なんか違う。
ライダー北方
そのむかし、レッツアンドゴーだろって言ったらアンドじゃなくてエンドですって訂正された、小学生に。
それは置いといて、観てきましたよ。
オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー
レイトだったこともあってか大きなおともだちしかいねぇ。
・かえってくるライダー:今回最大の見どころは39年ぶりの主演となる1号の映画だというふれこみ。まぁ主演っていうにしては電王パートがもっさりと感じられたりで出ずっぱりというわけではなかった。にしても1号・2号・V3の声がオリジナルだった意味は大きい。あぁ、かえってきたって感慨は深い。
・怪人のうた:また怪人たちの存在も半端なかった。特にブラック将軍・ジェネラルシャドウあたりが光った。アクションの切れがすごくいい。なんか見たことあると思ったらブラック将軍役はあの超脇役として有名な5万回斬られた男だったよ。ショッカー首領も声は懐かしの納谷悟朗、衰えは隠せないものの好演、ショッカー首領としてはおそらく最後かと思えて熱いものがある。
・悪魔のショッカー:考えてみるに昔のショッカーとか悪役はすごく怖い。なんでかってそれは純粋に悪だからであろう。今みたいに生温くはない、悪人にもそれなりの理由があってなんて生易しいもんじゃない。相対的ではなく本当に絶対的な悪がそこにはあった。だからこそ畏怖し恐怖するのであろう。
・ぼくらの仮面ライダー:だからこそ正義もありえる。正義とは貧弱でか弱い。しかしそれに味方するものを心描くとき、そこにはヒーローの姿がよみがえる、いつでも。
↓クウガあんま出なかったんでつい食玩クウガメダルをリぺ。なかなかいい。
・仮面ライダー数えうた:でもさ、しかし多いなライダー!改めて。ラスト近く、歴代ライダーが名乗りを上げての登場シーンは大勢のエキストラのみなさんが声をそろえて叫ぶわけだが、もうテンションはクライマックス。否が応でも盛り上がるというもの。このエキストラは出てみたかったよなー。
・オー!ショッカー:そうそう、最近思うのは子役がとても上手いってこと。この映画のもう一つの主役が少年仮面ライダー隊の子供たち。ホントに巧い。親子で楽しめるこういった点は、歴史のしっかりとした手ごたえを感じさせる。とある白衣のショッカー科学者(アニソンキング)にはサプライズゲストが扮しているのでお見逃しなく。
・ライダーアクション:戦闘シーンはさすがに全員分とはいかないがメジャーどこはかなり楽しめるだろう。話題になってたキカイダー・キカイダー01・イナズマン・ズバットはぽっと出てきただけで、個人的にはディケイドの世界を越える能力と絡ませての登場を期待したんだけどそれは妄想で補完。“あの”決め台詞もしっかり出てくるんで満足度は高い快傑。
パンフは買う価値があると思う。
・たたかえ!サイクロン:しかし現役ライダーオーズは物語の中心にはいるんだけど、こういう映画ではなんか存在が弱いのは否めない。まそれは次の映画でってことなんだろうし、こういう先輩ライダーを立てるオーズだからこそこの記念すべき映画も成り立ったとは考えられるので好感持てるよ。
ラスボス戦も冷静に考えれば流れは読めるんだが、やっぱりおおっとなったし、どうやって倒すんだコレ……と単純に楽しめた。単純だなぁ自分。
・ロンリー仮面ライダー:孤独に闘ってきた仮面ライダー。今でも実際闘うときは人間だれに限らず一人きりである。ただ、本当に苦しいとき。乗り越えられるのはきっと味方がいるからだ。人間には味方がいることを君たちは知っている。それはライダーも同様だったからこそ、ここまで存在し続けているのだ。
・レッツゴー!!ライダーキック:エンディング曲はまぁ……必要悪ってことで。敵の力をも利用して闘う、実にらしいじゃないか。
・仮面ライダーのうた:嵐とともにやってきた嵐の男はその怒りを正義のマスクに隠し、悪を蹴散らし今日もまた走りゆくのであった。
仮面ライダー本郷猛は改造人間である。
彼を改造したショッカーは、世界制覇を企む悪の秘密結社である。
仮面ライダーは、人間の自由の為にショッカーと戦うのだ!