久々に毎週楽しみに観たドラマであった。
上舞です。
毎回毎回泣かせ過ぎな感は確かに否めなかったんだけど、私が俳優陣に嫌味を感じなかったせいか素直に楽しめましたよ最後まで。
形式的ではありましたが、ホワイトボードを使用したわかりやすい時間軸とタイムスリップ諸問題の解説もあったし。
おなじみマルチバースの概念を取り入れての時間軸線解説、バニシング・ツインや(おそらくは)DNAによらない遺伝の一端にも触れており、SFとしてもかなり楽しめるものであった。
南方仁先生が、迷いながらも目の前の現実に自分のできる力のすべてを使って(それにはほかの人の力を借りるということも含まれる)対処し、未来を変えていこうとする姿勢は、幕末の坂本龍馬と重なりやはり心動かされるものがある。
人は自分に無いものに感動するのだなぁ(爆)。
しかし最近多いのか私が目にする機会があるだけなのか、ためらいは持ちつつも正しいとされる歴史をより良いと思う方へ修正変化させ、実際最終現実がそうなるという作風をよく見る気がする。
それほどリアルがそういったフィクションを求めている証左なのかもしれん。
技術者系とか政治家系の南方仁先生、はやく23世紀あたりの未来からタイムスリップしてきてくれーっ!!