://www.noitamina-control.jp/index_top.html今期意外な掘り出し物でしたか。
アセット(パートナー)との関係がちょっと武装神姫っぽいし。

『オープン・ディール』

即メゾフレーション:スコーチド・アース!

はさーん

2011年6月20日月曜日

黒ひげ危機一発

で助からないけど。



パイレーツ・オブ・北方ン



「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉」を観てきた。
むぅ、正直びみょ~だみょ。
迷ったけど3Dでなくてもいい感じだった。しかも3Dメガネが眼鏡着用者には優しくない仕様のものだったんで。
今後はよほどでなければ3Dじゃなくてもいいか(オーズvsあば将は3Dで観る気まんまんのくせに)。

さて、今回のストーリーはティム・パワーズの歴史ホラー・ファンタジー小説、「幻影の航海」がベースになってる。
それでハヤカワが推してたんだな。
まぁ映像は面白いとこもありましたよ。人魚いっぱい出てきたし。
あと見どころはスペイン海軍、ひでぇ。異教は破壊、みんな破壊です。
今後2作は作られるようなんで、もっとこうジャック・スパロウの変な活躍が見てみたいもの。
あ、キャプテン・ジャック・スパロウのね。
船も戻ってきたことだし。

3Dといえばスペースワールドのポップステラくらい飛び出る!ってやつをついつい期待しちゃうんだが、違うアプローチでの3Dがようやくその片鱗を垣間見せてくれたようです。

【初音ミク】3D映像のミクがテーブルから飛び出して踊るよ【fVisiOn】


くわしくはNICT ユニバーサルコミュニケーション研究所のHP:http://mmc.nict.go.jp/people/shun/fVisiOn/fVisiOn_j.htmlを参照してもらうとして、周囲から多人数で観察可能なテーブル型裸眼立体ディスプレイとはまさしくSFでは見飽きたガジェットではあるけどこうして現出する時代になったんだなぁと非常に感慨も深い。
しかも初音ミクだし。

今月末のS-Fマガジンも発売前から増刷という異常事態。
創刊以来最高の売り上げが見込めそうだし。

時代はミクから動いていく。
そんな未来も、いいじゃないか。

2011年6月19日日曜日

レッドスキンって

アメコミヒーローかよ!(グリーンランタンみたく)



上舞です。



つうわけで映画「赤ずきん」を観てきた。
出だし微妙な感じでどうなるんだコレ、と心配になったが意外と原典に準ずるところも多く、エログロ恋愛要素も思ったよりは控えめでしかもハッピーエンドだったよ。
人狼が村人の中にいるとわかってからはミステリな雰囲気も加味され、あーこれってゲームの「汝は人狼なりや?」からも影響を受けてるんじゃないかと思った。人狼ゲームやったことないけど。
まぁ北九州じゃコロナでしか上映してないってことからも評価が低い作品なんだろうけれど、私的にはそれなりの見どころがあってなかなか楽しめました。
雪に赤は映えるね(イメージシーン)。

ところで人猫だったらどうかニャー。
噛まれるだけで人猫になるんだったらそろそろ九尾になっててもおかしくないレベル。
にゃー。

以下ネタバレ。

2011年6月18日土曜日

日々のロボット

ロボットというものは人がそうではないように万能なのではない。



津田です。



九州職業能力開発大学校(九州ポリテクカレッジ、北九州市小倉南区)の学生らが、干潟に生息するカニの巣穴を遠隔操作で調べる「干潟航行観測ロボット」を開発。
14日に同区の曽根干潟で実証実験をしたようです。
カニは干潟生態系の頂点に位置するようで、生息状況調査から干潟全体の環境が推測可能。
実用化されれば大規模生態調査も見込めるとのこと。
従来は人がスコップなどを持って干潟に入るしかなく、危険なうえ調査範囲も限られていたらしい。
そういうとここそロボットの出番ですな。
まぁ実証実験中、車輪が泥に絡まって立ち往生する場面も、ということでまだまだ改良を加えてこれからの実用化を目指すんでしょうが。
干潟環境劣化がデータで裏付けられれば、水産資源回復のきっかけになるかもしれませんしね。

しかし、日本ではロボットを“実用化”ってとこまでこぎつけるには相当に高い壁が一部人々の心の中に存在しているようです。
東京電力が引き起こした福島原発事故現場にも、ようやく国産ロボットが投入さたようですが、当初「実戦経験がない」と信用されず、まず現場に入ったのは米国製だったのは記憶に新しいところ。
まぁとりあえず投入してみて失敗したら俺が責任取ってやるよっていう、いわゆる上の立場の人物が仕事しないってとこでしょうが無能なんだから致し方ないしその無能を放置してきた国民全員に責任があることは明白の事実。
こういってはなんですが、いい教訓になれば幸いと思います(でもならないんだろうな)。

そんななか大和ハウス工業が、東日本大地震で被災した地域で生活している高齢者への支援活動の一環として、岩手県・宮城県・福島県の高齢者向け施設(特別養護老人ホーム、仮設住宅に付設するサポート拠点など)に、セラピー用アザラシ型ロボット「パロ」50体を2年間無償で貸与すると発表。
さすがダイワマンの大和ハウス。
大和ハウス工業は、自立動作支援ロボットスーツHAL福祉用の総販売代理店ということもあり、今後も注目のSF企業ですな(違う違う)。

2011年6月17日金曜日

シュバー シュバ シュバ シュバー

うなーるエンージンンー



津田です。



北九州空港を本拠地とするご存じスターフライヤーが7月1日、福岡-羽田線に1日5往復で参入することが決まったようです。
気になるお値段は他社よりゃ安いがスカイマークよりはお高めってところ。
しかしながら、黒で統一された室内は全席革張りで座席間隔を広げた快適性を誇り、北九州・福岡どちらの空港でも利用できる「マルチエアポートチケット」など他社にないサービスはもちろん、なによりその見るものを魅了する漆黒の機体は、飛行機ファンならずとも一度は乗ってみたいと思わずにはいられないだろう。
市街地に近い福岡空港に舞い降りる、SFロゴも優美なこの漆黒の機体を、福岡市民にも是非味わってもらいたい。
http://www.starflyer.jp/

黒い機体といえば、自衛隊が偵察任務用に開発した無人小型偵察飛行機が話題になってましたね。



これ、地上回転移動可能なところに驚く。
ほとんどの部品は秋葉原で調達、約11万で作ったらしいからスゴい。
自律航行機能とかを付加させれば軍事用としてはけっこう恐ろしいものになりそうなんだが、なんか丸いってかわいいよな、ハロかよ!(あとゼロ軍曹)

最後に、エアバス社提唱の近未来旅客機コンセプトデザインの動画でも。
一部天井がスケルトン構造でちょっと怖い気もするけど、夜間の星空は美しいだろうなぁ。
まさにジェットストリームの世界か。



人類には常に空想の翼を広げ、空を、宇宙を目指していてもらいたいものです。

2011年6月16日木曜日

光を閉じ込めて

小さな部屋で 時を止め



上舞です。



北九州イノベーションギャラリーで2011年6月19日(日)まで、
「カメラの進化展~古き良き時代から現代まで~おもしろ写真スタジオ」
http://www.kigs.jp/kigs/kikakuten/kikakunow.html
という企画展をやってるようなので行ってきました。

カメラ誕生前史の光学機器としてカメラの語源ともなった「カメラ・オブスクラ」は、展示場外に実際に触って楽しめるものもあり、なるほど遠近感(パースペクティブ)正しくリアリズムに富んだ絵が描けるために発展していったというのはうなずけます。
だいたい時代順の展示なんで、大戦期に急速に発展していったように感じられることは、なんともモノ悲しいところも感じさせるなー。
粉砕じゃない方のバットもあったしマミヤもあったぞ(光画部)。

変わりカメラってのが面白くて、鳩カメラ(タイマーでの空撮。ブレブレだったようだ)とかローマの休日にも出たオイルライターに内蔵された隠しカメラ、夜間には専用マグネシウム閃光弾で撮影できるピストル型カメラとか、トランジスタラジオに内蔵された(なぜ?)カメラとか、バズーカみたいな射撃訓練用ガンカメラとかあってとても興味深かった。

そうそう、フィルムは入ってないものの実際操作出来るカメラも用意されていて、昔懐かしのデカいヤツとか二眼カメラ、カタカタ音が懐かしいハンディビデオとかバシバシ操作できるぞ。
ガイドさんが親切に教えてくれるのも嬉しい。

おもしろ写真スタジオの方はまぁちょっと微妙ながら、昔ながらの一分間ジッと我慢しての記念撮影は龍馬さん(パネル)との撮影なんでなにかとタイムリーか。
立っての撮影したんだけどすっごくブレてた。人として軸がブレているらしい。

あと、魚眼レンズカメラで撮った写真をキーホルダーに工作するものづくりミニ体験コーナー(有料)もあり、なかなかに頑張っていると思う。


見たものをほぼ見たままに他者へと伝達できる手段がここまで急速に身近になり、いまだ加速し続けている現代ですが、その潮流のただなかにいると普段は気がつきにくいものです。
しかしこうしてカメラの歴史をたどることで、人類だけが持つその能力の一端をあらためて感じ取ることができるのではないでしょうか。

2011年6月15日水曜日

これはSFですか?

はい、ライトノベルです



上舞です。



アニメ本放送は前季節で終わってて、第二期シリーズ「これはゾンビですか?地獄変(仮題)」の製作が発表されてるようだが、まぁ本筋は置いといて。

しゃべらないヒロインの言動を主人公が妄想する場面があるんだけど、各回ごとに異なる声優さんを起用しており面白かった。
面子は豪華に、
三石琴乃・かないみか・金田朋子・皆口裕子・こおろぎさとみ・丹下桜・松岡由貴・日高のり子
となっている。
うち7人は私でも知っているくらい。
来期は大谷育江とか小桜エツコとか出ないかなー。
んで、第13話(TV未放送)を見る機会に恵まれたんだが、なんと平野文が出ててびっくりした。
ご存命なら川上とも子さんも、とも思うにつけ遅ればせながらお悔やみ申し上げます。
天上ウテナ役が代表作になるんだろうけど、私的にはTLS2の七瀬かすみ役が印象深いですかね。

声優さんってすごいね、びっくりだね(それは君子)。

↓平野文は出ません


LOVEよりLIKEだねっ

2011年6月14日火曜日

もし高校野球の女子マネージャーがアルハザードの『ネクロノミコン』を読んだら

ああ!甲子園に!甲子園に!(以下判読不能)



津田です。



流行りモノに即便乗すげぇ!
リンク先は宗教関係なんで注意 http://www.irhpress.co.jp/detail/html/N0195.html
まぁ表現の自由が確保されてるのはいいんじゃないですかね。

パロディってったら最近アルソックのCMが流れるとつい反応してしまうんですがクッシーですよね。
綜合警備保障「安心戦隊ALSOK」:http://www.alsok.co.jp/sentai/




仮面ライダーオーズで変身ベルトの音声ってのにもびっくりしたけどね串田アキラさん。
迫力のパワーボイスボーカルは印象に残るなぁ。
新ガンダムのOPかEDでも歌わないかな!(無理だろ)

オーズって言やぁ夏の映画http://www.ooo-gokai.jp/、まさかの松平健さん演じる徳田新之助ことご存じ徳川吉宗役での出演の報には、度肝を抜かれましたね。



時代劇初の3D映画ってことでもあり、大スクリーンに飛び出す上様の暴れっぷりを堪能できるかと思うと今から胸熱ですな。

ところでタイトル「劇場版 仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダル」ですが、「エロ将軍と二十一人の愛妾」(こっちは徳川家斉だけど)のパロディだってうわさを小耳にはさみました。
たしかに「将軍と21の(コア)メ」までは一緒だし。
ほんまかいな。

話が二転三転したところで暗転即了。

2011年6月13日月曜日

ギネスで乾杯したいね

世界で初めて小惑星から物質を持ち帰った探査機」として、
小惑星探査機「はやぶさ」がギネス認定ですよ。



津田です。



はやぶさ地球帰還一周年記念のこの良き日に。
すでにJAXAに認定証も届いてるみたい。

NEC特設サイト「太陽系大航海時代の幕明け」:http://www.nec.co.jp/ad/cosmos/
では、帰還1周年企画を展開中。
「はやぶさ帰還1周年記念キャンペーン」:http://www.nec.co.jp/ad/hayabusa/
が開始されており、ビデオメッセージやツイッター上でも「はやぶさ帰還カウントダウン」(終了)など多数のコンテンツが用意されています。
「はやぶさ」帰還1周年記念Wプレゼントとかあるので、応募してみるのも(注:期間限定)。

持ち帰った星のかけらは今後、長い時間をかけて分析が進んでいくだろうし、新発見もあるに違いありません。
この「はやぶさ」以降の素晴らしいSF小説が生まれてくる日も、そう遠くはないと信じています(野尻さんとかに期待)。

「はやぶさ」の志は、まだまだ我々の心の中で飛翔してゆくのでしょう。

ところで、ギネスブックはアイルランドビールのギネスと由来が同じなんやね。
狩りの獲物のうち世界一速く飛べる鳥で議論になったおり、なかなか結論が出なかったため、もしこういう事柄を集めて載せた本があれば評判になるのではないか。
そうギネス醸造所の代表取締役が発想し、発行したのがギネスブック(ギネス・ワールド・レコーズ)というわけ。
最も速く飛ぶ鳥、そして地球上で最も高速な動物はハヤブサであるとの声が高いことからも、ギネスブック入りは約束されていたようなものだったのかもしれませんね。



行きつけの、というほども行ってないけどギネスが美味い雰囲気のいい店↓

小倉にただ一つの本格アイリッシュパブ Irish Pub Booties:http://irishpub-booties.net/

2011年6月12日日曜日

You are a general.

この世はすべてSFなんだ



上舞です。



大森望責任編集「NOVA3 書き下ろし日本SFコレクション」(河出文庫)に収録されてる、とり・みきの「SF大将特別編 万物理論[完全版]」が、今日まで河出書房新社のウェブサイトで無料公開されてましたね。
作品が今年の第42回星雲賞参考候補作に選ばれたことを記念する特別企画で、5月31日までの公開予定だったらしいんだけど、星雲賞の投票締め切り自体が延期したので同調したかたち。
……星雲賞、投票少ないんかいな。

内容は、イーガンの「万物理論」を下敷きに繰り広げられるSFマニアを大罪題材としたパロディ。
“SF”を定義できる理論を完成させた、といううわさを聞きつけるとこから始まるのだが、これを楽しめるようならようやくSFの初歩といったところか。

「SF大将」自体は第29回星雲賞コミック部門を受賞していることもあり欲しいんですが、いまだ縁がないなぁ。
コミック部門では今回「鋼の錬金術師」がノミネートされてるんでテッパンなんだろが。

星雲賞のお手本、世界SF大会参加者投票で決まるヒューゴー賞では、ショート・ストーリー部門、ノヴェレット部門、ノヴェラ部門、コミック部門などにノミネートされた作品を版元や著者がネット上で無料公開、投票権を持つ参加者に広く読んでもらう慣習があるらしいんだけど、星雲賞参考候補作を投票期間中に版元が無料公開するのは、おそらく今回が初めてとのこと(大森望さん談)。
今後、追随するところが出てくるといいのだけれどね。

“SF”が好きってのはもはや“スポーツ”が好きっていうのと表現的には同じようなもので、実際にプレイするのが、観賞するのが、応援するのが、メジャーなのが、マイナーなのが、個人競技が、団体競技が、陸上が、水中が、空中が、道具を使うものが、実際のスポーツを模したゲームがと好きといってもいったいどれが?というように多種多様な広がりを有しているのだ、“SF”というジャンルも。

あんたがSF!

わたしたちはようやく登りはじめたばかり
このはてしなく遠いSF坂をよ…

2011年6月11日土曜日

孤独のリプレイ

こういうの好きだなシンプルで
カードの味って男のコだよな



津田です。



「はやぶさ君の冒険」カードゲーム、まだ遊んだことなかったんでソロプレイしてみた。

←パッケージ。カード2枚分の大きさ。
カードの他にプレイシートとダイス1個、説明書が付属。


写真が不味いが、左側からアクションカード・トラブルカードの山、捨札置き場。
真ん中がトラブルカードとイオンエンジンカード置き場。
右が進み具合を示す航路カード・山札(イオンエンジンとトラブルカードで構成)。
という具合。

アクションカードは航路が進むにつれ3枚ずつ「捨札」へ加える。
プレイヤーに味方するこのアクションカードは、山札がなくなってから捨札をシャッフルして山札を作りなおす時点で、初めて投入されるのだ。
ただしこの時トラブルカードも加えられる。
なんでかなり頻繁にシャッフルすることとなり、そこが面倒といえば面倒かな。

山札から配られた手札4枚から、イオンエンジンカード(A~Dの4種)を同時に場に出し、A~Dの記号が同じ場合は無効で捨札。
かぶってなければ航路が進んだことになり、場に置いていく。
今回はソロプレイなんで、ダミープレイヤーとして山札から3枚引いて出す。
シャッフル不足か、かぶりまくりで思うように進まない。

場にイオンエンジンカードが8枚出る毎に、航路カードを一枚取り除いていく。
航路カードは8枚、うち2枚はミッションカード。


↑左:航路2で早くもリアクションホイール故障。恐ろしいことにあと2枚同カードが場に出ると即ゲームオーバー。

↑中央:航路3時点で「遠日点通過」「ビットエラー」が追加されるが、トラブルの中には航路が進めば取り除かれるものもある。

↑右:小惑星イトカワ到着。しかしここまでに「ミネルバ射出」「ターゲットマーカー」のアクションカードがなければ、サンプル採取ミッションはかなり絶望的。ダイスを振り難易度(サンプル採取は6)以上を出せば成功だが、今回は残念ながら失敗に終わった。

折り返し、目指せ地球帰還。

それでも帰りは結構順調に進んでいたのだが、目前の航路7に来てついにイオンエンジンAが停止!(左下)
イオンエンジンカードを場にまったく出せなかった場合は、トラブルカードが一枚ずつ捨札へ加えられていく。
先へ進めずもがくうちにトラブルは置き場からはみ出るくらい頻出、ついにエンジンDも停止してしまった。(中央下)
が、どうにかこうにか懐かしい地球へとたどり着いたのだ。(右下)

終盤の手に汗握る緊張感あふれるバランスは、史実を彷彿とさせますなぁ。

そしてここで奇跡が。

その名も「奇跡」と「ラストショット」を引いたぞジョジョー!!

まぁ難易度3なんで素でも3以上で成功なんですが、無事地球再突入を果たして、勝利となりました。
イトカワサンプル採取には失敗でしたが。

つうかダミープレイヤーはアクションカードを使わないのでより困難さを極めた感がありますな。
イトカワ到着前までにサンプル採取が有利になるアクションカードを保持しとかないといけないし。
次は4人でプレイしたいところ。

明後日、6月13日は「はやぶさ」帰還一周年。
その感慨を胸に、なかなか充実したソロプレイであったといえましょうか。



ラストの2枚……あれが効いたな