3D北方。
というわけでうわさの「アバター」をやっと観賞することができましたよ。
なにが凄いって目が全然疲れないのが地味に凄い、3Dなのに。
飛び出るというよりは奥行き感といったシステムのようで、その自然な立体感はともすれば3Dであることを忘れさせてしまうほど(目が慣れるから)。
冒頭の宇宙船とか木製型惑星とか見るとこの技術で「さよならジュピター」をとか思うがそんなのは多分自分ひとりだろうな。
まぁ2001年とかスタートレックとかを3Dで見たいとは誰しも思うところであろうか。
アルファ・ケンタウリ太陽系の衛星パンドラの生物層などドゥーガル・ディクソン的にも楽しめる要素は満載だ。
俳優的にはシガニー若くみえたな。ヘリのネェちゃんがかっこいいなぁと思ったんだがバイオハザードでも似た感じの役をやってた気がする。名脇役といった感じか。
そうそう、ナヴィヒロインは新ウフーラ役の人だったんだがさすがにわかりませんよ。
SF考証もさりげなくなされているので好印象。
設定やガジェットに目新しいものは全く無く、小説・漫画・アニメ・ゲームで馴染み深いものばかりだが、「ほら、映画でもここまで凄く表現できますよ、みんなこんなの好きでしょ見たいでしょ」という当たらない方がおかしい豪華詰め合わせ盛りだくさんの寿司盛。
架空言語、巨人族、触手状感覚器、光る肌、光の森の生物層、ウォーカーマシーンやアーマードトルーパー的なパワードスーツタイプロボット、飛行石っぽい鉱物、天空に浮く巨石群、ドラゴンライダー、もちろんタイトルの遠隔操作型探査生体アバターなど枚挙に暇がない。
3時間たっぷり、ゆっくりしていってね!!!といった趣である。
しかしパンドラが地獄だなんてまぁ元マリーン大佐ならそうなのかも、ヘルズ・ゲートってのは笑うところかな。
パンドラの価値は鉱物資源でも情報ネットワーク資源でもなく、観光だなぁと思った。
3Dなんで映画館で観る価値があると言い切ってもよいだろう。
Blu-ray Disc版とかには3D眼鏡が付属するのかなぁ。
え、ストーリー?
ナニソレ。