2010年6月3日木曜日

国先行方不明なれど人星路過たず

進む細道大いに輝ける小さき軌跡


津田です。


H2Aロケット17号機での「あかつき」打ち上げに相乗りしてた小型衛星3基が宇宙で行方不明でしたが、そのうちの一つ、鹿児島大学開発の大気水蒸気観測衛星(KSAT)「ハヤト」の電波を、1日午後9時前に同大がようやくとらえることに成功。

観測できるのはハヤトが鹿児島上空を通過する1晩4回各4分程度とあって捜索は難航したようです。

12夜にわたりアンテナ調整しながらハヤトを追跡、探し続けた発案者の西尾正則教授や学生らはホッとしていることでしょう。

ハヤトは設計通り25秒に1秒の割合で電波を発信しており、当初計画していた大気中水蒸気観測の準備を進めるとのこと。

他の衛星も早く見つかるといいですね。


一緒に上がったイカロスくんは順調のようで、明日にもセイルの一次展開に入るような感じ。

あかつきくんは、先達の「はやぶさ」と地球を介して距離的に同じになる地点を通過したのかな。


「はやぶさ」ももうすぐ帰ってくるし、話題の動画でも貼っておきますね。

しかしこれ、MikuMikuDanceで作られたとは思えないよな~

初音ミクがいなかったらこういうのが出来るのもまだ先の話だったんだろうなと思うと、技術の発展に萌えというかリビドーってのは重要なんだなぁ、と再認識するものであります。







そういえば4月末に米空軍が打ち上げた無人大気圏往還機X-37Bはまだ軌道上にいるようだけど、やっぱり非殺戮用偵察機って用途も見据えてるんだろうなぁ。


まぁ何にでもいえることだけれど、宇宙開発も

『焦らず、急がず、正確に』

(↑「はやぶさ」のツイートを持ってきました。元ネタは「さらば~」の斎藤の台詞「技師長!焦らず急いで正確にな!」だったですかね)

ですよね。

ていうか政治こそこれでやってくださいよまったく。