2011年5月3日火曜日

2011春期ゲーム合宿(後半)

今回の目玉、「新版:アーカムホラー完全日本語版」をプレイ。



津田です。




←割と大きめのテーブルに目いっぱい広がるボード。
このゲームを遊ぶための最高難易度は場所を確保することかと思われる。

カードもチップも種類が多い。
しかし把握してしまえばその苦労に見合うゴージャスな絶望と戦慄をプレイできることは間違いないだろう。
クトゥルフに興味があれば一度は遊んでみたいところ。
また資料的価値も高いし、実はソロプレイも可能だ。

今回は三人で、ルールを確かめ確かめつつやって約8時間ほどかかってしまった。

俺のキャラは↓ボブ・ジェンキンズ、販売外交員だ。
他のプレイヤーは私立探偵と学者さんだったかな。

←対する邪神は中では最弱といわれる“イグ”
だが目覚めるのが早く、ぐずぐずしていると次々異次元ゲートが開きモンスターが頻出。退治とゲート封印に忙殺されるうち正気と耐久がゴリゴリ削られていくという消耗戦に突入していったことで、長期戦になっちゃったのかも。
苦心して封印しては別ゲートが開きといういたちごっこに陥ってた感が。
しかしながら最後に三人で捨て身の異世界突入。
見事、3ゲート同時封印の荒業を持ってなんと邪神イグの復活を阻止しちゃったよ!
びっくりだよ。
恐怖レベルがマックスまでいったときはもうダメだと思いましたけどね。
俺も犬(協力者)がいなければ正気を保っていられませんでした。ゴメンね犬さん。

しかし毎ターンごとの神話フェイズで出現するモンスターが結構強力で難儀しました。
実はゲート内部は思ったほど凶悪ではないので(出目も良かったけど)、特殊アイテム「古の封印」(だっけ)があれば早めに異世界へ飛び込んでもいいのかも。

なにはともあれ復活阻止できたので良しとしましょう。
長時間のプレイ、お疲れ様でした~また是非やりたいですね。

・RED DRAGON RISING(S&T)
近未来、中華人民共和国がアメリカ同盟国に戦争を仕掛けたらという仮想設定の極東アジア近代戦シミュレーション。
雑誌の付録ながらコンパクトにまとまっていて、今まさにあり得るかもしれないすぐそこにある危機、ということで興味がわきます。

せっかくなんで中国でプレイ。
中国側から地図を眺めるとなるほど新しい発見がある。相手の立場に立って考えるということを物理的に可能にするというのは、実にこういったゲームならでは。
妙に感慨深いもので新鮮味があった。
さて、まぁそういっても中国。アメリカ日本連合艦隊は数値的に強烈だし、台湾の軍事力もバカにできない。かといって南沙諸島はちょっと遠いし空母も少ないし第二次朝鮮戦争勃発は泥沼化しそうだし(ルール上でも)。
なんでここは台湾を手中にすることをメインに動く。
相手のB-2での爆撃などもあり順調に艦船戦力を失う中華軍。もう潜水艦を含む全艦隊で総力戦だ!
と戦力を集結させているとイベントフェイズでまさかの日本国が戦線から撤退!!どうしたんだ、民主党のせいか。
たて続いて台湾軍も撤退。なんと台湾占領成功しちゃったよ。
戦力が激減して沖縄基地を失った米軍は、空母を含む犠牲を払いつつも増援にて体勢を整える。
一方中華軍は南沙諸島派遣軍を爆撃で失い、艦艇戦力の大半を失い台湾近海以外は紙のような防衛線。
ここで焦った中華軍はリスクが高いもののロシア軍への参戦を促すオプションを取る。
まぁ結果、極東戦線は世界規模の大戦へと拡大、このゲームの範疇を逸脱するのでこの戦略をとった中国側の敗北ということに相成りました。

しかし、非常に興味深くプレイできましたよ。
日本・台湾が撤退する中、東南アジア諸国やインド、チベットの参戦があったりと目まぐるしく変化する情勢は、正に現代そのものかもしれませんね。

結論:ロシアを出しちゃダメ。おそロシア。