2009年3月1日日曜日

結局、生き残ったのは死体だけだった

byレンブラント・ファン・レイン『ヨアン・デイマン博士の解剖学講義』(妄想)

上舞です。

おおぅ、神林のような表題ですな。


そうそう、4月5日から世界名作劇場シリーズ通算第26作、復活後第3作として『こんにちは アン 〜Before Green Gables』が全39話(3クール)で放映されるそうですよ。

主人公アン・シャーリーが両親を失い、マシュウとマリラの兄妹に引き取られるまでの11年間の物語とか。

小説「赤毛のアン」誕生100周年とアニメ「赤毛のアン」放映30周年の記念しての作品のようです。

さて、前置きが長くなりましたが、本日の蔵書はこれ、『アフターマン』です。

高校時代、図書館で何度か読んだなぁ。リードスティルトが表紙の奴ね。

禁帯出だったので借りられませんでしたよ。

5000万年後、人類が消えた地球で動物がどのように進化するだろうか、という著者ドゥーガル・ディクソンの妄想考察が大判のイラスト入りで紹介されたもの。

『鼻行類』(ハラルト・シュテュンプケ(名義))、『平行植物』(レオ・レオーニ(スイミーの人だ))の二冊とあわせて生物系三大奇書とも言われてるようです。

そのうち入手してみたいですね。

NHKみんなのうたでアフターマンの歌とかもありましたね~特にどうということはない歌ですが。

ディクソンはこのあと、6500万年前大絶滅が回避された世界を想定した『新恐竜』、

現生人類が絶滅せず進化、種分化した生物を考察した『マンアフターマン』

などを著しています。

『マンアフターマン』の存在は最近初めて知ったんですが、その様相はそんじょそこらのエイリアンも裸足で逃げ出すほどの強烈なインパクトを放っています。

再販されないわけだ。

しかし『フューチャー・イズ・ワイルド』を見たときアフターマンみたいな企画だなぁとみてると・・・


ま・た・お・ま・え・か

ドゥーガル・ディクソンその人が著者でしたよ。

専門家チームとの合作らしいですが、そのしつこさっていうかホントに好きなんだなぁとあきれるやら感心するやら(賞賛)。

今度は500万年後から2億年後の世界を考えてみたよ、見てください!(シャクティ・カリン風に)みたいな。

うん、すごくスケールアップしてるし。凄い人だなドゥーガル・ディクソン。

しつこさって大事ですよね、大成する条件として。


『フューチャー・イズ・ワイルド』は日本でも2004年にNHKで放映され、CGで驚きの未来生物たちを描き出していました。

しかし1990年にパペットやモデルアニメを駆使し全てアナログ特撮の迫力ある映像化『アフターマン』の方が驚くべき労作といえるでしょう。


ま、なんといっても語感がいいよね、


アフターマン



あと楽しげで怪しげな生物がたくさんなサイトを発見したのでメモっときます。

古世界の住人

http://www.geocities.co.jp/NatureLand/5218/