宇宙エレベーターも題材に取り入れたNHK恋愛SFドラマ「10年先も君に恋して」も終わりましたね。
上舞です。
オリジナル脚本の大森美香は福岡県築上郡築城町(現・築上町)出身らしい。
「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」の脚本もやった人だった(笑)なぜかこれは見てたんだよな。
アグネスプリンとか思い出す。
それはおいといて君恋の宇宙エレベーターのビジュアルイメージはさすがJESA宇宙エレベーター協会が全面協力だけあって説得力の高いものでした。
くわしくは協会のHP上の宇宙エレベーターとはを読んでもらうとして、日本ではアニメとかの影響で今だ地上からそびえ立つバベルタワーのごとき建造物なイメージが横行しすぎておるように思えます。
静止軌道衛星から伸びてくる糸(テザー)というイメージが本当はぴったりで、まさに蜘蛛の糸ですよね(不吉な例え)。
だから旧ソ連科学者の発案者であるアルツターノフの命名「天のケーブルカー」が一番しっくりくるのだ。
現状ではこの単純で明快な方式の宇宙エレベーターが一番技術的には難しいように感じられるので、極超音速スカイフックと呼ばれる宇宙エレベーターから大気圏内部分を取り除いたような構造のものを作るのが早道だと思う。
極端に縦長の人工衛星みたいなもんか。
かなり規模は小さく荷物の打ち上げ能力とかも少なくなるものの、どのロケットよりも安価で安全に宇宙への架け橋となりうるし、ケーブル下端は大気圏上高度100km付近になるみたいなんでサクッと行ければ地上への輸送手段ともなりえないかな、そりゃ無理か。
書きたくないけどこれって地上への高質量弾としての攻撃方法にもなりうるなぁ。
またオービタルリングシステムを小規模部分化したものであれば赤道上でなくとも建設できるので、それこそ地上輸送手段としても効率的なんじゃなかろうか。
イメージとしてはジェットコースターレールの最頂端が大気圏外にある感じ。下り側もある点がマスドライバーと異なる点。
おお、銀河鉄道的にも見えるじゃないか。
なんにせよ生きてるうちに宇宙から地球を見てみたいものですね。