2011年2月15日火曜日

Ocean -海洋の記憶-

われらは海でなければ生きられなかった。
だがわれわれはその環境世界を内包した。
わたしたちがわだつみをみつめるその器官からは、ときどき海が流れるという。



上舞です。



宇宙と書いて“そら”と読むのはトミノから。古来、ヤマトを例に挙げるまでもなく、宇宙は海にたとえられていたものです。
宇宙の海は俺の海。

海洋SFといって最初に思い起こされるのはご存じ、海底二万リーグをおいてほかにない。
最近でもポニョの父ちゃんが元ノーチラス号の乗組員って設定があって驚いた。
おそらく世界一有名なこの潜水艦の名の出自は、ナポレオンの要請で設計された黎明期の実用(といっても手動式だったようだが)潜水艦からである。
ノーチラス、つまりオウムガイの殻の隔壁構造とそれによる浮沈システムを参考にある潜水艦構想が、5億年前から進化していないとされる生命体と同様なのは面白いことだ。

私は泳げないせいか、アトランティスから来た男とかには憧れた。海中で息さえできれば海は好きなんだけどな。


あと海洋堂はすげぇなって思う。既成の枠に収まらない、まだ何が出てきてもおかしくないって思えるところがその名のとおり海洋と同様だなぁと思うわけで。

海は生命の源であり、豊富なエネルギー源に満ち溢れ、私たち人類はまだまだ海洋から学ぶべきことは多い。
もっと搾取しても大丈夫(メタンハイドレートとかさ)。宇宙の海へ船出するその時まで。

いで大船を乘出して  我は拾はん海の富
われは海の子(は軍歌)。