上舞です。
カーク船長ことジェイムズ・T・カークのミドルネームはタイベリアスであるが、小説版(Star Trek: The Motion Pictureのノヴェライズ版)表記は「ティベリウス」。
カークの祖父サミュエルがローマ皇帝ティベリウスにちなんで名づけたが、カーク本人はこれを良しとせず、自ら略すことが多い、とされている。
新しい映画「スター・トレック」ではタイベリアスだったし単に訳の表記の問題でしょうな。
でこの由来元ティベリウス・ユリウス・カエサルはローマ帝国第2代皇帝であり、イエス・キリストが世に出て刑死したときのローマ皇帝でもある。
イエスの言葉のカエサルとは直接的にはティベリウスを示すわけだね。
しかしビデオテープメディアをデジタル化するという不毛な作業をやってると(スタートレック含む)、その画質の荒さは携帯の画面でなら許されるくらいのレベルであり日々の映像技術の進歩に驚かされるのであるが、人間、いや生物の本質は変化のスピードがゆっくりしていってねであり、早々変わり映えするものではないなぁ、ニュータイプが理解されづらいのもある意味リアルだよなとか思ってみたり。
で映画スタートレック1~6+ジェネレーションズを飛び飛びに流してたんだけど、カーク提督、一作目はほんと空気読めないわがままさんに見えて辛いよなぁ。
カークはカーク、シャトナーはシャトナーなんだけどトレッキーやってれば否応なしにそこらへんの裏話が聞こえてくるんでなんともはやではある。
映画版は1をカークの現場復帰編。
2~4をカークの過去清算編。
5は新たな活躍の最後を描くつもりが第10回ゴールデンラズベリー賞(1989年)3部門受賞という惨劇編。
6でようやく世代交代を受け入れるべくクリンゴンとの和解に道筋をつけて現役より離脱。
ジェネレーションズでは、もう既に死んだ思われており隠遁生活同然であったのだが、再び宇宙を救い、その最期をピカードに看取られる。
という英雄カークの晩年記としてみるのも面白いだろう。
カーク船長役であったウィリアム・シャトナーもそろそろ80に差し掛かる。
先のバンクーバーオリンピックでは閉会式に登場、故郷への賛辞を述べたが、役者としてはもう厳しいよなぁ。
とか思ってると、2008年のアメリカ映画『ファンボーイズ』にウィリアム・シャトナーが本人役でちらっと出演してるようです。
日本でも2010年4月24日より公開、上映されたようですが全然知らんかった。
内容はスター・ウォーズファンを主軸にしたコメディ映画らしいんですが。
2010年5月12日よりTSUTAYAでDVD独占レンタル開始してるんで借りてもいいけど、NHK-BShi『スター・ウォーズ』全作放送連動企画で2010年7月19日にオンエア予定とのこと。
忘れなければこちらを録画するかな。
昔のアニメ作品はあまり劣化が気にならないので、「敵は海賊~猫たちの饗宴~」も早いとこデジタル化しよう。(コピーガードがかかっているかも、無理かな)