ロボットというものは人がそうではないように万能なのではない。
津田です。
九州職業能力開発大学校(九州ポリテクカレッジ、北九州市小倉南区)の学生らが、干潟に生息するカニの巣穴を遠隔操作で調べる「干潟航行観測ロボット」を開発。
14日に同区の曽根干潟で実証実験をしたようです。
カニは干潟生態系の頂点に位置するようで、生息状況調査から干潟全体の環境が推測可能。
実用化されれば大規模生態調査も見込めるとのこと。
従来は人がスコップなどを持って干潟に入るしかなく、危険なうえ調査範囲も限られていたらしい。
そういうとここそロボットの出番ですな。
まぁ実証実験中、車輪が泥に絡まって立ち往生する場面も、ということでまだまだ改良を加えてこれからの実用化を目指すんでしょうが。
干潟環境劣化がデータで裏付けられれば、水産資源回復のきっかけになるかもしれませんしね。
しかし、日本ではロボットを“実用化”ってとこまでこぎつけるには相当に高い壁が一部人々の心の中に存在しているようです。
東京電力が引き起こした福島原発事故現場にも、ようやく国産ロボットが投入さたようですが、当初「実戦経験がない」と信用されず、まず現場に入ったのは米国製だったのは記憶に新しいところ。
まぁとりあえず投入してみて失敗したら俺が責任取ってやるよっていう、いわゆる上の立場の人物が仕事しないってとこでしょうが無能なんだから致し方ないしその無能を放置してきた国民全員に責任があることは明白の事実。
こういってはなんですが、いい教訓になれば幸いと思います(でもならないんだろうな)。
そんななか大和ハウス工業が、東日本大地震で被災した地域で生活している高齢者への支援活動の一環として、岩手県・宮城県・福島県の高齢者向け施設(特別養護老人ホーム、仮設住宅に付設するサポート拠点など)に、セラピー用アザラシ型ロボット「パロ」50体を2年間無償で貸与すると発表。
さすがダイワマンの大和ハウス。
大和ハウス工業は、自立動作支援ロボットスーツHAL福祉用の総販売代理店ということもあり、今後も注目のSF企業ですな(違う違う)。