2009年11月10日火曜日

はやぶさ2は「おおとり」って名前にすればいいのに

不吉なコトいうな



クズと呼ばれても北方。



地球の帰還が大ピンチ!

小惑星探査機「はやぶさ」のイオンエンジン異常で使用できるスラスタが1基に。

地球への帰還に黄信号ってレベルじゃねぇぞ。

宇宙航空研究開発機構JAXAによると、A~D4基のイオンエンジンのうちDの推力を維持する「中和器」という部品が劣化、自動停止していることが4日に判明。

4基中3基が休止、残る1基も推力が十分出ない状態で、地球帰還が危ぶまれている。

スラスタCのみで帰還する場合加速が足りなくなる恐れがあるため噴射時間を長くとる必要がある。

本来なら早めに加速を終わらせて地球からなるべく遠いうちに軌道修正する方が確実だが、ギリギリまで加速してからの軌道修正にはリスクが伴い再突入への難易度も上がるからだ。

他の方法としては今回の帰還は諦め新しい軌道を計算することも考慮できるが、すでにエンジン耐久年数超過運転のため再延期によってスラスタCまで停止の可能性は十分あり得るとのこと。

「はやぶさ」は2003年打ち上げ直後トラブルでAを、2007年4月にも中和器劣化でBを休止。

第2期軌道変換実施中の「はやぶさ」現在位置は地球から直線距離で約1億6000万km。

また、後継機「はやぶさ2」は目標とする小惑星との位置関係により2014年に打上げの必要がある。

そのため来年度よりの本格的開発が必要なのだが、先日発表の概算要求では「はやぶさ2」予算は計上されていない。

JAXAは独立行政法人なので独自判断で予算配分も原則可能だが、「はやぶさ」帰還ならずということになればそれも危うい。

不況続きで何でも予算は削減のご時世ではありますが、宇宙開発は有用だということを明確なビジョンを持った計画的なミッションで今まで以上に世に知らしめなくてはと思いますよ。