“上海される”北方。
いろんな盗作問題が出てるようですが対応が面白かったり。
まぁ上海ってーと「魔都」。
上海とか香港とか台湾とか枕にくるとゲゲボツアーと入れたくなる一時期ローディストでぃ。
上海サーバーとかもあったよなゼーガ。
最近では、アニメノチカラ枠「閃光のナイトレイド」が1931年の上海および上海租界を舞台としている。
丁寧にも「これまでの歴史認識に対して新しい解釈を試みようとするものではない」という注意書きが入ってるのは各方面への配慮だろう。
オーソドックスな超能力モノだが普通に面白いと思う。ツリ目テレパスいるし。カタコト上海娘はミクの中の人だし。
そんなことはさておき、上海っていったらこれ、
『上海トレーダー』。
Panther Games(日本の発売元はホビージャパン)から出ていたボードゲーム。
プレイヤーはイギリス、フランス、アメリカ、白ロシア、ドイツ、日本各国の国際交易商人となって魔都上海で荒稼ぎ、革命が起こる前に生きてこの地を脱出するというゲーム(まぁ脱出は難しい)。
地図(ボード)は四つ折の紙製、紙幣デザインが・・・。
商人は交易場や倉庫・工場を所有し利益を上げ、他の商人を契約者を使って陥れる。
法に触れることを行っている私企業や公的機関でも犯罪に関わっている部分をラケットといい、このカードを所有すれば個々に特典が付き特別な契約者を雇うことが可能にもなる。
リド・ナイトクラブの園遊会、ルーレット・ルーブル、革命記念パーティー、ピクニックレースの華やかな(強制)イベントがある一方、共同租界外地域へ移動する場合には常に旧市街へ“上海される”→何らかのよこしまな目的のために誘拐される、という危険性も孕んでいる。
しかし特別な契約者を雇うため危険を顧みず自ら旧市街のファンタン(番灘)賭博、娼館、党(トン)の恐怖、阿片窟へ赴くものもあろう(阿片窟はハズレだが)。
脱出時も、手持ち金は革命政府に違法紙幣とみなされるため全て失うので、あらかじめ国際銀行口座に預金が必要だし、飛行場には他プレイヤーが雇った暗殺者が待ち構えてもいることだろう。
“利益が上がるかぎり、戦争も政治も関係ない”都市であった上海。
第三世界に対する典型的な西洋の搾取を扱ったゲームとしてデザインされたこの『上海トレーダー』。
プレイすることでより歴史的理解が深まるのかもしれないこの名作ゲーム、
借りっぱなしでごめんなさいごめんなさいごめんなさい、本当にスミマセンA氏。
いつから借りてるんだこれ。
今度ちゃんと返しに行きます。
もうおわかりだろうが、上海、実際には行ったことないよ(香港はあるけど)。
“上海されてみる?”(チガウカ)