津田です。
デヴィッド・クローネンバーグ監督の『裸のランチ』を観たことがあるんですが、ウィリアム・S・バロウズの原作を忠実に映画化したものではなく、バロウズ自身の伝記的性質の映画だとどこかで見知った覚えがあります。
とはいえかなり誇張と脚色やデフォルメが効いているんだろうなぁと思って調べるにつれ、実物の方がはるかにフィクション調でまさに小説より奇なりってことがわかりましたよバロウズ(ハンス・ウルリッヒ・ルーデルほどではないかもしれませんが)。
「ウィリアム・テルごっこをして妻を過って射殺する」が有名なエピソードでしょうか。
先だって亡くなったJ・G・バラードにしてバロウズ作品を「理想的なSF」と言わしめるくらいなので相当な人だったのだろうということがうかがえます。
『裸のランチ』の本は福家書店で手に取ったことはあるのですが、さすがに難解というか敷居が高い感じがしたので購入には至っていません。
が、そのうちいつかは。
フィリップ・K・ディック著『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』の映画タイトルは、まんまバロウズ著『ブレードランナー』から語感がいいからという理由でつけれれたようだしかっこいいなぁバロウズでもお友達にはなりたくないタイプ。
映画『裸のランチ』のグロ、ナンセンス部分はなんとなく田中啓文さんの作風を思わせる雰囲気を感じた(地口はないが)。
タイプライター、キモッ!(でもちょっと哀れ)
まぁ狂気になったニュースから思い出したんで。
では~
『おぼえていないときもある』