2010年10月20日水曜日

The tale of the tail

ピーターラビットとワナビー



上舞です。



下関市立美術館で24日までやってる「ビクトリアス・ポター展」に行ってきましたよ。

日本ではキューピーのCMとかでおなじみピーターラビットは大貫妙子の歌とかPapatoldmeで知世ちゃんが真似してたなってくらいしか知らなかったんで事前に映画「ミス・ポター」で予習をとも思ったんだが結局まだ未見。

で今、関門トンネルが点検工事中で通れない代わりに関門橋が150円で渡れるのでなんとなくお得。
あっという間に通り過ぎちゃうけどたまには橋もいいよね。←あまり見ない下関側から。うむ、よくわからんな。

で下関市立美術館。なかなかいい感じのところですが空飛ぶペガサスと人の像が目を引く。
  うん、凄くシュール。
そして入り口前には素敵な庭園のミニチュア版がお出迎え、なかなかに心憎い演出だことよ。
  
←わかりにくいけど目つきの悪いうさぎと子うさぎ。Cat Shit Oneか。

さてポター展、幼少の頃からその観察眼とありのままに見たままに描く才能が遺憾なく発揮されていたことがよくわかるスケッチの数々、身近な動植物、キノコ類や自然の風景が細密に生き生きと写し撮られている様子は、これは本当に才能であり本能的に苦もなく出来たレベルなんだなぁと実感された。
対象物が本当に好きでその美を感じる心がありかつ、正確な写実と博物学的探究心をもった卓越したデッサン力に裏打ちされた絵本作家、ポターの豊かな感性に触れることができるまたとないよい機会になりましたよ。

しかし関係者相関図の中にコナン・ドイルがいておおっと思ったけど、私家版「ピーター・ラビット」を買ったぜ!(キリッ)ってことらしい、ドイル・・・。
まぁホームズ先生が評価していても全然おかしくはない感じであるのだけれどね。

リンゴ酒を作るイラストは子供向けには相応しくないんで差し替えましょうという出版社との経緯なども見られ、当時から色々あったんだなぁと思ってみたり。
展示物はイラストが主なんで小振りのものが大半とはいえ、なかなかに充実した展覧会でありました。

  
首を絞めている(ように見える)イラストの葉書があればよかったのに。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ファイル:Tale_of_peter_rabbit_12.jpg