2009年5月2日土曜日

リトルグッバイ

今思うとガンダムOOのダブルオーって(無限大)を意味していたのかもね(キン肉マンかよ!)。




上舞です。




2489年、人類は絶滅した。

こんな煽りで始まる川又千秋『宇宙船∞(メビウス)号の冒険』

ホントに最後の人間イーライン・メビウスが死亡するところから話は始まるのでゼーガペインもビックリデスよ。

じゃあ誰が主人公なのと言えばタイトルまんま「宇宙船メビウス号」が冒険するのである。

でもジェイムスン教授とか今アニメであってる人工知能搭載型コロニーではありません。(でもなんとなく外観は似てる気もする)

残された機械知性体たちは巨大恒星間宇宙船を建造して、帰るあてのない旅に出るのである。

「生命と知性の存在理由はなんだったのか、それが知りたかった」

この最後の人間イーライン・メビウスの遺言を果たすべく銀河を探求する物語!

泣かせるねぇ浪花節だねぇ(知らんけど)。


まぁそうはいってもイーライン・メビウスをはじめ選抜した48人の人間の再生情報を元に人間を再現する技術を持っていて、未知の惑星や珍しい現象に逢うつど再生された人間達が対処してるんだけどね。

続編というか外伝もあるけどこちらはファンタジー風味が強いですね。



なんというかオチは起源モノなんでアレですけど中篇くらいの分量で壮大な話を一気にまとめあげています。

印象深い作品のひとつです。




最後の場面は当時よくわからなかったことを憶えていて、花も恥らう初心なネンネだったのであるなぁと懐かしくも思い出されるのであった(笑)。