津田です。
かつて学友から借りて全く読み進められなかった「インテグラル・ツリー」(ラリイ・ニーヴン)を“書庫”から借りて、ようやく半分まで読み進めた。
うむ、面白いぞ!
構成が、
・惑星のゴールドブラットのラグランジュ2で500年以上待機し続けている播種ラム・シップ<紀律>号の(一種の)コンピューター側視点
・その惑星公転軌道全域にドーナツ型に安定して広がる<スモーク・リング>と呼ばれる濃密な大気層に浮遊して存在する“インテグラル・ツリー”という巨大な植物に定住してしまった<紀律>号の乗組員の子孫たち視点
が交互にくることを念頭に、人物のイメージがつかみにくくても我慢して読めば1/3くらいの点から馴染むようになってきた。
「地球の長い午後」も平行して再読中なんだけどこちらも2度目だけあってすごく理解しやすいし面白みが増してきている。
本を読む時期に早いも遅いも関係ない。その書物を読んだ瞬間から読んだことのある者の人生になるわけであるからだ。
死者から見ればたいした違いは無いのだ。
だからまだこうして生きている自分自身に対し、変化を促していけることは、なんとも喜ばしいことであるなぁ、つくづくそう感じずにはいられないのであった。
さぁ、続き続き。