2011年3月4日金曜日

これがアンドロイド携帯、か

不気味の谷のジェミノイドで有名なロボット工学者石黒浩教授。
研究開発中だったヒト型ケータイ端末の研究成果発表が行われたらしいですよ。



流星のジェミノイド北方



もう現代のマッドサイエンティストっていってもいいんじゃないかな(いい意味で)。
人の存在を伝達する携帯型遠隔操作アンドロイド、その名も「エルフォイド」ですが…ぱっと見意味が分からないくらいすごい。理解に苦しむところは天才のやることなんだなぁと実に腑に落ちる。
形状のインパクトが何とも言い難くさせてる要因の一つではあるけど、最近のアニメで似たようなの見た気がすると思ったらマクロスFに出てきたのランカの携帯電話に近いよ。
マクロスFではランカの他にこの柔らか携帯端末を持っているのか未確認だし、ただ柔らかいだけで操作インターフェイスが斬新なだけなのかもしれんが、もしかすると概念的にもニアかもしれん。

エルフォイドの特徴。
外見は乳白色の疑似人型、っつうかクリオネっぽ。手足にあたる先がしゅっと細くなっていて天使型といっても……そりゃないか。
大きさは折り畳み型形態を広げたくらいだけど、人型としての厚みがあるので結構大きく感じちゃうかも。
素材はウレタンゲル(人肌ゲル)で、触った感じはぷよっとしてるらしい。
カメラ、マイク、温度センサ、加速度センサ内蔵、通信規格はドコモのFOMAを採用とか。
人間の顔を認識、人間の口の動きに合わせてエルフォイドの口も動く仕様。
さらにボディがくねくねと動いたりして、触覚情報も伝えるという従来型ではありえなかった画期的デバイス。ゲーム機コントローラーの振動機能と意味合いは近しいかな。

本当に製品化されるかどうかはともかく、こういったまったく新しい試みには心躍らせられるものがあります。
ハードウェア開発にあと4年くらいかかる見通しらしいですが、単なるトイとして受け入れられるか携帯の一ジャンルを築けるのか、楽しみでありますな。