2011年7月7日木曜日

おれはX ミューターントー

銀の仮面は 赤く塗るー



津田です。



遅ればせながら「X-MEN: ファースト・ジェネレーション」を観てきたぜ。
高評価と聞いてた分、出だしの低速感に冷や冷やしたが、後半の盛り上がりは良かった。
実は映画X-MENシリーズはまともに見たことなくて、かつて枕崎さんから日本語版コミックを借りて何作か読んでる程度。
最初の映画化に際して、プロフェッサーX役は頭(頭髪)で選んだだろ!という笑い話が懐かしい。
原題がFirst Classなのにファースト・ジェネレーションにしてるあたり、ピカード艦長を念頭に置いてるんだろなーって思う。

今作では若きチャールズ・エグゼビア教授の“人の心と気持ちがわかる”嫌な人っぷりも堪能できるぞ。
つうかその足の設定はなんか前の設定とは違うような気がするけど、アメコミではよくあること。
気にしてはいけない。
それはそうと舞台はキューバ危機ですよ!ジジじゃないけど時事ネタ。
作中、ミュータント出現のファクターとして原子力おそらくは放射性物質による突然変異をその起因と位置付けている箇所も読み取れ、福島以降の我らとして見るのも感慨深くもあると言えよう。
蝶能力来い!(パピヨン様)
そうか、バンシーがなぜか笑いを誘うと思ったら、蝶野攻爵が念頭にあったからかもしれないな。

そうそう、ミュータントスカウトの時、ウルヴィーことローガンがチラッと出るので必見。ウルヴァリンのヒーリング・ファクターにはみんな憧れるよね(みんな禁止)。
帰ってからいろいろ調べてると、身体から赤い破壊光線を放つアレックス・サマーズ(ハヴォック)がスコット・サマーズ(サイクロップス)の弟にあたるとあって、あぁ歴史を積み重ねてきたシリーズなんだなーと目からビーム。
あと悪役チームがスーツ姿なんで悪好きにもオススメ。
この作品の後、チャールズはプロフェッサーXとして「恵まれし子らの学園」という若きミュータントの保護と育成のために寄宿制の学校を設立し、X-MENが誕生するわけだ。
新興宗教団体みたいなネーミングは置いといて。

まぁX-MENファンでも初心者でも楽しめる、良い映画であったと思います。必見ってわけでもないけど、観といて損はないかと。

最後になんとなく思い出した名言をひとつ。

Nearly all men can stand adversity, but if you want to test a man's character, give him power.

Abraham Lincoln