2009年4月20日月曜日

訃報:英SF作家 J・G・バラード死去

津田です。


世界を美しく破滅させた「破滅三部作」、『沈んだ世界』『燃える世界』『結晶世界』で認識していました。

『結晶世界』は1970年第1回星雲賞海外長編賞を受賞していたんですね。

世間的には自伝的小説『太陽の帝国』(スティーヴン・スピルバーグが映画化)で知られているのでしょうか。

これを機に、というのも変な話ですが『太陽の帝国』、観てみようと思います。

実はこの時代の上海にはちょっと引っかかるものがあったので。


2009年4月19日朝、がんの長期闘病の末、逝去。享年78歳。


謹んでお悔やみ申し上げます。

津田・北方・上舞



今月のSFマガジン5月号ではバリントン・J・ベイリーとトマス・M・ディッシュのふたつの追悼特集があったばかりだというのに。

そういえばディッシュはなにか読んだ気がしたので探したら『プリズナー』でした。

イギリスの連続テレビドラマ「プリズナーNo.6」のノベライズですね。

といっても展開は異なるようですが。映像観たいけど観れてないなぁ。

あっ、1970年第1回星雲賞映画演劇部門は「プリズナーNo.6」ですよ。


SFが日本に根付きだしてから、まだまだ半世紀そこそこなんですよね。

形を変えつつも、これからもますます素晴らしいものになっていくであろうことを、俺は疑いません。


未来は素晴らしいぞ!