いくぞ若さで3杯目(ウィスキーをストレートで)北方。
コレダスクランブラーをようやく修理してもらった。
左後方ウィンカーステイが折れてたんだがどうやら社外品だったようでこれを機にノーマルに戻した。
なんだかんだでオリジナルが一番美しいのかな。
バイク漫画とかメカを操縦する系統の創作物によくある表現で「マシンと一体になる」とか「手足のように動く」とかの実感が最近になってようやく現れだしてきてあぁこれがそのことなんだなぁとか、思う。
原付でなに言ってんだとも思うが、一人前にパワー不足を感じてたりもして。
まぁ管理能力不足はわかっているのでこれ以上のマシンは今の自分には過ぎる。
とか修理が終わるのを店内で隼を観賞しつつ待っていたら、おっちゃんがバイクを購入していきましたよ。
DR-Zぽかったけど全然違うかも試練。
こちらの修理が終わった後、支払い時に店員さんがもっと大型のバイクは乗らないんですかと聞いてきた。
適当にお茶御濁しつつ話してたら一台のバイクを指して(何だったかは忘れた)、
「あれなんかもう、どこまででも走って行けそうな気分になれるんですよ」
と、キラキラ語った。
売り文句の常套句きたー。
とかその時は思った。
だがきっとその瞬間は、あるのだろう。
その時は間違いなくそのように感じられることが出来るのであろう。
未来の記憶が虚空に浮かぶ青い惑星を見つめるその時のように。
夕闇を岐路に着く愛車コレダスクランブラーはいつになく軽快に路を、流れゆくのだった。