未確認動物のことを日本では「謎の未確認動物」を意味する英語Unidentified Mysterious Animalの頭文字をとって 、UMA(ユーマ)と呼び、親しまれている(主にムー民らに)。
これは日本人による造語で、実吉達郎が1976年(昭和51年)当時の『SFマガジン』編集長の森優(後の超常現象研究家の南山宏)に未確認動物の呼称作成を依頼したところ、森優がUFO(Unidentified Flying Object)を参考に考案(でも本人は和製英語だとして用いなかったとか)、初出は 『UMA―謎の未確認動物』 (著:実吉達郎)であるらしいいつものwikiより。
このことから曖昧でとうてい正しいとは思えない呼称だとしてもそれなりに認知度が上がるともうそんなことはどうでもよくなり、それ自体の来歴がひとつの存在証明になってしまうこともある、ということ。
つまり信じるヤツがジャスティスであり真実の王者、夢を見続けることがいつのまにやら俺のファンタジィーになってしまい残念(チガウカ)。
ちなみに本家英語ではCryptid(クリプティッド?)と呼ばれ、これを研究する学問はCryptozoologyと呼ばれるらしい。
津田です。
上述の森優さんは『SFマガジン』2代目編集長で、世界初のSFの全集『世界SF全集』を完結(企画は福島正実)。
1970年には、早川書房の初の文庫本であるハヤカワSF文庫を創刊。
海外作家のスペース・オペラやヒロイック・ファンタジーなどのシリーズ作品、平井和正「ウルフガイ・シリーズ」など、娯楽性が高い作品を刊行。
福島さんの文学路線とは一線を画し、SFのエンタテインメント路線へと舵を切ったようですね。
従来からのSFマニアからは不評であったが、若年読者の間に圧倒的な支持を得た、とか。
なぁんだこの頃から軽さ志向であったのですねぇ。
ここでライト級なら今のラノベはさしずめモスキート級といった趣でしょうか。
硬軟取りそろえて、幅広い成熟したジャンルになりましたよねSFは。
そういえばベスト・ヒット・UMA(by田中啓文)といえばビッグフット(雪男)、ネッシー、ツチノコあたりでしょうかね。
最近ではエイリアン・ビッグ・キャット(A・B・C)が気になるところです。
クァールかニャ?