2010年10月12日火曜日

日本沈ぼ・・・つしてNEEEEEEEE!!!

先日日曜にTBSでやってた2006年版「日本沈没」が録画されてたんで見た。



津田です。



なんたって一番ビックリしたのが日本が(壊滅的な大打撃を受けてはいるものの)沈没せずに、阻止しちゃうって展開。
そらないわーとかまず思わざるを得なかったよ。小松左京がよく許したよな。
し、しかも最後の爆薬の起爆装置投入はほとんど草薙特攻、いいのかコレ。
核がNGとはいえN2爆薬っーのも樋口監督がエヴァに加わってたからってちょっちねー。

まそれでも見所として地球深部探査船「ちきゅう」をはじめとした日本が誇るメカニックの数々の活躍を楽しむことができるので、一度は見てもいいんじゃないかな。
田所博士んとこでは猫も見れるし。
あといろいろ著名なゲストが多数出演しとる。

さて映画は置いといて、沈みゆく日本列島から国民を海外避難させるD計画のDはディアスポラ。
「撒き散らされたもの」という意味のギリシャ語に由来する言葉で、もっぱらユダヤ人集団のことをさす。
「果しなき流れの果に」中の一エピソードとして国土を失った未来の日本人達が新天地を宇宙に求めて進出してゆく姿が描かれていることからもわかるように、第二部以降の展開を宇宙へと考えていたようである。
小松さんは年代からいっても“日本人”という集団の幻想をやはり案じており、大切に思っているのだとわかる。
考えるに日本人なんてのははおかしな人種でありこの豊かな国土無しには形成し得なかった民族性であるともいえよう。
俺は個人的に日本人ってのは人種じゃないと考えており、それは既に概念の一種だと思っている。
俺は日本人かなって考える時、ただ日本という場所にたまたま住んでいるだけじゃないのかなとも思うのである。
つまり様々な環境においてヒトは変わりうるのであるし、例えば日本人のみならずモンゴロイド種を全て一瞬に絶滅させたとしても、他のヒト種の中から日本人的な要素を持った種が必ず立ち現れるような気が何故かするのだ。
他人種の中にもある日本人的要素は一種制限された状態に置かれていると表現してもいい。
だから日本沈没を憂う必要はない、ただ日本以外全部沈没を避けるべく、ヒトは宇宙へ進出しなければならないということを常に念頭においていさえすれば。