2011年6月12日日曜日

You are a general.

この世はすべてSFなんだ



上舞です。



大森望責任編集「NOVA3 書き下ろし日本SFコレクション」(河出文庫)に収録されてる、とり・みきの「SF大将特別編 万物理論[完全版]」が、今日まで河出書房新社のウェブサイトで無料公開されてましたね。
作品が今年の第42回星雲賞参考候補作に選ばれたことを記念する特別企画で、5月31日までの公開予定だったらしいんだけど、星雲賞の投票締め切り自体が延期したので同調したかたち。
……星雲賞、投票少ないんかいな。

内容は、イーガンの「万物理論」を下敷きに繰り広げられるSFマニアを大罪題材としたパロディ。
“SF”を定義できる理論を完成させた、といううわさを聞きつけるとこから始まるのだが、これを楽しめるようならようやくSFの初歩といったところか。

「SF大将」自体は第29回星雲賞コミック部門を受賞していることもあり欲しいんですが、いまだ縁がないなぁ。
コミック部門では今回「鋼の錬金術師」がノミネートされてるんでテッパンなんだろが。

星雲賞のお手本、世界SF大会参加者投票で決まるヒューゴー賞では、ショート・ストーリー部門、ノヴェレット部門、ノヴェラ部門、コミック部門などにノミネートされた作品を版元や著者がネット上で無料公開、投票権を持つ参加者に広く読んでもらう慣習があるらしいんだけど、星雲賞参考候補作を投票期間中に版元が無料公開するのは、おそらく今回が初めてとのこと(大森望さん談)。
今後、追随するところが出てくるといいのだけれどね。

“SF”が好きってのはもはや“スポーツ”が好きっていうのと表現的には同じようなもので、実際にプレイするのが、観賞するのが、応援するのが、メジャーなのが、マイナーなのが、個人競技が、団体競技が、陸上が、水中が、空中が、道具を使うものが、実際のスポーツを模したゲームがと好きといってもいったいどれが?というように多種多様な広がりを有しているのだ、“SF”というジャンルも。

あんたがSF!

わたしたちはようやく登りはじめたばかり
このはてしなく遠いSF坂をよ…