2010年7月18日日曜日

ゑ:ヱスパー異なもの知覚力

E・S・P!E・S・P!



ヱスパー北方。



エーテルの方を「ゑ」にすればよかったかな、後で差し替えるかも。
ともあれESP、Extra Sensory Perceptionは元来、超感覚的知覚のことであり、透視(クレヤボヤンス、千里眼等)、精神遠隔感応(テレパシー)、予知(プレコグニション)の3つの能力の総称である。
知覚能力に優れた者をさすんで光速エスパーとかエスパー魔美とかエスパー伊東とかポケモンの能力とかは本来誤用。
マミくんは特にこれらESP能力を苦手としているし。
しかしデヴィッド・クローネンバーグの映画「スキャナーズ」においてESPの一種とされるスキャン能力は、「神経細胞をかく乱するテレパシーの持ち主」とされ相手の神経系統と結合し行動や身体機能をコントロールすることが可能という能動的能力を付与したことで一気に攻撃能力をも併せ持つことに。
AKIRAや北斗の拳などに見られる頭部破裂シーンのビジュアルイメージはこの作品映像の影響下にあったとされているほど。さすが“グロ”ーネンバーグさすが。

あとネットスラングだとえエスパーの意味が正しく使用されていてなんか感心した。「パソコンが動きません!どうしたら良いですか!」→「俺、エスパーじゃないから」。

考えてみるとマミくんのESP能力の大半は、能動的に我々読者に「エスパー魔美」という物語を知覚させることに費やされていたのかもしれんね。
外挿法(エキストラポレーション)という、既知数値データを基に、そのデータ範囲の外側で予想される数値を求める統計手法は、SFの手法においては未来の外挿法ともいわれるように、ESP能力は使いようで即物的超物理能力よりも遥かに強力であると考えることができるだろう。

このことから、能力的には受身でも異なる感受性を侮ってはならないということ。

輝く強化服カッコいいぞ~
ぼく~らの~ ぼく~らの 光速エスパ~(東芝)