2009年6月13日土曜日

技術と話術の融合

理系にも語学は必要だし、文系にも論理的思考は必要だ。



津田です。



で、行ってきましたよ「第49回西日本総合機械展」。

第35回ふくおか産業技術振興展、福岡ナノテクNOW2009、ロボット産業マッチングフェア北九州、アジア産業交流フェア2009が同時開催されているどちらかというと企業さん向けのイベントだったみたい。

興味を引かれたトコを紹介。

おなじみ安川電機のスマート・パル。

途中からですが見たことないデモンストレーションだったので良かった。

腰をグッと屈めてゴミ箱を持ち上げることも出来ます。

そして人間に指示してゴミ袋を取って来させる事も出来ます(笑)。

優秀だなぁパル!


写真はわかりにくいですが手術用鉗子ロボは北九州市立大国際環境工学部と産業医科大のグループが開発。

魚型ロボットの構造を応用した「硬いステンレスで柔らかくつかめる技術」だそうだ。



そして嵐の二宮くんがライバルという読み聞かせブック・リーダー・ロボット「二宮くん」。

銀色アルミニウムボディがクールだネ!

予想以上のスムーズな朗読にビックリ。

頭部のカメラで本の文字を画像認識して音声に変換、ちゃんと頭も動く。

横書きも読めるとのことなんで頭も左右に動くんだろうな。

カメラアイが人間のようにふたつあるのは何か意味があるのかと思ったが、ひとつはダミーでした。

あと残念ながら自動ページめくり台のボタンは人間が押してあげるのだが、そのうち自動化も可能だろうとのこと。

ていうかページをめくる機械も凄いよ。

最初「よしよんろくさんは・・・」と読んでいるのでいったい何のことかと思ったが、吉四六さんのことでした。

このことから一文字ずつ認識して呼んでいることが推測されますね。

もちろん初見でなので、単語登録などでちゃんと読むことも出来るとのこと。

これは初音ミクもうかうかしてらんない感じですよ。

ボランティアで読み聞かせをしていたという婦人が自分よりも上手だといっていたので、まぁ半分はお世辞だとしても現段階でかなりの能力を持っていることがうかがい知れるだろう。

若松区の早稲田大情報生産システム研究センターと北九州高専、中国・上海交通大が約1年半をかけて開発したものです。



写真は無いけど癒し系アザラシ型ペットロボ「パロ」もいました。

黒目がちの瞳はカメラっぽくなくダミーのようなのになんとなくこちらを認識して目で追っているような雰囲気があるなぁと思っていたのですが、音声認識センサーもさることながら、鼻の所に光センサーが内蔵されているためでもあるようですよ。

ロボットの感情は、やはり膨大な数のセンサー(感覚器)から、といったところでしょうか。

感覚が鈍いヒトは感情にも乏しいのかもな。



あと「機能性液晶フィルム」という電気により「透明⇔不透明(白濁)」を制御するプラスチックフィルムとかロボット以外でも見所は満載。

機会があれば、こういったイベントものぞいてみるもんですね。