2010年8月15日日曜日

神、だれを滅ぼし給うや

TV版邦題「宇宙の精神病院」、精神病院大好きだなスタトレ。



北方を北方のレベル3へ



まスタトレに限らずチャージマン研の「恐怖!精神病院」とかトランスフォーマー2010「クモの巣惑星」とかいろいろあるけどな。

この話の見所はアンドリア星人(おそらくアコムのむじんくんのモデル)やテラライト星人(豚に似た顔をしてる)、緑肌の女性とバリエーション豊かな異星人もさることながら、敵役のガースという事故と外科手術による後天的変身能力が備わった元宇宙連邦士官で、いずれ提督にとも目されていた優秀な航宙艦キャプテンだった人物だ。
この有能で英雄的人物の変心というテーマは好んで取り上げられているようで、それはおそらくそのままキャプテン・カークへのアンチテーゼ足りうるものだからだろうと思う。

エンタープライズ乗っ取りを企てるガースだが、独自の転送プロトコルにより阻まれる。
よりによって山・川式の合言葉が認証パスワードなところがおかしいといえばおかしいのだが、毎日のようにパスワードを意識しない日はないであろう現代人にとって笑えるかどうかは定かではない。

あと連邦アカデミー卒業行進に必ず使われるというボルトニアンスキーの<強き者に神の愛を>という曲、とあるんだが詳細不明。
他にも自宇宙船より高速の敵に対する標準戦術としてコクレーン減速というのが出てくるが、地球人初のワープ・ドライブ技術の発明者ゼフラム・コクレーンとの関係は不明。

また外見を変貌させるという発想は、のちに流動体生物としてのアイディアへと昇華されるのであろう。

じゃあ地球寄ってく?いーねー。
スコッティ、転送を頼む。
「キングを」と、スポックはにこりともせずに、「キングのレベル1へ」