間違えた。
レイ・ブラッドベリさん、90歳のお誕生日おめでとうございます。
津田です。
今日22日に90歳の誕生日を迎えたブラッドベリさんですが、16日のロサンゼルス・タイムズとのインタビューでは有人月探査計画を打ち切り月面基地建設に消極的なオバマ大統領(政権も)ならびにデジタル書籍を痛烈に批判したようです。
曰く、
「月面基地を建設すれば火星にロケットを飛ばすことができ、人類は永遠に生き続けられるのに」
「アメリカの政府は大きくなりすぎた。革命が必要だ」
「携帯電話にインターネット、われわれの身の回りには電子機器が多すぎる。これらを駆逐していかなければならない」
わぁお、現役バリバリで素晴らしい!
また自著のデジタル書籍化の提案を拒絶したことも明らかにし、
「去年、デジタル書籍化のオファーを3度受けたんだが、ヤフー(Yahoo)にはこう言ってやったよ。
『いいかよく聞け、地獄に落ちろ』とね」
とまぁさすが「火星年代記」と「華氏451度」 の作者、ガン=カタもかくやという暴れっぷりで心地よいですな。
というわけでハヤカワの『火星年代記〔新版〕』を購入。
20世紀フォックスが映画化といううわさもあり、老いてなお盛んで喜ばしいかぎりですな。
限定豪華本のコンプリートエディション第一部を底本としているようで、筆者による新たな序文、2短編を加えたり差し替えがあったり、全体の年代を31年ずつ更新してみたりと結構違う。
読み比べてみるのも面白いだろう。
第二部(「その他の火星物語」)と第三部(筆者自身の未発表映画シナリオ2編)もそのうち訳されそうなので、もしかしたら映画化のタイミングで日本でも豪華版出るかもね。
日本では今、金星が注目されがちだけど、火星のことも忘れないであげてのぞみPLANET-B(うぅ・・・)
バーニング・マンダラー!(ハッピー・バースデーの意)